仮面ライダーW 第49話感想




 ペットショップで店員ともめている翔太郎。
どうも店員が「レジェンドデリシャスゴールデン缶」の入荷日を間違って翔太郎に教えたようで
言った言わないの話になっているようです。

猫ちゃんは亜樹子ちゃんの作った餌を与えられずに済んでいるのでしょう。

そこにサンタちゃんが現れて代替品の提案をして場を収めています。
ちなみにサンタちゃんは店長みたいです。


店員は不服そうに、「誰なんですかあの人」とサンタちゃんに聞いています。
「左翔太郎、どんな危機でも救ってくれる、この街の顔さ。」
と答えるサンタちゃん。

随分評価が高いようなので
探偵業も好調なのでしょう。
高そうな猫缶を買えるのも納得です。


そして店でその話を聞いていたチビッ子が
翔太郎をチェックしています。


前回の戦いから1年経過しているようで
風都タワーももう再建されています。
折角作り直したのですからパワーアップさせたい所ですが
前のと特に違いが無さそうです。

ところで工期はともかく
予算が良く組めたものです。

保険でしょうか。
それとも前に第二風都タワーを議員が建てようとしていたので
普通の風都タワーも公共の建物と思われますが
もしかしてどこかの相続税とかがガッポリ入りましたか。


翔太郎はフィリップの事を思い出し「合わせる顔が無い」と考えています。
若菜の見舞いに行った時に
「命の恩人のつもり?それとも来人の差し金?」と聞かれ
冷たくされたり、
街の危機が終わる気配がないのを気にしています。

あと翔太郎はフィリップの気配を感じているそうです。
ところで何でペットショップから事務所に戻る間に
海岸やら山みたいな場所に立ち寄りますか。



 そんな訳の分からないルートで帰宅する翔太郎を
ペットショップに居合わせたチビッ子が尾行していたようです。

翔太郎がチビッ子に気付き声をかけると
チビッ子は「姉さんを取り戻してくれる?」と聞いてきます。


亜樹子ちゃんが依頼をまとめてポイントを復唱していますが
チビッ子の姉は3日前から行方不明で警察からも連絡が無いそうです。

「僕姉さんがいないとなんにも出来ないんです。」
と得意げに話すチビッ子を見て
翔太郎はコーヒーを噴射。

親御さんは何をされているのかと言う感じで
謝礼の予算が気になります。

一人で耐え抜くハードボイルドを布教しようとする翔太郎に
「それって良い事なんですか?
 第一完全な人間はいないって言うじゃないですか。
 僕は子供でまだ半人前だし、人に頼るのは当然ですよ。」
とチビッ子は反論。

確かに子供のへボイ判断力で問題を悪化させるよりは
大人に助けてもらった方が良いと思いますが
図々しいのが問題なのでしょう。
もう少し賢い子供なら、謙虚な態度で大人を上手く利用します。

翔太郎は「あーもう耐えられねえ」とか叫び
チビッ子を調査に同行させます。

一応親御さんに一声かけてから連れて行かないと
誘拐っぽくなりませんか。



 翔太郎達は情報屋から
チビッ子の姉の高校が悪いグループと関わっていると聞きます。
悪いグループ「EXE」はガイアメモリを売買し、
ボスはエナジーと呼ばれているそうです。

翔太郎はキーワードをフィリップに検索させようとしますが
女子高生から「フィリップ君海外留学から帰ってきたの?」と聞かれて
「つい癖で」と答えています。

そして悪いグループの溜まり場に
小学生を連れて行く翔太郎。

依頼人を危険に晒していますが
更に悪いグループの人が翔太郎達を出迎えます。

「子供の癖にメモリの取引なんかしやがって、
 お仕置きだぜ。」
と翔太郎が声をかけると
「お仕置きするならこいつからだろ。」
と捕まっているチビッ子の姉を見せます。

いきなりの訪問の筈ですが、
悪いグループは翔太郎達に驚いたりせず
余裕のある態度で対応しています。


そしてメモリ売買はチビッ子の姉が始めたのだそうです。
「一度偶然見つけた物を売ったら凄い値段で売れて。」
と弁解している姉ですが
拾った物を警察に届けずに売るのがまず駄目ですし、
売る相手の選定にしても、
普通の古道具屋なら
子供から物買う時は親の許可取りますし
最初から盗品を売りさばくルートを持っていると思われます。

このチビッ子の姉はかなりのワルです。


「俺達はミュージアムを継ぐ者。偉大なカリスマも居る!
 今は街で静かにしているあの人を迎える為に
 俺達は残りのメモリをかき集めるのさ。
 再起動の日は近い。」
と言っている悪いグループ。

メモリ集めている割に売ってもいますが
要るメモリと要らないメモリがあるのでしょうか。

とりあえず、グループの一人がアノマロカリスのメモリで変身。
翔太郎もチビッ子を退かして仮面ライダージョーカーに変身します。

仮面ライダージョーカーは敵の撃って来た弾を蹴って跳ね返し、
普通に殴ったりライダーパンチしたりでぶっ飛ばし、
チビッ子に「姉さんを追うぞ」と声を掛けます。

敵が出て来ても小学生を連れて行くようです。
チビッ子は普通にそれを拒否。
何も知りたくないし、したくない、
あなたみたいに強くないと言って逃走。

翔太郎はチビッ子を追いかけて捕まえ、
自分も本当は強く無く、一人では何もできないが
無理やり一人で踏ん張っているだけだと話します。

「それがハードボイルド?分かんないよ。」と言うチビッ子。
翔太郎はチビッ子に先に事務所に戻るように言い、
一人で調査に出ます。

近くに悪いグループがいそうなので
事務所または家まで送って行った方が良いのではないでしょうか。



 翔太郎が駆けつけた病院では刑事達が何かにビックリしています。
若菜が変身せずに怪人の力を使って医者やら警察官やら倒して
どっか行きそうな感じになっています。

そこに照井も合流し
照井と翔太郎で若菜を追跡。

若菜は何故か建物の屋上へ行ったようで
パワーが足りないとか言っています。

照井が若菜に待てと言うと
「お断りよ、私は再起動し、この汚れた街を浄化する。」と発言。

照井はこの街は汚れていないとし
そう思うのは若菜の心が歪んでいるからだと指摘し
アクセルに変身。

しかし翔太郎が若菜の前に立ち、
攻撃してくるアクセルに待つよう言います。

「今彼女を傷つけたら、フィリップは何の為に命を投げ出したんだ。」
と翔太郎が喋ったため
若菜は驚いてどう言う事かと聞いてきます。

フィリップが若菜を守る為に最後の力を振り絞って
地球の中に消えたと答える翔太郎。

それを聞いた若菜は泣いて緑色の粒粒になって消えてしまいます。

フィリップが消えたのを秘密にしなければ
大勢のお巡りさんが殴られなくて済んだ感じです。



 事務所に戻った翔太郎は
中からフィリップの声が聞こえたので大喜びで部屋の奥を見に行きます。

実際に喋っていたのはフロッグポッドだったようです。
亜樹子ちゃんは
チビッ子にフィリップの話をしていて
フロッグポッドに残っていた声を再生させていたとして
慌てて翔太郎に謝り、
スリッパを差し出して「どうかこれ、これで一発」と
自分を殴るよう言います。

しかし翔太郎は凹んだまま奥の部屋に行ってしまいます。

「はは、何だ。相棒がいなくなってメソメソしてるなんてカッコ悪。
 僕の事偉そうに言えないじゃないか。
 だって外国に行ったぐらいで。」
と、自分の持っている情報を整理しながら悪態をつくチビッ子。

「あれ嘘。本当はこの世から消えちゃったの。」
と亜樹子ちゃんは翔太郎のダメージ度合いを説明。


チビッ子は痩せ我慢がハードボイルドだと合点したタイミングで
姉の携帯からのメールを受け取ります。
メールの発信は姉の携帯のようですが
「EXE・探偵には見せるな」と言う件名で
アジトに来るよう書かれています。

警察に見せても大丈夫と言う事でしょうか。



 若菜は森に行ってシュラウドに会っているようです。
若菜を見るなり「それで何を望むの」と聞くシュラウド。
ちなみに今回は黒い服ではなく、薄茶色の衣装です。

若菜は再起動と自分なりのガイアインパクトを望んでいるそうです。
「あなたの知りたい答えは地球の本棚にある。」
と答えるシュラウドに
素直に協力するのが意外だとコメントする若菜。

「家族だもの、若菜、あなたが思うようにするといいわ。
 あなた、今いくわ。」

とシュラウドは若菜の膝の上に倒れ込み
ついに多分熱射病で死亡。

残暑が厳しいのでご注意ください。



 チビッ子は一人で悪いグループのアジトに行き、
「僕はあなた達なんか怖くありません、姉さんを返して下さい。」と発言し
「痩せ我慢にしろいい度胸じゃねえか」と悪いグループに言われてビクッとしてます。

悪いグループは
弟が痛い目に遭う前に
メモリの場所を言うように
姉に言います。

姉はチビッ子に謝り、
チビッ子の鞄の裏に縫い付けたメモリを取り出します。

メモリを確認し、
「オーシャン、レアだよなこれ。」と喜んでいる悪いグループ。
その隙に姉はチビッ子を連れて逃走。

グループの一人がよりによってアレに変身して追いかけますが
それ逃げる側のスピードがアップする弊害もありそうです。



 チビッ子達が悪いグループに囲まれ、
怪人も追い付きそうになった所で
ハードボイルダーがアレを撥ねます。

翔太郎達はチビッ子に取り付けた発信機で
居場所が分かったみたいです。

翔太郎は一人で頑張ったチビッ子を褒め、
ジョーカーに変身。

更に照井も来て
変身せず悪いグループを倒していきます。


そしてアレは触りたくないのか
キックで倒すジョーカー。

残った悪いグループの人達がまた変身しそうになりますが
照井とジョーカーがそれを阻止。
「出番が無かったな、エナジーさんよ。」と
ジョーカーが最後の1人をダウンさせメモリを踏み潰します。

そして照井が後始末を申し出、
翔太郎はチビッ子らを連れて帰ります。
ちなみに悪いグループが使おうとしていたのは
エナジーでなくエッジのメモリだったみたいです。

どうもボタン押さないと見分けにくいみたいで
ガイアメモリの表示に問題がある気がします。



 帰宅途中の翔太郎達の前に
ペットショップの店員が近寄ってきて
「偉そうに、何が街の顔だよ。」と因縁をつけ
エナジーのメモリを使用します。

ペットショップの店員は翔太郎の居場所をどうやって知ったのでしょうか。
教えたのサンタちゃんですか。

店員が何かを飛ばしてきたため、
翔太郎はチビッ子達を庇って被弾しダウン。

そこに照井も合流し、翔太郎を見てびっくりしています。

店員は
「誰も知らない、俺がこの街で一番強い事を。
 エグゼの真のヘッドだと言う事を!ハハハハハ!」
と余計な事を言いながら歩いて帰ろうとします。


何か色んな人に犯行現場やら顔やら見られていますが
今迄よく誰にも知られなかった物です。


ダウンした翔太郎ですが立ち上がり、
エクストリームのメモリに弾が刺さっているのが分かります。

「はっはーん。」と納得しかかった翔太郎ですが、
話がおかしい事に気付きます。

するとエクストリームのメモリからフィリップが出現。
フィリップが言うには、一年前に若菜が「ガイアインパクト」と称して
体をくれたのだそうです。
変な意味じゃなく

若菜の体は緑色の粒粒になり、代わりにエクストリームメモリが出来たようです。
そして真っ白い背景の空間で倒れいてるフィリップに若菜が声を掛けます。
「来人、私の体をあなたにあげる。
 あなたの相棒の泣き顔、見てられなかったんですもの。
 人類の未来の為に地球を変えるのは園咲の使命。
 でも一番ふさわしいのは私じゃない。
 誰よりも優しいあなたよ来人。」

フィリップは自分がどうやって地球を変えるのか
疑問に思っていますが
冴子さんも現れて答えはそのうち見つかるとし、
とりあえずこれからも風都を守るよう言われたり、
当主に「私達は地球に選ばれた家族だからね、この星の中からお前を見守っているよ。」
と言われたり、
フィリップが皆の近くに行こうとすると
シュラウドに止められたりします。

園咲家の皆はややカジュアルな格好になり
フィリップに別れを告げて仲良く消滅。


フィリップは体を復元しながら翔太郎を見ていたそうで
翔太郎が気配を感じていたのは正解だったようです。

フィリップはチビッ子にも声をかけ、頑張った事を褒めて
仲間になれるかも知れないとヨイショしています。

子供にしては理論派っぽいですし
尾行も出来るしで
確かに適性ありそうです。


翔太郎は狂喜してフィリップに抱き付きに行ったりで
全然ハードボイルドじゃないと言われてしまいます。

全員大喜びしている所で
店員が無視すんなと怒りだします。

無視されている間に攻撃したりしません。

翔太郎はダブルドライバーも持っていたようで
当人たちにとっては久し振りにWへ変身。

Wは色んなフォームになり
一方的に店員を攻撃して行き
メモリブレイクしてから
「お前の罪を数えろ」と決めています。

店員には
しばらく数える余裕が無いのではないでしょうか。


そう言えば博物館は再建されないのか
気になりながらの最終回でした。






※当サイトのライダーのレビューも
 Wが最後な予定でございます。

 すっきりしたラストを迎える作品で一区切りつけられたのはラッキーだと思います。
 もっともメモリは残っていますし財団Xもいますし、いろんな謎も残っていて
 その気になれば続編が作れそうです。
 
 特に亜樹子ちゃんのママとか見てみたいです。
 
 

 そして当サイトの今後の予定は
 戦隊はゴセイジャー終了まで、
 ただしアナログ放送が前倒し終了になったらそこまで
 という感じになると思います。

 ついでに連絡事項です。
 現在使用中のisweb無料サーバーがサービス終了らしいので
 適当な所を見つけて移転もする予定です。

 移転先が決まりましたらアナウンスいたしますので
 あとチョットですが、よろしくお願いいたします。

 レンタル掲示板の引きの悪さから言って
 移転先もまた終了の予感がしますが。