第32話


 巨大な毬藻のような物質から緑色の粒子を放出させ、戦闘員に浴びせているミイラっぽいの。
毬藻のような物質についている目が開くと同時に戦闘員達は消滅してしまいます。
ミイラっぽいのは敵の女の子2人組を呼びつけ、毬藻のような物質で地上を襲うよう指示を出しますが
特に呼ばれていない敵っぽい人が突然現れ、誰の許可も得ず女の子達からウーザフォンを回収して魔法力を再取得。
ちなみにミイラっぽいのは特に注意とかしません。
根回しとかしてあったのでしょうか。


 作物を持って家に戻るレッド以外のマジレンジャー達。
イエローが結局手伝ってしまったと腐っているので、
ブルーが農場は大切な収入源だからとフォロー。
ピンクのモデル代は家計には貢献していないようです。

ピンクが葱の虫食いに気付いて嫌がっていると、グリーンは無農薬だからと
得意げに非加熱かつ泥つきのサツマイモを齧って見せます。
グリーンは変わった消化酵素を飼っていそうです。
そこにレッドが腹を立たせながら帰宅。
サッカーの試合で交代させられた事が不服らしく、兄弟達に愚痴を聞いてもらっています。

そんなレッドに強くなれと声を掛けるグリーン。
脈絡の無い発言に説明を求めるレッドやピンク。
どうやらパパが言っていた事を真似て言っただけのようです。
子供の頃のグリーンは野球の試合前日にレギュラーを外されて
今回のレッドのようにパパの前で野球を止めるとか言った所、
パパに強くなれと言われたのだそうです。

グリーンが小学生の頃取った行動を、高校生のレッドが取っているあたり何か不安を覚えます。
そしてその話を聞いて特訓をして強くなろうと決意するレッドですが、グリーンによるとパパの言葉の意味はどうも違うようです。
小学生の頃のグリーンが理解した話を高校生のレッドが理解していない風な事について戦慄を覚えます。


 一般市民に毬藻の胞子をかけている蝙蝠のような女性。
そこに変身せず走って駆けつけるマジレンジャー達。
レッドが変身していないのを多分忘れて蝙蝠のような女性に1人突進。
蝙蝠のような女性が胞子をレッドにかけようとしますが、グリーンが気付いてレッドを庇い代わりに浴びてしまいます。
アオカビみたいなものが体に生えてしまったグリーンに駆け寄ろうとするマジレンジャー達ですが、そこに遅れて金が登場。
スタート地点はマジレンジャー達とほぼ同一なはずですが、
変身してきた分だけ遅かったのでしょうか。
変身していないマジレンジャー達の移動手段が気になります。

マジレンジャー達を制止し変身するように指示。
そしてグリーンには魔法をかけて何か処置を施します。
ただ、カビはついたままですので根本的な解決ではないようです。

金が言うには毬藻のような物質が目を開けたらアウトなようで、その前に毬藻を破壊しないとならないようです。
そして敵っぽい人も登場。
レジェンドマジレンジャーと戦いたくて来たようですが、カビたグリーンを見て諦めたようです。
姿を消した敵を追おうとするレッドですが、金がそれを止めてグリーンを連れて門の鍵の女性の所へ行くよう指示。
敵がもう居ないのでわざわざ止めてやらなくても、それ程時間は食わないと思います。


 魔法部屋で門の鍵の女性に胞子を付けさせない魔法をかけてもらうマジレンジャー。
門の鍵の女性の出現率が高くなっていますが、さり気なく住み着くのでしょうか。
金と門の鍵の女性は被害を食い止めに出てゆき、マジレンジャー達は毬藻の始末に出動します。
レッドはカビたグリーンに強い新魔法をゲットして敵を倒すと言っていますが
カビを消す魔法の方が実生活にも応用できて良さそうです。
いずれにしても取らぬ狸の皮算用ですが。

そして適当な海岸に行って敵を呼び出すマジレンジャー達。
敵っぽい人も「5人揃わぬお前達に興味は無い。」と言いながらも登場してくれます。
マジレンジャーを無視して毬藻を持ったまま地底に引っ込んでいれば確実に1人減らせたのですが、そう言った事はしません。親切です。

レジェンドマジレンジャーになる一同ですが、敵っぽい人にダメージすら与えられずあっという間にやられてしまいます。
レッドが何か出ろとか言いながら適当に魔法を使いますが、やはり適当な炎しか出ず反撃を食らってしまいます。

どうやらレジェンド状態だと使える魔法がまた違うようで、現状では手数が不足しています。
今まで貰った色々な魔法がかなり勿体無いです。


 魔法部屋で寝ているカビたグリーン。
ちなみに猫が濡らしたタオルを絞ってグリーンの額に乗せています。
水を嫌わない猫のようです。
カビたグリーンは夢の中でパパの言葉を思い出し、まだ出来る事があると考えて起き上がります。
これで庭に出しっ放しの筈の野菜の回収とかだったら笑います。

マジレンジャー達はレジェンドフォームも解け、レッドがトドメを刺されそうになりますが
グリーンの魔法で伸びた蔦がそれを妨害、レッドは難を逃れます。
カビたグリーンは妙に長い木の枝を杖代わりに此処まで来たような感じです。
普通に歩くより大変そうですが、どうもカビたグリーンは皆の応援に来た様で、
木の枝を取っ手に魔法で植物を集合させ旗を作り出し、
パパの話の続きを聞かせたりしています。
大事なのは心の強さだそうで、グリーンも試合に出られなくても
一所懸命チームを応援し皆の力になったそうです。

カビたグリーンの応援でマジレンジャー達がパワーアップ。レジェンドフォームに戻ります。
恥ずかしくて早く止めさせたい一心かも知れません。
今度は敵っぽい人を圧倒、敵っぽい人も今までの攻撃とは違うと評価しています。
そしてレジェンドフィニッシュを食らう敵っぽい人、その際毬藻が破壊されグリーンを始めカビた人々が元通りになります。

そしてグリーンも参加し巨大化戦に突入。
ウルカイザーがかなり久し振りです。
そしてそのウルカイザーですが、暗黒魔導斬りとファイヤートルネードのぶつけ合いで負けてしまっています。
しかもマジレンジャー達に新しい魔法が与えられてピンチ。
ちなみにグリーンが体を張ってパパの言葉を伝えに来た勇気のご褒美だそうで
鉢巻と木の枝装備にカビた顔を気にしない勇気ではないようです。

スクリューカリバーファイヤークラッシュという新技でウルカイザーを転がすマジレジェンドですが、
あと一歩と言う所で一同は苦しみだしてしまいます。

何が起こったか分からないマジレンジャー達のために
ミイラっぽいのが登場、自分が強化した毬藻を打ち込んだと種明かしをしてくれます。

マジレジェンドのトドメを刺す様促すミイラっぽいのですが、
ウルカイザーは逆に魔法でマジレジェンドのカビを消してしまいます。
ウルカイザーが戦いに水を差したとミイラっぽいのを批難すると、ミイラっぽいのは怒りながらも退散。
親切でやった事なのですから、もう少しやんわりと注意した方がいいです。

そしてマジレンジャー達に強くなれと言って去るウルカイザー。
それがパパと同じ言葉だったので一同驚いてしまいます。

敵の基地では敵っぽい人に異変が起き、何か空のようなビジョンが浮かんだようです。
久し振りに動き回ったからかも知れませんが、
ミイラっぽいのはその症状に心当たりがある様子。
それよりレッドあたりが今回のパパの話を真に受けて応援の練習とか始めないか不安です。