第20話


 魔法部屋でジュースを飲みながらマッタリしているマジレンジャー。
無駄にクルクルしたストローを使って飲んでいるのですが、来客でもないのにそんなツールを使用して面倒だとか思わないのでしょうか。
あと自分はああいうの使用した事が無いのですが、吸い込む時に使うパワーは普通のストローと同じなのでしょうか。

ジュースを貰っていない猫は暇なのか、唐突にレッドを指名して自分を持つように呼びかけます。
猫の入ったランプはレッドが持ち上げると銃の形に変形。
マジランプバスターと言うそうで、敵を倒す為にこの銃を使いこなして欲しいそうです。
ところで何故レッドを指名してきたのかは謎です。
ちなみにうちの猫は皆で足を出すと一番チーズ臭がする人に寄って行きます。

ランプを擦って魔法力を込めると弾が出るとの事で早速試してみるレッド。
しかし弾は出ずどうやらランプの中で力が暴発しているようです。
これはこれで武器になると思います、主に猫に対してですが。


 敵基地ではミイラっぽいのが昔封印された怪人を解放していました。
今回からは日替わりの敵も喋るようになりました。
しかし一体ずつ出てくる体制については相変わらずのようです。
今回の怪人はグレムリンという事で悪戯が好きなのだそうで、
握手した自分の手を外して見せたりして女の子二人組を驚かせたりしています。
ていうか他人の手がもげた事に対して驚く女の子二人組、親切な上に優しいのではないでしょうか。


 ミイラっぽいのから「災いを招くとインクが溜まるペン」を渡された怪人は
一般市民を事故に遭わせたりしています。
歩道橋を歩いている女性を捕まえて歩道橋から逆さ吊りにして
通行車両がそれを避けようとして電柱に激突。

この時点でペンにインクが結構溜まるのですが、もう少し足りないということで
電線を切断して車の近くに落として車を爆発させてます。
電線を切る時に怪人自体が感電のリスクがあるのと、
放っておいても保険が降りないとかで「災い」が降りかかるのが目に見えていますので
最後の作業は何となく不要な気がします。

そして溜まったインクで地面に図形を描いている怪人。
ミイラっぽいのから貰ったペンはインクが滲まず書き味滑らかでアスファルトでもスイスイ。
ただインクが少々出すぎなキライがあります。乾くまで少々かかりそうです。
そこにマジレンジャーが登場。
レッドがマジパンチで怪人に殴りかかりますが、怪人は地中に潜る能力がある為
怪人には当たらずに背にしていたドラム缶にヒット。
野ざらしのドラム缶ですが可燃物が詰まっていたとしか思えない大爆発を引き起こします。

危険物取り扱い主任、あとで事情聴取です。

そして地中を潜ったり空を飛んだりしてマジレンジャーを翻弄しつつ、
自分を追いかけてくるよう仕向ける怪人。
鉄骨を落とす罠を仕込んでいたようですが、
突然現れた蛙乗せガラス片の反射光で怯んだマジレンジャーは
怪人が設定したポイントまで到達しなかった為難を逃れます。

あと怪人の攻撃力より鉄骨の方が脅威という事で宜しいでしょうか。


 魔法部屋に戻るマジレンジャー。
草から今回からの敵「冥獣人」について教えられています。
相変わらず情報が後出しです。
そして先程レッドの試し撃ちでダウンしていた猫も復活、敵の戦力が上がっているとの事で
マジレンジャーが魔法力の使い方を勉強する必要があると考えているようです。
そして猫はピンクが持ち帰ったヒカル君と名づけられた蛙を見て驚いている様子です。
命の恩人だから飼育するというピンク、ちゃんと世話をするのでしょうか。

そして話の輪に入っていなかったブルーの占いでは怪人の落書きが他にもあると出ています。
落書きの図形に見覚えがあるが思い出せずに困っていると、水晶球の上に蛙が飛び乗ってきます。
パニクるブルーに草が水の入ったグラスを勧めたりしています。
どうやって水を汲んだのかとかあまり気にしてはいけない気がします。
しかしそのグラスの中にも帰るがダイブ。
蛙はブルーの額に張り付き、ブルーは完全に我を失って魔法でその辺を水撃してしまいます。

その甲斐あってか蛙をリリースしようとしているブルーは誰からの制止も受けてません。
ブルーは帰ろうとしますが蛙に呼び止められているような気がするようです。
そして蛙に自分が蛙嫌いな理由を説明しだすブルー。
どうも弟の悪戯が原因のようです。
そんなブルーに蛙からテレパシーでキスしてケロとか送られてきます。
好きになれなければキスは出来ないとお断りするブルー。

目撃者がない事を祈ります。


 そしてまた怪人が出現しているようです。
そこにマジレンジャー登場。ブルーが水で書きかけの落書きを洗い流します。
ブルーは蛙を追い払おうとして枝で地面を突付いた軌跡を見て
今回の落書きが魔導陣の図形であると気付き、怪人の出現ポイントを予測したようです。
それにしても水で流れたインク、雨の日は使用不可ですので
梅雨時にこの作戦を実行したのは少々問題があります。

そして今回の落書きで魔導陣が完成したら中に居た人をミイラっぽいのの魔法で全滅させると予定を話す怪人。
作戦がばれた所でマジレンジャーを倒して再度落書きを書き直せば良いそうです。
しかしばれている以上に詳細を教えている怪人、根は親切なのでしょう。

そしてマジレンジャー相手に本格的に攻撃を仕掛ける怪人。
ブルーが妙にファイト溢れていて皆が倒れている中で一人で攻撃を仕掛けたりしますが、
逆に相手の攻撃を食らって変身解除、怪人にトドメを刺されそうになります。
そこにさっき捨てた蛙登場。
顔に蛙が止まった怪人は怯んで後退、いまいましげに蛙を掴んで地面に捨てます。

「え、ヒカル?」とピンクは瞬時に蛙を個体識別。
ピンク、何気に蛙博士です。
そしてブルーは蛙が助けてくれた事でキスする気になったようです。
怪人がブルーに攻撃を仕掛けてきますが、キスの効果で蛙が元の姿に戻り反撃。
蛙だった人物は天空聖者サンジェルと名乗ります。
何でも裏切り者の天空聖者と相打ち気味に蛙になる魔法をかけられ、
その魔法は青の魔法使いのキスでなければ解けなかったそうです。

これは憶測に過ぎませんが、
青の魔法使いがもし野郎だったら別の色を指定してきたと思います。

そして蛙だった人物は敵の魔導陣を作る作戦に気付いたブルーを誉め、
「それに引き換え」と猫を魔法で呼び寄せます。
猫はお仕置きとして上空に打ち上げられました。

そこに
「コラコラコラー!よくもやりやがったな!」と
先程攻撃を食らってフェードアウトしていた怪人が再登場。
相手に復帰を知らせずにこっそり攻撃した方が決まりやすいと思いますが
この辺はやはり親切心のなせる業でしょう。


 蛙だった人物はマジレンジャー達の戦い方に好感は持っているものの
無駄が多いと指摘し変身。
金色のスーツの戦士になります。
そしてやっと落ちてきた猫をキャッチし、マジランプバスターにして使用。
ところで猫の滞空時間がかなり長かったのですが、酸素とか大丈夫だったのでしょうか。
そして金がランプを擦るとちゃんと弾が出るようで敵を攻撃。
弾は真っ直ぐでなくクネクネと飛ぶので照準はあまり気にしなくても大丈夫そうです。

そして戦闘員相手にキックやパンチも出し格闘も行ける事をさり気なくアピール。
というか中に入っている人の人選からその辺期待して良さそうです。
またマントは敵の攻撃を跳ね返す効果があり、オールマイティぶりを披露。

そして地面に潜って逃げる怪人ですが、マジランプバスターの弾はかなり出鱈目なので
怪人を地中まで追撃しヒット。
怪人は爆発の勢いで地上に飛び出してしまいます。
すっかり戦闘不能の怪人にスモーキーシャイニングアタックという技を発動する金。
猫にタコ殴りにされると言う嫌な技です。

「チェックメイト。今日の授業はこれまで。」と金。
マジレンジャーは金の戦いを呆然と見ているだけでした。
あと授業をするとは思っていなかったのでノートは取っていません。


 魔法部屋で改めて挨拶している金。
住み込みで魔法の先生をするそうです。
驚くマジレンジャーですがピンクのみ妙に嬉しそうです。
ピンク、結婚しようとしていた人とはどうなっているのでしょうか。
他のメンバーはあまり納得していないようで、「誰がそんな事許可したんだよ。」とレッド。
金はピンクが蛙を家族の一員として飼おうとしていた事を住み込みの許可と考えているようです。
蛙と人間では話が違いますが、
肝心のピンクは人間の方が歓迎みたいな感じなので結果は変わらなさそうです。

そしてブルーが嫌そうにしているので
キスした事を引き合いに出して「僕の事好きになったって事だよね。」とからかう金。
ブルーは怒って金をビンタしようとしますが逃げられて近くにいたグリーンにヒット。
ビンタでよろけるグリーンをレッドやピンクが支えます。
どの位のパワーでビンタしたのでしょうかブルー。
戦闘時もその調子でお願いいたします。