第12話


 ピンクを吸血鬼化させた事で幹部っぽい人に誉められている蝙蝠のような女性。
しかし敵っぽい人は今回のような勝ち方が気に入らない様子です。
通常でしたらこのような発言は幹部っぽい人の不評を買いそうですが
幹部っぽい人の機嫌が良いのか普通に流されています。
戦闘員たちも多分ちょっと幸せです。


 魔法部屋で魔方陣の上に閉じ込められているピンク。
起きて半畳寝て一畳と言いますがまさにそんな狭さです。
ピンクが暴れて外に出ようとしても、魔方陣を突破出来ないようです。
しかしピンクを家まで運ぶのは大変だったと思います。
凶暴化しているピンクに睡眠薬を吹き付けるイエロー。
吸血鬼にだけ効く睡眠薬だそうです。
ピンポイントな処方です。

ところでこの薬、吸血鬼に敵対する人が作った薬だったら、
眠り薬でなく普通に毒薬を作る筈です。
誰が何の為に発明した薬か気になります。
不眠症の吸血鬼が開発したのでしょうか。

草の考えではピンクを吸血鬼にしたのは前回の怪物とは別の吸血鬼だそうです。
イエローは自分がその吸血鬼を探すと決意。
ピンクを助けられなかった責任を感じているようです。
その時レッドに敵っぽい人から呼び出しテレパシー。
他の連中には感知できなかったのか最初から送られてこなかったのか不明です。


 敵っぽい人の前に到着するイエロー。
イエローはかなり感情的になって敵っぽい人を攻撃。
どうやらいつもより攻撃力が増しているらしく、敵っぽい人も喜んで反撃。
イエローは防御力までは上がっていなかったのか、攻撃を食らって転がってしまいます。
そこに駆けつけてくる残り3名。
そしてマジレンジャーの面子が揃った所で、ピンクを吸血鬼にしたのが
蝙蝠のような女性だと教えてくれる敵っぽい人。
皆が集まってから教えてくれたので後で仲間内で連絡をする手間が省けました。
しかも問題の解決方法を教えるだけ教えて帰っていきました敵っぽい人。
これだけの用事だったら全部テレパシー連絡で済みそうですが、
ややこしい話をするとレッドがパンクするから全員呼び出したのでしょうか。


 一方、自分の事は忘れるよう兄弟に伝えて欲しいと草に声をかけて
蝙蝠のような女性に操られて魔方陣を突破し出て行ってしまうピンク。
戸締りが不安です。
戻ってきたマジレンジャーに事の顛末を話す草。
ピンクが蝙蝠のような女性に吸血鬼にされたと聞いた草は、
蝙蝠のような女性がクイーンバンパイヤかもと言い出します。
姿とかを根拠にそう考えているようなのですが、今更言い出すなという感じです。
そしてクイーンバンパイヤは「暁の結晶」が苦手だとしてイエローに作らせる草。
イエローは目の横に横ピースをかざすピンクの仕草を真似してやる気を出しています。
イエロー影響受け易すぎです。


 ピンクを呼び出した蝙蝠のような女性は自分の能力に付いて解説をしています。
いつもながら教えるの大好きです。
ちなみに彼女的に日の光の下で活動できるのは凄い事らしいのですが、
それより教会っぽい所で駄弁っている事の方が吸血鬼的に凄い気がします。


 イエローが魔法部屋で暁の結晶を調合している間に、草から出て行った時のピンクの様子を聞かされます。
自分の事は忘れるように言っていたピンクは正気だったみたいです。
それより皆に伝えるように言われていたのにイエローにだけ言っている草、
いつもいつも記憶力が半端です。

そして夜になっても外を走り回りピンクを探すイエロー除くマジレンジャー。
朝になって道端に集合し、状況の報告をしていますが収穫は無かったようです。
そこに戻ってくるピンク。
蝙蝠のような女性を倒して元に戻ったのだそうです。
お土産としてリンゴを買って来たというピンク。
買ったの夜中って事になるのでしょうか。

しかしお土産を買ったりリンゴの皮を剥いたりとかの行動が
ピンクらしからぬという理由で操られている事が見破られます。
蝙蝠のような女性を1人で倒したと申告した点については
可能性が無くも無いという事でしょう。
ピンク最強説とか流れてます、この兄弟。

あとリンゴの皮を綺麗に剥くのが操られての行動だとすると
操っている奴、この場合蝙蝠のような女性には
リンゴの皮を上手に剥くスキルが備わっているという事でしょうか。
意外と家庭的です。

そして操られている事を見破られたピンクは凶暴化し逃走。
皆で走って追いかけて行きますがまたまた戸締りが心配です。
あと変身してスカイホーキーに乗ったりとか誰もしません。


 そして敵の女の子2人組みと合流するピンク。
兄弟の抹殺に失敗したピンクを馬鹿にする2人組みに対して
切れるマジレンジャー。
自分たちも結構言いたい放題ですが他人が馬鹿にすると腹が立つようです。
敵の女の子2人組みは合体するのでマジレンジャーに応戦するのかと思いきや、
ピンクに相手をさせています。
特に合体する必要は無さそうです。

イエローは皆にピンクを任せて、自分1人で蝙蝠のような女性と戦います。
ピンクは自分を飛び越えて蝙蝠のような女性の方に向かっているイエローを追いかけようとしますが、残った兄弟たちに羽交い絞めにされて足止めを食らいます。
しかしレッドとグリーンとブルー、変身し忘れていた為にピンクに弾き飛ばされてしまいます。
ピンクは操られている所為で声のトーンも低く動きも妙にキビキビして別人のようです。
戦闘能力も前回に引き続き上がっており、蹴りやマジスティックで殴るといった通常攻撃でもマジレンジャー達に結構ダメージを与えています。
リンゴの皮も剥けるし良い事尽くめです操られピンク。


 蝙蝠のような女性と戦っているイエローですが、普通に殴る蹴るとかだと敵わないようです。
イエローに、どうやって自分を倒すつもりか聞いてくる女性。
蝙蝠のような女性はいつも色々教えてくれるので
イエローも暁の結晶を見せて律儀に作戦を教えたりしています。

蝙蝠のような女性はピンクを呼び戻し、自分を守るように指示。
イエローはピンクが盾になっているため蝙蝠のような女性を攻撃できなくなります。
そしてピンクの攻撃に晒されるイエロー。
他の3人が何処で何をしているかは一切謎です。

仰向けになったところをピンクに足蹴にされているイエロー、
「思い出してくれよ、俺達には芳姉が必要なんだよ!マジレンジャーは5人なんだ、1人欠けても駄目なんだよ!」
と訴えかけています。
ピンクはその呼びかけでイエローへの攻撃を止めますが、
すぐにまた敵側についてしまいます。
しかし目の横に横ピースをかざす仕草を見せるピンクにイエローは何か勘付いた様子。
蝙蝠のような女性の盾になっているピンクに向けて
マジスティックボーガンを構えます。

今迄サボっていた周囲の制止を無視し攻撃を繰り出すイエロー。
ピンクはすんでの所で攻撃を避け、後ろにいた蝙蝠のような女性に暁の結晶がヒットします。
蝙蝠のような女性、ピンクを信頼するのは良いのですが、
仮にずっと盾になっていたとしても攻撃がピンク貫通したらやっぱり当たりますので
逃げる準備と言うか心構えぐらいは持っていて欲しかったです。


 騙された事に気付いた蝙蝠のような女性はピンクに謎のダメージを与え変身を解除させます。
そして残り4人でマジスティックを十字状に合体し回転させて相手にぶつける技を使用、
ピンク、必要だとか言われた矢先にハブられている気がしなくもありません。
そして技を食らった蝙蝠のような女性は消滅します。

その代わりと言っては何ですが、敵っぽい人が巨大化した状態で登場、
そして馬と合体したりします。
最初から巨大化して手間を省くのは良い傾向です。
今後は馬と合体して出てくる事も検討しておいてください。


 マジレンジャーもマジキングになり応戦。
しかしキングカリバー魔法斬りもマジジャベリン魔導斬りに競り負けたりしています。
状況が悪くなってもやる気を失わないイエローとピンクに引っ張られるように
モチベーションを高めていくマジレンジャー。
イエローとピンクは初期には戦闘放棄していたチームですが、
それだけに彼らよりやる気が無いと思われたくありません。

そしてイエローがピンクを信じた勇気とやらのせいで新しい呪文ゲット。
マジキングは上空に魔方陣を出現させそこまで飛び上がり、
キングカリバー天空魔法斬りを発動、落下するパワーをプラスしているのか
やや強力な攻撃のようです。
敵っぽい人は攻撃を食らっても死んでいませんが
次の戦いを楽しみにしているぞとかいいながら帰っていきました。

その様子を見て次は勝てると確信するレッドあたり。
言うほどダメージを与えていないので楽天的な気がしますが
新しい魔法を貰う前提で戦力分析をしているのかもしれません。

あと蝙蝠のような女性は夜になって復活していました。
暁の結晶を砕き、「同じ手は二度と食わない」とか言っています。
今迄「暁の結晶」攻撃をされた事がなかったのでしょうか。
それはさておき、一つ一つ弱点を克服していく姿勢は見習いたいものです。


 魔法部屋でミーティングをしている一同。
今回はピンクがプレゼンしています。
グリーンやブルーはピンクの姿勢を喜んでいますが
レッドとイエローは暑苦しいのが増えたとウンザリしている様子。

そんな弟達を口に牙を付けて脅すピンク。
今回の失態を負い目に感じるどころか
ちゃっかり利用しているあたり最強なのかも知れません。