第5話
千鳥足のサラリーマン2人組み。
リストラが何だとか言いながらフラフラしています。
どうもリストラという言葉が一人歩きしているのですが、ラインの効率化とか色々無しに
無報酬残業で仕事を回すスタイルの解雇も「リストラ」と言うのはどうかと思っています。
ただそんな無策のリストラでもマスコミに踊らされた投資家の評価で株価は上がるので
経営者は呪文のようにリストラリストラ言い続けるのでしょう。
現場は人がいなくて困っているのに解雇ばかりしていく会社なんかもあるみたいです。
ただ、本当に会社がリストラの嵐だったら飲んで帰る余裕とか無いような気がします。
既に解雇されているのでしたら尚更蓄えを減らさないように真っ直ぐ帰るべきです。
彼らは目の前に停車したタクシーに乗ろうとしますが、タクシーはドアを開けません。
ちなみに運転席も照明が付いていなくて怪しい感じです。
サラリーマン達は乗車拒否かと憤り、タクシーに向かって「摘み出すぞ」と息巻きながら
何故か車の前方に移動しますが、次の瞬間何かに驚いたようでした。
ていうか普通に轢かれるとかもありそうな状況でした。
スーパーで買い物をしているピンクはレッドが女の子と一緒にいるのを見つけます。
女の子がレッドと離れて別の売り場に行った隙にレッドに近付き詳細を尋ねるピンク。
女の子はレッドの所属するサッカー部のマネージャーで、レッドとは単に送別会の買出しに来ているだけのようです。
レッドは彼女の事が実は好きらしいのですが、
彼女は「可愛くて頭も良くて学校のアイドル」なので高嶺の花なので諦めているようです。
しかし普通サッカー部は部員の頭数がちゃんと揃っている傾向にありますので、
アイドル扱いのマネージャーとレッドの2人だけで買出しなんてあるのでしょうか。
レッド、マネージャーと買出しに出るための他の部員を出し抜いている筈です。
やはり魔法の力を行使したのでしょうか。
魔法部屋ではグリーンとイエローとブルーと草で行方不明事件事件を話題にしています。
ブルーが事件の手がかりを占うと、木の枝そっくりの虫や枯葉みたいな蝶みたいなものが見えるとの事です。
グリーンが占いの示すものが「擬態」ではないかと考え、
怪物が擬態をして、気付かず近付いた人間を捕らえているとの仮説を立てます。
占いの時点で「手がかり」でなく「真相」を占って欲しいものです。
レッド達の買い物を隠れて見物しているピンク。
レッドがマネージャーにアタックする素振りを見せない事に業を煮やしたピンク、
レッドの支援をしようと考えます。
「2人を急接近させるにはハプニングが一番。」と、ピンクは魔法で蜂に変身し、マネージャーの方へ飛んでいきます。
ピンク的には蜂に怯えたマネージャーをレッドが守るというシナリオでしたが、
マネージャーは蜂に気付かず、逆にレッドだけが蜂に気付いた上に
蜂を叩こうとしてマネージャーの頭を叩いてしまい全然駄目でした。
ていうかヘタをするとピンクが此処で退場になりかねませんでした。
マネージャーに謝りながら帰っているレッド。
ピンクは彼らを先回りして次なる作戦に出ています。
扇風機に変身したピンクは、マネージャーが風で寒がっている所でレッドが上着を貸すというシナリオを思い描いていますが、
実際はマネージャーのまくれあがったスカートの中をレッドが覗く格好になってしまいます。
マネージャーに「見た?」と聞かれて一回ウンと答えてから慌てて否定するレッド。
恐らくマネージャーのスカートの中はお馴染みのガッカリ黒スパッツだったのでしょう。
つまりレッドは黒スパッツは見たが肝心のパンツは見ていないと言いたかったのだと思います。
一方グリーン達はブルーの占いで見えた建物の場所を調べに来ています。
今回の怪物が擬態で隠れていると考え、周囲に注意を払いますが特に発見は無く、
代わりに敵の女の子2人組が登場。
敵の女の子2人組みは毎度ながら「やっちゃおっか。」と蝙蝠のような姿の女性に戻ります。
そして「折角来たんだ、遊んであげるよ。」と親切振りを発揮。
彼女によってマジレンジャーの出動が不発に終わらずに済みました。
マネージャーと甘味処に入っているレッド。
レッドがおごる事によって本日の失態を許してくれるそうです。
2人がメニューを見ていると、突然照明が怪しいピンク色になり、変なBGMもかかります。
BGMはラジカセに変身したピンクの仕業のようですが、照明は良く分かりません。
まさか分身もできるのでしょうか。
レッドはピンクの変身に気付き、逃げるラジカセを追って出て行ってしまいます。
レッドが出て行く際ウエイトレスにぶつかり、運んでいたあんみつが飛んでマネージャーにヒットしていきましたがレッドは気付いていないようです。
それにしても良く飛ぶあんみつです。
外に出たレッドはピンクのポストを発見して問い詰めます。
「いえ、あたしはただのポストです。」と誤魔化すピンク。
通行人のチビッコがレッドを指差して「ねーママ見てあの人ポストに喋ってるよ。」とか言っていますが、ポストが喋っている事も指摘しないとフェアではありません。
そしてひとしきり文句を言い終えた所で、マネージャーをほったらかしていた事に気付くレッド。
甘味処に慌てて戻るもマネージャーは既に帰ってしまっていました。
落ち込んでいるレッドに謝罪するピンク。
レッドはどうせ高嶺の花だったのだからと言ってピンクに怒ったりしません。
ガールフレンドになってくれない相手だからと言って、怒らせて良いものでもないと思います。
ピンクはレッドに希望を持つ様に叱咤。
レッドはピンクを今迄何も考えていないと思っていたが色々考えていると知って見直したようです。
ちなみにレッドはピンクの事を「今迄何も考えていない」とか本人目の前に言っていますが、ピンクはその辺スルーしていて意外と大人です。
マネージャーは両手に大荷物のままトボトボ歩いていました。
そこに呼んでもいないタクシーが停まります。
タクシーはマネージャーの方を向いて怪物にトランスフォーム。
マネージャーの悲鳴を聞いたレッドとピンクは現場に急行し変身。
ところでマネージャーの居た位置とレッド達の位置は近かったのでしょうか。
マネージャーを避難させたレッドはマネージャーに
「山崎さん落ち着いて!俺が来たからにはもう大丈夫!」と声を掛け戦闘に戻ります。
しかし蝙蝠のような女性が戦闘に乱入し、怪物を逃がしてしまいます。
そしてグリーンたちも蝙蝠のような女性を追って合流。
タクシーに変身して逃げる怪物を追おうとするマジレンジャーですが、
蝙蝠のような女性に背後から攻撃され追跡に失敗します。
同じく逃げた蝙蝠のような女性を追おうとするレッドを
怪物が先だと引き止めるイエロー。
マネージャーは多分自力で大荷物で帰還しました。
渋滞している道路を見ながら怪物を見つけられないと嘆く一同。
方法がきっとあるとブルーを励ますピンクに、イエローがいい加減な事を言うなと突っ込んでいます。
レッドはピンクはいい加減じゃないと反論。
ピンクに変なプレッシャーを与えます。
ところで会話に全然参加しないグリーンですが、多分買い出しに行って結局何も買っていないピンクの代わりに献立考えててそれどころじゃないです。
車道の上空を怪物を呼びながら飛行する蝙蝠のような女性。
女性に釣られて一台のタクシーがいかにも爆薬が仕掛けられていそうな広場まで来ます。
懐いてくるタクシーを撫でる蝙蝠のような女性ですが、突然烈風を巻き起こしタクシーを攻撃。
タクシーは吹き飛ばされて怪物の姿に戻ってしまいます。
蝙蝠のような女性はピンクが魔法で化けた姿だったようです。
今度はこちら側が擬態をして騙したと種明かしするピンク。
化けたまま相手の混乱を解かずに倒したりとかまではしないようです。
今迄敵側の情報開示が適正に行われていたので義理立てをしているのでしょうか。
変身して戦闘に入るマジレンジャー。
レッドの攻撃はあんまりダメージを与えなかったようですが
ピンクのスピニングダンスみたいなキックは結構効いています。
「やるじゃん姉ちゃん。トドメは俺だ!」と張り切るレッドですが
ピンクに捕まえられてしまいます。
そしてピンクは大砲に変身、レッドを弾代わりに人間大砲と洒落込みます。
レッドは困りながらも大砲の威力をプラスして怪物に斬りつけたりしました。
そして怪物はそのまま爆発。
あとの3人は戦闘員もいなかったので楽でした。
そして怪物が巨大化するのでマジレンジャーも巨大化。
巨大化した怪物は再び巨大タクシーにトランスフォームして走り出しますが、
フェニックスがタクシーの屋根に飛び乗りしがみつきます。
タクシーは蛇行したり急ブレーキをかけたりしてフェニックスを振り落としますが
投げ出されたフェニックスはその辺の斜面を蹴って上空にジャンプ、
そしてボールに変身したフェアリーをタクシーに蹴り付けました。
姉弟揃って相手を弾としか考えていません。
そしてマジキングに合体した一同は魔法斬りでルーチンワーク的に怪物を倒しました。
怪物が倒されて飼い主だった蝙蝠のような女性よりも幹部っぽい人の方が怒り狂って
基地の柱とか攻撃して壊してました。
設備は大切に扱いましょう。
あと、この幹部の怒りようは尋常ではありません。
今回の怪物にこっそりと餌とか与えて可愛がっていたに違いありません。
思い切ってマネージャーに告白するレッド。
マネージャーはレッドの事を好きだとしながらも、
自分を助けてくれた魔法使いを好きになってしまったと答えるマネージャー。
マネージャー、レッドが自分の名前を知っていたことについては特に不思議に思っていないようです。
固まるレッドに駆け寄り、両思いだと喜ぶピンクですが、他の面子が正体をばらしてはいけないというルールがある事を指摘しています。
それでも「マジレッドの姿なら彼女も付き合ってくれる」のではないかと言ってみるピンク。
それも手だと思います。
そして告白する所まで家族に監視されているレッドは少し不幸な気がします。
イエローあたりまでしっかり見物に来ているあたり、一家揃って野次馬根性が高水準のようです。
健在だったらママも見に来ていたと思われます。