第3話


 早朝の森の中でジョギングしている男性。
そこに鞭を持った怪人が出現、怪人の鞭の合図で男性の足元から怪物の口みたいなのが出現し、
男性はそれに捕らえられてしまいます。
ポリポリ音がしているので食われているのでしょう。
音から言って人間の骨をも噛み砕けると思われる怪物ですが、
何故か被害者の履いていた靴のみ吐き出します。

大変な物を踏んだばかりの靴だったに違いありません。
被害者の男性は一矢報いる事に成功したようです。


 スーパーで買い物をしているブルーは、他の買い物客が森での行方不明事件の噂をしているのを耳にします。
買い物客、もっとこう買い物の時らしく何処の何が安いとか食の安全とか
み●も●たが何を薦めていたかとか、そういう情報交換はしないのでしょうか。

帰宅し魔法部屋に入ったブルーはグリーンにぶつかります。
グリーンはブルーが来るのが分かっていたのか、ぶつかったブルーに驚く様子は無く、
持っていたバケツをブルーに渡して大掃除に参加するよう言います。

グリーン、ブルーの動きを察知していたならぶつからないように動いて欲しかったです。

グリーン達は魔法部屋に隠された秘密を調べるのも兼ねて掃除していたようです。
既に色々発見があるらしく、ピンクに促されてドアを開けてみるブルー。
何故かドアの向こうが海になっていて海水が掛かったりします。
ピンクによれば、毎回違う場所に繋がっているドアらしく、ピンクが開けた時は暑かったそうです。
もしこのドアが溶岩の中とか宇宙空間とかに繋がっていたら何となく危ない気がしますが、
水が掛かってもドアを閉めれば乾いた所を見ると何らかの安全装置が働いているようです。

掃除に参加しているレッドは、変な動きを見せる鉢植えの草が気になり
引き抜いて見ています。
普通葉っぱの裏とか見るぐらいだと思います。
あと、簡単に抜けすぎです草。根っことかもうちょっと張ってください。

レッドに引き抜かれた草は超音波のような悲鳴を上げ、ヘッドフォンをしていたイエロー以外は
釣られて自分らも悲鳴を上げてダウン。
草の悲鳴がやばい上に自分らの悲鳴も相当だったので破壊力倍増でした。

復活したマジレンジャー達に悲鳴を上げたお詫びをしている草。
普通は草の悲鳴を聞いたら死ぬそうですが、死んでいない彼らを誉めたりしています。
この草、今迄その悲鳴で何人冥土に送ったのでしょうか。
草はママが飼っていたらしく、ママは草にもしもの場合は「マジトピア」について子供達に教えるように依頼していたそうです。

草は歌でマジトピアの伝説の魔法使いの話をマジレンジャーに伝えます。
伝説の魔法使いも5人組で、マジレンジャーと同じ色を割り振られているようです。
そして「赤の魔法使いは先陣切って突っ走る」と聞いたレッドは大喜び。
逆にグリーンは緑の魔法使いが最後に控えているだけで活躍していない様子だったので納得いかなそうです。

伝説の魔法使いとマジレンジャーの受け持ちパートが全く同じだとは誰も言っておらず、
知恵を授ける叡智の色が黄色とかどう考えても符合していません。
ですがイエローの扱いに関しては誰も全く触れず、レッドとグリーンで隊長の座を巡って兄弟喧嘩。

そんな中、マージフォンに敵の出現反応が出た為出動です。
変な気合を見せるグリーンよりレッドの号令に合わせて動くマジレンジャー。
直前に大掃除に狩り出されていなければ
ブルーぐらいはグリーンに合わせてくれたかも知れません。


 森で怪物に襲われそうになっている子供を救出するグリーン。
そして怪人も現れたのでそちらに向かおうとするグリーンですが、前方をレッドに塞がれて
変身の号令をレッドにやられてしまいます。
しかし変身ポーズはセンターを取るグリーン。根性です。

怪人は自分が倒すと宣言するグリーンですが、レッドは聞かずに怪人に一直線。
怪人にやられそうになるレッドを助けるグリーンですが、その後に自分の指示を聞かなかったとレッドにクレームを出し、また隊長ポジションを争っての喧嘩になってしまいます。

その間に怪人は戦闘員を適当に1.5メートルぐらい積み上げて踏み台にし、
20メートルぐらいの大ジャンプ。
踏み台を作らなくても18.5メートルぐらい飛べたような気がします。
戦闘員にスプリングでも仕込まれているのなら分かりますが、
そうでないなら単なる嫌がらせです。

グリーンも怪人の真似をしてレッドを踏み台にジャンプしようとしますが、
レッドがグリーンを払いのけた為グリーンはジャンプに失敗。
怪人はイエローの攻撃によって負傷し、グリーンへの攻撃を妨害され引き返していきます。

怪人を追いかけるマジレンジャーですが、怪人達を見失って変身解除。
そしてグリーンとレッドの兄弟喧嘩が再発してしまいます。
見限ってとっとと帰るイエロー、困りながら何も出来ないピンク、
そしてさっきグリーンが助けていた子供のフォローに行っていたので最初から不参加のブルー。
結局レッドが腹を立てて帰っていったため殴り合いは止んだものの何も解決せず。
あとイエロー、先に帰っても家で喧嘩の続きを見させられそうです。


 先程逃げ帰っていた怪人は他の怪人に鞭を奪われたり、いつも腰掛けている人物に刺されたりで弱っている奴は処分されるような風土みたいです。
このルールについては戦闘員レベルでも周知らしいので、
わざわざ基地に戻った怪人は物覚えが悪いのか刺されるのが好きな変わり者のようです。


 グリーンは家庭菜園を耕しながら長男の自分が皆を引っ張るとママに誓ったののに回りが付いて来ないと嘆いています。
山芋でも植えるのでしょうか、非常に深く掘り起こしています。
力みすぎたグリーン、鍬が土に引っ掛かってしまい、抜こうとしたら刃の部分が土の中に残されて
柄だけ引っこ抜けて尻餅をついてしまいます。

そこにピンクがざる一杯の苺を勧めにやって来ます。
勝手に菜園から苺を摘んで来たピンクを怒りたくなるグリーンですが、
ピンクが苺の味を誉めるので態度が軟化、苺栽培の講釈とか得意げにスタートします。
グリーンは苺の話をしながら、自分は苺を育てる為の畑ポジションだと思い始めます。
変に吹っ切れたグリーンは苺を凄い勢いで食べ始めます。
ピンクにヘタごと食べている事を指摘されても気にしません。


 グリーンやピンクのマージフォンに敵の反応があり現場に移動。
現場ではレッドが怪物の攻撃を食らいそうになっていましたが、グリーンの助けが入ります。
ちなみにレッドは最初の喧嘩の帰りに怪人らに襲われている人を見つけてそのまま戦闘を開始していたのですが、
グリーン達はその間呑気に苺とか食っていたような気がします。
マージフォンの警報は時々遅延が発生するようです。

グリーンはレッドに
「お前は真っ赤な苺だ、そして兄ちゃんは畑だー!」と謎の台詞を吐き、
歌いながら戦闘員を倒しはじめます。

マジレンジャー達は多分近くにいい病院が無いか必死で考えていると思います。
そして敵もちょっとグリーンがヤバイと思ったのか、
今度は戦闘員が自発的に組体操をを開始し怪人の踏み台になります。

グリーンもレッドに「俺を踏み台にしろ」と命令、レッドを飛び道具代わりに使用し怪人と戦わせます。
「出来の悪い弟を一人前の苺にする為に大地に徹する、それって勇気だよね。」とピンク。
やけに話の道筋を掴んでいるピンク、どうやら今回の話の流れはピンクが誘導していた感じが無きにしも非ずです。
今後もピンクがさり気なく都合よく周囲を誘導しそうです。

そしてまとまり感がアップしたマジレンジャー、レッドが魔法で空中ブランコを出して皆で順にそれにぶら下がりながら敵を攻撃。
空中ブランコをいきなり思いつくレッド、発想が豊かです。
仲間か家族でなかったら誰も乗ってこなかった可能性が高いです。


 怪人をブランコ攻撃で倒した途端、怪物の方が暴れ始めます。
操っていた怪人が居なくなったので暴れ始めたそうで、
怪人とか使わずに最初から暴走状態の怪物を人間界に送り込んでは駄目だったのでしょうか。

その時レッド以外のマージフォンに新しい呪文が表示されます。
マジレンジャー達は巨大化し、レッド以外は合体してドラゴンになります。
フェニックスはドラゴンを見て喜んでいます、今回はハブられた不満とか無さそうです。
そしてドラゴンは「ガー」としか言っていませんがフェニックスは「乗れ」の意味に取り、
ドラゴンの背に乗っかります。

「ガー」の意味が違ってたら後で4人がかりで怒られます。

フェニックスはドラゴンに乗りながら怪物を斬ったり、ドラゴンが口から吐き出した火球を更に蹴飛ばしたりして怪物を攻撃、マジレンジャーは勝利を収めます。
喜んでいるフェニックスですが、なかなかドラゴンから降りません。
妙にハイになっているグリーンはともかく、イエローあたりは不快に思っていそうです。


 スーパーで買い物をしているブルー。
そこでは買い物客らが化け物を魔法使いが退治したという噂をしていました。
この噂話をしている買い物客、冒頭と同じ面子なのですが、この方たちは普段から一緒に買い物をされているのでしょうか。
仲が良過ぎます。

魔法部屋では草が誰が隊長になったのか聞いてきた為、レッドとグリーンがまた言い争い気味に。
グリーンは自分が隊長とは言わなくなりましたが、レッドが隊長になるのは認められないようです。
草の所為で収まっていた話が再度ぶりかえされました。
草ラスボス説が出るのも時間の問題です。
そこに帰宅して来たブルー、自分達の魔法をもっと人を助ける役に立てたいと言い出します。
それを聞いた草は「魔法110番」なるシステムを紹介。
壁に掛かっている鏡で被害にあっている街の人の声を聞くのだそうです。

「どう?隊長?」とレッドとグリーンを見ながら聞いてくるピンク。
レッドもグリーンに意見を聞いてみます。
また何か誘導しているピンク。
グリーンの賛同を得たので、妖怪ポスト魔法110番の運用が開始される事になりました。

イエローの意見は誰も聞こうとしませんでした。
イエローが誰かに知恵を授ける時と最終回のどちらが先か気になります。