第1話


 ショッピングモールをサッカーボールを蹴りながら通過する少年。
少年は小さな女の子とぶつかってしまい、その弾みで女の子は風船を手放してしまいます。
人通りのある場所でボールを蹴るという行為自体があまり良くありません。

一方、妙に暗い世界では地面に開いた大穴に飛び込んでいく蝙蝠のような女性。
穴の底に到着した蝙蝠のような女性は
「皆、目覚めたようだね。」
と穴の側面沿いにびっしり設置されている廊下のような部屋のような場所に
野次馬に来ている戦闘員っぽい連中に声をかけています。

説明がしにくいのですが、とうもろこしを型取りした石膏の形状みたいな構造物です。
戦闘員がいるあたりが丁度とうもろこしの粒の部分で出来た窪みに相当する感じです。

この敵組織の基地っぽい穴なのですが、その側面の廊下のような部屋のような所の
メインの穴に面している部分に手すりなどなく、落ちそうで危ないです。
あと、屋根がないので雨が降ったら大変そうです。

蝙蝠のような女性に気分を聞かれ、穴の底の玉座に腰掛けていた人物は
「良い訳がない。」と苛立ちを見せています。
どうやら地上に何か気に障る事象があるらしく、戦闘員達に「地上の虫けらどもに極上の恐怖を味わわせる。」として侵攻を呼びかけます。

戦闘員達も何だか嬉しそうで、やる気の高さがうかがえます。


 どこかの家庭では髪を後ろで縛っている青年が「兄貴サラダ」なるものを食卓に出しています。
自分の顔を模しているらしいサラダですが、
食卓に青年含めて4人いるのにサラダの目の部分のプチトマトが2個しかなく
奪い合いになりそうです。
椎茸やパプリカや南瓜は多分残ります。

茶髪の女の子が黒髪の女の子にドレッシングを取ってもらい、
そのドレッシングをサラダのボウルにかけたりします。
ドレッシングをかけるところまで頼んでも良かったかも知れません。

ちなみに茶髪の青年はサラダのネーミングにも茶髪の女の子の人に物を頼んでばかりの態度にも
いちいち不満があるような発言をしていますが、喋るきっかけが他に無いようにも見えます。

そこにママもパンを持って登場。
ところでココの一家はまだ食べ物が運ばれている最中の全員が席についてない時点で
来た物から食べ始めますか。
皆が揃ってから「いただきます」の方が良いと思います。
ていうか髪を縛っている青年しか配膳を手伝っていない気配がしています。


 そんな中、1名不在な事に気付く髪を縛っている青年。
ママに拠れば、日曜なのにサッカー部の朝練に出ているそうです。
そして何となくつけた型式の古いTVに、建物のポールを登る少年の姿がライブで映っていました。
どうやら朝練に行ったという人物は冒頭の少年のようです。

ポールを登りきった少年は引っ掛かった風船を手に喜んでいます。
ところで風船配りは普通朝何時ぐらいからスタートするものなのでしょうか。

少年はバランスを崩して落下しますが、下の店の庇がクッションとなって無事でした。
ジャッキー・チェンだったら鼻折ってます。
小さな女の子に風船を返し、預けた荷物を返してもらって別れる少年。
しかしそこに家から駆けつけた髪を縛った青年と茶髪の青年が報道陣を振り切って少年を回収。
そしてママや女の子ズも待ち構えており、一緒に住宅展示場のような家並みを戻りながら事の顛末を話す少年。

朝練はもう諦めたようです。
ただ、部活の仲間が心配すると思いますので、連絡の一発も入れた方が親切です。

その時、皆の足元に魔方陣のような光が出現、ママは皆に逃げるように指示します。
魔方陣からは2階建ての住居より少し大きいぐらいの怪物が出現。

逃げ惑う一家ですが、ママが「ついにこの日が来てしまった。」と変身。
怪物はママにその辺の自動車を投げつけて攻撃を試みますが、
ママの魔法で自動車は消滅。
車の持ち主はお気の毒様です。
そしてママは怪物に冷凍ビームを浴びせ破砕しました。

しかしここのご近所の方々は誰も野次馬に来ませんが、
町内会の旅行でもあったのでしょうか。


 家に戻って子供達の見守る中、自分用に紅茶とケーキを魔法で出現させるママ。
朝ご飯を食べたばかりな気がしますが、別腹のようです。
ママは子供達に自分が魔法使いである事を明かし、先程の怪物の出自について教えています。
魔法で衣装やら携帯電話みたいな変身アイテムやらを子供に与えるママ。
ちなみに少年にはアイテムが渡されずクレームになっていました。
兄弟で不公平があると悔しいものです。
何か代わりの物とか与えた方がいいと思います。


 携帯に敵の出現が表示され、上4人を戦いに向かわせるママ。
ママは他にもっと強い奴が出てきそうなので魔法力を蓄える為待機するそうです。
茶髪組は乗り気でないものの兎に角出陣。

取り残された少年がママに文句を言っていますが、
ママは先程の風船の件を持ち出して、少年が勇気と無茶を履き違えており、
本当の勇気を知らないと魔法を使えないので戦いに出せないという考えを伝えています。
少年は納得できず家を飛び出してしまいます。

雑木林みたいな所で魔方陣から戦闘員が出てきています。
子供達はマジレンジャーに変身、髪を縛った青年はグリーン、茶髪の女の子はピンク、黒髪の女の子はブルー、茶髪の青年がイエローという割り振りです。
そして事前に打ち合わせをしていたのか、名乗りとか上げている一同。
家を出てきた少年も影から兄弟の様子を見学して驚いています。

グリーンはその辺の枝に魔法をかけ、戦闘員達を縛り上げると
武器のマジスティックを斧状に変形させて地面を叩き、地面を這った火花が戦闘員達にダメージを与え、更に直接斧で切りかかったりして戦闘員を倒します。
複数人数で縛られていた為、束の中央付近にいた戦闘員とかダメージが少なめな気もしますが
やられた戦闘員の爆発の巻き添えになったのでしょう、まさに一網打尽でした。

ブルーは水場に立ち、戦闘員達を引き寄せて水柱で攻撃、
ギリギリ生き残ってピヨっている戦闘員の頭に浮かんだ星で占いをして
ピンク色が不幸を招くと宣言。
普通はラッキーカラーとか言ってくれるものですが、敵相手なので容赦無いです。

そしてピンクの扇風機に変身して相手を吹き飛ばす攻撃でトドメを刺される戦闘員。
扇風機は風より回転する羽で相手を切り刻んだ方がダメージを与えられそうですが
それは今後のお楽しみでしょうか。

乗り気でなかったイエローもマジスティックをボウガンに変形させ戦闘員に向かって乱射。
こちらも相手を一掃します。

ところで彼らが事前に何処まで情報を与えられているのか気になりますが
今年は全て魔法で片を付けるのでしょうか。


 戦闘員を片付けた所で、天候が急に怪しくなり始めます。
ママは強い奴が現れた気配を感じ取りますが、魔力がまだ溜まっていないようです。
ところでママが四角錘に入っているのですが、誰に捕まっていますか

少年が魔方陣の出現に気付きます。
中から出てきた敵っぽい人に驚く少年、しかし敵っぽい人は少年をシカト。

敵っぽい人は盾からビームを出してマジレンジャーに向け攻撃。
盾で攻撃されると思っていなかったらしいマジレンジャーは攻撃に思いっきり当たってしまいピンチ。

敵っぽい人はグリーンに剣を突きつけ「魔法使いは俺1人で良い」とか仰っており、独占禁止法違反です。
あと雪山で遭難して腕付け替えそうな言動です。
少年は怯えながらもその辺の空き缶を蹴飛ばし敵っぽい人にぶつけて攻撃を中止させます。
そして兄達の盾になろうと両者の間に割って出ます。

振り下ろされる剣を素手で掴んで受け止める少年。
マジだろうと何だろうと普通親指が落ちますから止めた方がいいです。
そして少年はマジレッドに変身。

変身アイテムは特に渡さなくても勇気を見せると出現したようです。
今回は事前に教わる機会があったから良かったようなものの、
例えば学校とかで変に勇気を見せる機会があったら変身してしまったのでしょうかレッド。
学級新聞とかに載ってしまいそうです。


 レッドが変身したので戦闘員を差し向ける敵っぽい人。
まだ戦闘員居ました。サボってました。最初のやる気は見せかけだったのでしょうか。
裏表のある戦闘員です。

レッドは飛び掛ってきた戦闘員を魔法で悪趣味なサッカーボールに変化させ、それを他の戦闘員に蹴りつけたりして攻撃、しまいにはボールが爆発し戦闘員達にも大打撃。
残りの戦闘員はマジスティックを剣状に変化させて攻撃。
最初に切りつけた戦闘員は頭皮が落ちてしまい、レッドはやや引いています。
相手の頭を掴んだらヅラが取れた時みたいな気まずさです。

そして地道に相手を斬っているだけだとキリが無いので、
体から炎を発した状態で飛行し敵に突っ込むレッド。

敵を一掃して喜ぶレッドに駆け寄るマジレンジャー。
レッドが戦闘員を倒す間マジレンジャーへの攻撃を中止してくれていた敵っぽい人は
近くの岩の上から「なかなかやるなマジレンジャー。」と声を掛けてきます。

敵っぽい人は地面の魔方陣から馬のような怪物を出現させ、
自らも空中の魔方陣を通り抜けて巨大化し、馬のような怪物と合体。
疾走態というか命乞いしたら初回は見逃してくれそうな感じに変化しました。

巨大な敵に驚くマジレンジャー。
これだけ大きければ遠くからでも一般の人が戦闘に気付きそうです。
報道陣がいつ到着するか気になります。