第36話




 道端で蹲っている男性に駆け寄る加賀美君。
先程の戦闘では間に合わず今更な登場です。

逆に戦闘には参加していた天道君は男性を探す様子も無く
男性がひよりちゃんとどんな関係か考えて時間を潰していました。

何か打ち合わせして作業分担でもしていますか天道君と加賀美君。



 天道君の家で米を研いでいる訓練生。
爪が折れたそうで、天道君から長く伸ばしているからだと指摘されます。
ていうか研ぐ前に切らせるべきでした。

あと、ロクに料理をした事が無い人に
いきなり釜炊きご飯を作らせるのも
ちょっとハードル高いです。

妹さんは食事を終えて食器を持って台所にやってきます。
食事は終わっているのに料理を作ろうとしている二人を見て不思議に思ったのか
何をしているのか聞いてくる妹さん。

訓練生がバイト先で働く為の特訓しているのだそうです。

妹さんは訓練生に声援を送って学校に向かいます。
天道君が妹さんにちょっと高めの声で「行ってらっしゃい」と言いかけた所で、
訓練生も妹さんに負けないテンションで「行ってらっしゃい」と挨拶。
そのため天道君の台詞が途中で止まってしまいます。
時々訓練生に押されているフシがあります。



 坊ちゃまの家で寝かされている男性。
男性が目を覚ますのを見計らって加賀美君が食事を持って入ってきます。
水の入ったグラスを掴み一気に飲む男性。
これで水で無くってアルコール類だったら
即死な勢いです。

食事の方は手をつけずに、とっとと身支度を始める男性に向かって
何故ドレイクに変身できたのか、怪人に追われているのもその所為かと質問する加賀美君。
答えない男性にちょっと切れかけたところで坊ちゃまが様子を見に来ました。

加賀美君は男性を友達だと紹介したらしく
坊ちゃまは「友達の友達は友達」だとか言って男性に握手を求めます。

お礼を言いながら握手に応じる男性ですが
坊ちゃまの手に触った加減で坊ちゃまが怪人である事に気付き
走って部屋から出て行ってしまいます。

加賀美君はそれを追いかけ男性を引き止めようとします。
「離して下さい、あなたはあの人の正体を知っているのですか!」
と抗議する男性。

男性、もしかして「何も知らない」可能性のある加賀美君を置いて
自分だけ逃げる気でしたか。

そこにディスカリバーを持った坊ちゃまが追いつき、
加賀美君に男性から離れるように言って
男性を攻撃しだします。
ちなみに加賀美君は坊ちゃまを止めようとしますが失敗。

男性は怪人態になりディスカリバーを受け止めます。
その姿を見て「やはりワームか!」と息巻く坊ちゃま。

絶対怪人だと言う保証無しに攻撃しましたか坊ちゃま。
加賀美君が再度坊ちゃまを止めに入りますが、幾ら親友でも聞けないとの事で
振り払われてしまいます。

そして坊ちゃまが男性にまた切りかかった所で
サソードヤイバーが飛んで来てディスカリバーをブロック。
そして男性はサソードに変身。

男性の変身したサソードと戦っているうちに
サソードゼクターの代金よりも買い戻し額が高かったディスカリバーが折れてしまいます。

坊ちゃまがそれに驚いている隙に
男性の変身したサソードはキャストオフしクロックアップで逃亡。
幸い部品は坊ちゃまにも加賀美君にも当たらなかったようです。

爺やがディスカリバーを修理できるのか気になるところです。



 加賀美君のバイト先で働いている訓練生。

破壊神降臨と言った具合で、
店主も久し振りに出勤せざるを得ない状況です。

ところで訓練生、料理より先に受身を覚えた方が良さげです。


最近バイト先で働いていない加賀美君ですが
東京タワーから近そうな場所で
天道君に男性の話をしながら歩いています。

男性が他の怪人に襲われたり、ドレイクやサソードに変身したり
ゼクトが守れと命令してきたりで
おかしいと感じているようです。

天道君も男性がゼクター集めを止めるように言ってきた事を話し、
男性と同じタイプの怪人を見た事があると打ち明けます。

18年前に天道君の両親を殺害して擬態したという怪人の話を聞き、
加賀美君はそれが7年前の渋谷隕石どころか
18年前もしくはそれ以上前からいた事に気付きます。

男性が自分の事を「ネイティブ」と呼んでいたので、
既知の怪人と別の種類かも知れないと話す天道君。

そして男性がきっとひよりちゃんと関係があるとして
怪人に殺される前に見つけ出さないといけないそうです。

天道君、その割に冒頭ではほったらかしていましたが
その時はまだ考えがまとまっていなかったのでしょうか。



 ゼクト内で先輩を介して全チームに発破をかけるように指示を出している天道君。
男性を攻撃せずに天道君に連絡をするようにと言い、
また本部に言ってはならないとも念を押します。

そこに若いのが登場、天道君の言葉を聞いていたようで
聞き捨てならないと声をかけて来ます。

今回天道君がやたら張り切って声が大きいのが災いしたようです。

自分の了解を得ず天道君如きが勝手に指示を出すのが許しがたいとする若いの。
天道君も若いの如きに何故了解を得なければならないと言い返します。

上下関係が適当ですかゼクト。

そんな訳の分からない状況の中、若いのの携帯に電話が入ります。
どうやらお偉いさんが若いのと天道君を呼びつけたようです。

「君達2人がいがみ合ってても組織には何の得にもならん。以後慎みたまえ。」
と話すお偉いさん。
若いのは普通に了解しするのに対し、
天道君は話を聞いているのか聞いていないのか
お偉いさんから呼んでくれるのは有り難いとし、
丁度聞きたい事があると切り出します。

若いのが天道君の態度をたしなめようとしますが
お偉いさんはそれを制止し、若いのを退出させます。

ところで若いの、天道君が本部に内緒で指示を出していた事は
ちゃんと報告してますか。


まずネイティブについて質問する天道君ですが、
お偉いさんは「さあ」とだけ答えます。
ひよりちゃんとの関係を聞くと
「君のたった一人の妹さんだったね、元気にしているか。」とまた聞いてきます。

天道君は「トボケるな!」と怒り出し、その気になればゼクトを潰せると言って脅そうとします。
しかし相手の発言を聞かない事については
お偉いさんの方が優秀なようで
いきなり「赤い靴」の話をしだします。

勝手に踊り出してしまう赤い靴の童話のように
カブトとガタックはそのうち意思とは関係なく怪人を倒しだし始めるのだそうです。

童話の方が確か足を切って事態を収拾しましたが
ゼクターの場合は中断する際にヘソらへん切るのでしょうか。
狙いが難しそうです。

電波で負けたのと
自分がひよりちゃんに危害を加える可能性があるのを知って
ショックを受ける天道君。

ところでトンボとかのゼクターは問題無いのでしょうか。
だとすれば、加賀美君は空いているザビーゼクターでも使えば良いような気もします。



 保育園に来ている加賀美君。
流石に此処には現れないか、と思いながらもマークしているようです。
最近子供を狙った変な事件が多いですので
保育園付近での張り込みは危険だと思われます。

園庭で転ぶ子供を見かけて気にする加賀美君、
すると男性が普通に保育士していたらしく、
子供を助け起こしに飛び出してきました。

加賀美君は男性を連れ出し、あんな場所に居たら危ないと叱っています。
「人間とは何と脆く儚い生き物なのでしょう。しかしそれ故に愛おしい。」
と話の主題と噛んでいない話をしだす男性。

しかし加賀美君は
「お前らワームは人類の敵ではないのか。」と
早速男性のペースに巻き込まれました。

自分達は人類の味方だと主張する男性。
そこに天道君もやって来て、怪人が2種類居て敵対している事を確認しています。
この種類の怪人による天道君の両親の殺害の件ですが
「味方だから殺さない」とは一言も言っていないのでセーフなのでしょう。

男性は他種の怪人と敵対するというより、
戦いを好まないので人間の中でひっそりと生きたいみたいな感じです。

その際にオリジナルをぶっ殺していると言う事で良いしょうか。

そしてひよりちゃんについて聞く天道君。
男性はひよりちゃんの居場所を天道君に伝えなくてはならないそうです。
今まで散々連絡する機会があった気もします。

そして今度もまたひよりちゃんに付いての連絡をする前に
脱皮前の怪人達が乱入して来て戦闘になってしまいます。

男性はライダーどころか怪人態にもなりませんし
カブト、ガタックともキャストオフしないで応戦しています。
皆さん警戒を怠っていたのか、かなり慌てているようです。



 バイト先でテーブルをセットしている訓練生。
坊ちゃまも天道君にサソードゼクターを返して貰いに来ていた様で、
天道君の不在に呆れています。
訓練生、天道君が札束積んでゼクター買い取ったの覚えているのかどうか不明ですが
まだ準備中ですよ、と軽く坊ちゃまを流しています。

「気にするな、俺は待つ事においても頂点に立つ男だ。」と言って退かない坊ちゃまに
訓練生は宿題で作った料理の試食を頼み出します。
味見においても頂点に立つとして訓練生の頼みを聞く坊ちゃま。

出された料理は表面が炭化しているジャガイモでした。
「イモの2個焦がし」だそうです。
巧妙な追い出し作戦です。

しかしちゃんと試食する坊ちゃま、
「初めての味だ、今度、イモの三個焦がしを食してみたいな。」と頑張ってコメント。

ところで最近坊ちゃまがバイトをして見せていないのと
爺やの出現率が下がっている気がするのですが
もしかしてまた爺やが働き始めていますか。



 男性を守って戦っているカブトとガタック。
流石にキャストオフ済みとなっておりますが
男性は人間態のまま、暢気にエリアXの資料にあったような事を言っています。
「戦いの神ガタックに選ばれし加賀美新、
光を支配せし太陽の神カブトに選ばれし人、日下部総一。」

怪人達を片付けながら男性の言葉を気にするカブトとガタック。
何故かカブトは突然倒れて頭を抱えてワーワー叫びながら転がり回ります。
水でこねた小麦粉をビニールに包んでカブトの下に敷いたら
美味しい饂飩が出来そうな勢いです。

そして立ち直ったと思ったら男性に攻撃しだしました。

男性は怪人態になって逃げ回りますが
ゼクターとか呼びません。

カブトの動きは特に作戦とか無さげで
がむしゃらに攻撃していく感じです。
ガタックが止めに入りますが
どうにも手がつけられません。

カブトに攻撃された拍子に何処かの建物の壁を破って、
その中に飛び込む形になってしまう男性。

カブトは男性にライダーキックを放ちますが、ガタックが代わりに受け止めます。
ガタックはカブトを蹴り飛ばした隙に男性を逃がします。
再度向かってくるカブトですが、また頭を抱えてよろけ出したりしています。
ガタックもライダーキックを受けたり、カブトに組み付いた時に殴られたりしてグロッキーですが
カブトの変調を気にしているようです。
結構余裕あります。



 一方、ゼクトの施設内で古い図面を引っ張り出しながら、
「君の壮大なる計画は我々の息子達が完遂してくれるだろう」と言っているお偉いさん。

そして図面に火をつけ、
「安心したまえ、日下部君。」と言っています。

それはともかく、室内で物燃やすの2回目ではないでしょうか。
誰か注意してください。



 カブトの状況は救急車レベルな気がします。
その強烈な電波を受けてか、影山と矢車が登場。
「どうせ俺達は日向の道を歩けない。」と矢車。
「汚してやる太陽なんて。」と影山。
ちなみに影山は悪そうな衣装に代わっています。
矢車に続き社会人デビューです。

前回のラストから今回の登場までに
服を仕入れたと思うと微笑ましいです。
しかしアクセサリーとか多いですし、上着なんかも革っぽいですが
これ何回払いでしょうか。
ていうか適当にジャージとかじゃ駄目なのですか。

そして変身する矢車と影山。
パンチホッパーはガタックを、
キックホッパーはカブトを攻撃しだします。
カブトとガタックは一方的に攻撃を食らっており、
ライダーパンチやライダーキックを貰ってダウンし変身解除。

両ホッパーともそれを見て変身解除し
帰っていってしまいました。

彼らが何をしに来たのかサッパリですが
帰ったのは電波が途絶えたのが原因という気がしないでもありません。


ヨロヨロと立ち上がり、天道君の方に移動する加賀美君。
天道君も無駄に段ボールとか崩しながら加賀美君の方に向かっていました。
倒れこんでしまっている天道君を助け起こそうとする加賀美君。
天道君は加賀美君の襟を掴んで自分が何をしたのか聞いてきます。

加賀美君から自分が男性に襲い掛かった事を聞き、
お偉いさんが言っていた事が正しかったと知る天道君。
カブトとガタックに暴走スイッチのような物が仕込まれているらしいと聞いて
その情報を気にする加賀美君ですが
天道君はその話は後で良いとして見事にスルーし
男性からひよりちゃんの居場所を聞き出しに行きます。


男性は怪人達に囲まれて絶賛ボコられていました。
坊ちゃま相手にサソードになった割に、この状況で単なる怪人態です。

脱皮済みの怪人に腹を刺されて倒れて人間態になる男性。
そこに加賀美君と天道君がまだダメージを引きずっているようですが駆けつけてきます。
バイクとか全然乗りませんが舗装された道が無かったのでしょう。
加賀美君はガタックに変身しバルカンで攻撃して敵を怯ませ、
敵の居る方へ飛び込んで戦い出します。

ガタック、先程までかなりヘトヘトでしたが、立ち直るの早いです。


天道君は変身せず、男性にしっかりしろと声をかけます。
男性は「皆既日食を探せ、ひよりさんはそこに居…。」と言って
何かを握り締めた手を差し出して終了。
差し出された物が緑色の石だと気付いた天道君が
再び男性を見やると、男性は怪人の姿で横たわっていました。

ダイイングメッセージの為に人間態になりましたか。
結構根性あります。


背後から忍び寄る喪服の女性が変身した怪人を回し蹴りで怯ませ
天道君はカブトに変身。
カブトとガタックはキャストオフし、ライダーキックで脱皮前の怪人を一掃。
しかしカブトの方はライダーキックを出した後によろけたりで、
ガタックほどの元気は無さそうです。

そして脱皮後の怪人と喪服の女性がクロックアップしカブトとガタックを翻弄。
ただ、すれ違いざまにポコポコ殴られている程度に見え
特に火花とかも散らず
さほど深刻な状況とも思えません。

敵の攻撃で転がったカブトはハイパーキャストオフ。
喪服の女性はその様子を見てこっそり撤退したようです。

ハイパークロックアップしたカブトは
ガタックに飛び掛っている感じの脱皮済みの怪人を捕らえ
ハイパーライダーキックで粉砕。

ガタックも落下して転がっていますが
元々吹っ飛ばされている途中だったからなのか
やっぱりキックの余波で吹っ飛ばされたのかは不明です。

あと、ハイパークロックアップついでに、
以前ガタックが爆発した時のような手を使って
男性を戻したりとかはしません。

戦い終えたカブトですが、いつもの指差しポーズは無く
また倒れて変身解除になってしまいました。

ところで、ゼクトルーパーさん達も男性を探しているのでは無かったですか。
何か姿が見えませんが仕事しているのでしょうか。



 「全てご存知だったのですね。ホッパーについても。」
とお偉いさんに上着を掛けている若いの。

「地獄の扉が開いた。」と肩に乗っている若いのの手を触って言うお偉いさん。
若いのはさり気なく手を引っ込めます。
自分は訓練生の髪とか凄い触りますが、オッサンに触られるのは超勘弁という感じです。

「そう、闇の時代がやってくるのだ。」と両手をかざすお偉いさん。
だから部屋に電気つけていないですか。



 河原で仰向けになっている天道君と加賀美君。
何時の間にか加賀美君もダウンしています。

天道君は暴走を止めてくれた事で加賀美君にお礼を言っています。
ライダーの暴走を止められるのはライダーだけだとして
集めたゼクターも返すそうです。

ザビー余ってます。


「約束してくれ。俺が暴走してひよりを倒そうとしたらお前が俺を倒せ。
但し、その逆の時は俺がお前を倒す、いいな。」
と言って立ち上がり、寝っ転がっている加賀美君に手を差し伸べる天道君。

加賀美君はその手には触らず普通に立ち上がります。
暴走スイッチの事は気になるようですが
天道君の言ってきた約束をそのまま履行するつもりは無さそうです。


カブトとガタックの暴走もそうですが
訓練生の料理を口にした坊ちゃまが
どう変調を来すか心配になりながら次回に続きます。