第33話


 



 波打ち際に落ちていた若いのは
ゼクトルーパーさん達が拾いに来たようです。
誰が呼んだのか不明です。
もしかしたら予め待機していたかも知れません。

加賀美君と天道君が若いのを追いかけ、何が起きているのか聞いていますが
ゼクトルーパーさん達の威嚇射撃を受け、前へ進めないうちに
若いのを乗せた車が動き出してしまいました。

ところで、帰るルートってエリアXから来た時の扉は使えないのでしょうか。


兎に角戻る事は簡単だったようで
加賀美君のバイト先に来ている天道君。
夜間で誰も居ない店で窓とか開いています。
防犯意識ゼロです。

ひよりちゃんの残したスケッチブックを見ながら
壁に寄りかかって座り込み
「お前、何処へ行っちまったんだ、ひより。」
と泣いている天道君。
窓の外から加賀美君が天道君の様子を見ておりますが、
泣き始めたあたりで見ちゃマズイ物見ちゃった感じで
逆の方向を向いたりしています。

もしかしたら店の鍵を開けたの加賀美君かもしれません。
ていうか加賀美君、天道君が泣き止んで家に帰るまで
外で待っていますか。
天道君に鍵を預けて帰りたい気分満載かと思われます。

ちなみに若いのは多分ゼクトの施設のデスクにおります。
ケースを開けてハイパーゼクターを触ろうとしていますが
前回は普通に触れた物が今回は静電気なのかビリビリが発生しています。
ところで、エリアXに行った時の用事は終わったのでしょうか。



 先輩と歩きながら、ひよりちゃんがずっと消えている事を話したらしい加賀美君。
先輩も加賀美君が最近落ち込んでいたのを気にしていたようです。
「でも必ず助け出すんでしょう?」と聞かれて反応の無い加賀美君に対し
いつもなら闇雲に突っ走るのにらしくないと叱咤。
加賀美君は助け方が分からないと漏らします。
どうやらひよりちゃんが怪人である事は伏せているようです。

その時、加賀美君達の横をリムジンが通り、車から声をかけられます。
声の主は天道君の妹さんで、車は妹さん専用のリムジンだそうです。
妹さんが言うには天道君が大出世したとの事。
それだけ言うと加賀美君に手を振って行ってしまう妹さん。

妹さんの行き先が気になります。

そして先輩に電話連絡が入り、加賀美君に仕事だと伝えます。
今の今までは仕事では無かったのでしょうか。



 加賀美君達が現場に到着すると、他のチームやシャドウも集まってきております。
影山の姿も見えますが、影山も誰かから指示を貰って動いているようです。
指示を受け建物に突っ込んでいく皆さん。
加賀美君はインカムから聞こえてくる指示の声をどこかで聞いた事があるように感じます。

建物内ではシャドウさん達とかが整列しており、怪人が一番奥の部屋に居るので3分以内に始末するようにとの指示を通信で貰っています。

今回の作戦には訓練生と呼ばれる白いスーツの隊員も来ております。
何で訓練生が混ざっていると発言している影山に
指示の声が文句は会議室で言えと注意しています。
指示の人物は姿を見せていませんが、監視されていそうです。
しかし大人数来ていますが、全部見れるか気になります。


そして建物内に侵入する皆さんですが、トラップが仕掛けてあり
早速宙吊りになる人とか出てきています。
ところで加賀美君チームなど、普通に背広姿の人達も居ますが
そんな格好でトラップのある部屋に突入して大丈夫ですか。

先輩も赤外線か何かのセンサーに引っかかり、足場の板が跳ね上がって
飛ばされてしまいます。
もしかして先輩、中二階から下のフロアまで落ちてませんか。
ちょっと心配です。

そして加賀美君はセンサーの下を恐る恐るくぐってトラップを突破。
続いて白いスーツの訓練生はわざとトラップにかかり、
板の跳ね上がる力を利用してジャンプし加賀美君の先に出ます。

ところで、トラップが仕掛けてあるのが前提のフロアですが
着地点に落とし穴とかあったらどうするのでしょうか。

訓練生がしばらく進むとドアがあり、なかなか開かないようです。
遅れて到着した加賀美君が訓練生と一緒にドアを体当たりで破って通過。
訓練生はマシンガンとか持っていますが使いません。

そして今度は何かのタイマーが有り、5秒前とか言っています。
しばらくすると液体が足元を流れ、どうも電気を流したようで
ゼクトルーパーさん達が感電しています。

加賀美君と訓練生はそこもやり過ごしたらしく
奥の部屋に到着。

その部屋では天道君が暢気に料理の味見をしていました。
「お前何をしているんだ」とシュールすぎる光景に切れている加賀美君。

「口の利き方には気を付けた方がいいですよ先輩。」と
加賀美君に話し掛ける訓練生。
ヘルメットを外して顔を見せますが、何と女性でした。
危ない業種によく参加するなあと思いますが、
ゼクトルーパーさん達の士気はかなり上がると思います。

訓練生が言うには、天道君はカブトとしてゼクトに入り
能力が認められてこのエリアの司令官になったそうです。

以前天道寺という偽名でシャドウの指令になっていた件は
どうなったのでしょうか。
部下からはこの人また来たんだって思われそうです。

そして今回の作戦は副官を選抜する為のものだったそうで、
訓練生と加賀美君のどちらを副官にしようかという天道君。

もし上司が勝ち残っていたら上司を副官にするのでしょうか。
毎日蕎麦打って過ごしそうなチームが出来そうです。

そして副官をやりたがる訓練生。
天道君は昔のよしみで加賀美君にしてやっても良いと話します。
しかし加賀美君はどうも嫌みたいです。

遅れてドリフのコントみたいな感じになった影山が到着。
「天道、何でお前が。」と影山。
どうやら影山も人事については知らなかった模様です。
そして影山を見て「君は誰だったかな。」とからかう天道君。

影山も切れてマシンガンブレードを天道君に向けますが、
訓練生が指輪に仕込んだ糸を投げてゆで卵のように切断。

影山は更に怒りますが、糸は影山の首にも巻いてあるそうで逆に脅されてしまいます。
天道君は訓練生の技能を認めて副官に任命。
訓練生は喜んで飛び跳ね、影山の首が絞まっていってました。

そして勝利者へのご褒美として、今作っていたブイヤベースを出す天道君。
しかし訓練生は料理を拒否。
天道君は一瞬固まり、何故かテーブルに置いてあった蝋燭の火が消えます。
天道君、変な超能力とか持ってますか。



 加賀美君のバイト先で、ランチミーティングを開催している天道君。
「お婆ちゃんが言っていた、料理の味を決めるのは下準備と手際の良さ。戦闘も同じだ、分かるな。」と言って落ち着かない様子の影山の肩を叩きます。

影山は起立して「ハイ、これからは天道さんに付いて…」とハキハキ答えますが
途中で天道君に座らされました。
どうやらまた影山で遊び倒すつもりなようです天道君。

そして食事はかならず加賀美君のバイト先で食べるよう指示を出す天道君。
少しでも売上に貢献するのだそうです。
バイト先もいい迷惑な気もしますが、そこまで追い詰められているのでしょうか。
ちなみに訓練生もハイと良い返事をしております。

加賀美君達もこのミーティングに呼ばれていたようで、
加賀美君は天道君にゼクトに入って内側からひよりちゃんの手がかりを探すつもりかと聞きます。
天道君は自分以外のライダーを全て消してゼクトを潰すのだそうです。
それを聞いて驚く加賀美君。
確かに主役ライダーのやる事とは思えません。

皆は食事が終わり、訓練生が会計をしています。
天道君が訓練生にも食事をするように言いますが、
手持ちの干し飯を出してそれをつまみ始めます。
訓練生はみんなこれを食べているそうで、
彼女も7年間料理を食べていないそうで
味の良し悪しに対する感情もなくなったそうです。

ここで食事をするのは売上に貢献すると言う主旨ですので
持ち込みはアウトな気がします。
しかし食べつけないものを急に食べさせて、お腹でも壊されたら
かないませんので
次から店のメニューに干し飯(\945)を加えると良いでしょう。



 ゼクトで若いのに何故カブトを組織に入れたのかと詰め寄っている影山。
若いの、最近アポイント取りやすいです。
若いのに拠れば、カブトが組織に入る方が本来の姿なので
断る理由が無いとの事。
しかし企みがある事は予測しており、手も打ってあるそうです。

影山は何も聞いていないので不安になったらしく
見捨てないようにと若いのに懇願しています。

そう言っている間にも若いのは部屋を出て行ってしまい
早速見捨てられモードな気がします。



 坊ちゃまの屋敷では、坊ちゃまがサソードゼクターを、
天道君と訓練生が札束を天秤にかけています。
重さが釣り合ったところで取引は成立したようで、
天道君達はゼクターを持って帰っていきます。

訓練生、ゼクターを剥き出しで持っていますが
これ持って帰るの分かっていたのですから
大き目の袋とか用意してきた方が良かったと思います。
銃刀法違反とかに気をつけてください。



 「そうか、加賀美さんにはまだ言っていなかったっけ。私とお兄ちゃんが本当の兄妹じゃないって事。」
とホットケーキを焼きながら加賀美君に話し掛けている妹さん。
ていうか加賀美君が何で天道君の家に来ているのか不明です。

加賀美君は妹さんの発言を聞いて驚いています。
妹さんのお婆ちゃんが、妹さんが産まれる以前に
身寄りの無い天道君を引き取ったのだそうです。

妹さんが産まれる前ですと
妹さんの親御さんは存命な訳ですが
引き取ったのはお婆ちゃんです。

あと、そのお婆ちゃんが料理や対人スキル、果ては兵法まで天道君に叩き込んだとなると
謎は深まるばかりです。

加賀美君は天道君がひよりちゃんに「たった一人の妹だ」と言った事に納得しています。

ちなみに妹さんは天道君が兄である事を喜んでいるそうです。
チャイムが鳴り、天道君が帰ってきたと思い玄関に走っていく妹さん。
その間にホットケーキが焦げ出し加賀美君は慌ててしまいます。

あと、家に来たのは天道君ではなく爺やでした。
爺やは妹さんの代わりにホットケーキを焼きながら
天道君がサソードゼクターを買い取った事を話しています。
怪人と戦ったら坊ちゃまがサソリ怪人になってしまうと心配し
加賀美君に取り返して欲しいと頼む爺や。

爺や、加賀美君に用事が有ったのに
何故天道君の家に来ちゃいますか。



 加賀美君は公園のような所で、
天道君に坊ちゃまからゼクターを取り上げた事でクレームを入れています。
天道君は全てのライダーを消すために全てのゼクターを入手するのだそうです。
加賀美君には昔のよしみがあるので猶予を与えるとし、
ゼクターを渡すか戦って奪われるか選ぶよう言います。

気のせいか、特に何のよしみもない坊ちゃまの方が
有利な条件でゼクターを渡している気がします。

加賀美君は天道君の行動に納得がいかないようです。

その時訓練生が影山を連れて合流、どうやら天道君が呼んだようです。
天道君は影山にもゼクターを渡すよう指示。
影山はこれを拒否し、天道君と影山は変身して戦う事に。
加賀美君も戦いを止めさせたいようで、変身してカブトに攻撃し出します。

その間ちょっと休んでいるザビー。
2対1に持っていこうとか考えません。
それどころか、カブトとガタックがキャストオフした拍子にどっか逃げます。
ちなみに訓練生は走ってその場から退避していますので大丈夫です。

ガタックはカブトに何故ライダーを消さなければならないのか聞いています。
ひよりちゃんを守る為だと答えるカブト。
ライダーもゼクトも怪人を倒す為の物なので邪魔なようです。

そしてライダーは俺一人で良いとか言い出す天道君。
なんか不吉なフレーズですが、それはさておき
ライダーキックの準備をしています。

ガタックもライダーキックを発動、両者飛び上がって空中でキックをぶつけ合います。
そしてどちらも衝撃で叩き落され、ガタックは変身解除し
どうすれば良いのか考えているようです。

カブトの方は変身したまま立ち上がっており、優位に立っている様子。
ところでまだクロックアップとかしていませんので、
まだお互いに本気ではないかも知れません。

一方、すっかり忘れていましたが逃走している影山。
何故か変身解除して逃げています。
クロックアップして逃げても良いのではないでしょうか。

影山の前に喪服の女性とその部下の女性が出現。
無様だな、助けてやってもいいんだぞと声をかけます。
影山は「誰がお前なんかに。」と拒否しますが
喪服の女性が怪人態に変身すると
オネガイシマス」と頭を下げます。

ところで喪服の女性、ゼクトと協力するのも
利害が一致している時に利用しているだけという事でしたが
影山に手を貸すのは何かメリットがあるのでしょうか。

もしかして素で見てらんないとかですか。



 公園で家に伝わるというディスカリバーを眺めている坊ちゃま。
背後に気配を感じ、怪人である事を見破ります。
坊ちゃまの背後にいた一般市民3名は怪人の姿に変身し戦闘態勢に入ります。

「お前らにも見せてやろう、名剣ディスカリバーの輝きを。」
そう言って剣を鞘から抜く坊ちゃま。
しかし柄の部分だけピョロッと抜けてその先がありません。

怪人達もあまりの事にビックリして止まってしまいます。

「何〜!?、 そうか、流石は名剣、見えない程眩しいという訳だな。」
と前向きに考える坊ちゃまですが、
そりゃないわと言わんばかりに怪人が坊ちゃまに攻撃。
しかし坊ちゃまが剣を振り下ろす仕草をする時に
一瞬止まったりで怪人達もノリが良いです。

怪人にドツかれて倒れ、手持ちの剣では話にならない事を悟る坊ちゃま。
その時爺やが登場、本物の剣を持って来ます。

先程まで天道君の家で加賀美君にゼクターを取り返すよう頼んでいた訳ですが
爺や大忙しです。



 どこかの寺で大介の保護者の少女と待ち合わせをしている天道君。
少女はドレイクグリップを内緒で持ち出したとの事で、それを天道君に渡しています。
天道君は少女にもう行ったほうが良いと声を掛け、
少女も事情を察したのか、天道君と分かれて小走りでその場を離れます。

少女が去ったところで、
影山と怪人態の喪服の女性、脱皮後の怪人1体とその他大勢怪人が出現。
ちなみに大介出番なしです。



 脱皮前の怪人達と戦っている坊ちゃま。
数が増えて5体を相手にしていますが、全員爆発させました。
ゼクトルーパーさん達がマシンガンを使ってやっと倒す相手に
剣を使って勝っています。
拍手をしている爺やに、どういう事だと尋ねる坊ちゃま。
本物のディスカリバーは爺やが売ってしまっていたそうで、
今回それを買い戻したそうです。
サソードゼクターより高かったそうで、更に借金が増えた坊ちゃま。

ところで爺や、加賀美君がゼクター取り戻せないと見越して
買い戻しましたかそれ。
良い読みです。



 カブトは喪服の女性と戦いながら
エリアXで何があったか、ひよりちゃんがその所為で消えたのではないかと聞いています。
喪服の女性は人間には関係無いので諦めるように言います。

あと、喪服の女性だけでも手強いのですが
脱皮済みの怪人もいて苦戦しているカブト。
脱皮前の怪人達の相手をしている間に
忘れていましたがザビーのライダースティングを食らってうずくまってしまいます。

そして喪服の女性がザビーを退かせ、トドメを刺すと言っています。

その時チャリチャリ言う音が聞こえ、そちらに注意を向ける喪服の女性とザビー。
何故か矢車がチョイ悪モードになって、しゃがみ込んで
ブーツの拍車で地面を引っかいていました。

歩いて怪人達の前に来る矢車、脱皮前の怪人を変身もせずに
蹴りで動きを止めさせてしまいます。
影山に「貴様、パーフェクトハーモニーはどうした。」と聞かれ
「パーフェクトもハーモニーも無いんだよ。」と低い声で答える矢車。
矢車はどうも電波の受信チャンネルが変わったようです。

そして怪人を蹴り転がし、「どうせ俺なんか」とベルトのバックルを開いて
ホッパーゼクターを収め、キックホッパーに変身。
「今誰か俺を笑ったか。」とか言っていますキックホッパー。
どうも受信チャンネルが変わったようです。

怪人達を蹴りながら歩くキックホッパー。
喪服の女性の前に来ると
「お前か」と声を掛けます。
喪服の女性も流石に引いたのかノーコメントで蹴られています。

しばらく通常攻撃の押収をして、喪服の女性と脱皮済み怪人は
電車とかで変なのが乗ってきた時に一旦降りて別の車両に移るように
その場から離脱。

取り残された脱皮前の怪人にライダージャンプからライダーキックを繰り出すキックホッパー。
飛び蹴りされて爆発する怪人達。

ザビーはカブトを指差し、「あいつはゼクトの敵だ、やれ!」とキックホッパーに命令。
「影山、俺と一緒に地獄に落ちよう。」とキックホッパーはザビーにライダーキック。

これがやたら技の発動が早くてザビーは攻撃をしっかり食らい、変身解除。
カブトは楽をしてザビーゼクターを手中に収め、
キックホッパーにもゼクターを渡すよう言い出します。

「お前は良いよなあ、どうせ俺なんか。」とカブトを攻撃し始めるキックホッパー。
カブトの何が良いのかちょっと気になる所ですが
電波の強さでしたら羨ましがる事は無いと思います。


ちなみに訓練生は若いのの部屋に行っています。
訓練生から天道君が全てのゼクターを集めようとしていると報告を受け
監視を強めるよう指示を出す若いの。
いざと言う時は若いのが指令を出すそうです。
それはともかく、若いの、何で訓練生の髪を触っていますか。
ちょっと何か思い出しました。

あと、コレお偉いさんあたりがやったら訴えられるのがオチな気がしながら
次回に続きます。