第26話



 警視総監に色々と質問している天道君。
しかし35年前に生まれていない息子の名前を書いた件に関して
警視総監は天道君の方が理由を良く知っているだろうと指摘。

「実に不幸な事件だった。君のご両親の事件は。」
「俺の両親を知っているような口振りだな。」
「息子とはこれからも仲良くやってくれたまえ。」

と、気付いたら警視総監のペースになっています。

ちなみにこの辺のやり取りに関して、周囲にいる他の人達は
意味が分からないと思われますが、特にこれと言ったリアクションを取る者もおらず
大抵の事は流すタイプの人材で
警視総監の周囲を固めている可能性が高いです。

更に警視総監は
「あ、そうそう、妹さんは元気かね。たった一人の肉親だ。大事にしてあげなさい。」
と妹さんの存在を把握している事をアピールし
天道君に圧力を掛けます。

天道君は妹さんの事に触れられて動転したらしく、警視総監に
食って掛かろうとしますが
流石に周囲の職員らに制止されてしまいます。

ところで天道君が部外者だと
いつ気付くのでしょうか皆さん。



 喪服の女性が変身した怪人と戦っているドレイクとザビー。
しかしマスクドフォームになった意味があるのか無いのか
サッパリなやられっぷりで
転がされて変身解除です。

2人とも動けずピンチですが、怪人の方が人間の姿に戻り
ライダーの力はこの程度か、と言って2人を見下し、
名前を名乗って
「死に逝く時、その名を呼ぶがいい。美しいレクイエムで地獄へ誘ってやる。」
と言って去ります。


今、ものすごくトドメチャンスなのですがスルーです。
やはり墓立てるの面倒なので殺すの延期なのでしょう。



 ガタックは若いのにダブルカリバーを突きつけ、
自分がガタックになったのは何故かと聞いています。
若いのが回答を拒否すると、自分で調べると言って建物の奥に進みます。

すると若いのが堪え切れずに笑い出してしまいます。
それに気付き、何か気付いたガタック。
若いのも教えてくれますが、どうやら此処はゼクトの本部ではないそうです。

いきなりネタバラシしてやるあたり結構優しいです。
しばらく捜索させて疲れたあたり狙って
真相を明かした方がダメージ大きいのでオススメです。


組織に逆らった者に罰を与える、と宣言する若いの。
どこかに待機していたらしいゼクトルーパーさん達が駆けつけてガタックを包囲します。

ガタックは今にも切れたり暴れたりしそうな雰囲気でしたが、
そこにどこから情報をかぎつけたのか、上司が到着。

ゼクトルーパーさん達(武器所持)を押しのけ、
ガタック(武器だらけ)を殴り、「いい加減にしろ、加賀美!」と叱りつけています。

上司の拳に血が滲み出ているのを見て、加賀美君はシュンとして変身解除。
どうやら若いのの罰よりこちらの方が余程効くようです。

そして加賀美君と先輩を回収して上司はとっとと帰ってしまいます。

加賀美君にお仕置きをする為だけに呼ばれたと思われるゼクトルーパーさん達は
「最初から上司呼べば一発で終了だったんじゃないか」みたいな気分だったと思われます。



 橋から河口を眺め、少々凹んでいる感じの天道君。
そんな天道君にひよりちゃんから連絡が入ります。
妹さんが大変だと聞いて驚く天道君。
ところでひよりちゃん、公衆電話から通話していますが
そこ電波入らないですか。


タクシーの後部座席で寝ている妹さんに
先輩に擬態した怪人が
腕だけ怪人態に戻して危害を加えようとしていました。
その時タクシーの前に立ちはだかる天道君。
天道君は電波を頼りに、妹さんの乗ったタクシーの場所を感知したのでしょう。

「お前、岬の擬態だな。」と天道君に言われてしまった怪人は
タクシーから降りて走って逃走。

天道君は怪人を追わず、まずタクシーの中で寝ている妹さんに声を掛け、
無事を確認して「家に帰ってじっとしているんだ。」と指示を出しています。
タクシーの座席から天道君を見送る妹さん、
今まで一緒に居た人がいない事に関して何か質問はありませんか。

あと、突然目の前に人が出てきたり、
お客さんの腕が変になったと思ったら
急に降りちゃったりなのに
タクシーの運転手さんが無反応なのが
東京砂漠です。



 怪人を追って何処かの建物に入る天道君。
階段の上でアクセサリーが階段の手すりにぶつかる音が聞こえ、怪人の場所が分かります。
「言っておくが、俺の妹に手を出したらただではおかない。」と何時に無く余裕の無い天道君。
階段を更に上って逃げようとする怪人を追おうとしますが、
足元の地面が急に流れ落ちてゆき、巻き込まれて落ちるのを防ぐ為
地面に異常のある場所から退避。

そして別の怪人が崩れた地面から出現します。
天道君はカブトゼクターを呼び出し変身。

怪人を追い駆ける時点で変身しておいた方が良かったような気もします。

カブトはマスクドフォームのまま、今出てきた方の怪人を殴りつけ
隅っこまで追いやりますが、
怪人は再び地面を潜って逃走。
確かカブトゼクターは地中も移動した事があったので
怪人の追跡に使ってみてはどうでしょうか。

ゼクター単体でも
ツノで突っつく程度の嫌がらせなら出来ると思います。



 先輩に擬態した怪人は公園のような所に逃げ込み、
木の陰に隠れます。

そこを徒歩で通りかかる坊ちゃま。
どうやら爺やの送迎は無いみたいで、
1人でプールに行っていたのでしょう。

ところで荷物をお持ちで無いようですが
更衣室に海パン忘れてませんか。

坊ちゃまは植え込みにバラが一輪咲いているのを発見、
お姉さんの不幸な記憶に繋がるアイテムなので
どこからともなくヤイバーを取り出して
バラを切り落としてしまいます。

公園の植物を切るのは多分アウトです。

バラの花びらが散り、それに何故か手を出す
先輩に擬態した怪人。

坊ちゃまは怪人を一瞬お姉さんかと思ってしまいますが
顔を見て「何だ、君か。」と間違いに気付きます。

しかし坊ちゃま、先輩の顔を覚えるほど接点ありましたでしょうか。

それはともかく、怪人の方も坊ちゃまが自分をお姉さんと間違えた事を気にしだします。
今の今まで後ろを気にしながら逃げていた怪人ですが
どうやら別の事に興味が移ったようです。



 指令車で辞職願を書いている上司。
そこに先輩と加賀美君が入ってきて、上司が落としたその届出を見つけてしまいます。

加賀美君に追及されそうになり、辞職願を奪い返して
車から降りる上司。
しかし、この車もどこかの公園みたいな場所にあるので
このまま部下振り切って走って辞職願提出とかは無理っぽいです。

先輩は自分達の責任を取ってやめるのかと
気にしているようですが、
上司の辞職は部下の所為ではなく、
組織への不信感が限度を越えた為のようです。

という事は、部下がこれだけやっても
上から何も言われないのでしょうか。

厳しいのだか緩いのだか分かりにくい組織ですゼクト。

自分も同じなので、上司が辞めるのなら自分もと言い出す先輩。

加賀美君は怪人を倒して人類を守ると言う上司の目的を引き合いに出し、
更に「俺がワームを倒しまくって組織の中でのし上がります。
そうすればマスクドライダー計画の謎だっていつか。」
と頼もしいのだか不安なのだか分からない指針を出し、
力を貸してください、と上司と先輩に頭を下げています。

天道君がカブトと知らないはずなのに
ゼクトマイザーとか加賀美君に押し付けたような上司ですから
多分加賀美君より先に自力で謎解明すると思います。



 屋敷で先輩に擬態した怪人とダンスを踊っている坊ちゃま。
坊ちゃま、若い女性を1人だけ家に招き入れるあたり
結構やります。

ドレスを良く似合っていると誉める坊ちゃま。
坊ちゃまの発言から、
先輩に擬態した怪人は、ドレスが坊ちゃまのお姉さんのものと見破ります。
「今だけ私をお姉さんだと思いなさい。」と言う怪人に
坊ちゃまも喜んでいるようです。

しかしそこに喪服の女性が出現し、先輩に擬態した怪人とちょっと踊ったりします。
坊ちゃまの家の戸締りは大丈夫なのでしょうか。

あと、踊る必要は全く無いのですが、傍から見て楽しそうに見えたのでしょうか。

喪服の女性は怪人に
「あの小娘を囮に、カブトを地獄へと誘うのでは無かったのか。」と聞いています。
どうやら各自ちゃんと作戦とかあって行動していたようです。

作戦的には、やはり先輩でなくひよりちゃんあたりに擬態すべきでした。

喪服の女性は坊ちゃまが居るのに気付き、怪人がこっちに狙いを変えたのかと1人で納得。

「私がレクイエムを歌ってやる。神代剣、またの名をサソード。」
と本性を現す喪服の女性。

坊ちゃまもサソードに変身し、怪人と斬り合いをしながら外に出ます。
屋敷の戸締りとか本当にどうなっているのか不明です。

形勢不利になり、態勢が崩れた所で斬られそうになるサソードですが
先輩に擬態した怪人がサソードの盾となり攻撃を受け止めます。
「お前は…。」と先輩に擬態した怪人に話し掛けるサソード。

サソードは目の前にさっきまで攻撃してきた喪服の女性とかいますが
気にせず変身解除。

そして先輩に擬態した怪人は坊ちゃまの方を振り向いて
悲しそうな表情になり、走り去ってしまいます。


怪人を見送り、「まあ好きにするがいい。」と喪服の女性も帰ってしまいます。
喪服の女性、戦闘とか凄い飽きやすいですか。

坊ちゃまは先輩に擬態した怪人が残していった靴とか見ています。
足の甲の所にベルトみたいなのが付いている型の靴なのですが
そんなに脱げ易いものでしょうか。
先輩足細すぎですか。



 海に下る為の階段みたいな場所に座って、家族の写真を眺めているひよりちゃん。
最近バイトどうなっているのでしょうか。
その時突風が吹き、写真が飛んでいってしまいます。
それを拾い上げたのは通りかかった天道君。

ひよりちゃんが立ち上がって顔を見せ、天道君に「返せ。」と言って来ます。
天道君はひよりちゃんを探していたそうです。
写真を渡す天道君に、妹さんの安否を尋ねるひよりちゃん。

妹さんはあれからずっと家に閉じ込めているそうです。
夏休みが終わったらどうなる事やらです。
妹さんの無事を聞き、安心しているひよりちゃんに
天道君はひよりちゃんも狙われているとして注意を促します。

自分の周辺に狙いをつけたらしいと話す天道君。
隕石を持つと狙われるとかは天道君も知らないのか
意図的に黙っているのかは不明です。

自分の事はいいと言うひよりちゃんに
「駄目だ、俺の側を離れるな。」と必死で訴える天道君。
しかしひよりちゃんは天道君をまだ信用できない状態のようです。


走って天道君から離れるひよりちゃん。
交通の便の悪そうなところですが、自転車使いません。

そしてひよりちゃんの前に喪服の女性が出現。

「私の部下が一風変わったメンタリティーを持ったようだ。
人間の記憶を引き継いだ所為なら、人間とは不思議なものだな。」と
突然分析している喪服の女性。
この世界では「一風変わった」程度では済まない人達が多いので
それがどうしたと言う感じですが、喪服の女性は気になるようです。

あと、ひよりちゃんにいきなり近況を語り出す喪服の女性のメンタリティも
最近頻繁に接触した電波達の影響受けまくりです。

そして脱皮前の怪人が沢山現れ、
逃げようとして失敗し転ぶひよりちゃん。

「お前を調べさせてもらう。」と喪服の女性がひよりちゃんに迫りますが、
そこに天道君が駆けつけ、ひよりちゃんを庇います。

しかし、人間のサンプルとしてひよりちゃんを調べるのは
ちょっと違うような気がします。

機械と喋ったりとか、
妖精の絵が浮かんでいるビジョンが見えたりとか
少数派です。


「天道総司、お前には最も美しく、残酷な死を贈ろう。」
と変身する喪服の女性。

喪服の女性が変身した怪人が
脱皮前の怪人達に戦闘の合図を送った所で
カブトゼクターが怪人達の周囲を飛びまわり、
その気を散らせてから天道君の手に収まります。

怪人、少しは一つの事に集中しましょう。

天道君はひよりちゃんに逃げるように促して変身。
しかしひよりちゃんが近くに居てキャストオフできない所為か、
時折加えられる喪服の女性の変身した怪人の攻撃を食らいダウン。

天道君は変身解除状態で立ち上がり、脱皮前の怪人達を殴ったりしながら
ひよりちゃんに肩を貸し、逃走の手伝いをします。

カブトがキャストオフの必要なクロックアップをしないのは
今の状況では仕方が無いとして、
敵の怪人が全然クロックアップしないのが不思議です。



 ひよりちゃんを連れて物陰に隠れる天道君。
敵と少々間合いが開いたのか、ひよりちゃんに
7年前のベルトの少年は自分であると打ち明け始めます。

しかしそこで何があったかは言えないのだそうです。
そしてひよりちゃんを連れて移動を再開。
もう少しでバイクに辿りつけそうな所で
怪人達に追い付かれてしまいます。

ちょっと無理してでも休まないで逃げた方が良かったです。
怪人にドツかれて転がりながらも、
立ち上がってひよりちゃんを庇い
「どんな敵が相手でも俺はお前を守る!永遠にな。」と宣言する天道君。

そう言った側から怪人にまたドツかれて弾き飛ばされております。

いつになく弱まっていますが、妹さんの安全に不安が生じた所為か、
慣れない勤務でヒットポイントが削られていた所為か
ひよりちゃんの気を引きたい所為は不明です。

尻餅を付いている天道君に、喪服の女性が近付いてきます。
クロックアップするどころか人間の姿です。
天道君がテンパっているのに対し
こちらはやる気を見せません。

そして今度はひよりちゃんが天道君を庇い出します。
「僕を調べたいのなら好きにしろ、でも天道はもういいだろう。」

そんなひよりちゃんの行動を
「そのぬるい感情、人間とは、くだらん。」と吐き捨てる喪服の女性。

しかしこれを「ぬるい」と理解できるあたり、
既にかなり研究されていらっしゃると思います。



 ガタックエクステンダーをキャストオフさせ、
空中サーフボードとかそんな感じにしているガタック。
ガタックはガタックエクステンダーで
天道君達を追い詰めていた怪人達をどんどん轢いています。
ところで誰がガタックを呼んだのでしょうか。

「私のレクイエムを聞きに来たのか。」と
喪服の女性はガタックの登場に
あまり驚いて見せません。

喪服の女性は怪人の姿となり、ガタックと戦い始めます。

どうやら指令車もガタックと一緒に来ていたようで、
先輩がサーモグラフィーのようなので
戦っている怪人のデータを収集。
そして指令車の中で上司が分析結果を弾き出し、ガタックに転送します。

「天道、お前の力が必要だ。やれるか。」と聞いてくるガタック。
「当然だ。」と答える天道君、
て言うか言われる前に変身していてください。

天道君はひよりちゃんを先輩に預け、カブトに変身。
カブトエクステンダーに乗り込みキャストオフさせ、
ガタックとタイミングを合わせて怪人目掛けて突っ込みます。

怪人はライダー達の動きを見破り、上空にジャンプして攻撃を回避しますが
カブト達も敵の回避行動は見越していたらしく、
カブトエクステンダーのツノがガタックエクステンダーを跳ね上げ、
既に着地した怪人目掛けて上空から飛び込んで行きます。

ガタックエクステンダーを一旦受け止める怪人ですが、突然その体が地面に沈んでしまいます。
そして怪人の体が再び浮かび上がり、何とガタックエクステンダーを押し返します。
どうやら地中から別の怪人がサポートしてたようです。

地中を移動する怪人、仲間を助けるのが生き甲斐なのでしょう。



 先輩に擬態した怪人が落とした靴を持ったまま、まだ外に居る坊ちゃま。
そこに怪人が戻り、騙すつもりではなかったと謝罪。
殺す為に近付いたが出来なくなったと打ち明けています。

じゃあ俺も忘れよう、と靴を怪人に渡そうとする坊ちゃま。
怪人は靴を受け取りながら、腕だけ怪人に戻して坊ちゃまを攻撃しますが、
手心を加えたのか、かすり傷をつけた程度。
そして坊ちゃまはサソードヤイバーで
怪人の腹部を思いっきり刺しています。

「俺はワームを許さない、絶対に。」と坊ちゃまはサソードに変身。
怪人も元の姿に戻って倒れ込みます。

怪人、先輩に擬態していると言っても、服は坊ちゃまのお姉さんのです。
手に持っていた靴は残っていますが
服は消えました。

擬態の仕組みが良く分かりません。



 地中を移動する怪人を、地面のひび割れを頼りにカブトエクステンダーで追いかけているカブト。
そしてひび割れを先回りし、エクステンダーで叩いて怪人を地面から弾き出します。
ガタックエクステンダーで飛んで来たガタックが、飛び降りながら怪人にライダーキック。

ガタックが飛び降りた後のエクステンダーの制御とかどうなっているか不明ですが、
一般市民が迷惑を被っていない事を祈ります。

そして人差し指で天を指すポーズを決めているカブト。
喪服の女性を追いかけたりとかはしません。
敵味方ともにあんまり執念深くないです。



 指令車に戻っている加賀美君。
先輩にねぎらわれ、上司の指示のおかげだと謙遜しています。
今まで以上に結束を固める指令車チーム。

ちなみに車内には既にひよりちゃんの姿はありませんが、
戦闘中にひよりちゃんと指令車チームで情報交換とかあったのでしょうか。
加賀美君ネタで盛り上がっていたら笑えます。


ひよりちゃんは天道君と一緒に帰るようです。
天道君を信じてみようと考えるひよりちゃん。
前もそんな事を考えてたりしてましたから、
また時々疑いを持ったりすると思われます。


その様子を少し遠くから喪服の女性が見ておりますが
奇襲を掛ける素振りはありません。

そして何故か、喪服の女性の方に歩いてくる影山。
変身もせず1人で来て、戦ったらまず勝ち目が無いのですが
怪人の擬態の偽影山とか
敵が飽きっぽいと知って油断しているとか
色々考えられます。


強さの順位が入れ替わるよりも
料理対決が無い事に違和感を覚えるライダーというのも
どうかと思いながら次回に続きます。