第24話

 


 サソードのチューブで拘束されたカブトですが、キャストオフにより脱出。
それを見てサソードもキャストオフ。
ていうかチューブが切れてプラプラするので、キャストオフせざるを得ません。

そしてサソードヤイバーを振り回され、
カブトはそれを弾き返していたのですが
しばらくすると態勢を低くしてしまいます。

その様子を見て勝利を確信するサソード。
しかし爺やはカブトの勝利を宣言。
カブトがキャストオフした装甲をプットオフで再度装着し
その装甲でサソードヤイバーをかませて完全に止めていました。

その一方でカブトはクナイガンの刃をサソードの喉元に向けており、
この様子では次の瞬間に倒れるのはサソードの方です。

それにしても爺や、お年寄りなのに動体視力バッチリです。

しかしサソードは変身解除し、自分の剣の方が早かったと主張。
さらに自分に楯突いたとして爺やをクビにしてしまいます。

爺やは坊ちゃまの成長を願ってこそと言っていますが
坊ちゃまは頂点に立っているので成長は無いそうです。
爺やがクビの撤回を懇願するのにも耳を傾けません。
しかし爺や、ほぼボランティアなのですから、
クビになっても痛くも痒くもない筈です。

「お前はその方の真意に気付いていない。」と坊ちゃまを注意する天道君。
しかし坊ちゃまは「黙れ、お前との決着は必ずつける。」と言って去ってしまいます。

坊ちゃま、爺やをクビにしてしまいましたが
帰りの交通機関が何か気になります。


 渋谷の廃墟を仕切るフェンス前に来ているひよりちゃん。
加賀美君が待ち伏せしていたようで、何処に行くつもりかと尋ねています。
放っといてくれと言って通り過ぎようとするひよりちゃんですが
加賀美君はひよりちゃんの進路上に立ち、
渋谷廃墟に入るつもりじゃないよなと聞いてきます。

もう一度「あの場所」に立てば、
はっきりするかも知れないと答えるひよりちゃん。
ベルトの少年の記憶が気になって廃墟に行くようですが、
フェンスの向こうは瓦礫や塵だらけです。
白いワンピースで入るのは止めた方が良いと思います。

加賀美君はひよりちゃんを止めようと必死。
厳重な警備をどう突破するのかと言って説得を試みます。

有刺鉄線も付いていないフェンスなど
余程の運痴でなければ
工具なしでも突破で来そうです。
ていうか、これ絶対酔っ払いとか
ガンガンに登る感じのフェンスです。

しかしひよりちゃんは
「お前に、僕の気持ちは分からない。」と反発しながらも
戻って行ってくれました。
加賀美君はひよりちゃんに
狙われているから安全な場所に身を隠すようにと声を掛けます。

ところで、天道君もこの場に来ていたようで
加賀美君の背後で腕を組んで立っていました。
ひよりちゃん狙われまくりです。


 指令車の上司の所に来ている加賀美君。
渋谷廃墟に入る許可を求めに来たようですが、速攻却下。
加賀美君は渋谷隕石を持った人間が襲われている事を知っているとし、
ゼクト自体について何か言及しようとしたところで上司に怒られました。

上司、加賀美君を怒るのは良いのですが、
コーヒーの入ったマグカップをデスクにドンと置くのはどうかと思います。
近くのキーボードが危ないです。

加賀美君は立ち食い蕎麦屋で先輩に愚痴を言っています。
先輩も怪人の捜査を打ち切られたとして、
加賀美君の言う通り渋谷隕石に秘密があるのではないかという意見を出します。

そして先輩は加賀美君に引き下がるのはらしくないと指摘。
加賀美君は先輩に後押ししてもらって上機嫌になり、
今日は俺が奢りますと宣言。
いつも奢ってもらっているようです。
あと、加賀美君が支払った料金が足りていなかったそうですが
先輩はそんな加賀美君を微笑ましく思っているようです。

誉めて伸ばすのは結構ですが、暗算の訓練とかもしてやって欲しいです。


 天道君が管理している屋台の向かいの建物が、
「高貴ラーメン 剣」なる店舗になっていて驚く妹さん。
アンビリーバボーとか言っていますが、学校で習ったばかりでしょうか。
恐らくオープン初日ぐらいなのでしょうが、長い行列が出来ており
TVの取材班も来ております。

レポーターに拠れば、
厨房では仏、伊、中等の超有名シェフが腕を振るっているそうですが
全員がシェフで普通のコックの姿が見えず、
誰が下働きするのか気になる所です。

ラーメンにキャビアやフォアグラなど高級食材を使用しているそうですが、
白いボウルのような器に麺とスープが入り、
その上に蟹が丸ごと一匹入っているようなのをこしらえており、
盛り付けにはさほどこだわりを感じません。

それと、トッピングが大き過ぎるので
麺が伸びない工夫が必要です。

そしてシェフ達に見送られながら店から出てくる坊ちゃま。
シェフ達、客を待たせている状態で厨房から出ないで下さい。
待っている人達がかなりイラつきます。

この店は坊ちゃまが作ったようで、
300円という価格設定も坊ちゃまの仕業でしょうか。
もしかして庶民の懐具合を把握していますか。

それにしても坊ちゃま、
店舗物件の取得ですとか、保健所への届け出とか、
開業に当たっての手続きを爺や無しでやったのでしょうか。
あと準備期間がどの位だったのかも気になります。

レポーターは坊ちゃまを見つけて、コメントを求めます。
「神に代わって剣を振るう男が言ってやろう。
美味しい料理とは粋(すい)な物。
きらびやかで最高な素材を使わなければならない。」
坊ちゃまはそう言うと、近くにいた天道君の足元に手袋を投げつけ、勝負を申し込みます。

天道君は勝負を受けるようで、足で手袋をリフティングの要領で蹴り上げ、
坊ちゃまに蹴り返しています。
その様子が生放送で流れているようでした。

放送事故です。
「しばらくお待ちください」表示に切り替えてください。

豪華なラーメンと屋台のラーメンの勝負の話題を紹介しようと、
今度は天道君にマイクを向けるレポーター。

すると天道君はカメラに向かって
「お婆ちゃんが言っていた。美味しい料理とは粋(いき)な物。
さり気なく、気が利いていなければならない。」
とアピール。
妹さんも「ならない。」と復唱していきます。

放送事故です。
モザイク入れてください。

レポーターは勝負の予想を街角の人に聞くといい、
偶然通りかかった先輩にインタビュー。
「どちらのラーメンが勝つと思いますか。」と聞いてきます。

先輩は事の経緯も店についても
予備知識はない筈です。
まず質問の仕方が無茶苦茶です。
しかし先輩は冷静に「かけ蕎麦。」と回答。

意図しなかった回答に困惑するレポーター達ですが
行き当たりばったりで取材をするからそうなるので
回答者とかも予め仕込んでおくべきです。


 渋谷廃墟のエリアXの扉の前で、加賀美君がエリアXに興味を持ち始めたと
お偉いさんに報告する若いの。
お偉いさんはフェンシングの練習をしながら、
「君は、増えすぎた鼠が何をするか知っているかね。
彼らは自ら川に落ちて死を遂げると言う。
その時鼠は胸に希望を抱いて飛び込むのだろう。
そこには地獄しか待っていないと言うのに。」

今回は話題に付いて行かない秘書。
お偉いさんの話がレミング限定な感じだなあとか
その前に共食いするんじゃないかなあとか
指摘したくて仕方がないのでしょう。
黙っているあたりが処世術です。

「未来は光り輝いている。どうせ地獄へ落ちるなら
せめてそんな希望を抱いて欲しい物だ。」
と言って扉の前から離れるお偉いさん。

お偉いさんを無言で見送る若いの。
何か不快感を抱いているような雰囲気です。
「増えすぎた加賀美君」を想像して
凄く鬱陶しい気分になったと思われます。


 屋台にやって来て、坊ちゃまが迷惑を掛けたと天道君に詫びている爺や。
天道君は止してください、と恐縮しながら売上金を渡しています。
坊ちゃまの店は売れば売るほど赤字になると言う爺やを気遣い、
明日には決着をつけましょうと言う天道君。

ところで、爺やが手提げ金庫持って帰るのですか。
強盗とかに気をつけてください。


 どこかのスタジアムの観客席で天道君を呼び出して話している加賀美君。
「俺はこれから渋谷に行ってくる。
ワームもマスクドライダー計画も、全ての答えが渋谷にあると思うんだ。」

ひよりちゃんの居るバイト先で話せる内容ではありませんが、
わざわざスタジアムに入り込むのもどうかと思います。

あと、渋谷に行って来るって
リアルでは若い人が普通に遊びに行く場所なので
しょうもない事報告するなと一瞬思ってしまいます。

しかし天道君も加賀美君の渋谷行きには反対。
天道君がひよりちゃんの両親に危害を加えたのではないかと
疑念を口にする加賀美君。

一方、ひよりちゃんは人の居ない店の厨房で
家族の写真を眺めていました。
ベルトの少年と加賀美君や天道君のイメージが重なって
写真を落としてどこかへ行ってしまいます。

ところで店は休みですか。

天道君の方は加賀美君を引き続き説得。
ひよりちゃんの為を思うのなら廃墟に行くなだそうです。
加賀美君はひよりちゃんは7年前の記憶をはっきりしないから苦しんでいるとし、
真実を知り、乗り越えなければ幸せにならないと反論。

どうしても行くなら天道君は加賀美君を倒すしかないそうです。
普通は自分を倒してから行けとか言う所ですが、
自分が負ける事とか全然想像できないのでしょう。

「ひよりに幸せになって欲しいと思うなら、俺の言う事を聞け。」
と天道君に言われて
恨めしげな表情で帰ってしまう加賀美君。

ところで天道君、何か色々知っていそうですが
加賀美君に絶対教えないのは
機密の保持が難しくなるからでしょうか。


 ひよりちゃんを探してバイト先の店に入っていく加賀美君。
ひよりちゃんの姿が見えず、
渋谷に行ってしまったのではないかと心配する加賀美君。
あと、店が戸締りしていない点も心配なポイントです。

床に落ちている写真に気付く加賀美君。
幼い頃のひよりちゃんとその家族の物であると推測します。

写真のひよりちゃんの母親の左手の薬指には、
ひよりちゃんの所持していた渋谷隕石と同一と思われる石の付いた
指輪がはめられていました。
渋谷隕石落下より前の写真で何故、と疑問を抱く加賀美君。

場所的に結婚指輪と思われますが、ダイヤとかでなくって
緑色の大きいだけでキラキラしてない石の指輪を渡して
なぜ父親が
母親から別れ話を切り出されなかったのかも
大きな疑問です。


 自分の店で、新たに作ったラーメンの試食をする坊ちゃま。
大勢のシェフが腕を振るった、個性豊かすぎるラーメンを口にしますが
全て一口で駄目だと判断。

 スイカをくりぬいた器に入った青いラーメンに至っては
手をつけずにパスしています。
スープのベースはポー▼ョンですか。威吹鬼がエア■ガ撃ちそうです。
しかもありがちです。

あと、具のパイナップルは酵素が肉を柔らかくするとか
そんな意図かなと思ったのですが
よく見たら肉入っていませんでした。

最後にシンプルなラーメンを出され、貧相だと文句を言いながらも試食する坊ちゃま。
しかしこれが一番美味しかったようです。
先輩の「かけ蕎麦」発言はこの事を意味していたいのでしょうか。
あの情報が少ない中、問題の本質を瞬時に見抜き
たったの一言に凝縮して述べた事になります。

料理をサーブした人に味の秘密を聞こうと振り向く坊ちゃま。
するとそこには天道君が立っておりました。
思いっきり部外者が入っいますが、色んな国の人が居る状態だったので
誰かが気付いても仲間同士意思の疎通が出来ずにいたのでしょう。

「お前が、これを?」と聞いてくる坊ちゃまに
「違う、この方だ。」と爺やを部屋に招き入れます。

天道君も此処までの味を出せなかったそうで、
「お婆ちゃんが言っていた。
どんな調味料にも食材にも勝るものがある。
それは料理を作る人の愛情だってな。」
と味の差の理由を語っています。

「やっぱり爺やの料理は最高だ。」
と坊ちゃまが反省したのを見て、帰ろうとする天道君。
その天道君を呼び止め、自分の負けを認める発言をする坊ちゃま。

勝負ではなく天道君の「ノーブレス オブリージュ」に負けたのだそうです。
ちょっと意味がどうかなって気がしますが、とにかく何かご成長された様子です。
これでおそらく超有名シェフ達も自分達の店に戻って
従業員達がゲンナリするのでしょう。


 ひよりちゃんが廃墟を歩いていると、
住民にその先には入れないと注意されてしまいます。
生きては帰れないと言われても、進もうとするひよりちゃんですが
加賀美君が駆けつけて止めに入ります。

以前大介や少女が廃墟に来た時もそうですが、
ここの住人は外部の人に気さくに声を掛けてくれます。
都会では他人同士だと距離を置きたがる物ですが
ここには古き良き精神が残っている感じです。

ところで警備が厳重なのって
どのあたりからでしょうか。

ひよりちゃんにとっても、良い事ばかりとは限らないと言って
思い留まらせようとしている加賀美君。
詳細は聞いていないものの、
天道君の考えを信用しているようです。

ひよりちゃんの決意が固いので
加賀美君は廃墟入りを認める代わりに一緒に付いて行くそうです。
ちなみにひよりちゃんも加賀美君の態度に満更ではない様子。

渋谷の住人さん、この辺のやり取りとか
どんな気持ちで見守っていたのでしょうか。


 加賀美君達が進んでいくと、影山とシャドウさん達が出現。
上からの命令で彼らをその先には行かせないそうです。

皆さん、何時来るか分からない加賀美君達を待っていたのでしょうか。
一体何日待機したのか知りたいです。
あと、上って若いのの方でしょうか。

ちなみにこの先に何があるか影山も知らないそうです。
影山はザビーに変身、加賀美君もひよりちゃんを物陰に避難させて
ガタックに変身しザビーに応戦します。

しかしシャドウさんが2人ひよりちゃんの方に行き、
ひよりちゃんを連れ出そうとします。
必死に抵抗するひよりちゃん。
戦闘訓練を受けている筈の男性2人相手に結構持ちこたえます。
そこに細かい虫型のメカ群が出現、シャドウさん達を撹乱します。
ただ、撹乱しすぎてシャドウさんがマシンガンぶっ放しているのが誤算です。

シャドウさん達の質の低下しているのか
待ち伏せが長過ぎて疲労が溜まっていたのかは不明です。

シャドウさん達が目を回して倒れたところでカブトが姿を現し、
ひよりちゃんを連れてエリアXのゲートの奥に進んでいきます。

ひよりちゃんの前で変身を解く天道君。
そこに加賀美君も追いついて来ます。
ザビーは追いついてきません。
今ごろ倒れたシャドウさん達を医務室に運び込んでいるのでしょう。

廃墟入りに反対していた天道君がひよりちゃんを先導している所為か
不思議がっている加賀美君。
「ここまで来たら気の済むようにするといい。この奥に何があるとしてもだ。」
と天道君。

しかしそこに怪人達が出現。
またひよりちゃんを避難させて、
天道君と加賀美君はしばらく変身せずに怪人達に応戦。
加賀美君の生身時の戦闘能力が格段に上がっている気がします。
ガタックになる前でしたら戦闘開始5秒でコロッと転がっている感じでした。

そして天道君と加賀美君はゼクターを呼び出し同時に変身。
その様子を見て息を呑むひよりちゃん。
変身前と後で2人の身長差が逆転してるとか
そんな発見があったのかも知れません。

向かってくる怪人達を撃つダブルライダー。
しかし爆発させても後から後から怪人達が集まってきます。
2人同時にキャストオフし、また怪人達をふっとばし、
残った脱皮後の敵は2体に対しては
クロックアップしてそれぞれ戦っています。

そして2人とも同時にライダーキックを出し怪人達を殲滅。
しかしそこにザビーが追いついてキャストオフしながら姿を現します。

「貴様達、これ以上は行かせない。」と言っているザビー、
2対1なんですが勝算あるのでしょうか。
そんなザビーの目の前にフルーレか何かが飛んできます。

「爺やが言っていた。
高貴な振る舞いには高貴な振る舞いで返せ。
それが俺のノーブレス オブリージュ。」
と電波に呼ばれて坊ちゃまも登場。

ここに来る途中で、渋谷の住人さんに声を掛けられたと思いますが
きっと電波な受け答えとかしたと思います。
住人さんが胃炎になっていない事を祈ります。

坊ちゃまはサソードに変身し、ザビーの足止めを買って出ます。
ザビーもカブト達より優先してサソードの方と戦おうとしますが、
勝ち目のない戦いを避ける、
一種の自己防衛本能みたいなものでしょうか。


 ひよりちゃんを連れて先を急ぐ天道君と加賀美君。
なにかの施設のような建物の中を進んでいきます。
そして赤い光でライトアップされたハンドル式の扉を発見。
3人はその扉を開いてみてます。
何か秘密の施設や、見慣れぬ世界が存在しているとかであれば良いのですが
単なるゴミ捨て場とかだったら逆にショッキングです。

今回のバトルの面子を見て、怪しい誕生会を思い出して
ひよりちゃんが不快な気分にならないか
心配なまま次回に続きます。