第5話


 天道君の尾行をしている加賀美君の先輩ですが、
待ち伏せをしていたらしい怪しい男性に
「ちょっといいですかぁー。」と微妙に偽外人風な喋りの声を掛けられてしまいます。

壷とか売りつけられるのがオチなので
無視して通り過ぎようとする先輩の腕を掴む怪しい男性。

この手合いの人にいきなり腕とか掴まれた場合は
大声を出して周囲に助けを求めた方が良いと思います。

「本部の許可を得て行動しているのですか。既にカブト捕獲作戦が進行しています。
あなたにも協力して頂きたい。」
と続けて話す怪しい男性。
この怪しい男性もゼクトの人だったようで、人事部はゼクトルーパーさん達の補充で忙しいのは理解できますが
もう少し怪しくない人を採用すべきです。


 港で男性が怪人に襲われて死んでたりします。
そこに我らがゼクトルーパーさん達が到着、怪人に向けてマシンガンをぶっ放します。
気になるのはゼクトルーパーさん達の乗った車両が一台のみで
人数も6人ばかしの少数精鋭体制になっています。

怪人がなかなかクロックアップせず、このまま押し切れそうな雰囲気でしたが
そこに加賀美君の上司が使っているのとは別の指令車が割り込んできて
怪人へ当たる筈の弾をブロックしてしまいます。

指令車、ゼクトルーパーさん達に支給しているマシンガンの弾を食らっても平気なようです。
怪人よりも耐久力高いみたいです。
何か納得の行かないものを感じます。

そして別の指令車から加賀美君の上司に攻撃を中止するようにと無線が入ります。
声を聞いて加賀美君の先輩だと気付く上司。
先輩はカブト捕獲の為に別行動をとる旨を上司に伝えます。

それにしても本部の指示が上司に来ていなかったのが
不手際も良い所です。
無駄に出動してしまいました。
今回珍しく上手くいきそうだっただけに悔しいと思います。


 自宅でバイクの手入れをしている天道君、外の物音に気付いてひよりちゃんが来ている事を察知します。
天道君が家の門まで行くと、ひよりちゃんが思わず門柱の裏に隠れたりしています。
ひよりちゃんは天道君に
落ち込んでいる加賀美君をどうにかして欲しいと頼んできます。
ところで加賀美君も友達が天道君だけなのでしょうか。
咄嗟に隠れた所を見ると、ひよりちゃんは出来れば別の人に頼みたかったのかも知れません。

天道君が加賀美君を何とかするとなると
どうもショック療法とかそんな手段しか想像つきません。


 店の看板にメニューを書き込んでいる加賀美君。
そこに加賀美君の親父さんが車で通りかかり、加賀美君に声をかけます。
加賀美君を労いながらも、フリーターである事には不満を持っているらしい親父さん。
弟さんが居なくなったから加賀美君にしっかりしてもらいたいようです。
最近はそのパートタイムジョブもなかなか出来ない人が増えているので贅沢言い過ぎです。
あと、ゼクトのあれはノーカウントっぽいです。
確かに一ミリも役に立っていないです。

弟さんが居なくなった時に何も出来なかった親父さんを責める加賀美君。
ひとしきり怒って店の中に入ってしまいます。
メニューをちゃんと書き終えたのか気になります。
もしかしたら親父さんがアドリブで適当に書き足して帰ったかもしれません。
渋いメニューが並ぶかもしれません。


 天道君の家で夕食の支度をしているひよりちゃん。
天道君が加賀美君を何とかする件を引き受けた代わりに
ひよりちゃんに頼み事をしたようですが、どうやらこれみたいです。
ポトフを作っているのを見て、妹さんの好物だと喜ぶ天道君。

世界は自分を中心に回っていると言ってましたが
どっちかって言うと妹さん中心に回っている感じです。

あっちに行って欲しいと言うひよりちゃんに対し
味の秘訣を盗むと聞かない天道君。

一方ひよりちゃんの鞄から絵の面が開かれたスケッチブックが覗いているのを
見つけた妹さん。

その絵が渋谷隕石の物ではないかとひよりちゃんに聞きに行きます。

ところで、絵の書いてある面を表に出して鞄に入れたら
絵の具で鞄が汚れそうな気がしますが
大丈夫なのでしょうか。

勝手に絵を見た事を謝る妹さん。
ひよりちゃんも別に良いよと言ってくれます。
妹さんは自分も隕石落下時に渋谷に居た事を話します。
その時は天道君に助けられたそうで、
天道君は妹さんに二度と怖い思いをさせないと約束もしたそうです。

「お前も忘れられないのか?」と聞く天道君に
忘れたと答えるひよりちゃんですが
瓦礫の中に閉じ込められながら親に助けを求めている図を思い出し、
「馬鹿だよなあ、その時、僕の両親は、もう死んでたのに。」
と思いっきり記憶している様子です。

流石にヤバイと思ったのか
ひよりちゃんの声はちゃんと届いた筈だとフォローする天道君。

ところでポトフとか吹きこぼれませんか放置して。


 加賀美君がバイト先で洗い物をしていると、店主が加賀美君に花の展覧会のチケットを渡し
ひよりちゃんを連れて行くように指示を出します。
ひよりちゃんが行きたそうにしていたのを気にしていたようです。
しかし加賀美君が誘っても乗ってくれないひよりちゃん。
その上加賀美君はテーブルに載っている新聞に連続殺人の記事があるのを見て
怪人の仕業だと思って走って店を出てしまいます。

店主は加賀美君に頼んだ事を後悔しています。
あと、加賀美君、新聞取って無かったですか。
あのしつこい勧誘とか全部断って過ごしていますか。
意外と骨があるようです。


 指令車に入り込んで上司に怪人の放置について抗議する加賀美君。
本部の指示なので仕方が無い
という上司に不満を持ったようです。

しかし怪人に手出し出来ない筈の上司も
指令車で待機しているあたり
上司自身も上からの指示には
あまり納得していないかも知れません。

納得していたら普通に暇なのを利用して
ゼクトルーパーさん達連れて合コンとか行くと思います。


 天道君は加賀美君のバイト先に来ており、折角元気付けてやろうと思ったのにと
加賀美君の不在に肩透かしを食らったようです。
加賀美君は新聞の記事を見てすっ飛んでったと言うひよりちゃん。

天道君はひよりちゃんが一心に絵を描いているのを見て
何を描いているのか気になったようです。

近くに置かれていた花の展覧会のチケットを見て
チューリップが好きなのかと聞く天道君。
ひよりちゃんは行ったつもりで絵を描いているそうで
自分に花は似合わないので展覧会に行かないと言っています。

「おばあちゃんは言っていた、花は全ての女性を輝かせる。俺も同感だ。」
とおばあちゃんをダシにひよりちゃんを軽く軟派している天道君。
孫にそんな事を吹き込むお婆さんがどこにいますかって感じですが
天道君の血縁だけに油断は出来ません。
おばあちゃん2人してステレオで天道君に吹き込んでいる危険すらあります。

人ごみが嫌いだとして、行かない理由を増やすひよりちゃんに
一緒に行くと言って4時に東京タワーの下で待ち合わせだと言い出す天道君。
俺が傍にいると言う天道君に、ひよりちゃんは
またしても折れてしまった様です。
このまま天道君に攻略されてしまうのでしょうか。
進行がやたら早いので気がかりです。


 「本部の奴らは何を考えている。ワームを放置するなんてふざけている。
俺は絶対に認めないからな。」
と一般人も歩いている通路で実際に喋りながら考え事をしている加賀美君。
お前の方が何を考えているやらです。
そしてサーモグラフィーのような見え方をするスコープを持ち出して
怪人を探し始めたりしています。

デカピンクや弟さんの事件の時はまだ無かったアイテムです。

いきなり体温のめちゃめちゃ低いオヤジを発見し尾行を開始する加賀美君ですが
そこに先輩が登場、加賀美君の行動を止めさせます。
先輩の後ろに別のチームが居る事に気付いた加賀美君は
事情を聞こうとしますが、帰るように言われただけで情報はもらえませんでした。

しかし、普通の場所に来るとナンバー消してある指令車が不審です。
黒くて平べったい輸送車を連れていないだけマシかもしれませんが
もっとナチュラルに振舞えませんかゼクト。
悪目立ちの見本市です。


 加賀美君は天道君の家に愚痴を垂れにやって来ます。
その話を聞いてゼクトが組織的に怪人を放置しているとの見方を示す天道君。
企みがあるだろうから手出しをしない方が良いと言う天道君に
加賀美君はまた反発。
「お前に相談した俺が馬鹿だった、見損なったぞ。」と言って帰りました。

それは相談でなくて協力依頼じゃないですか加賀美君。

愚痴を聞かされた上に怒られた天道君、「分からない奴だな全く。」と呆れています。
天道君はあまり怒る事がないようで助かっていますが
普通の人が相手だったら加賀美君は蹴りとか入れられてたと思います。


 店主に言われて天道君との待ち合わせに出かけるひよりちゃん。
店の事を気にするひよりちゃんですが店主は大丈夫だと言ってくれます。
加賀美君もどっか行っていますが、もちろん戦力には数え入れられてません。

道中ベビーカーにぶつかったりして、出歩く事に抵抗を覚えるひよりちゃんですが
天道君が傍にいると言ったのを思い出して東京タワーに向かって行きます。
待ち合わせで無くって
バイト先に迎えに行った方が良かったんじゃないか
という気もしてきました。


 怪人に襲われている一般市民。
近くから別チームの指令車が監視をしており、中では先輩が別チームの指令に
被害者が出るからと作戦の中止を進言しています。
しかし別チームはそれを聞き入れません。
そこに加賀美君登場、バイクで怪人を軽く踏んで豆鉄砲で撃ったりして
一般市民を逃がしています。

しかし案の定あっという間にやられそうになる加賀美君。
そこにカブトゼクターが飛来して怪人の触手を切ったりしています。
カブトゼクターはまだ到着していない天道君の所に戻り、天道君はバイクに乗ったままカブトに変身。
片手運転です。

カブトは怪人をこちらも軽くバイクで当てて、逃げる怪人を追って
戦闘の場所も屋上駐車場のような所に移動。
パンチを出し合ったりで肩慣らしをした後、クナイガンで相手を撃つカブト。
怪人は近くの車をカブトに放り投げ、その後ろからカブトを攻撃してビルから落としたりしています。
意外と知恵を使う怪人です。

カブトは落下しながらキャストオフし、着地をするとクロックアップ開始。
怪人もさりげなくクロックアップして高速バトルとかそんな感じになります。
向かってくる怪人を叩きながらバックルのボタンを一つ一つ押して準備をすすめるカブト。
そしてまた普通に突っ込んでくる怪人にライダーキックをお見舞いです。

さっき加賀美君とかに出していた触手、あれ使えば怪人はもう少し上手く戦えたかも知れません。


 怪人を倒しバイクに乗って移動する天道君。
しかし東京タワーが間近に迫ったあたりで
別チームの指令車と輸送車に道をふさがれてしまいます。
道路交通法とかも揉み消せるのでしょうが、見るからに不審ですゼクト。

バイクを止めた天道君は
車から降りてきたゼクトルーパーさん達に銃口を向けられます。
そこに加賀美君も合流、天道君に「天道!」と呼びかけてます。

これで名前ばれました。
しかし天道君はヘルメットも外しあまり慌てている様子はありません。

一方待ち合わせの場所で
疲れたのか座り込んでしまうひよりちゃん。
人ごみが苦手な上に待たされている訳ですから
これはきつい筈です。

ゼクトルーパーさん達に囲まれてますが
遅れるとかの連絡ぐらい入れたらどうでしょうか天道君。
もしかして携帯の番号教えてもらえてないですか。

どいつもこいつも情報化社会に取り残されながら次回に続きます。