第2話


 ゼクトルーパーさん一同と一緒にカブトの前に現れる加賀美君の上司。
カブトを加賀美君だと思って誉めますが、カブトのリアクションが薄かったためか
それが加賀美君でない事に気付きます。
銃を構えて前進するゼクトルーパーさん一同ですがカブトは姿を消し、
代わりに伸びている加賀美君を発見。

しかしゼクトルーパーさん達は怪人相手に負けてたりするのに、
それを倒しているカブト相手によく近づく気になります。
仕事熱心なのは感心しますが、もう少し安全の確保も考えて良いと思います。


 天道君の家では妹さんが朝ご飯を食べに食堂に駆け込んできます。
天道君、相変わらず一緒にご飯食べません。隣の部屋で新聞読んでいます。
昨日の事件が報じられていないあたりでゼクトの組織力を推し量っています。

独り言が少し聞こえたらしく、妹さんに何の事か聞かれた天道君は
「株でもやってみようかと思ってね。」と誤魔化しています。
隕石が降ってきたり怪人が暴れている不安定な世の中ですが、妹さんは乗ってきます。
妹さんの通っている学校の株を買い占めて校長になろうかと冗談を言う天道君。

妹さん、私立行ってますか。
金持ちです。


 施設の一室でカブトの正体について上司達と話している加賀美君。
一度だけ見かけた変な奴と言っていますが、名前とかは教えません。
何か配慮しているようです。
上司から天道君を探し出すよう言われる加賀美君。

そして上司は本部から資格者が派遣されてくると言って
加賀美君の先輩の女性に何か仕事を振っています。

上司に拠ればゼクト以外の者はライダーになる資格がないそうです。
カブトゼクターとかゼクトで持っている物なのですから、
何かプロテクトをかけるなど、外部の人が扱えないようにすれば解決する問題です。
基本的に自己防衛の発想が希薄な組織です。


 銀杏並木を自転車で走行しているひよりちゃん。
道路に落ち葉がぎっしりへばりついているのでスリップしないか心配です。
あとこのような道路では落ち葉の下に犬の落し物が潜んでいるとか
そんなトラップにも気をつけたいです。

そして公園の夏なら芝生があっただろう場所に腰をおろし、
スケッチブックに羽の生えた人のイラストを書き込んでいます。
写生とかで無く空想の産物みたいなのを描くのに
外で作業するとは凄まじいアウトドア人間です。

あと、絵を描く時は眼鏡着用のようです。
自転車に乗る時も眼鏡しませんか。

そして帰りがけに遠くを見るひよりちゃん。
一部空気がやけに紫がかっていますが、何か変なガスとかでしょうか。
とりあえず近隣住民は可及的速やかに洗濯物を取り込むべきです。


 先輩と一緒に歩いている加賀美君。
天道君を探してどうするつもりなのか考えているようです。
「まさか仲間にしようなんて。」と言う加賀美君。
先輩の可能性はあるという発言を聞いてちょっと嫌がった後に
自分が一番下っ端でなくなると気付いて上機嫌になったりしています。
一番下より後輩の指導とか任される方が面倒というのはまだ知らないのでしょう。

しかしそいつがゼクトに入らなかった場合抹殺されると
先輩が言い出したので驚いてしまう加賀美君。
ゼクトは大きい権力を持っているとか非合法な面があるとかそんな風ですが
この会話を人が居ないとは言え外で出来るアバウトさも持ち合わせているようです。

そして向こうからスーツ姿のサラリーマンっぽい人が凄いバイクに乗ってやって来ます。
非常に目立ったと思いますが秘密の受け渡しのようです。
先輩の女性がバイクを受け取り、加賀美君はバイトに行くように言われます。

加賀美君が何で先輩に同行していたのか良く分かりません。


 ひよりちゃんの自転車を見つけ、働いているレストランに入る天道君。
レストランではひよりちゃんがホールを担当しているようですが、
煙いからと客のテーブルの灰皿に水を入れて煙草の火を消し
客から文句言われたりしています。
しかし今度は天道君が文句を言う客にテーブルの飲み物をかけたりしています。
隣のテーブルの子供が煙たがっていたそうです。

逆上して天道君に掴みかかる喫煙客。
随分切れやすいですが最近煙草を吸える場所が減って排斥されているので
フラストレーションが溜まっているのでしょう。

喫煙客は結局天道君に返り討ちに遭って
店を逃げるように出て行ってしまいました。
お会計が気になります。


 レストランのテーブルに付く天道君。
ひよりちゃんの差し出したメニューには目もくれず、鯖味噌をオーダーします。
メニューには無いそうですが、天道君は匂いで鯖味噌があると判断したようです。
店主の女性は喫煙客を叩き出した天道君に好意的になっているようで、
まかないの鯖味噌を出してあげるように言います。

値段とか確認しません天道君。
金持ちです。


 先程の凄いバイクを走らせている先輩の女性。
バイクから降りてどこかの建物に入り、携帯で誰かと連絡を取ろうとしています。
しかし相手が電話に出ずに不審がる先輩。
周囲を警戒しながら着信音の聞こえる方に進んでいきますが
そのエリアは工事中の札の上に思いっきり男トイレの表札が掛かっています。
ほんと止めてください。
それ男女逆だったら捕まる行為です。

拳銃を片手にライトで周囲を照らしながら音のする方に進む先輩。
足元にスライムみたいなのが落ちていますが滑らなくて何よりです。
そして個室の扉を蹴り開けると、中に糸に絡まった人が倒れていました。

怪人にやられて遺体をここに隠されたと言うところでしょう。
トイレに流されてなくて良かったです。
あと、携帯の着信音が普通で良かったです。
変な音楽に設定していたら浮かばれませんでした。


 鯖味噌の味噌の配合を言い当てながら、味を誉めている天道君。
天道君に料理を美味いと言われたのはおばあちゃんに次いで二人目だそうです。
もし天道君にお母さんがいらっしゃったとしたら、さぞブン殴られた事と存じます。

他人の為に料理を作るのは初めてだというひよりちゃんに、勿体無いと天道君。
お前変な奴だなと言うひよりちゃんに、天道君は言葉使いを注意。
「お前」の代わりに何と言えばよいか聞かれた天道君は、中空を指差して名乗りを挙げようとします。
この店は電波の入り具合が良いようです。
そこに加賀美君が入ってきて変な自己紹介は中断。

ところで鯖味噌にライスは付かないですか。

遅番だったらしい加賀美君。早く来たらしく店主に驚かれています。
ゼクトとかいつもバイトが早番だからと言って抜けているのでしょう。
一度で良いから鯖味噌を食べてみたかったと言う加賀美君ですが、
天道君が食べているのを見てショックを受けています。

天道君は加賀美君にゼクトの事について聞く為にこの店に来たそうです。
ゼクトの話を振られた加賀美君は慌てて天道君を外に連れ出します。
ゼクトの事は内緒らしいです。
バイト代の税金をどう計算しているのか気になります。

加賀美君がゼクトについてあまり知らない事に気付き信用できないと言う天道君。
仲間になってくれと言われて了解するものの、加賀美君に自分の下に付けと言います。
「当然だろ、一番強いのは俺だからだ。」と東京タワーからの電波を受けて絶好調の天道君。

ゼクトは逆らえば追われるか殺される組織だと分かったと
軽蔑したように言い放って去っていく天道君。
鯖味噌残っている気がします。勿体無いです。


 天道君に置いていかれた加賀美君に上司から電話が入ります。
資格者が殺されたので先輩の所に行くよう指示が出ます。
天道君の後ろに人が付いて行っているのに気付いて気になる加賀美君ですが、
指示通りに先輩の所に向かうようです。

そして殺された資格者の顔を見た加賀美君は天道君に付いて行った人と同じ顔なのに気付き、
天道君が危ないとか思ってベルトを持って例の凄いバイクで天道君の方に向かいます。
先輩は加賀美君を止めようとしますが、上司はどうも加賀美君を泳がせている感じです。
それにしても、バイクのキーの管理に問題ありませんか。


 建物内を歩く天道君の前に怪人が立ちふさがります。
天道君は怪人に向かって、閉鎖空間では変身できないから自分に勝てると考えたのだろうと指摘。
しかし天道君に言わせれば、来いと思えば「奴」は来るのだそうです。
そう言えばあれ前回もワープしていました。

東京タワー近くに到着する加賀美君。
気が付いたら怪人達が寄って来ています。
加賀美君はカブトゼクターを呼び寄せようとしますが、その辺を飛んでいるカブトゼクターは
加賀美君を無視して地下に潜っていきます。
気のせいか、天道君より加賀美君の方がピンチ度高いです。

カブトゼクターは建物の天井を破って天道君の手に着地。
天道君はカブトマスクドフォームに変身。
すぐに加賀美君のヘルプに現れます。
何で加賀美君がその辺で怪人に囲まれているのが分かったのか不明です。
あと、あれだけ天道君を追い回していた怪人が早くも置いていかれているのが不憫です。

マスクドフォームで何体か怪人を倒すカブトですが、
怪人達は脱皮してクロックアップしてしまいます。
超スピードの体当たりを食らって吹っ飛ぶカブト。
それを心配した加賀美君はその辺の怪人に食らい付いてフォローを試みます。
しかしすぐ振り払われてしまう加賀美君。
一人で特殊装備無しに死なないのが凄いです。
意外とヒットポイントはあるようです。

「自分を犠牲にしてでも誰かを助ける。戦士には向かないタイプだな。」
と気が付いたら耐性を立て直していたカブトは
クナイガンで怪人を撃ちながら加賀美君の評価をしています。
加賀美君はカブトをうるさがりながらも、マスクドライダーシステムにクロックアップの対抗手段があるので探すように助言。

ちなみにカブトはそれを知っているそうで、マスクドフォームのままでいたのは
この状態でどこまでやれるか試していたそうです。

ベルトのカブトムシの角部分っぽいレバーを倒してキャストオフするカブト。
装甲がその辺に飛び散って、ライダーフォームになります。
ちなみに飛んだ装甲に当たると痛いようで怪人達が早速ダメージを食らっているようです。
大変便利ですが、使いどころを間違えると一般市民に怪我人が出そうです。
というか早速加賀美君が尊い犠牲になっています。

おばあちゃんやひよりちゃんの料理より
加賀美君のキャラの方が美味しい気がします。

クロックアップしたカブトは怪人と同じく超スピードで活動。
まず一体を倒します。

そしてその辺を走行しているキャリアカーに怪人が飛び乗っているのに気付き、
加賀美君が乗ってきた凄いバイクで追いかけるカブト。
バイクのキーの管理に問題ありませんか。

怪人のくっ付いている車両に追いついたカブトは再びクロックアップ。
両者の戦闘でキャリアカーに積まれた乗用車が落ちてしまい、
後続の赤い車がぶつかってしまいます。
しかし赤い車に乗っていた人達はカブトによってその辺の車のクレーンにぶら下げてもらって
難を逃れたというか、これからが本番な感じです。

道路の下の空き地のような所に飛び降りるカブト。
怪人は糸で先程の落ちた車とひっくり返った車を掴み、
カブト目掛けて投げつけます。
あの車を放っておいたら渋滞になる所でしたが、怪人の機転で円滑な交通が維持されました。

落とした車が炎上したので安心する怪人ですが、
カブトがノーダメージなのに気付いて再度攻撃を仕掛けます。
しかしカブトはバックルのボタンを押し、ライダーキックを発動。
特に飛び上がったりとかしないライダーキックなせいか、
怪人は警戒せず普通に突進してしまい、カウンター気味にライダーキックを貰ってしまい爆発。
カブトは人差し指を天に向け、また電波を受信しているようです。
特に問題発言などは放送されませんでしたが
放送できないほど変なことを言った可能性も捨てきれません。


 ゼクトのお偉いさんらしいシルエット。
若いのがゼクトに属さない者がライダーに変身するのは許されないと言うと、
お偉いさんが若いのにフクロウは好きかと聞いています。
隠れている獲物をちゃんと狩れるのが見事なのだそうです。
それを聞いた若いのはカブトに変身した者を必ず探し出して見せると言って
恐縮しています。

普通に探して来いって言ってください。時間の無駄です。
そして上司のポエムを毎回解読しているのでしょうかこの若いの。
そのうち胃を切る羽目になりそうです。

加賀美君が遅番に入ったのか気になりつつ次回に続きます。