第40話


 学校敷地内のベンチでガールフレンドと昼食を取りながら、
ヒビキに名前で呼ばれた事を報告している明日夢少年。
ガールフレンドとの会話に使う話題でもなさそうですが、余程嬉しかったようです。
「良かったね、今までずっと"少年"だったもんね。」と
どうやらガールフレンドも明日夢少年の呼ばれ方は気になっていたようです。
ところで明日夢少年、気がつくとおにぎりばかり食べていますが、
もう少し肉とか野菜とか食べませんか。

そして編入生とはどうなっているか聞いて来るガールフレンド。
編入生は以前、明日夢少年を引き合いに出してヒビキ周辺を探っていましたが、
ガールフレンドはその事を覚えているようです。
そう言えば編入生が休んでいるとガールフレンドに言われた為、
気になって見舞いに行く明日夢少年。

編入生は特に病気ではなく単なるサボりだったようで、家で元気に過ごしていました。
平日こそ外で遊んだ方が楽しそうですが、補導されるリスクを回避したのでしょう。
編入生が一人暮らしで風邪でもひいていないかと心配して訪ねて行った明日夢少年に
弟子入りを断られた自分を笑いに来たのだろうと僻んでいる様子の編入生。

という事は弟子入りを断られたショックでお休みしていたのでしょうか。
むしろ断られないという自信が有った事がショッキングです。

そして鬼になってヒビキの後を継ぐと言い出しながらビリヤードを始める編入生。
せめて腕立て腹筋を始めるとかの方が将来役に立ちそうですが
とりあえず得意な物に逃げています。
ちなみに学校の勉強はレベルが低くて退屈と言っている編入生。
休みでもノートを持って来てやる必要は無さそうで楽ですが
もっとレベルの高い高校に編入出来なかったのでしょうか。


 森で迷っている一般市民2名。
随分軽装で迷っているなと思ったら、本来は森のある場所では無いようです。
周囲から笑い声が聞こえ、怯えている一般市民。
すると近くの木の幹から目が出現。
何となく今年の万博のマスコットを思わせる状況に驚き逃げる2名を
根っ子のような物が地を這って追い、
足に絡み付いてゲットしていきました。

大変スリリングな森のようで、森林浴を楽しめなさそうです。


 喫茶店であきらちゃんに編入生がヒビキに弟子入り志願した話をしている明日夢少年。
ちょっと前だったら間違いなくガールフレンドが嗅ぎ付けて登場する状況ですが、
今回は何故か姿が見えません。
明日夢少年は編入生の本気ぶりに取り残されたように感じでショックを受けたようです。

あきらちゃんに、ヒビキに弟子入りをしたいのではないかと指摘される明日夢少年。
ヒビキみたいになりたいと思う事はあるがヒビキが何と言うか分からないと不安がっている明日夢少年。
あきらちゃんはヒビキの本意は分からないとしながらも、編入生の方を断っているので
明日夢少年の方を弟子にしたいと思っているのではないかと言います。

ところで明日夢少年、編入生の家でもジュースをご馳走になって、
喫茶店でもジュースのオーダーです。
違う物を頼もうとか思わないのでしょうか。


 家で洗濯物の片づけを手伝いながら、ママさんに進路の相談をする明日夢少年。
ママさんは明日夢少年がやりたい事をやればいいと、
本人の自主性に任せているようです。
何かやりたい事が見つかったのかと楽しそうに聞いて来るママさんに、
悩み中だと言う明日夢少年。

ママさんは明日夢少年の思い切りの悪さを注意しています。
ドーンとやりなさいと言うママさんの言葉を受けて、
ドーンと行きますと立ち上がって何処かへ行く明日夢少年。
お手伝いを終わらせてから行って欲しい物です。

ヒビキを訪ねてたちばなに向かう明日夢少年ですが、香須実さんに拠ればヒビキは走りに出て行ったとの事。
明日夢少年は遠くを走っているヒビキを見つけ、声を掛けようとしますが
編入生がヒビキの前に登場。
相変わらず待ち伏せとか大好きです。

いきなり土下座で弟子入りを頼んでくる編入生に困り果てるヒビキ。
自分は優秀な人間なので役に立つ、と具体例無しでアピールする編入生に
兎に角駄目な物は駄目、と、こちらも理由とかあまり提示しないで断るヒビキ。

交渉は完全平行線と思われましたが、編入生が土下座をして地面を向いているうちに
超高速移動か何かで消えるヒビキ。

明日夢少年からはヒビキの動きが見えたと思えますので、かなり楽しい図が拝めたと思います。

 怪しい森に入っているトドロキ。
出動したもののターゲットはまだ見つかっていないようです。
そしてトドロキの両足にも根っ子のような物が絡みつき、引きずられてしまいます。
危うく木に嫌な場所がぶつかって大ダメージを食らいそうになりますが、
烈雷で木を刺して根っ子の引きずる力に対抗。

ある意味一命を取り留めましたが、今度は化け物が出現。
何とか変身し、変身の際の落雷で相手を怯ませて間合いを取る轟鬼。
足に絡んでいる根っ子も外せたようですが、
引きずられながら変身とかは出来なかったのでしょうか。


 ヒビキと合流し話をする事に成功する明日夢少年。
ヒビキは編入生についてしつこくて困っていると話します。
そんなヒビキに、もし自分が弟子になりたいと言ったらと聞いてみる明日夢少年。
少年は少年のままで良いと思いっきり断るヒビキ。

明日夢少年は名前で呼ばれなくなった事にショックを受けているようですが
態度とかも自信無さげでしたので仕方有りません。
ただ自信満々でも編入生みたいに皆に引かれるので加減が難しいです。

そんな中イブキがヒビキにトドロキと連絡が取れないと知らせてきます。
明日夢少年が一緒にいると知っていたら明日夢少年の携帯に電話して
ヒビキに連絡が出来たのに残念でした。

とりあえず明日夢少年は置いておいてイブキと出動するヒビキ。
響鬼と威吹鬼が駆けつけた時には、既に轟鬼は化け物に踏まれていて
化け物が手から武器を出現させて刺そうかなって思っている状態です。

響鬼と威吹鬼の乱入で轟鬼はトドメを刺されずに済みましたが、
今度は根っ子のような物が戦闘に参加、かなり混戦状態になってしまいます。
響鬼はアームド響鬼にフォームチェンジし、鬼神覚声を化け物に放ちますが
化け物は持っている武器で攻撃をかき消してしまいます。
根っ子からの攻撃も続き、埒があかないので退却する3名。
とりあえず森に火を放ったりとかはしませんでした。

たちばなに戻り、対策が見つかるまで森に人が入らないように見張っていた方が良い
と言うトドロキに合意しているヒビキ。
どうも会話に参加していないイブキに気付くヒビキ。
あきらちゃんの事で頭が一杯だと見破り、近況を聞いています。
イブキにあまり悩まないように言うヒビキ。

「大変なんすね弟子を取るのは色々と。」と相槌を打ってみるトドロキ。
話が弟子関係に流れた所で、ついポロッと弟子入り志願2名で困っていると発言するヒビキ。
するとイブキが突然背筋を伸ばし、ヒビキに弟子を取らない理由を尋ねて来ます。
ややしどろもどろになりながらも、自分の実力不足を理由にするヒビキですが
弟子を育てる事も鬼として大切な仕事だと語り始めるイブキ。

ヒビキに弟子を取って深く関わるのを怖れているのではないかと指摘するイブキ。
恐らくヒビキの漏らした悩みが自分の抱えている問題に近かったので
自分に対する問いかけを、ついそのままヒビキにしてみたのでしょう。

空気が悪いと言って場のフォローを試みるトドロキですが、
問題に一番遠いポジションにいる為効果は薄いようです。
それにしても、店のテーブルでミーティングしたり茶を飲んでいたりする訳ですが、
店の中の部屋とか猛士部屋とか使わないのでしょうか。
暖房効率とか悪そうです。


 高校の校門近くで下校生徒を見ているイブキ。
それを見つけた編入生が声を掛けてきます。
今日は明日夢少年と一緒ではないようです。
ついでなので編入生にあきらちゃんの様子を聞くイブキですが
あきらちゃんは休みだそうです。
そして編入生、自分があきらちゃんより優秀だと今度はイブキに弟子入りを頼みます。

イブキは編入生に「いい加減な事は言わない方がいい。」と言って立ち去ります。
かなりカチンと来たと思いますが目撃者が多い状態ですので我慢です。


 トドロキはザンキさんと一緒に謎の森を視察に行きます。
農地の中にこんもりと出現している森。
二人は森に人が入らないように見張るそうです。
しかし二人が見ている前で森は跡形も無く消滅。
ミステリーサークルすら残っておりません。
さっきまでザンキさんに一人で大丈夫だとか甘えないようにしないととか言っていたトドロキですが、
森が消えてパニクってザンキさんに説明を求めていて、かなり甘えている感じが漂っています。

そしてその様子を見ている怪人ソックリの男女。
彼らに拠れば、あの森は「コダマの森」だそうで
森の出現はオロチが近付いている前兆で
彼らにとっても歓迎できない現象らしく困っています。

トドロキチームはたちばなに戻り、森についてオヤッサンに報告。
オヤッサンは何か思い当たったらしく、こちらも神妙な顔で裏に資料を漁りに行ってしまいます。
そんな中編入生が登場、トドロキに突然話し掛けます。
トドロキが鬼だと調べたそうですが、やはりストーキングで調べたのでしょうか。
そして師匠として適当かどうかまでは調べなかったらしく、弟子入りを申し入れる編入生。
先生と言われてトドロキは一瞬舞い上がりますが、ザンキさんの咳払いに正気を取り戻して編入生の話を断ります。
編入生、地味に命拾いした気がしなくもありません。


 あきらちゃんにヒビキに弟子入りを断られた上に呼び名まで少年に戻ったと報告している明日夢少年。
ていうかあきらちゃん、学校にも行かないでイブキとの連絡は断っても
明日夢少年の面倒だけは見てくれています。

そんな中、知っている鬼に全部断られたらしい編入生が登場、何とあきらちゃんに弟子入りを頼みだします。
以前編入生はあきらちゃんに対して鬼に向いていないとか言っていましたが
あまり深く考えての発言では無かったのでしょう。


 コダマの森が出現しそうなポイントをバイクで回っているヒビキ。
そんな中、また農地に森が出現。
その中を一組の一般市民のアベックが困りながら歩いています。
どこからどこへ行くつもりだったのか知りませんが、日は落ちていないものの
元から街灯もほとんど無い所で徒歩の移動しようとしていたあたり、
森が出なくても遭難していそうです。
案の定森から悲鳴が聞こえ、ヒビキと合流したイブキが森の中に突入していきます。


 頭を下げる編入生の願いを聞き入れるあきらちゃん。
ついでに明日夢少年の弟子入りも了解します。
あきらちゃん、いきなり出来の悪いの×2の面倒を見る事になってしまいます。
断る事を覚えた方が良いです。

そんな中、日菜佳さんからあきらちゃんに電話が入ります。
ヒビキとイブキがコダマの森に入ったが
オヤッサンの言うには入ってはいけない森だったそうで
しかも携帯が繋がらないとかで行って欲しいみたいです。
多分携帯を持っているのはイブキだけなので、単純に電池切れの可能性もあります。


 コダマと戦っている響鬼と威吹鬼ですが、コダマ自体が手強い上に根っ子が厄介なようで、
威吹鬼辺りは根っ子で木に縛り付けられてしまっていたりします。
威吹鬼がコダマに狙われているのを助けようと、コダマを攻撃する響鬼。
取っ組み合いにはなりますが、力でも響鬼がやや劣勢の様子。

そんな中、あきらちゃんが弟子2名を連れて合流。
威吹鬼と響鬼はあきらちゃん達に来ないように指示を出しますが、
威吹鬼は縛られているし響鬼は何か殴られているしで明らかに劣勢。
そんな状況を理解したあきらちゃんは音笛を取り出し、
変身しながらコダマとかいる辺りに向かって走って行きます。

あきらちゃん、烈風とかそう言う装備が全然無くて戦力的に不安ですが
取り合えず変なスカートが無い事には安堵を覚えつつ次回に続きます。