第31話


 火の弾を吐き出すカシャに特攻する響鬼を見て、消防士だった父親を思い出す編入生。
回想の中で、何か出荷元の家の人が中に子供が居るとか大騒ぎしているのですが、
火の手が回りすぎててもう入れない状況のようです。

しかし1人の消防士が燃え盛る家に特攻。
どうやらこれが編入生の父親のようです。
もっともその場に居ない息子の回想な訳ですのでどこまで正しいかは分かりません。

響鬼はカシャに接近して音撃棒で攻撃をしますが、カシャに近距離から火の弾を放たれて
素早くそれを交わしますが音撃棒の一本を奪われてしまいます。
そしてカシャは音撃棒をちょっと遠くに放り投げ、響鬼に再度襲い掛かります。

明日夢少年は少し戦闘の場に近付いてしまうにも拘わらず、
音撃棒を拾いに移動し、響鬼に音撃棒を投げて渡します。

威吹鬼がその辺に転がっている筈なのですが、特にヘルプには入りません。

響鬼の反撃に撤退するカシャ。
響鬼は威吹鬼達を連れてカシャを追いかけます。
そして明日夢少年は編入生に戦闘を見られた事を気にしているようです。
当の響鬼達は全然気にしていませんでしたが、明日夢少年は編入生に
軽く口止めをしていました。

編入生もその辺は了解の様子。
そして明日夢少年につまらない奴だといった事を勘違いだったと謝罪。
その上明日夢少年とは長い付き合いになりそうだとか言っています。

学生の頃の友人とか親しい奴よりも予想外の奴と細く長く付き合う傾向があるので
この予想は結構当たるかも知れません。

ところで編入生、明日夢少年を送り終わった後、一人で帰るのですか。
カシャとか出てたポイントを通って。
頑張ってください。

カシャを追っていた響鬼達ですが、見失ってしまったようです。
あきらちゃんが徒歩で鬼達に遅れを取っていないのが嬉しいです。
怪人達が居ない等、通常の化け物とは様子が違う事を気にしているものの
威吹鬼は協力を申し出る響鬼にたちばなのフォローの方を頼んでいます。
威吹鬼と響鬼でカシャを追ってあきらちゃんがたちばなに入った方が良さそうですが
恐らくあきらちゃんが風邪に感染しないように威吹鬼が配慮しているのでしょう。


 編入生は学校で明日夢少年が離れたのを見計らってガールフレンドの方に声を掛けます。
明日夢少年について質問をしてくる編入生、どうやら本当に聞きたい事はヒビキ情報のようですが
ガールフレンド的にはその辺に居るんだから直接聞けやという所でしょう。

ところで、編入当日のモテ振りはどこへやら、編入生の周りに女の子がたかったりとかしていません。
早くも飽きられた模様です。


 明日夢少年が家に戻ると、編入生が遊びに来ていました。
今日はママさんの仕事が早めに終わっているようで、ママさんも家におります。
ところで編入生、結局部活には入らないですか。
マン研で良いのでとりあえず入部しておいた方が良いと思います。
文化祭の時にクラスの出し物でメチャメチャ仕事を振られます。

編入生は明日夢少年の部屋をガサ入れしていたようですが、
曰く「何の秘密もないようだな。」との事で、ベッド下も調べたのだとしたら
どれだけ巧妙に隠しているのでしょうか。
単に編入生の探索機能が足りない可能性も捨てきれません。

編入生は明日夢少年が化け物関連の秘密を持っておらず
ヒビキと一緒に戦っていない為、2人は親しくないと判定したようです。
どうも友達とはベッタリくっつく物だという思考を持っているようで
対人関係の距離感も子供の物に近い感じです。

そして明日夢少年の立場を中途半端だとして、父親に会いに行っているかとも聞いて来ます。
ちなみに父親談義に持ち込む際に窓を開けてベランダまで出ているのは
ママさんに聞かれて気を悪くされたら面倒だとか考えているのかも知れません。

父親に会いに行かないという明日夢少年の話を聞いて、
男は父親を越る事で強くなるものだという思い込みを語る編入生。
居ないから強くないと言う結論で宜しいでしょうか。

父親から逃げているとして、明日夢少年がヒビキに近づけるはずが無いと言い出す編入生。
明日夢少年もまだ周囲の影響を受けやすい所があり、編入生の話を真に受けたようです。
夕食時にママさんにパパさんと別れた理由を聞き始める明日夢少年。

ところで夕飯ですが、編入生は食べずに帰ったようです。
一人暮らしの子供が飯前タイムに遊びに来たら飯奢れのサインな気もしますがシビアです。

ママさんとパパさんとの離婚理由はお互い一生懸命すぎて周りが見えなくなったとの事で
明日夢少年にはまだ難しかったようで
自分もそれ以前に相手がいないのでやっぱり分かりません。

そして遠慮がちにパパさんに会いたいという明日夢少年に
無言で住所のメモを渡すママさん。
足代を渡さないのもシビアです。


 ヒビキに編入生に言われた事で相談をしている明日夢少年。
ヒビキは明日夢少年が変に悩んでいる様子を見て、父親に会うように後押しをしてやります。
ところで2人ともたちばなとかでなく外で話し込んでいるのですが、
人生相談とかもう少し閉鎖した空間でしませんか。


 洋館では怪人ソックリの男女が作成中の新しい化け物について話しています。
もうすぐ完成なようで、前回アルコールランプで過熱していた髪の毛汁が
今はドライアイスか何かで冷却している感じです。

どちらにしても換気をちゃんとしないと死にますのでご注意願います。

そして容器の中から手が出て来て化け物の誕生です。
容器がどこまでの重さに耐えられるか気になります。


 ヒビキを尋ねてたちばなに入る編入生。
編入生は変身前のヒビキを知らないようで、本人にヒビキがいないか聞いています。
そしてヒビキは編入生が明日夢少年の言っていた友達の事だとピンと来たようです。
明日夢少年、ヒビキに編入生についてどれだけ喋ったのか気になります。

そしておもむろにヒビキに勝負を申し込む編入生。
しかも種目は何でも良いそうです。
あからさまに体育会系の人にそれは自殺行為です。

ヒビキは編入生を相手にせず、忙しいので注文がないなら帰るようにと言うと
編入生は客が1人も居ない件には敢えて触れずにみたらし団子を注文。
編入生もマイペースに見えて割と相手のペースに巻き込まれやすい傾向が見られます。


 ママさんから貰ったメモを片手にパパさんの家にたどり着く明日夢少年。
しかしインターホンを押しても応答が無く、隣の家の女性がパパさん宅が不在であると教えてくださいます。
そしてパパさんが隣の家の為に犬小屋を作っている途中だとか
日曜なのに会社に言っているなど情報をガンガン与えてくれます。

犬、ギリギリ室内で飼える大きさですので小屋完成までは家の中に入れた方が良さそうです。


たちばなではヒビキが編入生にお菓子を運んできます。
しかしみたらし団子ではなく謎の赤い粉付き黍団子。
黍団子紅という限定メニューだそうです。
シ●ア専用とか言った方が多分売れます。

オーダーと違うものが来たので嫌がる編入生。
たまたま来た別の客が黍団子をオーダーしたのでそちらに回すヒビキ。
編入生のテーブルにはお盆とお茶だけ残されましたが、
みたらし団子にありつけるのは先になりそうです。


 会社の受付にパパさんの面会を頼む明日夢少年。
今日は日曜日ですが普通に稼働しています。
有給とか取れなさそうな会社です。

どうやらパパさんは現場に向かったらしく、
また自分の素性を話さない明日夢少年に対し
受付もガードが固いです。
もっとも離婚した家の子供とか言ったら会わせて貰えない度アップです。

しかし運良くパパさんと同じ現場に向かいそうな社員を見つける明日夢少年。
話の内容からすると部下からは慕われているそうですが、
部長になっても現場に足を運ぶのだそうで
それは部下が信用できないって事な気がしないでもないのですが
彼らは気付いていないような感じです。


 たちばなではヒビキがレジの会計ボタンが分からずに苦戦しています。
見かねて編入生が手を出し、やっとの事ドロアが開きます。

編入生、アメリカでそれやったら多分撃たれますがフランスでは大丈夫でしたか。

あと、後から来た人達が編入生より先に会計なのがあれです。


 イブキチームはやっとカシャの情報を持ったディスクを見つけたようです。
しかしそれをあざ笑うかのようにカシャの方から登場。
今まで一生懸命ディスクをチェックしていた時間が無駄でした。
こんな事ならモスとかでシェイクとか飲んでいれば良かったです。
狙ってやっているのだとしたら実に性質の悪い化け物です。


 明日夢少年のパパさん探しですが、現場にたどり着いたものの当のパパさんは倒れて病院に担ぎ込まれたそうです。
現場監督らしき男性に拠ればパパさんは現場で力仕事までしてしまうので
無理しすぎるタイプなようです。
恐らく離婚前からあんまり変わっていないのでしょう。


 ヒビキはたちばなのバックヤードで黍団子の梱包とかしています。
どうやら慣れていないらしく、病人に心配される有様です。

ヒビキが長時間かけて作業をするより
オヤッサンと日菜佳さんがサクッとやった方が
細菌もしくはウイルスの付着率も低そうです。


 病院に到着した明日夢少年ですが、パパさんの会社の人達を発見。
どうやらパパさんは大事には至らず、家族と食事に出たそうです。
しかしパパさんの部下達、何も2人で病院に行かずに片方は現場の打ち合わせに残った方が良かったのではないでしょうか。
日曜ですので定時に上がりたいものです。


 威吹鬼がカシャを見つけたと言う知らせを受けて出動するヒビキ。
たちばなで手伝いをはじめた編入生もヒビキの後を追いかけて
香須実さんにエプロンを返却して出て行ってしまいます。

そしてタクシーを拾ってヒビキを追跡する編入生。
言ったのでしょうか
「運転手さん前の車追って!」という一度は言ってみたい台詞を。


 会社の人に聞いてパパさんが向かったレストランに足を運ぶ明日夢少年。
うまい事窓際の席に案内されたらしく、その様子は店外からも窺えます。
パパさんは今の奥さんと娘さんとで幸せな家庭を築いている様子。
明日夢少年はパパさんに会うべきでは無いと判断します。
ていうか会ったら多分奥さんかお嬢さんと余計なフラグ立てますので帰ったほうが良いです。


 遠隔攻撃も出来るカシャに苦戦する威吹鬼。
そこにヒビキが到着、ついでに編入生の乗ったタクシーも到着。
編入生はタクシーから降りて物陰に隠れます。
ヒビキは変身し、炎の弾を浴びながら紅になり突進。
ところでタクシー、バックして地味に帰りましたか。

響鬼は動き回るカシャに音撃棒などで打撃しつつダメージを蓄積させ
動けなくなってきた所で灼熱真紅の型で決めました。

威吹鬼はその辺転がっていると思います。


 明日夢少年はパパさんの隣のお宅にお邪魔し、
パパさんが作りかけていた犬小屋を完成させる事で
心の整理がついたようです。
ペンキ塗り立てかもしれない犬小屋ですが、
嗅覚の発達したべスも気に入ってくれたようです。

夜道を帰る明日夢少年、そこにタクシーでママさんが合流。
ママさんはタクシーを運転しながら、パパさんに会えたか聞いて来ます。
会えなかったが会えたと言う明日夢少年。
そしてパパさんの事を好きでいていいかとママさんに聞く明日夢少年。
もう越えるとか越えないとかは終了な感じです。

編入生に言われた事をすぐに解決した感のある明日夢少年とは逆に
響鬼の戦いの見物をしていた編入生は益々響鬼への執着が深まったようです。
しかし同級生の明日夢少年は友達で、オッサンの響鬼は「俺のもの」というのは
どうも縦の人間関係を認識する能力が欠落しているようで、
将来苦労しそうです。

ところで編入生、お金持ちの癖によく徒歩で移動していますが、
早速体力をアップさせようとか考えているのでしょうか。
いい心掛けですが、時間帯は選んだ方がいいと思います。