第23話


 山の中の神社で大太鼓を叩いている響鬼と轟鬼。
かなり朝早そうな感じですが、近所に建物は無いようですので安心です。
そして太鼓に合わせて踊っているディスクアニマル達。
何の為に起動させられているのか良く分かりません。
あと太鼓の上に登っているディスクアニマル、振動で落下しないよう注意してください。


 明日夢少年も体育館でチアとブラバンの合同練習に参加しています。
ホイッスル担当の明日夢少年、何か妙に手ごろな楽器ですがやけに目立ててオイシイです。
しかし明日夢少年は受け持ちパートに戸惑っているようで、部長から駄目出しを食らいます。

そして轟鬼も響鬼から駄目出しを食らいました。
腰が引けていると指摘されています。
響鬼、太鼓の反対側からその辺よく気付くものです。
以前明日夢少年が知らないお姉さんをチラ見していたのにも気付いていましたが
響鬼の視野はどうなっているのでしょうか。


 山を駆けている謎の人物。
いつもと違って夏らしく白い衣装で丈も短め、多分UVカットです。
そして計器の付いた杖を地中に差し、シリンダーの白い液を注入すると
土から怪人が発生します。

「おお、我々が今年初めての。」
「有りがたいねえ。」
と怪人達がコメントしているので、いつもの謎の人物とは別個体かもしれません。

だとしたらいつもの人は夏休みでしょうか。
涼しい所とかに行くといいと思いますが、物騒なので海外は止めておきましょう。


 ヒビキとトドロキは古民家で朝食を摂っていました。
ヒビキと古民家のお爺さんが話し込んでいる中、黙々と飯をかきこむトドロキ。
トドロキの様子に気付いたヒビキはトークに参加するよう言いますが
どうもトドロキ的に入っていけない雰囲気なようです。
それにしてもトドロキ、朝からお櫃単位でお代わりをしているのですが
それを見越してご飯を用意しているお爺さんもかなり出来る方とお見受けしました。

そしてたちばなでも朝食タイムのようで、
オヤッサンがステイ先からトドロキの食費の請求が来たなど冗談を言っています。
そんな折、噂のトドロキから日菜佳さんの携帯に電話が入ってきます。

席を外して電話に出る日菜佳さん。
トドロキが日菜佳さんの携帯に直接かけるのが珍しいそうです、
定時連絡かと日菜佳さんに聞かれて「そうです。」と言いながら様子がおかしいトドロキ。
どうもトドロキはヘルプのサインを送っているようです。

太鼓の事をほぼ覚えたからそろそろ修行が終わっていいと言い始めているトドロキに
日菜佳さんは「その上の叩き方を教えてもらうのですね。」と
逃げ道を塞いでいます。

日菜佳さんはトドロキが滅入っているのに気付いているらしく応援してくれます。
住宅密集地ですがかなり大声です。
あとトドロキの鼓膜の状況が気になります。


 田圃に出現する怪人達。
食事休憩中のオジイサンに「美味しそうだねー。」と話し掛けています。
オジイサンの食べているおにぎりではなくオジイサンが美味しそうと言う怪人。

多分人間としては不味い部類に入るのではないかと思うのですが
化け物は味覚が違うのかも知れません。

怪人達は口から泥を吐きオジイサンを攻撃。
オジイサンは田圃に倒れこんで何者かに中に引きずり込まれてしまいました。
オジイサンを引きずり込んだ奴、耕している時とかにぶつけられたりしないのでしょうか。


 朝練を終えてたちばなのバイトに入る明日夢少年。
香須実さんに朝練の事を聞かれてこけたりしています。
あと明日は応援の本番らしいです。ホイッスルが駄目出し食らっていますが明日本番です。
ところで明日夢少年、着替え中に部屋の前を香須実さんが通りかかると
隠れようとしますが、本当に隠す気があったら戸を閉めるべきだと思います。


 ヒビキの方は訓練を再開しています。
朝は鬼に変身していましたが、今は普通の状態です。
しかし妙に赤い光ですとか湯気のような物が立ち込めており、何かしらの変化は起きていそうです。
あとうっかり水分補給を忘れるとぶっ倒れそうです。

そこにトドロキが到着。
短パンにリュック姿なので帽子を被ったら小学生の出来上がりです。
トドロキは今回の太鼓修行にイマイチのれない理由を話します。
幾ら練習してもヒビキなど専門の鬼にはかなわないので、その分弦の練習をした方が良いように思えるそうです。
ヒビキはトドロキの考え方を肯定しますが、既にトドロキが付き合うと約束したからと
トドロキの要望を聞き入れる気は無さそうです。

納得が行かないらしくトドロキはヒビキに自分を参加させた意図を聞いています。
大した訳じゃないと軽く言うヒビキにトドロキはウワーってなり
その辺の手水に頭を突っ込んだりして狂っています。
とりあえずヒビキがトドロキを手水から引っ張り上げましたが、
しばらく此処の水は口に入れたくありません。

そこに古民家のお爺さんがやって来て隣村に化け物が出たと連絡をくれます。
トドロキは携帯を持っていたと思うのですが
お爺さんに番号を教えていなかったのでしょうか。

早速化け物退治の準備に入っているヒビキとトドロキ。
トドロキが地図の準備をしている一方でヒビキがオヤッサンと連絡を取っています。
トドロキ用に斬鬼さんが使っていた撥と太鼓を
香須実さんに運んでもらうよう依頼するヒビキ。

香須実さんは店の奥から大きな包みを持って出て行き、日菜佳さんもそれを見送りに出ます。
そして二人と入れ替わりに明日夢少年の所属しているブラバンの部長が入ってきます。
オヤツを食べに来るには渋すぎる店のチョイスですので明日夢少年に用があるのでしょう。

しかし部活を終えてから真っ直ぐたちばなに向かった場合
明日夢少年と殆ど時間差が無く店に着いたと思われますので、
一旦家に行ってこちらに誘導されたのでしょう。
たかが高校の部活にご苦労様です。

店外で部長と立ち話している明日夢少年。
客入りの少ない店だからこその芸当です。

部長は明日夢少年が希望以外のパートなので身が入らない事に理解を示しながらも
この体制でやる他無いと説得しています。
しかしチアが気になって仕方が無かったとかの理由でなくて良かったです。

ところで今店内に店員いますか。


 ディスクアニマルで化け物の位置を特定し出動するヒビキとトドロキ。
ヒビキはトドロキに今回のには烈雷が効かないと忠告しています。

ハイキングに来ている熟年夫婦。
やはり「美味しそうですね。」と話しかけてくる怪人達。
不審に思いながらもサンドイッチを勧めるオジサンに泥を吐きかける怪人達。
間一髪トドロキが熟年夫婦を押し倒して怪人の攻撃から身をかわさせます。
ただ熟年夫婦、多分グキってなったと思います。

そして怪人達に蹴りを入れるヒビキ。
「可愛い顔して悪さばかりしやがって。」
と男の方は蹴りはしたものの微妙に無視しています。

怪人達は一旦逃走。
ヒビキは追うものの見失ってしまいます。
そこに烈雷を持ったトドロキが合流。
女の怪人が姿を現して2人の注意を引いた隙に男の怪人がヒビキに飛び掛り、
トドロキは状況を把握しているのに女の怪人に飛びかかられたりします。

ヒビキは男の怪人と戦って橋の上に移動。
橋から落とされそうになりますが外側からロープに捕まり落下を免れ、
逆に橋の上にいる怪人に足払いをかけ橋の外に追い出し、
捕まっている所をゲシゲシと蹴落とします。
怪人より戦い方がアレなのが流石です。

そして手ごろな蔦にぶら下がって自分も下の河原に飛び降りるヒビキ。
ヒビキの目に入ったのは怪人ではなく投げ飛ばされているトドロキ。
どうやら女の怪人に押されているようです。
トドロキのフォローに入ろうとするヒビキですが、潜んでいた男の怪人に飛び掛られてしまいます。
あとトドロキが変身の際起こした雷が当たりそうになったヒビキは少々ご立腹な様子。
男の怪人もヒビキに同情したのか、ヒビキが変身する間行動を起こさないでいてくれます。

そして烈火剣で怪人に斬りかかる響鬼ですが、怪人は反射神経が良いようで上体を反らして避けられてしまいます。
また轟鬼の烈雷も順調にかわされ、轟鬼は怪人の吐く泥を顔に浴び苦しんでしまいます。
何かまずい成分でも入っているようです、この泥。
堆肥ですか。畜産堆肥なのですか。

響鬼は烈火剣で男の怪人を牽制しつつ、振り返って女の怪人を烈火弾で攻撃し轟鬼をフォロー。
女の怪人が倒され、逃走しようとする男の怪人。
響鬼はこちらも烈火弾で倒そうとしますが、そこにドロタボウが割って入り怪人の代わりに攻撃を食らいます。
どうやら烈火弾は効かない相手のようです。

ところで今回のドロタボウ、頭の部分に多分稲が生えているのですが、
秋頃になったら鳥にたかられたりしませんか。


轟鬼がいつまで苦しんでいる予定か気になりつつ次回に続きます。