第4話


 次の日の朝にテントに戻って来るヒビキ。
香須実さんは味噌汁など朝食を用意して待っていました。
インスタントでなくちゃんと作っています、飲食業に関わっている意地でしょう。
しかしヒビキの戻り時間とか分かっていたのでしょうか。

明日夢少年は普通に学校に通っているようです。
自習との事で、各自が勝手な勉強をしていますが、明日夢少年の席の周囲が全部女子なので
質問とか遠くはなれた友達の所まで行ったりして大変そうです。
どういう席順ですか。


 魔化魍が見つかるまでの時間つぶしに音撃棒の柄の部分に絵の具を塗っているヒビキ。
もし今怪物が出たらベタベタな音撃棒を持って出動ですので急いで塗ってください。
あと、赤以外の絵の具は使う予定があるのでしょうか。

その頃一般のハンターが沢歩きをしています。
雑談をしているのですが、あらぬ方から声が聞こえた来た為、
銃を構えて誰かいるのかと叫んでいます。
軽軽しく銃を構えるのはマナー違反です。
ハンター達は山の向こうから出てきた巨大な手でパシッて叩かれていました。


 自転車に乗りガールフレンドと下校する明日夢少年。
高校での部活選びについて話しています。
明日夢少年はブラスバンド部に入部してもつまらなかったら止めるそうです。
ガールフレンドも演劇でなくチアリーディングに行く事も考えているそうです。
間を取って落語研究部とかいかがですか。


 まだ時間つぶしをしているヒビキと香須実さん。
ディスクアニマルもかなり戻ってきているようで、移動の準備を始めます。
片づけをしながら、明日夢少年に知られた事を気にしだしたヒビキ。
しかし情報を開示した方が誠意を示せると考えているそうで、
香須実さんには許してもらえたようです。
道中の会話ではヒビキは今迄も正体バラシがあったようでしたが、その時も今回のように話が収まっていたのでしょうか。
毎回違う論法で香須実さんに許してもらっていたら凄いです。


 本屋に探し物に来る明日夢少年とガールフレンド。
明日夢少年は携帯に着信があったため、ガールフレンドに先に店内に入ってもらい
自分は電話に出ます。
携帯には屋久島の従兄弟のお姉さんからのメールが入っていました。
もうすっかり良くなっているそうです。
そして添付されていたヒビキと明日夢少年の写真画像になにやら複雑そうな顔をして
携帯をしまう明日夢少年。
返事を打つのを忘れそうです。

明日夢少年が本屋に入るのと入れ違いに、親を追って店を出る幼児。
そのとき歩道を体格の良いご婦人の乗る自転車が暴走。
どうやら運転している本人にも止められないようです。
重量オーバーでガタが来たのでしょう。
そして自転車は真っ直ぐ幼児の方へ。

スピード・質量ともに申し分なく、かなりの破壊力を秘めている事が用意に推測されますが、
通りかかったオヤッサンが幼児を救出し事無きを得ます。
あとご婦人も自転車ごと横に倒れたりしながら幼児に謝っていたりして、
こちらも不思議とノーダメージのようです。
あざ位は出来ていると思いますが天然クッションの効果もありそうです。


 オヤッサンが気になってしまう明日夢少年は何と尾行を開始。
オヤッサンがかかってきた電話に「ヒジキを買ってくる」と話しているのを聞いた明日夢少年は
ちょっと聞き違えたらしくビックリしてます。

そう言えばちょっと前にヒジキ食べるな勧告が外国で出ましたが
結局あんまり騒がずに終わった気がします。

オヤッサンがヒジキの話をしていた事に気付いた明日夢少年は帰ろうとしますが、
店主との会話でヒビキの名が出た事を聞き逃さず、尾行を続行。
今は一分一秒たりとも無駄に出来ない時期なのですが、大丈夫なのでしょうか。


 響鬼との戦闘で受けたダメージで殆ど死に掛けの怪人。
ヤマビコに里に出て人の声を食らうように言いつけて自分は死亡。
死体が腐葉土みたいになってしまいます。
その会話やらヤマビコの歩く音などをキャッチしたディスク狼はヒビキの許に戻り、情報を伝達します。
ディスクアニマルの技術は凄いと思いますが、これがいちいち戻っての報告でなく
無線などで連絡できたら更に便利になると思います。

ディスク狼の案内で山に入るヒビキ。
人が倒れている上に、ちょっと向こうではディスク鳥が巨大なヤマビコに叩き落とされたりしていました。
ところで響鬼達の活動も秘密だという事はディスクアニマルもかなり秘密だと思いますが、
あの大破したディスク鳥なんかも回収せにゃならないのでしょうか。
ディスクアニマルを使うとしても輸送などには適さない形状に思えますので
破片を探すぐらいしか任せられず、細かいのを拾うのはやっぱり人力になりそうです。
その辺もあってかヒビキはヤマビコを見てむっとした表情になります。


 帝釈天あたりで明日夢少年に合流するガールフレンド。
明日夢少年はまだオヤッサンを付けているそうです。
それにしてもガールフレンド、明日夢少年を今迄探していたようですが、
携帯に電話はしなかったのでしょうか。

知らない相手を尾行しているという明日夢少年を笑いながらも
一緒に尾行に付き合ってくれるガールフレンド。
多分ガールフレンドは明日夢少年が受験のプレッシャーでちょっとアレになったので
監視しておかないと危ないと判断したのでしょう。

人に呼ばれて振り返ったオヤッサンに気付いて、慌てて身を隠す明日夢少年とガールフレンド。
しかし彼らの動きはかえって目立ってしまい、オヤッサンに気付かれてしまいます。
しかも隠れた先の店の店員に声を掛けられ、自然さを装おうと物を買おうとする明日夢少年、
慌てて硬貨を落としたりでオヤッサンに先に行かれてしまいます。
ところで明日夢少年、小遣い幾らですか中学生にしては貰いすぎではないですか。


 走り回るもオヤッサンを見失った明日夢少年とガールフレンド。
「君達、何の悪戯だい。」といつの間にか明日夢少年の背後を取っていたオヤッサンが声を掛けてきます。
その場にへたり込んだ2人に「鍛えてないなあ。」と笑うオヤッサン。
それにしても歩道橋の真中でへたり込まれると邪魔です。


 ヤマビコを追いかけて川を走りながら変身する響鬼。
岸の方も大きい石が多く走りにくそうですが、川だと更に滑ったりしそうです。
そしてヤマビコを呼び止める響鬼。
ヤマビコ、声を掛けられて止まってしまいましたが、里で同じように止まってしまうと
やれリトグラフ買いませんかとかお祈りさせてくださいとか抽選会やってますよとか
メチャメチャ引っ掛かるので無視するに限ります。

そしてバックルを外そうとする響鬼を手で叩こうとするヤマビコ。
響鬼はやけに高いジャンプで次々に襲ってくる平手をかわしますが、
ヤマビコの足元に着地した所を、ヤマビコに踏まれそうになります。
響鬼は足を下から押し戻し、ヤマビコを転ばせて難を逃れます。
が、水虫ぐらいはうつるかも知れません。

響鬼は手をはたいて改めてバックルを外し、水の上でこけているヤマビコの腹に設置して叩き殺しました。
ヤマビコは響鬼に手が届かなかったのでしょうか。
ラッコの怪物だったら難なく響鬼に反撃できました。
相当体が硬いです。


 「たちばな」に戻る響鬼と香須実さん。
店の入り口から入っていますが、従業員用の入り口は無いのでしょうか。
テーブルに荷物を置いたヒビキを呼び寄せるオヤッサン。
「屋久島でご近所さんに会ったんだって?」とヒビキに聞いています。

ヒビキは香須実さんや日菜佳さんの方を見たりしますが、二人とも手を横に振って
自分は言っていないとジェスチャーでアピール。
オヤッサンは店の奥の明日夢少年達を指差してみせ、ヒビキは事情をだいたい飲み込めたようです。

オヤッサンに奥多摩の土産話を振られるヒビキ。
明日夢少年はともかく、一緒にいるガールフレンドにヒビキの事がどれだけ伝わっているのか分かりませんが、ヒビキのアドリブ力が問われます。
あと、明日夢少年とガールフレンドの座っているテーブルには黄粉餅が置かれていましたが
参考書の類が出ていませんでした。
色々大丈夫なのでしょうか。