獣拳戦隊ゲキレンジャー 第49話
敵幹部の自爆も特に効果がなく元気そうなパツキン。
パツキンは自分が不死だと念を押していますが、
ゲキレンジャー達は何か方法がある筈だと言って聞きません。
パツキンはさらに獣拳が獣の頂点に君臨する自分の真似事だとして
まがい物が本物にかなう筈がないと指摘。
「ふざけるな!獣拳はバッキバキのチュイーンでシュバーンだ!」と反論するレッド。
ゲキレンジャー達、威勢は良いのですが
非常に根拠が薄くて心配です。
ゲキレンジャー達は変身してパツキンに向かおうとしますが
パツキンも変身し、少し浮いてから雷みたいなのを落としてゲキレンジャー達を転がし
破壊神ではなく自らが世界を滅ぼすと言ってどっか行きます。
重役からも連絡が入り、パツキンが街を襲撃しているとの情報が入ります。
そちらに向かおうとするゲキレンジャー達ですが、その時
レッドとイエローとブルーの3名は体から臨気みたいなのを出して気絶してしまいます。
3人は紫のフィルターの掛かった臨獣殿の庭に立っていました。
臨獣殿が既に燃えている為、おかしいとして
周囲で修行している戦闘員を触りに行くブルー。
すると手が戦闘員をすり抜けてしまい、
3人して共通の夢を見ているのだと分かります。
目の前の戦闘員が実像だったら
ちょっと失礼になる所でした。
猫師匠も3人のダウンを見て敵幹部の技の作用だと判断。
敵幹部がパツキンを倒す道を示しているのかも知れないという事で
紫とジョリヒゲはレッド達が寝ている間に
パツキンの対応に出動。
パツキンは巨大化とかせず、人間サイズのままで
ビルを破壊したり、転がっている人達を踏ん付けたりしていました。
思いっきり踏んだら人とか潰れるレベルなのでしょうが
被害者は悲鳴は上げますが変形などは見られず
かなり手加減している模様。
紫とジョリヒゲはパツキンの所に到着し、名乗とポーズをかまします。
パツキンは2人を五月蝿がりますが
最後まで聞いてやるあたりは親切です。
ところでその辺に転がっている一般市民に対しては
何か救援とかは無いのでしょうか。
夢の中の臨獣殿では敵幹部と女幹部が姿を現し、
ゲキレンジャー達を屋内へ誘導します。
部屋に入ると、レッドの持つ拳魔の腕輪が反応し、
ベールの向こう側の人影がレッド達へ呼びかけます。
1人はゲキレンジャー達を獣拳使いの同志と呼び、
1人はこの場所を全ての臨技が眠る場所だと知らせ、
1人は究極秘伝臨技を授けると言います。
その声を聞いて彼等が三拳魔だと気付くゲキレンジャー達。
折角姿をベールでぼやかしているのですから
プライバシーに配慮して音声も変えるべきでした。
パツキンに2人がかりでやられている紫とジョリヒゲ。
謎のビリビリを食らって変身解除して転がっている所で
パツキンが2人の腹の上に立ち、トドメを刺したい感じになっています。
そこに手ぬぐいみたいなのが投げつけられ、拘束されるパツキン。
拳聖達がヘルプに来てくれたようです。
しかしパツキンは拘束されたまま体を回転させ
竜巻を起こして拳聖達を巻き上げ、
落ちてきた拳聖を丁寧に弾き飛ばして転がします。
転がっている一同に向かって「全く何のためにやって来たのだか。」とコメントするパツキン。
しかし猫師匠はこれで良いと返します。
どうやらレッド達が復帰するまでの時間稼ぎだったようで、
丁度3人が臨技を習得して戻ってきました。
そして変身し名乗を上げる3名。
ちなみにスーパーでなく普通の方に変身です。
そんな普通なゲキレンジャー達ですが、
3人揃っての息をもつかせぬ連続攻撃でパツキンを圧倒。
ゲキレンジャー達の攻撃にはビームとか爆発とかの演出は殆どありませんが
イエローがパツキンのビームを避けながら走り、流れるような動作で蹴りに殴り飛ばし
ブルーが壁を蹴り登って飛ばされたパツキンを蹴りに行ったり
蹴られて落ちたパツキンの肩にレッドが乗っかって足で首を挟んで体を回転させた上に
また蹴り飛ばしたりします。
パツキンはやられる一方になっていますが、
自分を破壊する事はできないと言って余裕そうです。
するとゲキレンジャー達は構えを取って紫色のビームを発射。
見物に来た拳聖達はその技を知っていると言います。
獣拳奥義慟哭丸だそうで、以前タカ怪人が拳聖達を丸めた時の技みたいです。
臨獣殿では三拳魔が全員でポーズを取ってゲキレンジャー達に指導していましたので
他の拳魔の人達も使えたようです。
パツキン、色々と事情を知っている割には
自分を封印できる技とか把握していなかったのでしょうか。
技を食らったパツキンは野球ボールぐらいの
竜の模様の入った球に変形しました。
ちなみに金色です。
勝利を喜ぶゲキレンジャー達。
通常モードで5人合体攻撃でもなく
バズーカもロボも出ませんでした。
凄い余力ありそうです。
猫師匠はパツキンの丸まった球を拾い上げ
「永遠の暗闇に1人、面白い事など一つも無いじゃろう。」と話し掛けています。
その代わりにパツキンの丸まった球は
ビリヤードの球代わりになったり
団子に混入したり
ゴリラさんに飲み込まれたり
お茶の中に落ちたりと
スクラッチで面白い事になっていました。
ところでペンギンさん、お手製の団子とか差し入れに来ますが
スウェーデン社の仕事は忙しくないのでしょうか。
パツキンの保管を考える重役や紫。
レッドはそれを聞いて自分が持つと申し出ます。
パツキンは不老不死なので先の事まで考えるべきだと言う紫ですが
レッドとイエローとブルーは自分達が「ズンズン」だから大丈夫だと答えます。
その3ヵ月後、イエローとブルーは子供を集めて獣拳の指導に当たっていました。
ところでイエロー、体の出来ていないチビッコに
突きを後1000回やれとか、さり気なく厳しいです。
特に文句を言わず付いて行く子供達も少しおかしいです。
あと、ブルーの教え子の中には重役のお嬢さんが居ますが
ダンス教室と両方通っているのでしょうか。
こちらも大変そうです。
その様子を見ながら、レッド達が言い出だした事を思い出している重役。
獣拳はずっと「ズンズン」行くという事は
師匠から弟子に「慟哭丸を守る役目」と「正義の心」を受け継いで行く事を指していたようです。
少々の事ではパツキンへの封印は解けないそうですが
同じ技を食らっている拳聖達の現在の様子を見ると
ゲキレンジャー達の死後あたり駄目そうなので
後継者育成をして、都度封印し直すという事になるのでしょうか。
そこに荷物を持って顔を出すレッド。
レッドは旅に出るようです。
「兄さんもジャンも旅とか言って気楽だよな。」と言いつつも
留守番を引き受けるブルー。
「世界中の子供達に獣拳を教えてね。あたしがジャンから教わったみたいに。」とイエロー。
ところで、レッドが海外で子供とコミュニケーションを取る際、
通訳は何人必要なのでしょうか。
一方ジョリヒゲは工場の方に配属になったようで
象さんに言われてバズーカとか修復していますが
次から次に仕事を指示されていて、ストライキに入りました。
喧嘩している象さんとジョリヒゲを妹さんがパンチで黙らせていると
そこにレッドがやってきます。
ジョリヒゲはレッドの旅が良い物になると言いながら
可愛い子が居たら友達になっておけとアドバイス。
確かにジョリヒゲの職場は出会いが無さそうですが
レッドのツテは当てにしない方が良いと思います。
そしてレッドは外を歩いている紫に声を掛けます。
既に旅に出ている感じの紫ですが、レッドに追いつかれています。
紫はハエと一緒に旅をしており、旅の中でさまよっていた時間を取り戻すのだそうです。
会社に行くより旅に行ったほうが余計世間からずれて行きそうな気がします。
あと、ハエが検疫でどうにもひっかかって
国内限定の旅になりそうな気がします。
レッドは香港あたりで
路上で子供達に獣拳の型を見せたりしています。
敵幹部に似た気を持つ子供が来たのに気付くレッド。
レッドはその子に敵幹部の話をして、また戦う約束をしていると話します。
怪しい日本語なので、ほぼ通じていないと思われますが
その子は空気を読んでレッドの拳に自分の拳をタッチさせる動作をしてきました。
レッドはその子にも獣拳の勧誘をします。
敵幹部と女幹部が死んだままみたいなのが残念ですが
バズーカ直しても使い道があるのか気になりながら
概ねめでたしめでたしでした。