獣拳戦隊ゲキレンジャー 第43話
ショッピングモールのような場所でケーキを買っているジョリヒゲ。
ガゼルさんもジョリヒゲに乗せられて荷物持ちとして同行しています。
この時期ですと多少変な格好の人が歩いていても、周囲は気にしないのでしょう。
ジョリヒゲは周囲を見て、
「良いっすね、クリスマスて。世界中のみんながハッピーになれる一年に一度のイベントじゃないですか。」
と言い出します。
どうやらこの世界はキリスト教がユダヤ教とかイスラム教とかを駆逐した後みたいです。
神社が残っているのは奇跡かもしれません。
ガゼルさんは
「そうだなあ、俺達激獣拳の願いは
こんな風に皆が毎日笑顔で暮らせる世界を作る事なのかも知れない。」
と宗教面には一切触れず、当り障り無く同意。
そんな中、1人の少年がワゴン販売のケーキを故意にひっくり返して逃走しています。
ガゼルさんがその少年を捕まえ、犯行の動機を聞き出そうとしますが
少年は外国人であるためか、日本語を聞き取れてもI hate Christmasとか英語で答えます。
画面下に字幕が出るので視聴者は大丈夫ですが
ガゼルさんは少年の言葉を聞き取れないようです。
ガゼルさん、ケニヤではスワヒリ語一本で過ごしていたのでしょうか。
ジョリヒゲが少年の言葉を翻訳しますが、何をどう聞き取ったのか
「クリスマスパーティーをしたいが、家が貧しくてケーキを買えないから悔しくてこんな事をした。」
と捉えます。
少年の発した言葉に比べジョリヒゲの翻訳が長いのを不審に思うガゼルさんですが
ジョリヒゲが自信マンマンなので深く追究しません。
ジョリヒゲはクリスマスが恋しいと言っていると思い、
買い物の荷物の中から仮装用の小道具を取り出し
自分をサンタ、ガゼルさんをトナカイに仕立てて
最高のクリスマスをプレゼントしてあげようと言い出します。
少年は仏頂面でその様子を見ていますが、
改めて逃走した方が良いのではないでしょうか。
敵基地では女幹部が1人クリスマスで浮かれていましたが
他のメンバーは全然平常モードで
パツキンがキメラ怪人の双幻士を敵幹部に紹介していました。
今回登場のケルベロス怪人とハヌマーン怪人は
モチーフ通り犬猿の仲なようで喧嘩を始めたりします。
何故この2名を同じ部署に押し込んだのか不明です。
そしてハヌマーン怪人が出動する事になります。
残ったケルベロス怪人は何故か女幹部を蹴ったりしていました。
何か恨みがあるのかも知れませんが
この組織においては単なるプレイという事も十分考えられます。
どちらにせよ警戒が必要な相手である事に変わりはありません。
ジョリヒゲは会社のクリスマスパーティーに少年を招待。
猫師匠はジョリヒゲの思い遣りを誉めています。
しかし少年の家の人とかに連絡したのでしょうか。
このご時世ですと勝手に他所の子供を連れて行くと
善意であっても犯罪者扱いですので気をつけたいです。
少年の言う事を誰も理解せず、ジョリヒゲの翻訳頼みなために
しばらくの間少年は会社に留まります。
しかしレッドが少年の頭にトップスターを置いたところ、
少年は何かを思い出したようで癇癪を起し、ツリーを倒したりテーブルに出ている料理を落としたりし、
部屋から出て行こうとします。
丁度部屋に入ろうとした重役が少年に英語で声を掛け、
少年がクリスマスを憎んでいる事が分かります。
少年は重役の質問に答えた後に逃走。
ジョリヒゲはトナガゼルさんを連れて少年を追いかけます。
その場に居残ると片付けとかしないといけないので
出て行く方が得策です。
一方、街に来たハヌマーン怪人は大量の分身を作り、ショボいイタズラをしていました。
インドでは日常茶飯事な光景でしょうが、出動したゲキレンジャーはビックリしています。
ゲキレンジャーが全員会社を出ているという事は、
猫師匠と重役で部屋を掃除しているのでしょうか。
ロボタフとかも掃除してくれると便利かも知れません。
ゲキレンジャー達はハヌマーン怪人達と戦いますが、
相手の行動がトリッキーな上に数も多く苦戦しています。
スーパーゲキレンジャーになり最後の一体まで倒すゲキレンジャーですが、
レッドがゾワゾワが消えないと言い出します。
その直後、またハヌマーン怪人が出て来て、今までのが全て分身だと種明かし。
更に、街中に火の手を上げさせると
今後の予定を知らせてから逃走しました。
年末で忙しいので、スケジュールとか先に分かると
大変助かります。
ジョリヒゲとガゼルさんは公園でつまらなさそうにしている少年を発見。
どうしてクリスマスが嫌いなのかと聞くガゼルさん。
心まで貧しくなるなと諭し、メンチカツを勧めるジョリヒゲ。
2人ともあくまで日本語によるコミュニケーションを試みるので
少年は何を言っているのか分からないとコメントしています。
重役が少年を探しに出れば良かったような気がします。
その場を歩いて立ち去る少年の前に、
青いナンバーの車が停止し、中から男性が降りてきます。
男性は少年の父親らしく、息子を心配して探していたようです。
GPSとか付けましょう。
少年の家に通されているジョリヒゲとガゼルさん。
山や湖か河かが近い場所なようで微妙に都心から離れていそうですが
部屋は広く使用人もおり裕福そうです。
少年の父親はノース共和国とやらの国際親善大使とかいうポジションだそうです。
良く分かりませんが、息子が迷惑を掛けたと謝罪しているので
外交特権の無い職業かも知れません。
ジョリヒゲ達より、ケーキの売店に謝罪をした方が良いです。
ジョリヒゲは少年にクリスマスに沢山お祝いができる環境で何が不満なのかと質問。
相変わらず日本語で質問しています。
父親はジョリヒゲ達にホームビデオを見せながら
去年のクリスマスイブに少年の母親が事故死した為、
少年がクリスマスが嫌いになったと説明します。
ビデオにはトップスターを頭に付けて見せる母親の映像が収められており、
レッドが同じ事をした為に少年が癇癪を起す引き金を引いたのが分かります。
少年は同情を示すジョリヒゲに
サンタなら母親に会わせろと要求。
ジョリヒゲはこれを快諾しますが、女装して少年の母親になりきるという暴挙に出、
少年は怒ってジョリヒゲを突き飛ばして出て行ってしまいます。
ジョリヒゲに「大丈夫ですか?」と聞く父親。
主として頭が大丈夫じゃないと思います。
外を走る少年に追いつき捕まえるジョリヒゲ。
ちゃんと着替えてから出てきたようです。
あのまま外に出ていたら職質されるところです。
ジョリヒゲは少年に逃げずに自分の道を進むように言います。
自らも子供の頃に母親が病死した事を打ち明け、
獣拳を学ぶ中で前に進む事で悲しさを乗り越えたと話します。
随分小さい頃から獣拳をやっていたようです。
実家がスクラッチ関連の工場ですので
もしかしたら福利厚生の一環で社員の家族とかが気軽に獣拳を習えるのかも知れません。
ジョリヒゲが真面目な事を言い出した所為か、少し離れた場所で大爆発発生。
近くにはハヌマーン怪人が来ており、こちらの仕業だったようです。
ちなみにハヌマーン怪人はジョリヒゲ達がいる事には気付かなかったようで
近い場所にいたのは単なる偶然のようです。
ジョリヒゲはガゼルさんに少年の保護を指示し
「見てろよカール、これが俺のゴーイングマイウェイだ!」と変身。
「見てろよ」じゃなくて「逃げろよ」と言って欲しいところです。
少年もジョリヒゲの戦闘を見て、自分もパンチやキックを真似て見せたりで大はしゃぎ。
自分の居る場所が安全だと思っているようで、
外国人の割に危機意識足りないです。
そして張り切って戦っているジョリヒゲですが、ハヌマーン怪人の回避能力が高すぎて
思うように攻撃が当たらなくなってきます。
怒ったジョリヒゲはサイブレードから狙撃しハヌマーン怪人を攻撃。
こちらの攻撃はヒットし、それと同時にゲキレンジャー達も合流してきます。
ジョリヒゲはレッドのスーパーゲキクローを拝借し、
サイブレードにセット。
そして敵を唐竹割にしました。
その際、ジョリヒゲは気合で過激気を出したそうです。
レッドやブルーが激気研鑚を習得したのを
気にしていたのかも知れません。
そしてジョリヒゲの戦い振りを見て、少年は立ち直っている様子です。
しかしこれでは終わらず敵は巨大化。
ゲキレンジャー達もそれぞれロボで応戦します。
巨大化戦になってもハヌマーン怪人の回避能力は健在、
そして火炎放射でゲキレンジャーを苦しめます。
勝ち誇って笑い声を上げるハヌマーン怪人に
「炎も熱いけど、その笑い声も暑苦しいんだよ!」と文句を言うジョリヒゲ。
ヒゲも暑苦しい気がします。
ジョリヒゲは砕大剣を回転させ、氷を作り火炎放射を押し返し敵を凍らせ、
サイダイゲキファイヤーとなり余剰パーツで体当たりしたり斬ったり殴ったりで粉砕。
本来でしたら大の字に斬りたかったでしょうが
クリスマスなので出番が均等になるように調整しています。
少年の家のパーティーに参加しているゲキレンジャー達。
イエローなどは準備の手伝いも買って出ているようです。
そんな中、ジョリヒゲの不在に気付くブルー。
猫師匠に拠るとプレゼントの準備に出ているのだそうです。
轟音が鳴り響くので外を見ると、
サイダイオーが湖に来ており
先程と同じ技で氷の塊を作り、それを砕大剣で削って
少年の母親の氷像を作っていました。
巨大な像にする必要があったのかは不明です。
そしてガゼルさんもトナカイに扮し、肩に火花を出す筒状の装置を担いで飛行し
空中に英語でメリークリスマスとか光で書きます。
ジョリヒゲやガゼルさんの乗った橇が何の力で浮いているのかは不明です。
氷像を作った所為で魚が取れなくなったりとか
解けた氷像が倒れて何か壊さないかとか
心配なまま次回に続きます。