獣拳戦隊ゲキレンジャー 第42話




 崖下に落ちたかに思われたレッドと猫師匠ですが
崖の傾斜がそれ程でもなかったようで、壁に貼り付いてて
まだその辺に居ました。

女幹部はレッドに敵幹部の宿命の相手としての自覚を求めますが
レッドが尚もそれを拒否。
結局怒った女幹部に再度攻撃されて、やっと本格的に崖下に落ちました。

レッドの手が塞がっている為、炎で攻撃するより
カメレオン拳の舌で刺す奴の方が
確実に仕留められそうな気がする状況ですが
昔の技は使いたくないのでしょうか。



 カプリコーン怪人やアーヴァンク怪人と戦っていたゲキレンジャー達は
転がされた上に強力になった粉を食らって消えてしまいます。

ところで敵の撒いている粉ですが
確か幻気と激気と紫激気を混ぜた物が使われてた気がします。
これによりゲキレンジャー達が消えるのでしたら
敵にも同じように作用しそうです。

粉を作る時に気をつけないといけません。


パツキンが敵幹部に
ゲキレンジャー達が消え、レッドが逃亡したと報告。
レッドを腑抜けとコメントを挟むパツキンに
甘く見るな、と敵幹部が注意。

レッド、気のせいか敵にもフォローされています。



 崖から落ちた猫師匠とレッドですが
河原みたいな所で気絶していました。
特にレッドはあと一メートルもずれていたら
水没していて惜しかったです。

先に目を覚ました猫師匠に声を掛けられて
レッドも意識を取り戻します。

頑丈が取柄なレッドより先に復活している猫師匠が凄いです。

猫師匠はレッドに怪我は無いかと気遣いつつ、
父親の住んでいた村に向かうよう誘導。

レッドは再度猫師匠を背負って
道の無い場所とかよじ登っています。

レッドも大変ですが、川で濡れてるレッドにしがみ付かなくてはならない猫師匠も
気持ち悪そうで大変です。



 一方、先程消されていたゲキレンジャー達も目を覚ましました。
自分達が何処にいるか把握できない一同ですが、
カプリコーン怪人が瓢箪の中だと外から声を掛けて知らせてくださいます。

ゲキレンジャー達が起きるまで様子を見ていたのでしょうか。
待ち時間が暇そうです。


消された一般市民も他の瓢箪の中にギュウギュウ詰で入っており、
外から怪人に瓢箪を突付かれて悲鳴を上げているようです。

ラッシュ時の電車の方が混雑ぶりも揺れっぷりも上な気がします。
この人達、たまにラッシュ時に乗り込んでは
ドアから一メートルぐらいの所を占拠して
大声で「ウワー混んでるなー」とかシャウトしている
ウザイ人種ですか。


一般市民の状況を知ったゲキレンジャー達は被害の拡大を心配していますが
紫が皆に諦めないよう声を掛けます。

紫はレッドの復活を期待しているようです。
自力で脱出とかは特に考えていないようです。



 目的地に到着するレッド。
しかし村は無く、植物すらまばらで土だらけの場所でした。
猫師匠によると、レッドの父親が敵幹部に倒された直後に
大嵐による土砂崩れで村は飲まれてしまったそうです。

ところでここに有った村は獣拳使いの村だそうですが
自発的に山に集まって村を作ったのか
隔離されちゃったのか気になります。


猫師匠の想像ではレッドは1人生き残って
森にたどり着いたのだろうという事です。

レッドはその話を聞きながら、
その辺の小さな木にロケットがぶら下がっているのに気付きます。

その中を覗いて見ると、男性と女性と赤ん坊の写真が入っており
猫師匠に拠ればその男性はレッドの父親な事から
レッドの家族の写真なようです。

家族が笑顔で集合している写真を見て
自分にも温かい家族があった事を知り感動しているレッド。


ロケットの蓋の裏には
「我が子ジャンの行く末に明るき道を
 ダン・ナミ」
と書かれていました。

この村は日本語圏だったのでしょうか。
あと、「敵討ち」と「明るき道」に矛盾が生じている気がしなくもありません。

気が付いたら普通に歩いている猫師匠に気付くレッド。
猫師匠はレッドが自分を背負ったのは自分を大切に思ったからだろうとして
父親に対する思いはどうかと聞いてきます。

更にレッドが親から言われる前に激獣拳を始めた事を挙げ、
親の問題を自分の問題に摩り替えさせ
あくまで押し付けでなく自分の意思で宿命と立ち向かう形に持って行かせます。


もしかしてスクラッチって会社は
サービス残業が横行してませんか。


兎に角レッドは自分の家族が良い家族だったと思い込み、
宿命を自分の問題と捉えて復活。
調子が上がってきた為か仲間のピンチも感知出来たようで
猫師匠からゲキチェンジャーを受け取り、変身して現場に向かいます。


レッドを見送った猫師匠は、村の崖上の方に
削られたような地形を発見。
そしてそこに金色の鱗が残されているのに気付きます。

仮にパツキンあたりの遺留品だとして
レッドが子供の頃の事件ですが
腐ったりとかしないのでしょうか。
あまりエコを感じない鱗です。



 沢山の瓢箪を揺らして中の人達に悲鳴を上げさせているカプリコーン怪人。
次はゲキレンジャー達の悲鳴だと、該当の瓢箪を狙います。
中に居るゲキレンジャー達は悲鳴を上げたら敵の思う壺だと
頑張ろうとします。

黙って急に瓢箪揺らせばビックリして誰か悲鳴ぐらい上げたかも知れません。
実況はハエに任せて黙々と仕事した方が良さそうです。


そこにレッドが登場、
ジャンプして敵の後頭部らへんを蹴って転がし、
瓢箪を見て皆がその中に居ると考えます。

普通なら大きさを考えて瓢箪内に人が居るとは思いもよりませんが
レッドは色んな先入観が無い為に
逆に早く正解にたどり着いたようです。

そして瓢箪を切るレッド。
中に人が居ると考えていますが、どの辺に居るとかまで考えていますでしょうか。

しかし無事に出てくるゲキレンジャー達。
他の瓢箪にも一般市民が入っていると知らされ、レッドはそれらを全て斬ります。

他のメンバーも手伝ったらどうでしょう。


一般市民も瓢箪から開放され、それぞれ元居た場所で復活しています。
皆さん広場とかで敵に捕まったので良かったですが、
これが横断歩道の真中とかだったら、戻るタイミングによっては
余計死ぬ人が出そうです。


皆を救出したレッドは敵がいつ戻ってきてもおかしくない状況ですが
変身を解いて得意そうにしています。
紫もレッドの肩を叩いて誉めてあげています。


カプリコーン怪人は一般市民達を追って外に出て
アーヴァンク怪人と合流していました。

もう一度人間達を消し直すと言っている怪人達ですが
そこにゲキレンジャー達が追いつき変身。

変身してから来た方が早く到着しそうです。

あと、女幹部が近くに来ており、レッドの復活を見て
嫌そうな表情を見せます。
レッドが敵幹部の宿命の相手なのが気に食わないのでしょうが
色々攻撃しても死なない点についても多分気にしてると思います。


「もう一度まとめてデリートしてやるっす。」と腕を胸の前にビシッと構えて立つカプリコーン怪人。
しかしバズーカとかはどっちも使いません。

先程4人がかりで苦戦してた相手に
レッド1人が立ち向かって結構調子よく転がしたりしています。

その様子を見ていた他のメンバーも
負けてはいられないと攻撃に参加。
しかしトドメはジョリヒゲが自発的にレッドにサイブレードを貸し、
レッドが丸々持っていきます。


敵は爆発し転がりますが、まだ死んではいないようです。
そこに突然姿を現すパツキン。

竜怪人の姿から人間態になったパツキンに
ゲキレンジャー達は驚いています。
何気に初めて見たようです。

パツキンはレッドが敵幹部に認められてたり自分の部下を転がしたりしているのが面白くないようで
黄色い煙になってレッドにまとわり付きますが、
気持ち悪がらせるだけで特に攻撃とかはせず、
人間の姿をとって怪人達に幻気か何か注入して巨大化させます。

パツキンだけでレッド倒せそうな気がしましたが
部下に仕事を残してやる配慮でしょうか。



 ゲキファイヤーとゲキトージャウルフ、サイダイオーで敵を攻撃するゲキレンジャー達。
敵もカプリコーン怪人の頭の角の上にアーヴァンク怪人が乗って
2人で独楽のように回転して反撃。

ゲキファイヤーとゲキトージャウルフは合体が解除されてしまいますが
ゲキビーストを全部呼び出して、それぞれ単体で反撃した後に
一斉にビームを出します。

そう言えばクリスマス前でした。

爆発の中からアーヴァンク怪人だけ姿を現し、
また体を回転させて反撃。

ゲキレンジャーはサイダイゲキトージャを作り、
こちらも回転して竜巻を作ってアーヴァンク怪人を浮かせ、
余剰パーツっぽいゲキビースト達に体当たりをさせた上に
サイダインの角の部分で叩いて爆発させました。

前回無駄に幻で倒したと思った敵が残ってたりしましたので
今回もちゃんと倒したかは不明です。



 皆にロケットの写真を見せ自慢しているレッド。
一同はレッドの様子を微笑ましく見ていますが
紫だけ何故かさっさと帰ってしまいます。


レッドの問題が解決し「とりあえず一安心ですね。」と猫師匠に話し掛ける重役ですが、
「いや、そうとも言えん。」と返す猫師匠。

紫の様子がおかしかった事かと思ったら
先程の村にあった鱗を取り出し、
不穏な空気を感じてならないと言い出します。


レッドは猫師匠達が近くに居るのに気付き、重役に復活の褒美をねだりに行きます。
他のメンバーも便乗して重役の奢りを期待。


紫はその場に残っていたら
たかられると考えて先に帰ったのかも知れません。