獣拳戦隊ゲキレンジャー 第41話




 夢の中で敵幹部に戦うように迫られたり、
キメラ怪人に戦うように言われたりで困っているレッド。

レッドの父親像が怪人態な訳ですが
人間態と会った事が無いから怪人態が夢に出るのか
パンダとかと一緒に育った関係で
人間より着ぐるみの方が親しみを覚えるからかは不明です。

彼等の要求が負担らしく、五月蝿いと叫びながら目を覚ますレッド。

何か山の岩みたいな所で寝てましたレッド。
まさか寮の寝床が重役のお嬢さんに取られたままなのでしょうか。

どうしたら良いんだとストレスにやられてる感じなレッド。
まず寝床を確保して快眠を心がけてはいかがでしょうか。



 会社でもレッドが行方不明になっている事が話題に。
ブルーあたりはレッドが戦うべきだと考えているようですが
イエローやジョリヒゲはレッドに同情的。

しかしジョリヒゲがレッドの心情を代弁する際に
たこ焼き屋を例に取った為
関係無い話のように取られてしまいました。

ジョリヒゲに下手にフォローしてもらうと
かえって立場がまずくなるようです。


一方敵組織は敵幹部がグリフォン拳に乗り換えたりと色々順調。
パツキンは世界制覇とかしたいみたいで
敵幹部に出陣を勧めていましたが、
「王を動かしたければまずお前が力を見せよ。」
と逆に指名を食らいました。

そこでパツキンは自分の部下を出動させます。
微妙に指示と違う事をしている気がしなくも無いです。

ひょうたんのぶら下がっている部屋で
無駄な構えを取って空中に文字を書いて計算していた
ジ○ングみたいなカプリコーン怪人、
やたら跳ね回っているアーヴァンク怪人を見て
ただの変人コンビだという所感を述べる女幹部。


「と見せかけて意外とやる」とフォローするパツキンの話を聞いて
カプリコーン怪人とアーヴァンク怪人に作戦を聞いてみる女幹部ですが
まだ秘密だと言われてしまいます。

秘密の作戦の計算を
他人から丸見えな空中に書き出すのは詰めが甘い気もします。



 神社か何かの境内でパンチの練習みたいなのをしているレッド。
イエローは他の面子を引き連れてレッドの様子を見に来ています。
イエローはレッドが一晩中ああしていたみたいだと皆に説明。

どうしてレッドの居場所や行動が過去に遡って分かったのでしょうか。
近隣の住民から苦情が来ましたか。

ブルーの読みではレッドは父親の真似をして不安を振り払おうとしているようです。

レッドは今度はパンチを中断し、座って頭を地面に打ち付け出します。
レッドを心配し、駆け寄る一同。
これ放っておいたらコメツキバッタ拳を会得すると思います。

ブルーにしっかりするように言われて、
もう戦いたくないと言い出すレッド。
今迄戦いが"ワキワキ"という楽しい状態でしたが、今回は負担になっているようです。

最初に変身に成功した時は、その辺のチビッコを助ける為みたいなのが原動力でしたが
いつの間にか楽しみ優先に戻っていた様子。

紫はレッドを殴り倒し、ワキワキは関係無いと戦うよう説教。
レッドが兄弟子の息子で敵幹部のご指名な点を理由に挙げています。

一般市民を守るとか、そう言った使命感は特になさげです。
悲鳴と絶望が敵組織のパワーアップに関係なかったら
助けてもらえないかも知れません。


紫を止めようとするブルーとイエローですが、
紫に振り払われてしまいます。
ジョリヒゲはさり気なくイエローを受け止めて地味にポイントを稼ぎ、
「自分がご指名を貰えなかったからってみっともねえ。」と紫を諌めます。

ジョリヒゲの指摘が図星だったのか、紫はジョリヒゲを殴り喧嘩に。
重役から敵の出現を知らされて喧嘩は中断となり、
紫はレッドを引きずってでも連れて来いと皆に指示して出動。

レッドの参戦を一番主張しているのですから
紫が引きずってやるべきです。



 飛び回りながらビルとか爆破しているアーヴァンク怪人。
そこにゲキレンジャー達が到着します。
レッドもブルーに引っ張られて付いてきています。

しかしへたり込んでいて戦闘に参加しないレッド。
周囲はレッドに気を使って声をかけたりしますが、
その隙を突かれて攻撃とかされ、
レッドを置いて戦闘開始。


ところで、相手が敵幹部でないのですから
レッドが参戦しない理由とか特に無い気がします。


アーヴァンク怪人は最初こそ隙を狙ったものの、
その後はへたれているレッドを攻撃せず、変身ているメンバー相手にだけ戦っています。

殴り合いみたいなのでは通用しないアーヴァンク怪人ですが、
激気による攻撃にはダメージを食らっている様子を見せます。

逃走したレッドと、それを追いかけていったイエロー抜きですが
バズーカまで引っ張り出して激気で戦う一同。

アーヴァンク怪人は攻撃を食らったものの、
爆発とかはせず、「一杯一杯」とか言いながら退却。

バズーカで倒れる敵が今後現れるのか気になる所です。



 レッドに追いついたイエロー。
レッドよりイエローの方が足が速いようです。

イエローはレッドを引き止めようとしますが
レッドはゲキレンジャーを辞めると言ってゲキチェンジャーを外し、
建物の壁に貼り付いて登って逃走。

スカートのイエローでは後を追いかけて行くのは至難の業です。
あと、猫師匠がその様子を見に来ていました。
尾行していたのでしょうか。
あの目立つ姿でよくバレません。



 先程逃げ帰ったアーヴァンク怪人ですが
作戦通りの行動だったようで、
カプリコーン怪人の作った「種」にアーヴァンク怪人の持ち帰った激気と紫激気、
そして幻気を混ぜて種にぶつけ、種を無数の粉にして
アーヴァンク怪人がそれを回収し、人間社会にそれをばら撒きに出動。

忙しいです。

一旦帰らずに、カプリコーン怪人が種を持ってアーヴァンク怪人に同行すれば
効率が良かったのではないでしょうか。

それはともかく、女幹部はレッドのヘタレっぷりが気に入らないようで
絶対に許さないと考えているようです。

何かこう、ゲキレンジャー達よりも敵の方が
レッドに対する期待が大きい感じです。



 逃走していたレッドはゲキシャークに乗り、遠くまで来たようです。
すると先回りしていた猫師匠がレッドに
「偶然じゃのう、故郷の森に帰るところか?」声を掛けます。

レッドは無我夢中で来たらここに着いたそうで、
どうやら獣源郷近くの場所のようです。
猫師匠の移動スピードが気になります。

自分が何をしているのだろうと気にしだすレッドですが
猫師匠は家出の中にも修行ありだと肯定的。
ちなみに猫師匠はここの近くに野暮用で来たそうですが
足を挫いてしまったと言っています。

レッドは猫師匠を背負って移動する事にします。
レッドが通りかかって助かったと言っている猫師匠ですが、
それまで釣りをしていて、特に切羽詰った様子はありませんでした。


レッドは猫師匠に父親がどんな人か聞いています。

立派な男だったという答えを聞いて、
勝手に敵幹部と戦う事を決められた事に文句を垂れます。

猫師匠が父親はレッドに期待していたのだろうと推論を述べると、
「だったら何で俺の事捨てたんだ。」と反論するレッド。

敵幹部に倒されたのだから捨てた訳ではないだろうと答える猫師匠ですが
その前から家族の存在を伏せてたりしてますので
ちょっと怪しい気もします。

父親が自分の事を大事ではなかったのではないかと不信感が拭えなさそうなレッドに
猫師匠は父親の事情を知らないとしながらも
この先に父親が暮らしていた村があり、そこに答えがあるかも知れないと話します。


レッドの父親は獣源郷近くの村から激獣拳の道場とかに通っていたのでしょうか。
昔は会社と離れた所で修行していたのなら良いのですが、
とんでもない遠距離通勤という可能性もあります。

体を回転させてヘリコプターのように飛んで行ったら定期代は浮きますが
ちょっと疲れそうです。



 出動した敵怪人は先程の粉を撒き散らし、
その辺の人間はその粉を浴びて消滅していました。
そこにゲキレンジャーが到着し敵を攻撃。

ちなみにその辺の人達は既に跡形もなく消えてるので
派手に戦っても大丈夫そうです。

重役からの通信で、その粉が激気から出来ていると知り、
先程攻撃を食らったのが激気を集める為だった事に気付く一同。

ところで粉の成分とか、会社に居る重役がどうやって調べているのでしょうか。

敵の物理的な攻撃には転がってしまうゲキレンジャーですが
粉攻撃は激気のお陰で無効化できるようです。

気分的に優位に立ったゲキレンジャーですが、
カプリコーン怪人が巨大化して出現。
紫とジョリヒゲが巨大化戦担当、
イエローとブルーがアーヴァンク怪人担当となります。

ジョリヒゲはブルーにサイブレードに貸していますが
もしかして全員激気研鑚習得済みなのでしょうか。

ジョリヒゲの存在価値が危険です。


巨大化戦は紫とジョリヒゲがお互いに引っ込んでいろと喧嘩になり
敵に隙を突かれています。
もめている場合じゃないと気付く2名。
ジョリヒゲはともかく紫はレッドに戦うよう言っているのに
自分は仲間割れ優先で行動してたりで
ちょっとどうかと思います。



 「後少しじゃ、この山を越えればもうすぐ」とか言っている猫師匠。
「少し」の感覚がちょっと違う感じです。
そんな中、何処からとも無く攻撃されるレッド達。

「仲間に戦わせておいて、一人だけピクニックとはいい気な物ね。」と女幹部登場。

レッド、猫師匠はまだしも
女幹部にまで行動パターンを見破られています。

女幹部は、レッドに敵幹部の宿命の相手としての器か試すつもりのようですが
戦闘を拒否するレッドに切れ、敵幹部に相応しい相手でなければ許さないと言います。

「熱い胸の内じゃのうお嬢ちゃん。」と、暢気な発言をする猫師匠も
女幹部のターゲットに。

敵が熱いと言うより、猫師匠が落ち着き過ぎなだけな気がします。



 カプリコーン怪人とアーヴァンク怪人は一旦ゲキレンジャー達に倒されましたが、
2体が入れ替わって復活。
巨大化したカプリコーン怪人はアーヴァンク怪人の作った幻だと
すぐに種明かしがされます。

仲間に対しては作戦を黙っているのに、敵にはすぐばらします。

そして敵怪人は今までよりずっと強くなっており、ゲキレンジャー達を翻弄。
幻とか作る必要があったのか気になります。


一方レッドは猫師匠を背負ったまま、女幹部の攻撃から逃げています。
しかし崖っぷちに追い込まれ、後がなくなってしまいました。

猫師匠は自分を降ろして逃げるようレッドに指示をしますが
レッドは猫師匠を気遣ってこれを拒否。

女幹部はレッドを追い詰め、白虎の拳士の力はそんなものかと挑発。
しかしレッドは挑発に乗るどころか、自分は白虎の拳士ではないと主張。
レッドを情けないと嘆いた女幹部はレッドの前に中爆発を発生させ、
その爆発でレッドは猫師匠ともども崖下に落ちてしまいます。


猫師匠なナイスなクッションになる気がしながら
次回に続きます。