獣拳戦隊ゲキレンジャー 第37話




 会社に来て重役と会っている和服の女性。
どうやらイエローの母親らしく、
イエローは母親を見て困ったような怯えたような反応を示します。

レッドら他のゲキレンジャー達もイエローの母親の様子を見ながら
厳しそうな人物だと感じているようです。

猫師匠に拠ると、イエローの実家は地方の大地主だそうで
家柄が良いようです。

その話を聞いて何故かテンションを上げるジョリヒゲ。
まさか逆玉狙いでしょうか。


イエローの母親がイエローにお見合いの話を持って来た為
驚く一同。

就業時間中に不幸以外のプライベートの話をしに来ないで下さい。

イエローの結婚に反対をするジョリヒゲ。
紫がジョリヒゲにそんなにイエローの事が好きだったのかと聞くと
ジョリヒゲはイエローがゲキレンジャーを辞めたら
「男ばかりになっちゃう」と心配しているようです。

結婚してもゲキレンジャーを続ければ良いだけの話です。
ジョリヒゲ、やはりイエローを狙っているかも知れません。


イエローも結婚には乗り気ではないようですが
母親は問答無用と一喝。
その声に何故か他のゲキレンジャー達も気をつけ姿勢になってしまいます。

直立歩行して喋る動物より
普通に厳しい親御さんの方が脅威みたいです。



 敵基地ではパツキンが敵幹部と女幹部に幻獣拳の説明をしています。
臨獣拳の中で獣を超える力を者が幻獣の力を手にした13の流派が幻獣拳との事。
パツキンは空を指差して、幻獣王の星と周囲にある12の星を見せながら
幻獣王1名、その下に四幻将、その下に2人ずつ計8名の双幻士がいると説明。

敵幹部と女幹部に相当する星が本来の輝きを得ていないとの事で
全部輝くと幻獣拳の世が始まるそうです。

幻獣王が敵幹部、四幻将の1つが女幹部だそうで
この前棺桶に入っていた奴は輝いているという事になります。
何か納得いきません。


あと、幻獣拳の星とか、地球から何光年離れていますか。
幻獣拳の会得と星の発光にタイムラグは無いのですか。

幻獣拳を得る為に血盟の儀式をするよう言うパツキン。
バジリスク怪人は自分達もその儀式をして未来永劫無間道(表記不明)に落ちたと説明。

バジリスク怪人は結構フレンドリーな感じですが
パツキンはその発言を軽軽しいと窘めます。

無間道が何なのか質問する女幹部ですが
「輪廻の苦しみを背負う事」と聞いて、それだけなのかとコメント。
パツキンは女幹部の発言に喜びます。


敵幹部は何の発言もしていませんが、
パスしたくても言い出せなさそうな雰囲気です。



 実家か何かでお見合いをしているイエロー。
イエローは母親と一緒ですが、相手方は1人で来ています。

相手方の男性は大学で構造建築電気理工学を研究する傍ら
講義もしているそうです。

相手方、かなり出会いが少なそうな職です。
あと、イエローの実家とどんな接点があるのか不明です。

気の無い相槌を打ってしまうイエローをつねり操縦する母親。

その様子を外から見ているゲキレンジャー達。
レッドはイエローの母親を怖がり、
あとジョリヒゲは見合いをぶっ潰すと妙に気合を入れています。

見合いを潰したところで自分に打順が回ってくる保証とか全然ないですが
凄い意気込みです。


窓の外で何やら騒いでるゲキレンジャー達に気付いたイエローは
席を外して仲間と面会。

他のメンバーから本当に結婚するのかと聞かれたイエローはそれを否定しますが
母親から「問答無用」と言われると体が硬直し逆らえないと打ち明けます。

ジョリヒゲは相手から嫌われる作戦をイエローに提案し
何やら紙袋を渡します。
用意良いですジョリヒゲ。
登場した頃の資金難が嘘のようです。



 儀式を開始しているパツキンと女幹部。
臨気を幻気に変えるのだそうです。

パツキンが黄色い光を地面に落とし、
続いて女幹部が紫黒っぽい光を地面に落とします。
2つの光が混ざって黒っぽい方も黄色く光り、
その光が女幹部に吸い込まれていきます。

女幹部は「これだけ?」と肩透かしを食らったようです。
何も変わらないと訴える女幹部に
人間どもの悲鳴と絶望が女幹部の血に満ちた時
新しい力が与えられると話すパツキン。

修行とかの話は出てきませんが、
幻獣とやらの得体の知れない動物の力を使う拳法ですので
何をどう練習して良いのか分からなさそうです。


そしてパツキンは敵幹部に自分達に命令をするよう促し
悲鳴と絶望を集めるよう指示を貰い、
バジリスク怪人の配下のケイトス怪人が出動する事に。

急に人が増えた上に、あまり馴染みの無い動物モチーフなので
正直誰が何だか良く分かりません。
皆様にはしばらく名札とかつけて頂きたいです。



 一方イエローは見合いの相手に嫌われるため
ジョリヒゲから受け取ったブーブークッションとか駆使して
だらしなさをアピール。
ところで鼻毛真拳も作り物でしょうか、これは自前でしょうか。

しかし相手は素直で純粋だとして
イエローに結婚を申し込みます。

見合い相手の反応に逆に驚くイエローと母親。
イエローは相手の申し出に困ると言いますが
母親はすぐに立ち直り、イエローを祝福します。

この見合い相手、単なる良い人ならいいのですが
マニアックな趣味の人だと困った事になりそうなので
何としてでも結婚は回避すべきです。


そこにゲキレンジャー達が変な格好で登場し
イエローの恋人を装い見合いの邪魔を試みます。
サングラスをかけて昔のワルみたいになっている紫とジョリヒゲ、
スーツ姿のブルーはともかく
レッドは私服というか腰蓑にパンダのお面というイデダチです。


レッドはプロポーズ時にこんな格好をするのでしょうか。
この格好の相手にOKを出すのがどんな動物なのか気になります。


母親はイエローに四つ股などの破廉恥な真似をしているのではないかと問い詰めます。

四つ股よりも、相手のチョイスについてまず注意すべきです。
イエローは誰か1人と結婚をするのはありえないと言って
母親を諦めさせようとします。

しかし母親はゲキレンジャー達に一喝をして黙らせ、
彼等をスクラッチの社員だと見破り
イエローにあの会社は相応しくないとして退職をさせようとします。


そんな中、タイミングよく敵の出現を察知するレッド。
しかしいつものとは違う臭いがするそうです。

変な格好のまま出動していくゲキレンジャー。
特にレッドとか途中で職質されそうですが、
イエローも母親に邪魔をされてその場に足止めを食らってしまいます。

ところで母親、薙刀とか装備していますが
いつの間に持ってきたのですかそれ。



 ゲキレンジャー達は変身をして現場に到着。
敵から出ているのが臨気とは違うようだと言いながら警戒しているゲキレンジャーに
出ているのが幻気という幻獣拳使いの特別な物だと説明するケイトス怪人。

別に教えてやる必要は全く無いのですが、
上司もフレンドリーなら部下も親切です。


ケイトス怪人は超音波で攻撃するらしく、
全く手を触れずに周辺の建物を爆発させます。
ゲキレンジャー達も敵の攻撃に頭を抱えて苦しみ出します。

敵の攻撃が止んだ所で一斉に飛び掛るゲキレンジャー達ですが
普通の殴る蹴るでも敵わず、すぐに転がってしまいます。
レッドは特に集中的に攻撃を食らってしまいました。

スーツの下が腰蓑にパンダお面だと知られたら
もっと攻撃されたと思います。



 イエローの母親はイエローに自分の言う事を聞くように説得をしています。
母親はイエローの幸せを考えているようです。
確かにあの同僚達を見たら会社を辞めるように言いたくもなるでしょう。

以前は言う事に従う良い子だったが
陸上を止めて拳法を始めた頃からイエローは変わってしまったとし、
逆らうならこの母を倒してから行けと
薙刀を構える母親。

素手の娘相手に刃物出すのはどうかと思います。

地主でなかったら捕まっていそうです。

イエローは母親の攻撃を止め、自分の道は皆や世界の平和を守る事だと言い出します。

「誰かの為に生きる、そう決めた時、
 私はちゃんとお母さんに説明できなかった。
 だけど今は。」
と変身をし、自分の選んだ道を見せると言い
現場に問答無用で母親を連れて行くイエロー。

そして野郎どもが転がされている中、敵に殴りかかるイエロー。
敵を転がしたイエローに、復活したジョリヒゲが抱きつき
振り払われたりしています。

ジョリヒゲのイエロー狙いがどんどん露骨になってきました。

イエローは皆を率いて敵を攻撃。
母親は少し離れた歩道橋のような場所から戦闘の様子を見ています。
そこに重役が現れ、母親にイエローがキャプテンで大事な仕事をしていると説明。

ところで、今回の敵は遠くのビルとかを爆発させたり出来るのですが
母親を近くまで運んで来たりしたら危険に晒してしまいませんか。
あわよくば消そうという意図ですか。


イエローを中心に力を合わせて敵を爆発させるゲキレンジャー。
しかし敵は死んでおらず巨大化。
ゲキレンジャー達も合体やら変形やらして巨大化戦に臨みます。


実況をしに出てきたハエは、女幹部の胃が最悪の住み心地になったとコメント。

「お前は私が変わった事を知らないの?」
と女幹部に聞かれると、実況には全くノープロブレムと返すハエ。

女幹部の臨気が無いと死ぬらしいハエですが
女幹部の変化は気にならないようです。


ゲキレンジャー側の戦力は3体、
対する敵は1体で
しかも大きさも一番小さいと来ていますが、
敵はゲキトージャウルフを一発で吹き飛ばしたりと
超音波とか抜きでも普通に敵の方が強いようです。

サイダイオーも相手に歯が立たず、ゲキファイヤーも転がされてしまいますが
イエローの母親が多分80メートルぐらい離れた場所から
「根性ー!」と声をかけてきます。

イエローの母親、かなり声が通るようですが
敵の超音波攻撃と張り合う気ですか。

イエローは母親の声援に奮起しゲキエレファントを召喚。
ハンマーで敵を縛り上げて地面にたたきつけます。


そこにサイダイオーがイエローに良い所を見せようとしゃしゃり出て
敵にトドメを刺そうとしますが、どこからかバジリスク怪人の声が聞こえ、
サイダイオーは突然地面に倒れてしまいます。

巨大化した状態で空から開いた穴から登場するバジリスク怪人。
バジリスク怪人は自分に重さを操る能力があると説明し
ケイトス怪人に帰るよう促します。

まだトドメを刺していないと言うケイトス怪人に対し、バジリスク怪人は
ゲキレンジャーは遊びの相手であり、既に悲鳴は集まったと説明しています。
部下を助けに行く上に、命令に従わなくても怒らずにちゃんと理由を話します。
部下から好かれそうな上司です。

ゲキファイヤーとゲキトージャウルフが敵を呼び止め攻撃しようとしますが
バジリスク怪人は相手を軽くして遠くに吹き飛ばしてしまい、
部下を連れて悠々と帰ってしまいます。


特にゲキレンジャーが出動しなくても
帰ってくれた感じです。



 吹っ飛ばされたり地面にめり込んだりしていたゲキレンジャー達ですが
普通に会社に戻れたようです。
強敵の出現に困りながらも戦う気を見せているイエロー。

そんな中、やはり無事だった母親と重役が登場。
母親はイエローに好きな道を行くようにと言います。
「でもたまには戻ってくるのですよ、母の胸に。」
と言われ、早速母親に抱きついているイエロー。


イエロー、また主役回なのに敵を倒せないというケチがついてしまいました。
しかし母親から仕事を認めて貰えたのは大きいです。

あと、母親に甘えるイエローを羨ましがったレッドが
他の野郎どもに一斉に抱きつかれて臭がっていましたが
それは多分お互い様なんじゃないかと思います。



 巨大化戦を観戦し、基地に戻った女幹部は
鳳凰の力を会得し、変身体が変わりました。

肝腎の敵幹部だけ幻獣拳を会得していない
嫌な状況のまま次回に続きます。