獣拳戦隊ゲキレンジャー 第35話




 敵幹部達が基地に戻ると、庭では戦闘員がかなり活発に練習をしていました。
一部の者は屋根の淵にぶら下がって懸垂してたりします。
建物が傷みそうです。

クマ怪人は敵幹部に自分と並ぶつもりかと絡みだし、殴りかかって見せます。
しかし敵幹部にパンチを止められて、激臨の大乱を終結させると言い出して出動します。

自分の戦いを見せて敵幹部に力の差を見せたい意向のようです。
何とも平和的な解決方法を考えていらっしゃいます。



 ゲキレンジャー達は
前回鷹怪人が拳聖玉を現場に残して作業をしていた失敗を見ていた為か、
会社に拳聖達を持ち帰っておりました。

やはり転がして持って行ったのでしょうか。

クマ怪人を倒さないと拳聖達を救えないと考えているゲキレンジャー達は
得体の知れない前回のパワーアップを当てこんでいます。

重役に拠ると、「獣力開花」によって今後彼等が強くなる余地が多くなるようです。
そしてどう成長するかは自分達次第みたいな流れになっています。

今現在のパワーがアップするという訳では無さげな気もしますが
クマ怪人と戦う気なゲキレンジャー達。


一方、敵幹部も何か考えているようで、
クラゲ怪人がその様子を見てクマ怪人と似ていると指摘。
そしてクマ怪人が臨獣拳を作った経緯を
技で映像を見せながら話し出します。

猫師匠が後継者の座を蹴った為に
話が自分に回ってきたのがお気に召さなかったようで、
クマ怪人は獣拳を越えた獣拳を作り、
自分より強い人間の存在を許さないと言い出します。

その後クマ怪人は創始者を倒して臨獣拳を立ち上げたそうです。

拳聖達が大乱までは不老でない事を考えると
創始者殺害から大乱までの間はそう長くはなさそうで
その間に拳法を確立して門下生を集めたクマ怪人は
強さ云々よりも宣伝とかの能力が高い気がします。

敵幹部をクマ怪人と似ているとしながらも
クマ怪人が最強なので敵幹部は勝てないと釘を刺すクラゲ怪人。
しかし敵幹部は笑ってそれを否定し出動して行きました。

クマ怪人が用件を言って出て行くのに対し
敵幹部は勝手に出て行く感じです。
クマ怪人の方が行儀が良いです。



 大量の戦闘員が複数地点で暴れています。
ゲキレンジャーも手分けしてそれの対応に当たります。
レッドは一足先に出動しましたが、変身せずに一番大きい敵の気配を追っていました。

一方他のメンバーも大きな怒臨気を察知してそちらに移動。
暴れている戦闘員達をちゃんと片付けたのか気になります。
集まった先にはクマ怪人が来ていました。

そしてレッドが向かった先には敵幹部が居ました。
「最強を探し求めマクと思い込んでやって来たのなら
それ程筋違いではない。俺はマクを超えた。獣力開花によってな。」
と、ちょっと嬉しそうに話し掛けてくる敵幹部。

2人は変身して戦い始め、お互いに強くなった事を実感。
敵幹部はレッドにクマ怪人を倒すように言って帰ってしまいます。
ゲキレンジャーがクマ怪人を倒したら新しい大乱の幕が開かれるそうです。

また少人数で大乱の予定です。
あと、何か知らないうちに仕事を押し付けられた気もします。

そして去っていく敵幹部ですが、結局出動の目的は何だったのでしょうか。
レッドが間違えて来なかったら凄い暇になる所です。



 レッドを除くゲキレンジャー4人を転がしているクマ怪人。
紫やジョリヒゲも順調にヘタれつつあるようです。
クマ怪人が4人にトドメを刺すべく、何か黒っぽい空気を飛ばしてきますが
そこにレッドが現れて攻撃を受け止めます。

4人殺す予定の攻撃に当たっているのに
レッドはポーズ取ったままケロリとしており、
更にクマ怪人を殴り飛ばしたりしています。

レッドはジョリヒゲからサイブレードを借りて、その上にスーパーゲキクローをセットし
過激気研鑚してクマ怪人を刺します。

レッドは見学している4名に、自分達の力を感じるようアドバイス。
一同はレッドの言葉を聞いてパワーを自覚したようです。


まだ生きていたクマ怪人に、バズーカやらを構えるゲキレンジャー達。
レッドに乗せられて一同気持ちよく攻撃に参加しています。
クマ怪人は爆発しながらも怒って巨大化。
レッドはともかく他の4人が本当にパワーアップしているのかちょっと微妙です。


クラゲ怪人はクマ怪人が巨大化したあたりで、不安になって海の方に行ってしまいます。
近くで見学していて流れ弾にでもあたったら面倒なのでしょう。

しかしそこにパツキンが登場。
パツキンは臨獣拳が終わると告げ、
敵幹部は拳魔から教わる事はもう無いとして
怪人態になってクラゲ怪人を殺害。
ジェリー拳でも攻撃を受け流せなかったようです。

ちなみにクラゲ怪人は爆発せず水になりました。
真毒で生き返っている所為か死んだ時のエフェクトがちょっと違います。
爆発より環境に優しい感じです。


巨大化したクマ怪人とゲキトージャウルフ&ゲキファイヤーの戦闘を見ている女幹部。
そこに敵幹部が合流。
敵幹部は女幹部に獣力開花を感じているか聞きます。
女幹部がそれを肯定し、とんでもない事が起こっている気がすると答えると
敵幹部はクマ怪人の最期を見定めるのが務めだと言い出します。

その割にはさっきまで関係無い場所にいた敵幹部。
画面に映りたいだけな気もします。

そしてゲキトージャウルフとゲキファイヤーがクマ怪人の怒臨気でひっくり返った所で
ジョリヒゲも映りたかったらしくサイダイオーで参戦。

サイダイオー単体でもクマ怪人と互角のようですが
今度はゲキトージャウルフとゲキファイヤーが画面に映るべくサイダイオーに加勢、
ゲキファイヤーの後ろに立ってパワーを送り込むような感じで支援します。

そして3体のロボはゲキビーストに戻ってサイダインを中心に集まり、
サイダイゲキファイヤーになります。
ガゼルやペンギンは特に合体せず並んでいるだけで
ウルフもサイダインから離れて攻撃に行き、乗っかっているだけっぽいです。
最悪ゴリラとサイがあれば何とかなりそうな感じです。

そしてサイダイゲキファイヤーに殴られてクマ怪人はダウン。
自分の敗北に納得がいかない様子で爆発しました。
人数的にハンデがあるのですから、気にしない方がいいと思います。



 クマ怪人の退場に伴い、拳聖達は復活したようです。
1つの部屋に動物が7体です。
動物園状態です。

師匠たちの復活を喜ぶゲキレンジャー達ですが
レッドだけが敵幹部のパワーアップと「新しい大乱」に不安を持っているようです。
こういう事は本来ブルーあたりの仕事ですが、
今回のレッドは1人で全部持って行きすぎです。


敵基地では戻ってきた敵幹部がタカ怪人やクマ怪人との師弟関係を
いい思い出風にコメントしていました。
クマ怪人はともかく、タカ怪人との関係が殺伐としていたのは
最初の頃だけな気もします。

そこにパツキンが登場。
折れた杖を持参し、クラゲ怪人の形見だといいます。

敵幹部はパツキンの言動で、以前レッドや紫や猫師匠の姿で話し掛けてきた奴だと気付きます。

パツキンは敵幹部を獣力開花で既に人を超えたとして
幻獣拳という拳法を勧めてきます。

ところでパツキン、敵幹部にマントを羽織らせてやってますが
どうせなら厚手の座布団か椅子を調達してきて欲しいです。

そういう訳で敵幹部はパツキンに乗せられてその気になりました。


それにしても前回でパワーアップした筈のクマ怪人ですが
見せ場を過激気研鑚やサイダイゲキファイヤーに取られた形で退場になりました。

拳聖汁が足りなかった所為なのか、
拳聖達自体のパワーがアレだった所為なのか気になるところです。