獣拳戦隊ゲキレンジャー 第20話




 重役に言われて立ち上がったゲキレンジャー達。
レッドはかなり元気になったようで、無駄に木に登って
イエローとブルーに修行をするよう呼びかけますが
イエローあたりから何の修行をすれば良いか分からないとの意見が出ます。

確かにいつも猫師匠が修行の内容を指示していますので
それが不在となると困りそうです。
とりあえず重役に猫師匠から何か聞いてないか確認しておくべきでした。


しかし事前に修行の手配を済ませていたようで、
何処からとも無くゲキレンジャー達の力不足を指摘する声が聞こえ、
声の主達はゲキレンジャー達に攻撃を加えながら姿を見せます。

レッドは転がりながら
「何だお前等、ゴリラにペンギンに鹿…牛?」とキレ気味に質問。

「ガゼルだ。」と普通に答えられてしまいますが
1人だけ分かってもらえなかったのはちょっとショックではないかと思います。



 ゲキレンジャー達は変身して動物さん達と対戦。
相手はどう見ても保護した方が良さげな動物ですが気にしません。

しかしあっという間に転がされ、それぞれの弱点を指摘されるゲキレンジャー達。
レッドは悪口を言われた為か、相手が悪い奴かと考えています。
以前自分を誉めたとしてサメさんにあっという間に懐いたレッド、
善悪の基準がかなり自分の都合中心な感じです。


そこに重役から「その人達は拳聖よ。」と通信が入ります。

「人」の定義が良くわかりませんが、
彼等はマスタートライアングルだそうで心技体の理念を極めているとの事です。

ペンギンさんは会社のスウェーデン支部のトップで
ゴリラさんはニューヨークで小説家をして
ガゼルさんはケニヤで密猟者を取り締まっているそうです。
仲間の為に一所懸命なのでしょうか。


ところで、ゲキレンジャー達はゴリラさんからサイン本を貰っていますが
レッドあたり一行も読めない気がします。

先程戦ったばかりの相手に
稽古を普通に頼むゲキレンジャー達。
頭の切り替えが早いです。

しかし拳聖達はゲキレンジャー達の言葉を聞いて笑い出してしまいます。
何でも過激気は激獣拳四千年の歴史で誰も到達していない境地なので
教わるような物では無いそうです。

その割には「過激気」で作動するスーパーゲキクローなるアイテムを持参してきたゴリラさん。
軽くオーパーツです。
想像力の豊かな方が設計されたのでしょうか。


マスタートライアングル達は「三山戦」を執り行う為に来たようです。
ゲキレンジャー達が心技体で3人の拳聖に挑むイベントで
負ければ過激気を得る資格を持てないそうです。

しかもレッドが心、イエローが技、ブルーが体の競技に挑む事に。
イエローに拠れば、この組み合わせは
ゲキレンジャーの一番の苦手パターンだそうです。

レッドが技、イエローが体、ブルーが心でも
それなりに苦手そうな気がしなくもありません。


最初の試合はレッドとゴリラさんで
500円玉を縦に高く積み上げる試合です。

ゴリラさんはニューヨークで活動されているので
日本の硬貨を使うのはハンデのつもりかも知れません。

しかしこんなのは戦いではないと納得できない上に
全然硬貨を立たせられないレッド。
イエローの助言もうるさがって聞いていません。

ゴリラさんは作業をしながら、レッド達に何故過激気を習得したいのか問い掛けます。

「理央に勝つ!猫助ける!」と答えるレッドに
強くなりたいだけなら敵と変わらないとします。

流暢な日本語のゴリラさんに対し反論できないレッドは
意志無き激獣拳使いは存在する意味はないと言われてしまいます。

そして癇癪を起こし硬貨を机から払い落とすレッド。
そこに襖を開けてペンギンさんが登場し、
レッドの試合放棄を確認します。

ペンギンさん、襖の向こうで様子を窺っていましたか。
イエローやブルーみたいに普通に観戦しても良いと思います。
あとガゼルさんもイエローとブルーの後ろの方に隠れてたみたいで
レッドが負けた所で出て来て、レッドに呆れた旨を発言。

ブルーもレッドに切れて掴みかかっています。

レッドはブルーの所為でトライアングルが「ギチョギチョ」だとか言っていますが
そのあたりの発言は周囲が流しています。
いちいち突っ込むと疲れるのでしょう。


次にイエローとペンギンさんで技の試合です。
ハーフパイプでスケートボードの演技を2回し
良い方の点数で勝敗を決すようです。

レッドよりはやや危険ですが、
内容的には半分遊びのような試合です。

ペンギンさんはスケボーで飛び上がってやたらグルグル回り
100点満点をゲット。
これ以上の点数は出せないと、2回目の演技は辞退します。

イエローは最初の演技では転んでしまい得点を得られませんでしたが、
2度目の挑戦でブルーの助言を得て、ペンギンさんと同じ演技をしてみせ
100点を得ます。

採点が機械任せですが、点数が2種類しか出ないと
壊れていないか心配になります。

あと、イエローはヘルメットを被って競技をしていましたが
ペンギンさんはゴーグルを着用するものの頭は特に守りませんでした。

石頭なのか、脳の場所が特殊なのか気になるところです。


最後にブルーとガゼルさんの試合。
500円玉立てとハーフパイプでどれだけの時間が取られたのか知りませんが、
夜になってしまっています。

相手の腕に巻いてあるバンダナを取った方が勝ちという試合で、
ブルーが勝たないとゲキレンジャー側の敗北が決定してしまいます。

よりによってブルーに一番しわ寄せが行っており
スリル満点の展開です。


ブルーは変身してガゼルさんに攻撃。
バンダナを取る競技ですが、
ブルーもガゼルさんも特に腕を狙ったりせず
普通にパンチやキックの応酬。

ガゼルさんはブルーの技にある程度は感心してくれているようですが
敵が技に慣れるとスタミナが決め手になるとして
ブルーを捕まえて腕をねじって転がしたりします。

バンダナは取りません。

ブルーは立ち直って腕を逆にねじって治し
またガゼルさんに向かって行きますが、
大技を食らって変身解除。

それでも試合を止めようとしないブルーに
技より体ごとドカンと行けと声をかけるレッド。

ブルーはレッドの意見を取り入れて
ガゼルさんになりふり構わずタックルしに行きます。

何度もガゼルさんに転がされながらも
諦めないブルー。
しかしバンダナはまだ取るとかそんな感じではありません。

夜が明けてもまだ試合が続きます。

修行で徹夜になる事が多いですゲキレンジャー。
夜型ですか。

そしてブルーはガゼルさんと揉み合いに成り、
ガゼルさんを上空に投げ飛ばす機会を得て
ジャンプしてバンダナを取りに行きます。

レッドとイエローが倒れているブルーに駆け寄り、
レッドがブルーに抱きついて、その後ろからイエローがブルーを労っています。
ブルー的にはイエローとレッドに入れ替わってもらいたい所でしょう。

ブルーは応援し励ます仲間がいると心強い事をレッドに教えられたとし、
自分がレッドを応援出来なかった事を悔やむ発言。

しかしレッドはブルーがイエローを応援していた事を凄いと評価。
イエローも凄いそうです。
レッドは確かイエローの助言は無視してましたが
一応覚えてはいるようです。

イエローとブルーはレッドも凄いと誉めてやっています。
レッドの場合は最初の失点が巨大だったのですが
どうも大目に見られている感じです。

期待値の低さが伺えます。


「三山戦」は引き分けでもOKらしく
拳聖達もゲキレンジャーの課題クリアを喜んでいます。
しかし敵幹部も三戦全勝でクリアしたそうです。

その敵幹部ですが、猫師匠に構いに行ったら
逆に猫師匠からゲキレンジャーの限界突破が意外と早いかもしれないと
プレッシャー掛けられて切れていました。

少し早いようですが、ゲキレンジャーを倒しに出動するようです。
猫師匠は殺さないで置いて行くようです。

人質をもう少し活用して下さい。


レッドは敵幹部の動きに気付きます。
しかしマスタートライアングルからスーパーゲキクローを授かり、
過激気は習得していないものの、その足がかりを得たゲキレンジャー達。

ブルーは先程の試合で服が泥まみれですが
そのまま戦いに行った方が相手を驚かせられそうですので
逆に良いかも知れません。


バンダナとか捨てないでちゃんと洗って返すべきな気がしながら
次回に続きます。