獣拳戦隊ゲキレンジャー 第17話




 会社で新しい武器を使う練習をしているブルーとイエロー。

レッドは新しい武器や師匠に恵まれた2人が羨ましいようで
ヌンチャクを持って絡みだしますが、
新武器を持った2人にあっさりあしらわれ、
テクニックや心の強さが足りないと言われてしまいます。

自分は体が強いと主張してみるレッドですが、
ブルーに「いくら頑丈でも、それだけじゃ意味が無い。」と言われて
自分が拳聖に弟子に選ばれなかった原因に気付きます。

象さんに限っては、どんな特技を持っていても
野郎である限り選ばれなかった気もします。


重役はレッドの様子を見て「新しいマスターにゲキワザを教えて欲しいのね。」と
声を掛けますが、レッドは強がってそれを否定し、一人で強くなると主張。

すると重役はブルーとイエローに
新しい拳聖の所に行くように指示を出します。

猫師匠が言うには海の拳魔に対抗するには
海の力を味方にする術を知らなくてはならないそうで、
今回紹介される拳聖の助けが必要なのだそうです。

ところで、猫師匠は金魚に餌をやっているのですが
その金魚は猫師匠の餌でしょうか。



 敵の基地で
「可愛いわメレちゃん、その美しさも女の武器よ。」
と言いながら女幹部に口紅を塗ってやっているクラゲ怪人。

クラゲ怪人、口とか全然なさげな顔をしているのですが
その口紅は自前でしょうか。

ていうかクラゲ怪人が化粧をしたら
水分で滲んで大変な事になりそうです。


そこに敵幹部が来て、クラゲ怪人に修行の催促をします。
しかし更にヤドカリ怪人が出現。
クラゲ怪人の弟子らしく、
復活の知らせを聞いて花束らしき物を持って挨拶に来たようです。

クラゲ怪人はヤドカリ怪人にはあまり興味がないような態度を取り
花束のような物も女幹部にあげてしまいます。

花束のような物が不発に終わったものの、クラゲ怪人に悲鳴と絶望を捧げると言うヤドカリ怪人。
「私が聞きたい悲鳴はたった一人よ。」と言うクラゲ怪人の言葉を聞いて
ヤドカリ怪人は自分が敵幹部達よりも
クラゲ怪人の望みを知っているとして存在感のアピールを試み出動。

女幹部はヤドカリ怪人がクラゲ怪人を愛していると気付き、
クラゲ怪人がヤドカリ怪人を冷たくあしらい
気持ちを弄んでいるように見えたと発言。

クラゲ怪人はそれが身を焦がす思いだとし、肯定しています。
更に女幹部に「勉強していらっしゃい。」とヤドカリ怪人に同行するよう指示します。

女幹部が出動した事で蚊帳の外だった敵幹部も
やっと稽古をつけてもらえそうな感じになりました。
それまで黙って待っていた敵幹部、結構辛抱強いです。



 重役のセスナでどこかの島に降ろされたゲキレンジャー。
レッドも結局ブルーやイエローと一緒に来ています。
ブルーに拠ればこの島は「絶海の無人島」だそうで、
拳聖は人にカウントされていないのが分かります。

拳聖を探して歩くゲキレンジャー達。
レッドは川にライフジャケットの積まれたボートと
立て札があるのに気付きます。

「「拳聖はこの先 (罠じゃないよ)」」
とブルーとイエローが立て札を読み上げると、
レッドはボートに乗れという意味に解釈。

もしかしてレッド、日本の識字率を下げていますか。


ライフジャケットを着てボートを漕ぎ川を上る3名。
オールの扱いが分からず困っているレッドに
テクニックだの根性だの言いながら実演して見せているブルーとイエロー。

イエローの漕ぎ方も妙に浅い気がしますが、
ボートが根性で進んでいるのかも知れません。

そんなゲキレンジャー達を物陰から見ている人というか
鮫さんがいました。
クラゲ怪人も普通に陸に上がれるので
鮫さんも鰓呼吸しなくても何とかなるのでしょう。


かれこれ3時間ほど漕いだようで、疲れを訴えるブルーとイエロー。
しかし漕ぎ方を覚えたレッドはまだ楽しむ余裕があるようです。

そんな中、突然無数の20センチぐらいの石がボート目掛けて投げつけられてきます。
石に当たりオールを落としてしまうイエロー。
レッドは突然立ち上がり、オールを振り回して
飛んでくる石を弾き返し出します。

オールが見た目通り木製なのか気になります。


石が止むと、物陰から鮫さんが
松明のような物を川に投げ込みます。
火の海になる川面に、ブルーが熱がってオールを落としてしまいます。

ところで、この川には油でも浮いているのでしょうか。

そして今回もレッドが活躍。
オールを川底に刺して、それを軸にボートを回転させて
火を吹き飛ばします。

イエローあたりに誉められて得意になりながらボートを漕ぎ進めているレッド。
ていうかブルーとイエローがオールが無くて楽していますが、
交代で漕ぐとかしません。

そこに今度は鮫の背びれのような物がボートの後ろから接近。
ブルーあたりは此処は川だぞと突っ込んでいますが
兎に角逃げる事に。

ゴールらしきゲートが前方に見えますが、
背びれに並ばれてしまうゲキレンジャー達のボート。
するとレッドはオールを半分に折って両手で持ち
猛スピードで漕ぎ始めます。

着岸して勝ったと喜んでいるレッド。
イエローはいつの間にか競争になっていた事に疑問を持っています。

そして先程の背びれは隠れていた鮫さんだったらしく
こちらも川から上がってゲキレンジャー達に声をかけてきます。

今までの仕掛けは全部鮫さんの仕業なようですが
ライフジャケットを用意していた所から、きっと安全にも配慮していたのでしょう。
石投げたり火あぶりにしたりですが。

レッドに「お前鮫か?」と聞かれると、鮫さんは
「シャッキーン」と言いながら片手を斜め上に上げ、
もう片方の腕は斜め下に引きながら肘を曲げる感じの
一歩間違えると30分後の枠な気がするポーズを取って見せます。

レッドもそのポーズを真似してみせ、
先程の活躍も有って鮫さんに気に入られたようです。

「もしかしてこの人も拳聖なのかな。」とイエローに話し掛けるブルー。
鮫さんは見た目的には拳聖の要件を満たしていますが
態度が軽いので不安なのかも知れません。

しかし猫師匠もファンシーですし
象さんとか放送倫理的にギリギリですので
むしろ拳聖でないと考える方が難しいと言ったところでしょう。


お互いに自己紹介を終え、ポーズを取る鮫さん。
ポーズを真似るのはレッドのみで、ブルーとイエローは早速修行を催促します。

しかし修行はとっくに終わっていて、合格はレッドのみとの答えが返ってきます。
鮫さんは修行の成果を試してみるかと、
2人には各自の武器を、レッドには重役が送ってきた武器を使うよう言います。

鮫さんに言われて木の箱を開けるレッド。
中にはゲキセイバーという二本の短い刀が入っていました。
刃物を剥き出しで箱の中に放り込んで送るのはどうかと思います。
鞘か何か無いのでしょうか。



 ヤドカリ怪人と女幹部もこの島に上陸してきたようです。
鮫さんを倒すとクラゲ怪人が喜ぶらしいです。
ヤドカリ怪人に拳聖を倒す力が有るようには見えないと言う女幹部に
だったら見てみるかと言って突然女幹部にチューを試みるヤドカリ怪人。

女幹部は嫌がって怪人態に変身し、敵に急所攻撃をして離脱。
しかし気持ちが悪くなってしまい蝿を吐き出します。

ヤドカリ怪人は苦しみながら、お前でも良いと言って蝿を捕まえました。
守備範囲広すぎです。


一方ゲキレンジャーは変身し、鮫さんの言う通りブルーとイエローのチームで
レッドと戦ってみています。

ちなみにレッドはゲキセイバーがペラペラして扱いが分からないようで
鮫さんから先程のボートを思い出すようアドバイスを受けています。

言われてゲキセイバーを両手に持ち、グルグル回すレッド。
ブルーによれば攻守一体の型だそうで、
ヌンチャクでは対抗できなかったブルーやイエローの攻撃を
跳ね返してから反撃出来るようになります。


鮫さんはレッドの頑丈さを誉め、激獣シャーク拳に相応しいと言います。
ブルーとイエローはもっと体を頑丈にするようにと、
まずは腕立て伏せ10万回との課題が与えられます。

二進法でカウントするなど工夫が必要そうです。



 一方、敵基地では敵幹部がクラゲ怪人に稽古を付けてもらっていました。
身を焦がすだのどうだの言っている怪人ですが、
普通に棒術みたいなので戦っています。

攻撃が敵幹部に受け止められ、筋が良いとしながらも
「私のあの人にはまだまだ及ばない。」と
わざわざ猫師匠を引き合いに出すクラゲ怪人。

嫉妬させる教育方針は分かりますが、
クラゲとか猫とか相手に嫉妬する方も大変だと思います。



 レッドは鮫さんに稽古をつけてもらって
ゲキセイバーを振り回しています。
ちなみにブルーとイエローは腕立て伏せをしながらも
2人の様子を見ています。

レッドは弟子に相応しいと言われて、誉められて嬉しい「ゴロゴロ」だそうで
すっかり鮫さんに懐いたようです。

鮫さんもレッドが初めての弟子だそうで、
感極まってか泣き出して何処かへ走り去ってしまいます。
レッドがどうしたのかと声をかけると
夕飯の材料を取ってくるとの事。

食事の用意も拳聖がしますか。

鮫さんが完全に自分達の事を忘れていると、
腕立てで苦しみながらも突っ込んでいるブルー。
しかし横で腕立てをしていたイエローがダウンして
何故か半回転してブルーの背中に乗り上げて
ブルーも潰れました。

でもちょっと得した感じです。



 先程ボートが到着した川に戻り、涙を拭きながら
弟子が出来た事を喜んでいる鮫さん。
先程石を投げ込んだり火を点けたりしていましたので
夕食用の川魚も浮かんでいそうです。


鮫さんは背後に現れた蝿に気付き、声を掛けますが
いつもはうるさい蝿がこの時ばかりは無言で鮫さんに近付きチュー。
蝿とは違う声で「捕まえた。」と言い、蝿から鮫さんへ赤い光が移動していきます。

敵の技とかそれ以前に病原菌が心配ですが
女幹部が大丈夫なのですから消毒済みなのでしょう。


鮫さんを迎えに行くゲキレンジャー達。
ブルーやイエローも一緒ですが腕立ては終わっているのでしょうか。

レッドは夕飯が見つかったかと鮫さんに聞きますが
鮫さんは様子がおかしくなっており、刀でゲキレンジャー達に斬り付けて来ます。

攻撃を食らい転がるゲキレンジャー達ですが、特に怪我とかはしていないようです。
刀の刃を砥いでいないのかもしれません。

更に襲ってくる鮫さんですが、ブルーとイエローが白羽取りで攻撃を押さえ、
その状態からゲキチェンジャーを鳴らして変身。

尚、2人はファンやハンマーでなくゲキトンファーで鮫さんと戦っています。
やはり知り合いなので全力では戦っていないのでしょう。

しかし鮫さんの攻撃は強力なようで、謎の大爆発とか発生して
ブルーとイエローは転がってしまいます。

レッドは変身せず鮫さんに後ろからしがみ付いて
「修行だと言ってくれよ鮫!」と必死で呼びかけていますが
蹴り飛ばされてしまいます。

続いて刀で攻撃を攻撃してくる鮫さん。
武器での攻撃は全部避けますが、小突かれて倒れた所を踏まれるレッド。

そこに女幹部が登場し、修行では無いと教えてくれ、
鮫さんが敵側に付いたと説明します。

しかしレッドは鮫さんを信用しているようです。
鮫さんがレッドに刀を振り下ろそうとした時、
レッドは言葉による説得を止め、ポーズを取って見せます。

すると鮫さんは正気に戻り出したようで、攻撃を止めます。
そこにブルーとイエローのキックが入り、転がった鮫さんの口から赤い光が飛び出し
ヤドカリ怪人の姿になります。


ヤドカリ怪人は敵を自在に操る技を使っていたと種明かし。
操られていたと知った鮫さんはショックを受けています。

そう言えば、拳聖は不闘の誓いだか何だかで戦闘に参加しない訳ですが、
今回ゲキレンジャーを相手に戦ったのが「操られていたからセーフ」だとすると
激獣拳側も同じ技を習得して拳聖を操って戦わせれば良いような気がします。
多少弱くなりそうですが。

鮫さんの様子を見たレッドは怒って変身し
ゲキセイバーでヤドカリ怪人を攻撃。
ヤドカリ怪人、普通に斬られるままです。
殻に隠れて身を守るとか、ヤドカリ的に習得して欲しいスキルが無いようです。

しかしゲキバズーカの攻撃はジャンプして回避、
海に逃げ込んでから巨大化します。

ゲキレンジャーもゲキトージャになり敵に立ち向かいます。

鮫さんとチューしていた蝿が此処で再登場し実況開始。
先程までの記憶が無いと気にしているようですが
思い出さない方が良いでしょう。


ヤドカリ怪人は手の巻貝を回転させドリルとして使うようで
ゲキトージャを突っついて攻撃。

先程ショックを受けていた鮫さんですが、密かに復活しており
レッドにゲキワザ来来獣を使うよう指示。

ゲキレンジャー達がそれに従うと、ゲキシャークが出現し
ヤドカリ怪人に体当たり。
ヤドカリ怪人は海中に倒れてしまいます。

味方が倒れているのに
観戦している女幹部は妙に余裕の表情です。

海から顔を出すゲキシャークですが
何とゲキトージャの腹部に噛み付いてしまいます。
どうやら女幹部はこうなると分かっていたようです。


巨大化戦中に「続く」状態になり、ブルーとイエローの
腕立ての残り回数がウヤムヤになる事が懸念されます。