獣拳戦隊ゲキレンジャー 第14話




 ブルーに技を捨てよと言うコウモリさん。
扇をブルーに渡し、自分も扇を持って舞い始めます。

ところで、部屋にも大きな扇が飾ってあるのですが
ブルー貸し出し分も含めて全部で何個ぐらい
扇を所持しているのでしょうか。

老後は扇博物館の館長になりそうです。



 集めた恐怖から雷を作って落とそうとしている敵の親衛隊。
そこにレッドとイエローが到着し彼等に止めるように言います。

すると敵は本当に作戦を中断、ゲキレンジャー達の前に下りてきてくれます。

前回3人がかりで2人組の親衛隊に負けた訳ですが、
今回はレッドはツル怪人と、イエローはカラス怪人とマンツーで戦います。

とりあえずあっさりと転がされているレッド。
イエローも足を攻撃されて痛めてしまいます。

「ダメージを受けた所を更に攻撃する、それが戦闘の基本だ!」
とカラス怪人はイエローの足を集中攻撃。

しかしイエローの「しつこい男は嫌われるわよ。」の発言で
今迄勝ち誇っていたカラス怪人がマジ切れ。

ツル怪人と戦闘中のレッドも、カラス怪人に向かって
楽しそうに「ヤーイモテナイモテナイ」と復唱し、
ダメージを受けた所を更に攻撃。

ところでレッド、モテるとかモテないとかの概念はいつ獲得しましたか。
あと、レッドも今のところ重役のお嬢さんぐらいにしかモテていない気がします。

カラス怪人はゲキレンジャーを1人で倒す事にしたようで、
ツル怪人は雷を大きくする作業に戻ります。

レッドをイエローを掴んで空に飛び上がったカラス怪人は
「臨技ゴミ嵐!」と叫び、2人をゴミ収集所目掛けて投げ落とします。
ポリバケツの中に頭から突っ込んでしまい、
「ウワー!生ゴミ!」と気持ち悪がっているレッド。

生ゴミとか燃えるゴミとかの分別も理解しているようです。


カラス怪人は「思い知ったか、ゴミでも漁ってろ!」と憎まれ口を叩いて
どっか飛んで行きました。

トドメを刺したりとかはしませんが、収集車待ちでしょうか。
確かにあの中に放り込まれてプレスされたら危険です。



 会社に戻っているレッドとイエロー。
イエローは猫師匠に傷の手当てをしてもらっていますが
あまり上手く処置できないようで、自分でやる事にしています。
確かに猫の手は細かい作業には適さなそうです。

そして無駄に室内を跳ね回っているレッドに声をかける重役。
重役、レッドを気にするより
イエローの怪我の手当てをしてやった方が良いのではないでしょうか。

レッドは相手が1人でも勝てなかった事を気にしています。
猫師匠は敵が手強いようだとコメントし、
コウモリさんの修行にかかっていると見解を述べます。

重役はレッドに箱を渡し、ブルーに届けるように指示を出します。
レッドに中身を聞かれ、重役はブルーに必要な物だと答えます。
運ぶのですから壊れ物とか、生ものとか
もう少し具体的な情報が欲しいです。



 コウモリさんの舞を見ながら、技を捨てる意味を考えているブルー。
同じように踊れば分かるかも知れないと、コウモリさんを真似て舞い始めます。

屋内で踊っていたのが、いつしか外に出て舞っている2人。
コウモリさんの家の鍵が閉まっているか心配です。


一方、敵幹部も修行をしているようで、かなり乱暴な様子で戦闘員達を倒しています。
物陰から心配そうに見ている女幹部に
タカ怪人が「修行は上手く進んでいる。」と声を掛けます。

女幹部は幹部がどうなっているのかタカ怪人に質問。
敵幹部は憎しみを増幅させているそうで、
自分に負けて滅びた者も少なくないと聞かされて
更に心配する女幹部。

女幹部は幹部に駆け寄ろうとしますが、タカ怪人に止められてしまいます。
下手に近付くと戦闘員達と一緒に攻撃を食らってしまいそうですので
良かったのかも知れません。

それにしても、戦闘員を沢山倒して支障は無いのでしょうか。
また復活させる事が出来るとしても、忠誠度が下がっていそうです。


ブルーは振り付けがさっきも舞ったような気がしながら
頭がぼーっとしてきて何だか分からなくなってきたようです。
燃料切れでしょうか。何か飲み食いした方が良いと思います。

荷物を届けに来たレッドとイエローは、
道の途中で踊っているコウモリさんとブルーを見つけます。

足を怪我しているのに早速お使いに付き合うイエロー、
偉いですが、治療に専念して欲しいです。


ブルーの修行の様子を見てネツネツだとコメントするレッド。
言葉の意味は不明ですが、ブルーは湖の上に立っても
踊り続けており、異常な状況であるのは分かります。

そしてレッド達に声を掛けられ、我に返ったブルーは水中にドボン。

ブルーは上着だけ焚き火の近くに掛けて乾かしててもらい、
コウモリさんに自分が水の上に立っていた事について聞いています。

ところで、靴とかズボンとかシャツとかは普通に着ていますが
既にちゃんと乾いているのでしょうか。
乾かしそこなってて水虫とかにかからないようご注意ください。


コウモリさんの言うには忘我の中に修行あり、
忘我とは我を忘れて夢中になる事だそうです。

ブルーは夢中になって舞い続け、舞と自分が一体となった事から
技もそれと同じで技を捨てるという意味が分かったそうです。

レッドは修行の成功に感激してブルーに抱きつき、
それがキモかったのかコウモリさんはジャンプして凄い勢いで帰ってしまいます。

イエローは思い出して荷物をブルーに渡します。
中身は金属っぽい扇でした。
今のブルーに必要なのは乾いた上着な気もしますが
そこまでは予見できなかったようです。



 空中に浮かんで、雷を落とそうとしている親衛隊達。
そこに先程のゲキファンが飛んで来て2人を叩き落します。

「お前達みたいなくだらない者を相手にしている暇は無いわ!」と言いながらも
ゲキレンジャーと戦ってくれる敵。
しかも、後ろで観戦しているレッドやイエローには攻撃しません。
ましてやイエローの足の怪我とか狙いません。

コウモリさんの修行を終えたブルーは
ゲキファンを手にややトリッキーに戦い優位に立ちます。
そして敵から挟み撃ちにされて小刀を投げつけられても
扇をもう1つ出現させて全ての攻撃を防ぎ切り、
打ち止めまで持ち込みます。

敵が前後から剣で切りかかるとブルーは上空に飛び上がり
敵の同士討ちを誘います。

ゲキファンを二つ持つと飛べるようで、
地上にいる敵相手に飛んで体当たりするブルー。
ブルーの体重がどのぐらいなのか気になります。


ブルーの攻撃で転がってしまった敵は
集めた力でゲキレンジャーを倒す事にして巨大化。
ゲキレンジャー達もゲキトージャになって戦いを続けます。

ちなみに女幹部もいつの間にか観戦に来ていたようですが
実況ではしゃぐ蝿とは対照的にテンション低いです。
語尾もですます調になっています。

ところで、蝿を蹴り飛ばしたりしていますが
それ後でまた飲み込むのですか。

消毒してからにしてください。



 上空に浮かび、また雷を落とそうとしている親衛隊。
止めようにもゲキトージャは飛べないので困ってしまうゲキレンジャー。
そこに先程ジャンプして帰って行ったコウモリさんの声が聞こえてきます。

近くのビルの屋上に来ていらっしゃったコウモリさんは
3人が忘我の境地で激気を打ち出せば
飛べると教えて下さいます。

それを聞いてブルーのみならずレッドやイエローもクルクル踊りだし、ゲキバットを呼び出します。
飛びながらビームか何かの飛び道具で敵を攻撃して牽制しながら
ゲキトージャの肩にとまるゲキバット。

ゲキトージャはゲキバットの翼の取っ手部分みたいな所を掴み、
ゲキバットージャに変形。

翼の先が扇のような形状で、どうも刃物にもなっているらしく
飛行しながら敵にぶつかって攻撃します。

まずツル怪人を叩き落し、
ゲキバットージャは上半身を水平回転。
発生した竜巻でカラス怪人を捕らえて
扇のような部分で敵をチクワのように斜めに切って倒しました。

ちなみに竜巻を起す際に、ゲキバットージャの足元から
何か薄くて小さい物質が沢山巻き上げられ、
敵を倒した際にそれが紙ふぶきのようにヒラヒラと落ちまくってきますが
山みたいな場所に移っての戦闘だったので
後片付けとかしなくてもバレなさそうです。


喜んで両手を広げてその辺をグルグル走り回るレッド。
イエローはレッドを見ないようにしてブルーを労います。

コウモリさんもいつの間にかスクラッチの社屋に来ているようで、
今時技に美しさを込める事が出来る青年に出会えるとは思っていなかったと
猫師匠に話しています。

ブルー、レッドに隠れて気付きませんでしたが、「今時の人」から外れているようです。

重役は逆立ちから戻りながら、猫師匠とコウモリさんにそんな格好では疲れないかと質問。
コウモリさんは天井から逆さにぶら下がるのが一番落ち着くそうです。

重役はコウモリさんが変わっていると言いながら、
クレープを渡して勧めています。
猫師匠だと気にならないですが、
年配と思われる男性にファンシーなスイーツを持たせるのは
どうかと思います。


 敵幹部は憎しみを自分の力にしたようです。
女幹部はその様子を見て怖いと言っています。
しかしタカ怪人によれば憎しみが臨獣拳を強くするそうで、
「そして奴もまた。」と誰かを思い浮かべています。

どうやら先程叩き落したツル怪人が
普通に生きていたようで、土砂から抜け出して
復讐を誓っていました。

相方を殺されたり自分が酷い目に遭わされた事で憎いのか
気が付いたらすっかり忘れられてたので恨んでいるのかは不明です。


逆さまにしてもクリームの落ちないクレープは
特許を取った方が良い気がしながら
次回に続きます。