獣拳戦隊ゲキレンジャー 第6話




 前回やられた怪人を笑いものにしている
額にヤモリの付いた奴。
しかしテンションが高すぎる所為か、
他のメンバーは多少引き気味のようです。

そこに女幹部も登場、
やられた奴を馬鹿にするからには
さぞかし凄い秘伝臨技を持っているだろうと
ヤモリの付いた奴を挑発。

ヤモリの付いた奴は無駄に変身して
秘伝があるような事を仄めかしますが
見せる機会があるかは不明だそうです。

女幹部は真毒の使い手を探りに来たのかも知れませんが
大した情報は得られなかったものの
うるさい奴が少し静かになったようで
無駄足にならずに良かったです。



 トレーニング中のレッドは変な臭いを察知したらしく
部屋の外の様子を見に行きます。
ドアの向こうにはハナメガネを装備したような怪しい人物が立っていらっしゃいました。
怪しい人物は芸術家の「深見先生」を尋ねて来たと言っていますが
レッドは芸術という概念が無い様で意味が通じていません。
感動とは何かと言われて、自分の苗字と誤認しています。


ところでレッド、怪しい人がナチュラルに部屋に入って来ていますが
少しは警戒した方が良いのではないでしょうか。


そして「お客様?」と言って顔を出してきたイエローに
「何かあの髭変なんだ、深見先生ってのに会いたいって。」
と助けを求めるレッド。

イエローは「深見先生」というのがブルーの事であると知っていたようで、
屋上で絵を描いているブルーの元に怪しい人物を案内します。


ブルーは現在進行形で色を塗っている状態ですが
怪しい人物は絵が完成したと思っているようで、
作品を誉めながら、絵を自分に任せて欲しいと言っています。

イエローに拠ればブルーは将来を期待されたアーティストだそうで、
怪しい人物は画商だそうで
ブルーの絵を欲しがっているのだそうです。

確かに薄曇りの日に屋上に出て
綿雲の出ている青空の絵を描けるあたりの
才能が凄いです。

しかしブルーは絵が未完成であり、また誰かに譲る気は無いとして
怪しい人物を追い返そうとします。

レッドは何枚でも描けるだろうからあげれば良いと気軽に言いますが
ブルーに拠れば、絵にはまだ何か足りないそうです。
あと、絵を簡単に描けると認識しているレッドを怒らないあたり
地味に寛大です。

そしてレッドが敵を察知した為、出動するゲキレンジャー達。
ブルーは画商に挨拶をして、絵を回収してから行きます。
放置するとパクられかねないのでしょう。

しかし筆とか絵の具とかは出しっぱなしかも知れません。
雨が降らない事を祈ります。



 どこかのオフィスで普通に仕事をしている一般市民達。
一般市民の1人が窓ガラスの上に立っている怪人を見て悲鳴を上げます。

パニックになるオフィスを見て喜んでいる怪人。

しかしよく考えたらオフィスとかだと、窓の外からいちいち脅かすより
一瞬電源落としてやった方が、パソコンの作業とか飛んで
広範囲で確実に恐怖のどん底に突き落とせる気がします。
自分の姿で脅さなければならないルールだったら仕方ないですが
もしそうでないならご一考ください。


怪人が窓ガラスを破ろうとした所でゲキレンジャー達が到着。
レッドは壁を歩いている敵を見て驚いています。

今までも何度か壁を移動していた気がするのですが
レッドは気にしていなかったようです。

「馬鹿が三人、やってきましたか。」とコメントし
ゲキレンジャー達の方に歩いていく怪人。
人間達を驚かせるのは後回しにしたようです。

地上に飛び降りて、そちらの世界に立ってあげましたよと言う怪人。
ゲキレンジャーは変身して戦闘開始。
しかし怪人はレッドの拳をかわしながら、
すぐにビルの壁に飛び移ってしまいます。
わざわざ降りる必要があったのか疑問です。

来れるもんなら来てみなさい、とゲキレンジャー達を挑発する敵。
レッドは怒ってビルの壁面に飛びつきますが、
敵に避けられた上に滑って落ちてしまいます。

敵は足の裏を「臨気」が細かい毛のように覆って壁を上れるそうで
この素晴らしい技に勝てる者は居ないと豪語。

戦場が平地だったらどうしようもない技ですが
敵の発言を聞いてブルーが妙に対抗意識を燃やし、壁のぼりを始めます。

何か物を投げつけられたり、手を踏まれたりして落とされそうになるブルーですが
トンファーを敵の足に引っ掛けたり、敵の足にしがみ付いたりして頑張っています。


敵を地上に下ろせば勝てるとしてブルーを応援するイエローとレッド。

しかしブルーはそれは自分のスタイルではないと
あくまで壁で戦うことにこだわります。


ブルーが落ちてしまったので帰ってしまう敵。
変にテンションが高い反面、醒めるのも早いようです。
あと、技が壁のぼりばかりで
攻撃手段が乏しいのかも知れません。



 トレーニングルームに戻り、絵を見ながら何か考えているブルー。
レッドは今度は自分が行くと言っていますが
イエローに壁歩きの対抗手段の有無を問われて無いと返答。

そろそろバズーカの開発に着手すべきです。
ビルにも穴が開きますが。

レッドはブルーのように手を離したりしないと言って
まだ自分で戦うつもりです。
そこに重役が登場、ブルーは戦いは勝てば良い物とは思っていないと説明。

猫師匠も掃除道具を持って登場し、ゲキレンジャーに修行として窓拭きを課します。
ブルーは修行に何か意味を感じたようで、
走って窓拭きに向かいました。

まだ具体的な指示とか聞いてないですが
どこの窓を拭くのでしょうか。
やはりスクラッチの社屋とかでしょうか。
この会社の人は明らかに業者と違う人が掃除とかしていても
気にしない習慣が出来ていそうです。

今回の怪人が窓に張り付いても、この会社なら驚かれないかも知れません。


しかしブルーは命綱付きでどこかのビルの壁を駆け回ってて
何かブツブツ言っています。
掃除どころか余計汚していそうです。

あと、何をどう聞きつけたのか怪しい人物がやって来て
ブルーが危険な事をしているのを見て気絶していました。

怪しい人物に駆け寄るゲキレンジャー達。
建物の窓がいつ綺麗になるのか不明です。



 敵基地では、額にヤモリのついた奴がとっとと帰りすぎたので
女幹部が怒ったようです。
ただ、仲間からその話が伝わっただけで
直接怒られているのではないので
大した問題ではなさそうです。

ブルーが生意気な事を言うからからかってやったと弁解する怪人。
そこに幹部が登場、ブルーを「あいつの弟か。」と言って
怪人に次はトドメを刺すように指示。
「あいつ」と同じ才能があると面倒なのだそうです。

しかし敵の怪人と言うものは、普通は
人類に対する何らかの作戦にプラスして戦隊を全員倒すのが仕事ですので
人も驚かすだけ、倒すノルマも1人だけというのは
少しハードルが低いです。



 公園か何かのベンチで目を覚ます怪しい人物。
ゲキレンジャー達がここまで運んで介抱していたようです。
しかし会社の医務室とかは使いません。

怪しい人物は周囲を見回してブルーを発見し、
ご無事でしたかと声をかけます。

むしろ自分がダウンしていた事には気づいていないのでしょうか。

ブルーは怪しい人物に話すことは無いとして
帰ろうとします。
レッドは絵をあげちゃえと言っていますが、ブルーは首を縦に振りません。
怪しい人物が鞄の現金を見せてもブルーの態度は変わらず
絵に足りない物があると言って譲りません。

怪しい人物はブルーが絵の値段を吊り上げる気だと言って
怒って帰ります。

ブルー、絵を売らないと言うのではなく、
売値を高く設定すればもっと簡単に相手を追い払えたようです。


レッドはブルーに絵の足りない物が何か聞きます。
ブルーに「感動」だと答えられ、また自分の名前と誤認するレッド。

ブルーは感動が無ければ芸術も獣拳も
存在すべき理由が無いと考えているそうです。

何故かブルーの回想シーンが始まり、自分の個展の会場で
絵の道を休み拳の道に入ると猫師匠に宣言するブルー。

猫師匠、美術館とかに来ても周囲から展示物と思われてそうです。
動機が兄の復讐ならブルーを受け入れられないと言う猫師匠ですが
ブルーは兄が激獣拳に感動していたとして、
自分もその感動に触れたいと話し、
猫師匠に弟子入りを認めてもらいます。

ブルーは地味に色々あるみたいです。


しかしレッドは話を聞いても感動云々はまだピンと来ない様子。
その時、またレッドが敵の出動を察知。
ブルーはその辺のアーチとかに無駄に飛びついて
横方向に大車輪したり逆立ちしたりして
戦闘への意気込みを表現。

その時間があったら早く現場に行って欲しい気もします。



 敵の出現したビルに到着するゲキレンジャー達。
怪人は地上のレッドに降りてくるように言われますが当然従いません。
そしてブルーがいない事に気付く怪人。

ブルーは「ここだ!」と屋上側から登場。
相手に気付かれないうちに上から物を落として攻撃とかしません。

怪人はブルーに見下ろされた事で気を悪くしたようで、
怒りながらブルーの方に走っていって、ブルーを踏もうとしますが
ブルーは壁を上手に移動して攻撃を回避しています。

ちなみにイエローとレッドは地上から観戦するのみです。
変身する必要もないぐらいの勢いです。


そしてブルーは敵に反撃。
壁から跳ね上がったりしますが、ちゃんと壁側に着地できたりで
修行の成果以上の技術を身に付けているようです。

敵に有利な筈の地形で相手を圧倒するブルーに
イエローやレッドは勿論の事、何と女幹部まで感心しています。
それにしても見学者の方が多い戦いです。


同じ体力とテクニックを持った獣拳使いが戦った時に勝つ決め手は
人を感動させる事だとして、皆の感動が自分に力をくれると言うブルー。

敵も人間の恐怖が力になると言っていますので
周囲の感情で戦力が左右されると言う点においては
敵側と同じかもです。

あと、この場合ですと女幹部もブルーに力を与えているという事でしょうか。

ブルーが何か急に得意げに語りだし、
ついて行けなくなった所為か固まっている敵。
そこにブルーの猛攻が決まり、敵は地面に叩きつけられてしまいます。

ブルーに駆け寄って誉めるイエローとレッド。
レッドは「ジュワーンとなった」そうで、
それが「感動」だとブルーに教えられてます。

それにしてもゲキレンジャー、いつの間にか
お互い誉め合うのが習慣になっています。

そしてちょっと忘れられていた怪人ですが
立ち直って手裏剣みたいなのを投げつけてきます。
しかしブルーがトンファーでそれを弾き、接近してトンファーで殴り転がします。

ちなみに敵が地面に降りてくれたのに、レッドもイエローもまだ戦闘に参加しません。

そして敵が巨大化したのでやっとレッドとイエローも戦闘に参加、
ゲキトージャとなります。

敵は登る壁が無くなったものの、ゲキトージャの攻撃を回避していきます。
ゲキトージャは敵を捕まえますが、何と捕まえた敵の腕がすっぽ抜け
敵に逃げられます。
しかも抜けた腕はゲキトージャの顔を掴んでしまいます。

どうやら敵の秘伝は腕が抜けて攻撃するのと
新しく代わりの腕が生える技みたいです。
トイレで紙が無くなったら手で拭いてその手を捨てるとか
便利な使い方も出来そうです。


顔から敵の手が外れず困っているゲキトージャ。
レッドはともかく、イエローも苦しんでいるようですが
足2人は分離してしまえば良いような気もします。

敵はゲキトージャの背後に回り攻撃をしかけそうな雰囲気です。
ブルーは敵の動きに勘付いたようで、後ろに向かってキックを出し、
近寄ってた敵を蹴り飛ばします。

敵の攻撃を感動が無いと扱き下ろすブルー。
敵はそれが聞こえて怒っていますが
抗議する間もなくゲキトージャの回転ビンタで死にました。

今回の敵はブルーが何か色々言い出すと
途端に回避能力が無くなっていましたが
これが敵の弱点なのか、それともブルーの能力なのか
気になるところです。



 トレーニングルームで絵を完成させているブルー。
今までの絵の真中あたりに大きな花の絵を書き足しています。
それを見計らったかのように怪しい人物が乱入し
また絵を譲って欲しいと言い出し、ブルーに抱きついたりしています。

絵を譲ればとか余計な口出しをしまくっていたレッドも
これには関わりたくない様子。

猫師匠はこれも修行だと言っていますが
いつもはトライアングルを鳴らすのに
今回に限っては仏壇とかにある鐘をチーンと鳴らしています。
見殺し決定みたいです。


ゲキレンジャーの1人とあっという間に拘束した
怪しい人物の戦闘能力が半端じゃない気がしながら次回に続きます。