獣拳戦隊ゲキレンジャー 第2話




 巨大化した猫師匠が肘鉄で敵を郊外の山まで飛ばして戦闘終了。
ゲキレンジャー達は師匠に駆け寄り、巨大化する技について尋ねてきます。

猫師匠の使った技は「倍倍分身拳」という激気を人型に塗り固める技だそうで、
ゲキレンジャー達もそれを習得したいと考えますが
今の彼等では無理だと言われてしまいます。

確かに、レッドあたりが巨大化して戦うよりは
敵だけが暴れてる方がまだ被害が少なそうです。


電車だったら片道35分ぐらいの距離を飛んだ感じの敵怪人ですが
死んでいなかったようで、額に虫が付いている姿に戻って悔しがっています。

姿を消して怪人を攻撃しながら女幹部出現。
敗北即ち死だそうで、どうやら始末しに来たようです。
イチイチ負けた奴の所に行って殺すのも面倒ですので
何か遠隔操作で爆発するような仕組みを考えませんか。
去年の戦隊から技術提供を受けると良いでしょう。

怪人は臨気が失せている物の、ゲキレンジャー達を倒す策が有ると主張。
ダムを使った作戦を考えているそうです。
女幹部も怪人の姿になり、舌を伸ばして怪人を舐めて
覚悟の味がするとしてアドリブと思われる作戦を承認。

舐められている時の怪人が妙な声を出していましたが
敵の組織は拳法の流派なのか、何かの趣味の流派なのか分かりません。



 会社に戻り、重役に怒られている猫師匠。
獣拳不闘の誓いとやらで、猫師匠は戦ってはいけない定めなのだそうです。

このぐらいは戦いのうちに入らないと言って逃れようとする猫師匠ですが
イエローは戦いを自分達に任せるように言います。

そして「奴との戦いはこれからが本番です。あの、理央との戦いは。」と
無駄に付け足すブルー。
敵幹部についての話題に流れを変えたいようです。

ブルーの作戦が成功し、重役も猫師匠を叱るのを止め、
敵幹部の説明を開始。

敵幹部は死んだ古代の臨獣拳使いを
秘術で蘇らせて手下にするそうです。
地面から大量の戦闘員達が生えてくる感じなのですが、
これにより土が良く耕されてナイスな畑になりそうです。

そして戦いを担当するからには巨大化を教えて欲しい
みたいな事を訴えるブルー。

猫師匠は暢気に茶を淹れてたりしてました。
ブルーが話題を変えたお陰で助かっていた訳ですが、
この3人ではまだ無理だとして取り合わない師匠。

するとブルーは他の2人はともかく自分は行けると主張し出し
イエローあたりの不興を買っています。

喧嘩になっているゲキレンジャーですが、
猫師匠に拠れば早いとも言ってられないという事で
巨大化を教えてもらえる事に。

しかしその練習内容が
ブルーとイエローがレッドに激獣拳を教える事だそうです。
ブルーは納得行かないようですが、猫師匠に煙に巻かれてしまいます。

という事は、レッドは猫師匠からは直接拳法を教えてもらえないのでしょうか。
ちょっと損しているような気がします。



 敵の怪人も女幹部の術を使ってパワーアップ。
細胞と血潮を燃料に力を得るようになるそうで
ちょっと寿命縮まる系ですが本人は乗り気です。

本人以外の物を燃料にする術があれば安全なのですが
そんな都合の良い術は無いのか
負けたペナルティを含んでこの術をチョイスしたのかは不明です。


一方、ロボタフとかいう練習用ロボ相手に突きをしているレッド。
1日千回突きをするようにとイエローに言われて、
レッドは数の数え方を教わってから修行を嫌がります。
ちなみに、最初レッドは1000を「10回の10回」と勘違いしていたようですが
10進法なのは一応理解しているようです。

しかしレッドが突きの練習をしている間は
イエローも何も出来ない訳で、こちらも大変そうな気がします。

そんな中、壁にかけてあるヌンチャクを手にするブルー。
レッドはそれに気付き、ヌンチャクに興味を示します。
センスの無いレッドには扱えないとして、相手にしないブルー。
ブルー、レッドに拳法を教えるのをさり気なくサボっていますが良いのでしょうか。

レッドにまず基本から教えようとしているイエローは、
ブルーからレッドを引き剥がしますが、レッドはそのままロボタフにぶつかってしまい
弾みでロボのスイッチを押してしまい、最強モードでレッドを攻撃してコケ、レッドを押しつぶしています。

ロボの重量がどのくらいかは分かりませんが、安全性に難有りです。
レッドはロボを威嚇しながらヌンチャクを持って逃走。
ドアに一回ぶつかったものの、すぐにスイッチを押してドアを開けるあたり
かなり色々学習しているようです。


イエローはレッドを追いかけていきますが、
ブルーは室内に残り、修行に納得が行かないようで愚痴っています。

そこに重役が来て、荒れているブルーを食事に誘います。
普通のラーメン屋のカウンターに並んで座っている重役とブルー。
普通の個人経営っぽいラーメン屋で、これなら割り勘でも安心です。

ラーメンを食べながら、技を習得する為にレッドに拳法を教えるのではなかったのかと
ブルーに聞く重役。

丈夫なだけのレッドには教えても駄目だと言うブルーに
それは降参宣言?と指摘する重役。
ゲキレンジャーにとって大切なのはビーストアーツを好きである事だとして
レッドが興味を持ったヌンチャクから教えてやるのもありだとして
まずは好きになってもらうようにとアドバイス。

重役、状況を知りすぎです。
ブルーが喋った可能性もありますが、
重役が部屋に入ってきたタイミングも良すぎるので
トレーニングルームに監視システムがあると考えて良さそうです。



 公園みたいな場所でヌンチャクと格闘しているレッドと、
それを見守っているイエロー。

そこにブルーが合流。
ブルーがレッド達の居場所を知っている筈は無いのですが
恐らく重役から聞いたのでしょう。

ブルーはレッドからヌンチャクを取り上げ、模範演技を披露。
レッドはそれを見てヌンチャクの扱い方が分かったようで
多少拙いながらも回す事が出来、「超ワキワキ!」と喜んでいます。
「ワキワキって楽しいとか好きって事か?」と聞くブルー。

「楽しい」とか「好き」って言葉を知っていたら「ワキワキ」とか言わない気もしますが
レッドはブルーの質問を肯定するように、お前等も激獣拳ワキワキかと聞いてきます。

自分達が激獣拳が好きである事を確認し、仲間意識が芽生える3名。
その様子を少し離れて猫師匠が木で爪を研ぎながら見守っていました。

 ・公園の木は大切にしましょう。
 ・ペットのリードは外さないで下さい。
というか、猫師匠が普通に外出して大丈夫なのでしょうか。
もしかしてこの公園はスクラッチの私有地ですか。


その頃、ダムを攻撃して決壊させる敵。
下流の方からダムを攻撃しているので、
下手をすると鉄砲水にやられてその場で死亡ですが
普通に歩いて去っています。

猫師匠とレッドは敵の行動を察知したようです。
レッドは走って敵のほうに向かい、ブルーとイエローも後を追います。

するとまだ街中なのに鉄砲水が迫ってきていました。
変身していませんがビルの屋上までジャンプして水をやり過ごすゲキレンジャー。
街中かなり洪水チックになっており、敵の怪人も人間たちに悲鳴を上げるよう言っています。

しかし水に呑まれてからはガボガボしか言えなくなって悲鳴どころじゃなくなるので
別の殺し方考えた方が良かったんじゃないでしょうか。

敵怪人を倒そうと考えるゲキレンジャー達ですが
戦闘員を連れた女幹部が出現した為、そちらから相手をする事に。

ところで負けた怪人を殺しに行ったような女幹部が
その怪人のフォローに入っているという事でしょうか。
面倒見が良いのか悪いのか分かりません。

そして変身するゲキレンジャー達。
レッドも長かったり英語が入っていたりする名乗をきっちりこなします。
突きの練習より先にこの技能を習得させられたのでしょう。

女幹部は格下とは戦わない主義だそうで、戦闘員達を戦わせます。
猫師匠も女幹部を見習った方が良いかも知れません。

トンファーや、それを繋げたロングバトンとやらで戦うブルーやイエローを見て
レッドもヌンチャクを取り出し振り回すレッド。
普通に扱えて敵も転がせますが、転がった戦闘員はすぐに起き上がり復帰します。

ブルーはレッドに激気を込めるようアドバイス。
レッドがそれに従うと、ヌンチャクが光りだし、
攻撃のヒットした戦闘員は爆ぜて消えてしまいます。

あっという間に戦闘員を片付けたレッドは、
巨大化している怪人に向かいヌンチャクで攻撃しようとしますが
当然届かず、怪人の壊したビルの破片に埋まったりしています。

敵が大き過ぎると文句を言うレッド。
ブルーも自分が巨大化できれば、と悔しがっています。

そこに猫師匠から通信が入り、
激獣拳の真髄「心技体」の一つずつがゲキレンジャーに宿っているので
「トライアングル」でなら巨大化できると教えてくれます。
皆が揃って持っている気持ちを重ね合わせるように言う猫師匠。

激獣拳を好きだという気持ちを3人が共有していると考えるレッド。
そういう訳で、ゲキビーストを呼び出して
それに乗り込むんだか融合するんだかみたいな感じになり、
まずはゲキビーストの状態で敵に体当たりして転がし、
その隙にビースト同士合体。

直立二足歩行型の巨大ロボっぽいゲキトージャが完成します。

ブルーとイエローがゲキトージャの膝から下部分しか担当していないのが残酷です。
あと、将来的には両腕に追加メンバーがくっ付くかも知れません。

ちなみにゲキレンジャー達は足元にドライアイスの煙が充満している部屋に集合しており、
ここでアクションをする事でゲキトージャが動くようです。


その様子をビルの屋上から眺めている女幹部。
ゲキレンジャーが巨大化した事で能力を評価しているようです。
その時、女幹部の口から蝿のような生物が出現。
どうやら巨大化戦はこの蝿が解説するようです。

女幹部は蝿がしゃしゃり出るのを好まないようですが
蝿は気にせず実況。
どちらかと言うと女幹部あたりが怪しい発言をしている場面を実況した方が
面白そうなのですが
朝なので無理なのでしょう。

普通に格闘をする怪人とゲキトージャ。
ダムを壊す時は鎌を投げたりした怪人ですが、
ゲキトージャ相手には普通に接近戦です。

そして敵の攻撃をかわしビルに飛び乗るゲキトージャ。
このご時世に凄い強度のビルです。何の基地ですか。

かわされた鎌がビルに刺さって抜けない怪人。
その隙にゲキトージャは怪人の背後に回り、足払いで転がします。
そして三節坤で攻撃してまた敵を転がし、
ゲキトージャは両腕及び胸部を水平方向に回転させて
敵を高速タコ殴り。

敵怪人は石のように固まってから爆発。
一件落着のようです。
しかしまだ水が引けておりません。この街は盆地か何かなのでしょうか。



 レッドの身元が分かるまで会社で引き取り、
特別開発室所属アスリートとする手続きをしたと猫師匠に報告する重役。
サイズのおかしい猫が会社をウロウロしているぐらいですから
身元不明の人の手続きなど簡単なのでしょう。
あと、社宅の手配もお願いします。

ヌンチャクを取り合ってじゃれている3人を見て不安を覚える重役ですが
猫師匠は彼等の道はこれから見えてくるのだそうで、期待している様子です。
3人の方を見ながらトライアングルを鳴らす猫師匠。

猫師匠目線だと、画面の中央に大きく三角形があり
その背景にゲキレンジャー達がいる感じです。

トライアングルが心技体を現すというのは
倍倍分身拳のくだりで説明しており、
意図的に持たせている楽器である事が判明しましたが
どちらかと言うと、夏の映画の冒頭で
東映って出た時の後にトライアングルの図を被せて出そうと考えて
持たせているアイテムではないかと勘繰ります。


ダム1つ壊れているので夏頃には水不足ネタを入れて欲しいです。