仮面ライダー電王 第31話




 クレーンみたいな所にロープで吊られている一般市民。
「すぐにこいつが切れる、望み通り空を飛べる。」と言って笑っているウサギ怪人。

どうも一般市民とウサギ怪人が契約しているようですが
飛ぶと落ちるの違いはこの際どうでも良いようです。

しかし契約完了前に一般市民が落ちて死んだら
このウサギ怪人も消えませんか。


そこに桜井君が登場し、ウサギ怪人の注意を引きますが
ウサギ怪人は鎌を飛ばしてきて桜井君を攻撃。
そこにデネブが飛び出して桜井君の盾になり、
ウサギ怪人と戦い出します。

桜井君は変身して加勢しようとしますが
デネブにチケットが最後の一枚だとして止められてしまいます。
あと、チケットが前回川に落ちたので
生臭いゼロノスになる危険性もあります。

しかしデネブが転がされ、ウサギ怪人が
一般市民から過去に飛んでしまうのを見て
桜井君はいよいよ変身しようとします。


そこに今度は良太郎登場。
良太郎も桜井君の変身を止めて、キンタロスを自分に憑依させて
一般市民を吊るしているロープを引き上げて救助。

キンタロス良太郎は「俺等でやるし、カードは取っとき!」と
桜井君達に呼びかけて
電王アックスフォームに変身。

デネブはキンタロス良太郎の言葉に感謝していますが
桜井君は複雑そうな感じです。

気遣われているのが逆に負担になっているのか、
周囲に自分がカードの枚数を忘れていると思われている気がして凹んだのか
本当に忘れてて自己嫌悪なのかは不明です。



 電王アックスフォームもウサギ怪人を追い、過去に到着。
ちなみに以前登場したウサギとカメのウサギ怪人と同型のようですが
カメの方が居ません。

すでにウラタロスあたりが暗殺した後でしょうか。


ウサギ怪人は動き回って戦う感じですが、
電王アックスフォームはちょっとマウントポジション取られても
力で押し返せるので問題無いようです。

フルチャージした電王アックスフォームを見て、
慌てて木の陰に隠れるウサギ怪人ですが
木ごと真っ二つにされてました。

横に逃げるべきだったと思います。


桜井君が最後のカードを見ながら突っ立ってると
戻ってきた良太郎が「あと一枚、だよね。」と声を掛けてきます。

皆してラスイチラスイチ五月蝿いのが嫌なのか、
良太郎がカードに付いて質問しても無言で帰っていく桜井君。

デネブから聞き出した方が良いかも知れません。



 良太郎が店に戻ると、スーツ姿ですが妙に髪の長い男性とかが
店の家具に差押さえの札を貼って回っていました。

常連達は事態に動揺しながらも
良太郎に愛理さんが知らないうちに借金の保証人にされたと説明。

契約や金の回収の手順とか札を貼る人の所属とか札を貼る物件とか
これで良いのか良く分かりませんが、
この世界は警察もああですし、何とかなるのでしょう。

愛理さんは暢気に構えているようですが、
常連達と良太郎はかなり困っています。
尾崎君は今回の件を胡散臭い、仕組まれた物だと考えているようです。

尾崎君の発言に気付いた借金取りが、借用書が揃っていると主張。
借金は1000万だそうで、良太郎はその話を聞いて気絶しかかります。
しかし望遠鏡に差押さえの札を貼られそうになると、
良太郎は望遠鏡を持って店外に逃走。

借金取り2名と、続いて常連達や愛理さんも良太郎を追いかけます。

店がもぬけの殻です。

良太郎は借金取り達に追いつかれて揉み合いになりますが
両腕にしがみ付いた借金取りを振り払ったりと
憑依状態でもないのにパワーアップしています。

再度借金取り達に捕まる良太郎ですが
今度はバイクで現れた灰色のスーツの男性が
借金取り達を「こんな青少年に乱暴したら駄目でしょう。」と殴り飛ばします。

灰色のスーツの男性に「すみません社長。」と謝罪する借金取り達。
どうも味方どころか借金取りの頭のようです。

借金取りの社長は
「愛理さん、久し振り。」と挨拶。

愛理さんがきょとんとしていると、
「忘れるなんて酷いなあ、君の婚約者になる男なのに。」
と借金取りの社長が発言し、良太郎や常連達はビックリ。

自分で自分の事を「男」と言う奴も珍しい気がします。

あと、デンライナーの食堂車ではリュウタロスが借金取りをやっつけようと
出動しそうになり、周囲のメンバーが必死に止めています。


良太郎はその様子に気付きながらも、ミルクディッパーに戻り
望遠鏡を元の位置に戻しています。


借金取りの社長も店のカウンターに座り、
2年前に愛理さんがコーヒーの勉強で喫茶店で勤めていた頃の常連だと
愛理さんに説明。
それを聞いて愛理さんも借金取りの社長の名前を思い出します。
2年前の客の一人とか良く思い出せます。
余程店で奇行をした物と思われます。


「良かった、僕の事まで忘れたのかと思っちゃった。」
という借金取りの社長の台詞を良太郎は気にします。

借金取りは当時は振られても仕方がないとして
今はそれなりの男になったと主張。
「まあこんな形での再会になっちゃったけど。」
と金銭借用証書を見せる借金取りの社長。


一万円の収入印紙が見えませんが
大丈夫でしょうか。




しかし借金取りの社長は愛理さんと婚約でき、
愛理さんも頼れるパートナーが出来た上に借金がチャラになり
ウィンウィンであるような事を言いながら婚約指輪を見せます。

随分と用意が良いですが、
婚約でいいのですか。

良い返事を期待するとして店から出ようとする借金取りの社長。

「ちょっと待った!貴様最初からそれが狙いだな。」
と、三浦君がマジギレしてやたら男前に野太い声で借金取りを批難していますが
それによって相手が怯んだりとか、周囲の三浦君を見る目が変わるとか
そう言うのは特にありませんでした。

尾崎君も借金取りの会社に黒い噂があるのを思い出して指摘しますが
借金取りの社長は無視しています。

愛理さんは指輪のケースを持ち、
「良ちゃん。覚悟決めないとね。」と
シリアスな感じで小走りに店から出て行きます。

バイクに乗って戻る借金取りの社長を
愛理さんはタクシーで追跡。
良太郎や常連達は愛理さんに追いつけませんでした。

「覚悟って、まさか愛理さんアイツと婚約!?」
「馬鹿な!そんな事許せん!」
と常連達。

今回は三浦君も何かに取り憑かれていそうです。


リュウタロスも切れており、良太郎に取り憑こうとしますが
良太郎はミルクディッパーに駆け戻り、
けて欲しい時は呼ぶと言って
リュウタロスを説得し留まってもらいます。

食堂車でリュウタロスを止めていた一同も一息つきます。

モモタロスやキンタロスも実の所借金取りの社長を不快に思っているらしく
殴りたいと思っているようです。

ウラタロスもそれに同意しつつ、
愛理さんの事情を知っているようなのが気になるみたいです。


尚、ハナちゃんの姿が見えませんが、
もしかしたらリュウタロスより先に
ハナちゃんを止めるべきだったかも知れません。



 良太郎が戻ったミルクディッパーに
今度は桜井君が来店。

先ほど黙って帰ったばかりなのに
店には良太郎だけという気まずそうな状況ですが
差押さえの札に驚いてそんな事は気にならないようです。


ちなみに借金取りの社長は会社の社長室に戻り
鏡を見ながら
「やっぱり人間地位と金とルックスかあ、確かにこれだけ揃うと思い通りだもんねえ。」
と呟いていました。

サボってないで仕事してください。

あと、社長室にはバイクの置物やヘルメットやスーツやトロフィーが飾られており
先ほども無駄にバイクに乗ってたりで相当好きみたいです。
しかし、今の仕事と趣味が結びついていないあたり
全部思い通りという訳ではなさそうです。

そんな借金取りの社長は
怪人に目をつけられています。

鏡見ながら髪整えている所を他人に見られるとか
結構嫌な感じです。



 桜井君に事情を話しながら外を歩いている良太郎。
ミルクディッパーは常連達で留守番でしょうか。
桜井君も借金のかたに婚約という話に違和感を持っています。

しかし良太郎はそれだけでなく
借金取りの社長が桜井さんの事や
愛理さんが桜井さんの記憶を失っている事を
知っていそうなのが気がかりだと話します。

そう言う人と一緒にいて愛理さんが記憶を取り戻し
自殺し直すのではないかと懸念している良太郎。

しかし桜井君の立場も気にしたようで、
愛理さんに忘れられている心境を確認すると
やはり嬉しくなく思っているような答えが返ってきます。


そこにモモタロスの声が聞こえ、怪人の出現を知らせます。
ビルの上に立ち、手招きをしている蟻とキリギリス怪人。

怪人は自分が追うとして、桜井君に愛理さんの事を頼む良太郎。
良太郎はリュウタロスを呼び、リュウタロスも喜んで出動します。

「お前キライだけど、お姉ちゃんはちゃんと連れ戻して。
じゃないと僕許さないよ。いい?」
と桜井君に釘を刺すリュウタロス良太郎。

桜井君も言われるまでも無い感じですが
それにしても周囲から色々指示が飛ぶ日です。

そしてリュウタロス良太郎は電王ガンフォームに変身し
マシンデンバードに乗ってアリキリ怪人を追跡。
桜井君はデネブを呼び、電王のフォローに向かわせます。

しかしデネブの前回の援護射撃とかを思い出すと
あんまり頼もしくなく思えます。



 アリキリ怪人を見失った電王ガンフォーム。
「ぜったいコッチだったのにー。」と電車置き場みたいな所を探し始めます。

「ドコ行っちゃったのかなー。
 なーんてね。みーつけた。」
とデンガッシャーで車両内のアリキリ怪人を撃つ電王ガンフォーム。

そこの電車、これから捨てるのなら良いのですが
まだ使う車両だったらダイヤが乱れるので止めて下さい。

姿を見せたアリキリ怪人は
やたらと電王の倒し方について気にしているようです。
良太郎は「もしかして最初から僕達を狙って?!」と驚き
リュウタロスに注意するよう促しています。

狙われる方が少ない今までの方が異常という気もします。


困った事にデンガッシャーで相手を撃っても
全然効いていないみたいで、敵に突っ込まれて
スコップでガンガン殴られてしまいます。

コンクリとかに大きい穴を空ける威力がある筈なのですが
随分頑丈な敵みたいです。
冬になって半分死んでくれるのを待った方が良いのではないでしょうか。



 一方、借金取りの会社に行った愛理さんは
社長に婚約指輪を付き返していました。
驚いて店や一千万はどうするのかと聞く社長。

愛理さんは他から借りてでもお返しします、と言い切り
帰ろうとします。

その前に弁護士に相談しても良い気がしますが
この世界は警察がああなんで
弁護士もまあそうなんでしょう。

借金取りの社長はかなりテンパった様子で、
帰ろうとする愛理さんの進路に立ちふさがり、
昔の愛理さんが桜井さんしか目に入っていなかったので引き下がったが
今は桜井さんも居ず、しかも愛理さんは桜井さんを忘れているのに
どうしてかと聞いています。


先約が居なくてもアウトオブ眼中だったと
はっきり言っちゃったら
窓からダイブしかねないです。



 電王ガンフォームは、再び車内に入ったアリキリ怪人を
外から追いかけながら狙撃。
電車はもう使えなくなりそうです。
日本で使わなくなっても、他の国で使ったりとかするので
もう少し大事にして欲しいです。

何時の間にか電車の下に移動していたアリキリ怪人が電王ガンフォームを攻撃、
不意打ちを食らっても敵の背後を取って反撃に出れそうでしたが
更にもう一体のアリキリ怪人が電王ガンフォームを背後から襲撃。

かなりヘロヘロになっている電王ガンフォームですが
「お前達スッゴイやな感じ。どっちも倒すけど良いよね。答えは聞いてない。」
といつも通りの台詞は一応吐きます。

あと、2対1なのですが、スコップを持ったアリキリ怪人の攻撃を受け止めている間とか
ヴィオラを持ったアリキリ怪人が仲間に加勢するでもなく
電王ガンフォームをあざ笑うのに専念してたりで
多少手加減してもらっている感じです。

しかし片方だけでも手を焼いていたのもあり、
良太郎はリュウタロスに自分達だけでは無理だと
作戦がえを指示。

そんな中、ヴィオラを持ったほうにデンガッシャーを弾き飛ばされ転がされてしまいます。

デンライナーの食堂車からは、他の怪人達から
変わるかてんこ盛りになるようにと指示が飛び
待機組は危機感からいつでもクライマックスフォームになれる体制になっていますが
肝腎のリュウタロスが「僕がやる。」とこれを拒否。

しかし這いながらデンガッシャーを取りに行こうとした所で
アリキリ怪人のスコップを持った方にまたボコられます。

デンガッシャーを回収した所で、敵にダメージを与えられないのですが
主に盾代わりに使うのでしょう。



 その頃借金取りの社長は
「僕はね、桜井侑斗が大っ嫌いだったんだ、天文馬鹿で、金も無くて
俺より年上の癖にガキっぽくて、その癖いとも簡単にあんたを物にしてしまった。」
と愛理さんに桜井さんの悪口とか言っていました。

半分ぐらい本当に悪口の内容ですが、その情報で愛理さんは
桜井さんを思い出しつつあるようです。

あと、この社長も多分バイク馬鹿だと思います。
お宅同士の同属嫌悪かも知れないです。

「でもその桜井はもう居ない、死んだんだよ。そしてあんたは綺麗さっぱり忘れてるじゃないか。
だから全部仕掛けたんだよ、今度こそあんたを物にしたくてね。」

といきなりゲロっている社長。
いくら愛理さんがノホホンとしているからと言って
作戦までばらすのはどうかと思います。


ちなみに桜井君はビルの内部まで突入済みで、
スーツの男性達を払いのけながら走っていました。

桜井君が強いのか、借金取りが
先ほど良太郎をとッ捕まえて社長に殴られたので
同年代の桜井君にも手加減しているのかは不明です。


電王ガンフォームの方はデンガッシャーに手が届く寸前でダウンし
銃使いライダーの面目躍如と言った感じです。

ダウンしても別の奴が取り付けば動ける気がするので
あまり心配できませんが
変身もしてない奴が1人で強行突破可能な
悪徳業者の警戒心の足りなさが心配な感じで続きます。