仮面ライダー電王 第19話




 必要な事だけ言ってとっとと帰ろうとした桜井君ですが、
良太郎に付いて来られて
前をふさがれ本当の名前か聞かれたりしています。

桜井君の名乗った名前は本名だそうで、
良太郎の知っている桜井さんと同一人物であるような事を言います。

詳細を訪ねてくる良太郎を突き飛ばし、
時の運行が乱れるので過去の桜井さんと関わらないよう言う桜井君。

しかし過去に居るのがアダルト桜井さんで
現在に居るのがヤング桜井君なのは
何だかややこしいです。
過去とか言われて、一瞬どっちかなと思います。


良太郎の追跡がやんだようで、しばらく1人で歩いた後
良太郎が何も知らない事を笑い出す桜井君。

そこにどこからか声が聞こえ、意地が悪すぎると窘めてきます。
友達になりたいならちゃんと、という声に対し
反発して何故か自分の頬を殴る桜井君。

ほっぺたの中に何か飼っているのかと思いましたが
そんな事は無く、桜井君の体から砂が落ちて怪人の姿になり、
時間差で痛みを感じしゃがみ込んだ桜井君を心配しています。

頬を殴ったダメージに対する心配か、
痛覚の伝達速度の遅延に対する心配かは不明です。

自分で自分を殴ったのを怪人の所為にして
半ベソで立ち去ろうとする桜井君。
怪人は桜井君を呼び止めようと服を掴みますが
その服が破れてしまいます。

どんなスピードで歩いているんですか桜井君。
それともとんでもない安物でしょうか。

桜井君はしかしその服がお気に入りだったようで、
生身ですが少しの助走で
高さ2メートル幅6メートルぐらいのジャンプをし怪人に飛び掛り
プロレス技をかけて怒っています。

運動能力は凄まじい物を持っているようです。

それにしても、外でよく怪人とじゃれる気になれます。
他人の目とか気にならないのでしょうか。



 デンライナーの食堂車では、良太郎が
旗とクリームの付いたビッグプッ○ンプリンを食べているオーナーに
桜井さんを連れ戻しに過去に行きたいと直訴しています。
しかし日付の入ったチケットが無いと駄目なのだそうです。

何か方法はないかと机に手を叩きつける良太郎。
その際、プリンの旗が倒れてしまいます。

旗が倒れた事によるショックのポーズを取りながら
方法はチケットがある事だけと答えるオーナー。

チケットの入手方法とか聞きませんか。


「何だよおっさん、ちょこっと行くだけなんだから良いねえかよ。
ケチくせえな。」
とモモタロスが口を挟むと、オーナーは起立し
「ケチですから私。」と変な迫力で答えて食堂車を出ます。
モモタロスは座布団にしがみ付いて怖がっている様子。

他の怪人達に乗車拒否間違い無しとからかわれ、
オーナーを追い駆けて謝りに行くモモタロス。

ところで、プリン凄い残っていませんか。
オーナーの食糧廃棄率が気になります。

ハナちゃんは良太郎の気持ちがわかるとしながらも
オーナーと同じ立場。
桜井君の言う時の運行を乱す話も気になるそうです。

話題が桜井君になったため、
その桜井君が本当に愛理さんの婚約者なのかと聞いてくるウラタロス。

良太郎は桜井君が桜井さんとは違いすぎると感じているようです。
愛理さんの店が星をテーマにしているのも天文学者の桜井さんの影響だそうです。
桜井さんは愛理さんのコーヒーが好きで優しい人だったそうです。

ちなみに良太郎の回想では、
桜井さんはクリスマスツリーのてっぺんの星をつけようとして
倒れたりしています。
そそっかしいのか既に酔っ払っていたのか不明です。



 服の試着をしている桜井君。
先程破れた服を早速補充するようです。
服を着て気に入ってから店員に値段を聞く桜井君。

最初から値札を見るような負け組ではないようですが
試着室のカーテンを閉め、「デネブ、8500円。」と手を出します。
しかし高すぎると注意されてしまいます。

以前モモタロスも9350円で革ジャン買っていましたが
未来の金銭感覚が気になります。

怪人が財布を握っている事に不満を持っているらしい桜井君ですが
無駄遣いするからと言われてしまいます。
しかし怪人も足し算が出来ないようです。

モモタロスも数のカウントがおかしかったですが
未来の数学教育がどうなっているのか気になります。

試着室で喧嘩をしだす桜井君と怪人。
物音がするので店員が何事かと思い試着室に注目していると、
桜井君がカーテンを開け、取り繕って皺だらけの諭吉を店員に差し出します。

どうやら勝利したようですが、
何か買う度に怪人とすったもんだするのでしょうか桜井君。
あと、収入源がどうなっているのか気になります。



 フェンスの張ってあるショッピングセンター建設予定地から
作業員さんみたいな人に出入り口を開けてもらい
外に出してもらっている男性。

男性はこの場所に未練があるようですが、
作業員からはもう危ないから入らないようにと言われています。

そして男性に光の球が入り込み、体から砂がこぼれて
その姿が上下入れ替わった怪人の姿になり
願いを聞いてきます。

ところで、ショッピングセンターの建設予定地が
何か林の中と言うか近くに道路あるか不明な感じなのですが
客は来るのでしょうか。


そして契約したらしいクラゲ怪人は公園の砂場を掘って
タイムカプセルとか言って缶みたいな物を埋めている親子を襲撃。
砂場に水っぽい怪人が出て、砂がくっ付いてドロドロにならないか心配です。



 ミルクディッパーに来店する桜井君。
桜井君が店内を見回している間、
尾崎君は愛理さんを映画の試写会に誘っています。
予定を愛理さんに合わせると言って、沢山のチケットを見せる尾崎君。
チケットのデザインが同一な事から同じ映画と思われますが
試写会って何度もあるんですか。

あと、予定は「行かない予定」と思われますので
ちゃんと合わせてください。

常連達と和やかにやりとりしている様子や
店に積まれた忘れ物プレゼント類を見て
「結構楽しくやってんじゃん。」と不満そうな桜井君。

そこに愛理さんがコーヒーを運んできます。

愛理さんは桜井君を見てどこかで会ったような気がすると言い出した為、
桜井君は動揺したような表情を見せますが
良太郎の友達かと聞かれて、ちょっと怒ったように「全然」と言って
ソッポを向いてコーヒーカップに口をつけます。

しかし苦かったようで、慌てて砂糖を投入する桜井君。

桜井君の様子を見て、三浦君は「最近の若い者は」と言いながら
尾崎君のカップにこっそり砂糖を入れてイタズラしています。
食べ物で遊ばないで下さい。

少しずつ味を試して入れるようにと愛理さんからアドバイスを受ける桜井君ですが
それを聞かずに今度は甘くなりすぎたようです。

そのコーヒーはデンライナーの怪人達にあげれば喜ばれそうです。



 外をハナちゃんと歩いている良太郎。
特にまだ事件の知らせは無く、ハナちゃんは良太郎に用は無いはずですが
カウンセリングしてやっているのでしょう。

良太郎は桜井さんが過去で生きていたら
愛理さんの事も全部上手く行くと期待していたそうで
簡単には行かないんだなとしょげながらも
諦めたくないと主張。

ただ、愛理さんに思い出してもらうのは
ガッカリさせたり混乱させたくないので
後にするようです。
また湖に入られたらたまらないと思っているようです。


その愛理さんですが、桜井君が去ったテーブルに
皺だらけの英世がおいてあるのに気付きます。
昔の漱石では無いあたり、やはり出所が気になります。

その後ろで常連2人が何か遊んでいるようです。

どうも尾崎君がコーヒーの味に気付いて三浦君と喧嘩しているようですが
何となく尾崎君は気付かずに飲みきってしまいそうな気もしますので
別件かもしれません。

桜井君は良太郎達と鉢合せ。
そして桜井君にお釣りを渡そうと愛理さんが追い駆けてきていました。

愛理さん、その仕事常連どもに押し付けて良いと思います。
店番させるよりは。

「姉さん、どうして?」と愛理さんと桜井君が接触している事に驚く良太郎。
愛理さんは良太郎が桜井君を知っている様子だった為、やはり友達だったと考えたようです。

愛理さんに桜井君の事を気付かれまいと、
必死で店に戻るよう仕向ける良太郎ですが
桜井君はわざとらしく自己紹介をしようと言い出します。

ハナちゃんに店に戻りましょうと言われると
割とあっさり引き下がる愛理さん。

「喧嘩も程ほどにね。仲直りしたら一緒にコーヒー飲みにいらっしゃい。」
と声をかけて戻ります。

桜井君を愛理さんと一緒に居た事で批難する良太郎。
しかし良太郎も過去の桜井さんと顔を合わせたとして
問題あるかと言う桜井君。

「もうこそこそしなくても良いと思ってさ。
どうせなら自分の婚約者を見ておきたいだろ。
けどお前と同じだな。
何も考えてないって言うか、こう言うのおめでたいって言うんだっけ。」

そう言う桜井君に良太郎も少々キレ気味になり
自分の知っている桜井さんとは思えないと
素性を詰問。

良太郎もやたら調子が厳しくなっていますが、
ここで引き下がると、愛理さんを送って行ったハナさんが戻ってきて
桜井君を軽くボコりかねないので
相手の為にやっている事と思われます。

しかしここでモモタロスが良太郎に憑依。
「こういう糞生意気な奴は俺に任せろ。
それにな、さっきからプンプン匂ってるんだよ、イマジンの匂いがな。」

と、怪人の気配に気付いたようですが
人から話を聞きだす事でモモタロスが本当に役に立つのか
疑問が残ったりします。

モモタロス良太郎が桜井君の襟を掴むと、
「言っておくけどデネブはお前より強いぞ。後悔すんなよ。」
と桜井君も
買ったばかりの服がまた破れたら嫌なのか
モモタロス良太郎の手を外させ、デネブを憑依させます。

戦うつもりマンマンのモモタロス良太郎ですが
デネブ桜井君は「侑斗が悪い、御免、許してくれ。」
とサクッと謝罪。

調子が狂ったモモタロス良太郎に
「俺は知っている。侑斗は本当は意地悪な人間じゃない。
心の中ではお前達と友達になりたいと思っている。」
と言って、デネブキャンディーを贈呈します。

いつの間に飴など用意したのでしょうか。
先程桜井君が砂糖を入れすぎたコーヒーを
絶妙に再利用して凄い勢いで作ってたら嫌です。

「これから仲良くして…」
『お前は馬鹿か!』
と桜井君に追い出されるデネブ。
その追い出されたデネブが既に完全態なのを見て
契約済みかと考える良太郎とモモタロス。

桜井君はデネブに人の心を勝手に妄想するなと言っただろうと
クレームを入れています。
前にもやった事があるようです。

「でも侑斗友達居ないし。」
と弁解するデネブを押しやりながら、良太郎に自分の言った事を忘れるなと言います。

デネブの方のインパクトが強すぎて、本気で桜井君の主張を忘れ去る所でした。
有難う御座います。



 桜井君の一件が済んだ頃、ミルクディッパーに行っていたハナちゃんから
尾崎君情報で怪人の仕業らしい事件の話を聞かされます。
ところで、戦い以外で憑依禁止と言われていたのに
ハナちゃんからの電話をすぐに取ってしまうモモタロスは結構うかつです。

現場の公園ではクラゲ怪人が男性を砂場に突き飛ばし、
そこにタイムカプセルが埋まっているから掘り出せと命令しています。
これは違うと言う男性に触手を鞭のようにふるって攻撃するクラゲ怪人。

男性は自分が言っているのは「遥香が埋めたあの」タイムカプセルだと言っていますが
怪人は聞く耳を持ちません。


そこにモモタロス良太郎が登場し、男性に向かった触手を弾き返します。
モモタロス良太郎はクラゲ怪人を挑発し電王に変身。
契約者を此処までいたぶった奴は初めて見たという
電王ソードフォームに
他の奴等がぬるいだけだと答えるクラゲ怪人。

どうやら電王の事だけでなく、他の怪人の戦い方も知らされているようで、
いつまでたってもカウンター攻撃の餌食になっていた怪人達とは偉い違いです。

「テメエには特に前振りはねえ、最初から最後まで」
と言った所で触手をぶつけられて怒る電王ソーフォーム。

「俺も前振りは嫌いなんだよ、さっさと始めろ。」とクラゲ怪人。
かなり短気なようです。
カップ麺とかバリカタとか言いながら1分で食べ始めるタイプでしょうか。

最初はデンガッシャーで斬られているクラゲ怪人ですが、
触手で反撃を始めるとだんだん優勢に。
電王ソードフォームの腕に触手を巻きつけ、電撃を食らわせたりします。

デンガッシャーで触手を切断し、座り込む電王ソードフォーム。
そこに良太郎の声が聞こえ、建物の中に逃げ込むよう指示。

その言葉通りに適当な建物に入る電王ソードフォーム。
障害物が多く敵の攻撃が当たりにくい為、良太郎を誉めたりしています。

しかし人が居なくて鍵もかかっていない建物がよくありました。
良太郎の運の悪さが伝染していそうなモモタロスですが
変身している場合は大丈夫みたいです。

しかし、どちらかと言うと
遠距離攻撃のできるガンフォームに切り替えたいところです。

触手攻撃をジャンプして避け、その触手を足場にして敵に近付き
デンガッシャーで攻撃する電王ソードフォーム。
敵は形勢不利な為、地面に溶けるような感じで逃走。

電王ソードフォームはまだ痺れが残っていたと苦しみ出して
敵を追えませんでした。

その辺の金属のフレームみたいなのに触っても
電気抜けませんか。



 男性の所に戻り、救急車を呼んでやる良太郎。
車を見送る良太郎に、桜井君が寄って来て
「優しいな、とか言わなきゃえばいけないのか?」と声を掛けて来ます。

良太郎は桜井君や過去の桜井さんの事を聞き始めます。
よく考えたら桜井君的にはもう良太郎への忠告は済んでおり
顔を出す意味がありません。

「時の運行を守りたいなら関わるなと言っているだろ。これ以上説明要るか?
どうしても納得できないならイマジンが飛んでも追うな、俺がやる。」
桜井君がそう言うと、タイミングを見計らっていたかのように
2両の列車が空から出現。
デンライナーとは違う車両のようです。

「野上、時の運行を守るって言うのは人助けとは違うんだよ。
中途半端に時間の中をウロウロするな、いいな。」
そう言い残し列車に乗って去る桜井君。

コーヒーの件から、どうもオッチョコチョイの気のあるキャラクターのようなので
扉に足とか鼻とか挟まれないか期待したのですが
残念ながら全く問題なく出発。

桜井君の乗った列車ですが、何故かデンライナーに平走。
食堂車に居た乗務員や怪人達は外に何かいるのに気付いて
窓から外を見ます。

列車が何か分からず驚いている一同。
リュウタロスは乗りたい乗りたいと言いながら
モモタロスの後頭部をペシペシ叩いています。
特に怒らないモモタロスですが、まさかまだ痺れていますか。

オーナーだけは窓に寄っていませんが、「ゼロライナー」と
その列車の名前を口にします。

車両の戦闘側面から蒸気のような物を出して走るゼロライナー。
走行中に窓から顔を出したら危ない感じです。

もっとも、爆弾を積んでいたり
食堂車で怪人が暴れたりする列車も相当危ないです。


尾崎君は試写会の招待券を
とっととチケセンに売り払うべきな気がしながら次回に続きます。