仮面ライダー電王 第17話




 夜間のミルクディッパーで客を見送る良太郎。
今日は本格的に店の手伝いをしているようです。

テーブルの食器を運びながら、望遠鏡の前で立ち止まる良太郎。
愛理さんが望遠鏡の話を振ると、良太郎は挙動不審になりますが
話の内容が望遠鏡が珍しい物だと聞いただの他愛も無い物だったようで、
安堵しています。

伏線でちょっとよろける良太郎ですが
食器は落とさなかったようで、微妙に運が良いのが逆に怖い感じです。

そこにハナちゃんが来店。
愛理さんのコーヒーが飲みたくなったと言っています。

夜にコーヒーを飲むと寝れなくなる場合がありますので
良い子は真似をしないで下さい。

愛理さんはハナちゃんを歓迎していますが
ハナちゃんは頻繁に来て迷惑ではないかと少々遠慮しているようです。

良太郎は女の人のお客さんが少ないから、と
自分の家だと思って来るようにセールスかけます。

ハナちゃんは良太郎に体調について質問。
リュウタロスの行動や、怪人が4体憑いている事での影響を気にしています。
良太郎もこのままではいけないと考えているとの事です。

愛理さんに配膳を頼まれた良太郎ですが、腹を抑えて突然倒れてしまいました。
音からして先程折角落とさなかった食器も割れたようです。
良太郎が店の手伝いに入る日は
金属や合成樹脂の食器を使った方が良いかもしれません。



 ハナちゃんはデンライナーに戻り、食堂車で騒いでいる怪人達にリストラを通告。
怪人達が4体も憑いている所為で良太郎はボロボロなのだそうです。
但し何人切るかは明言しません。

ただ、良太郎の事なので此処でリストラしても
また何処かで拾ってきそうな気もします。


その良太郎ですが、病院から出てきます。
結局救急車を呼ばれてしまったようですが
良太郎は大げさだと考えています。

その良太郎にキャリーバッグを引いた少女が声を掛けます。
少女は良太郎の知り合いのようです。
「帰ってきたの?イギリスの学校って今春休み?」と聞く良太郎に
何か隠している様子で、良太郎の顔色が悪いが元気かと聞き話題を変えます。

相変わらず倒れているのか聞かれて良太郎は否定しますが、
看護師さんに声を掛けられてしまい入院していたのがばれてしまいます。

高校の時と全然変わらないと言って良太郎に笑いかける少女。

ところでこの少女は何故病院らへんに居たのでしょうか。
やはりイギリスに行っていたと言う事で
変異型クロイツフェルトヤコブ病の検査でしょうか。



 デンライナーではモモタロスがコーヒーを飲みながら
良太郎がリストラをする筈が無いと高を括っていました。

それを聞いていたナオミちゃんは
良太郎が危険になるなら乗客の安全を守る為に
オーナーの乗車拒否が使えるかも知れない、
良太郎も何とかしなくてはいけないと言っていたと
ハナちゃんからの情報を伝えてモモタロスの不安を煽ります。


昨日から時々自分達を締め出していたのを
リストラと関連付けるウラタロスの発言に更に不安になるモモタロス。

後ろでリュウタロスがシャボン玉を飛ばしていて、
何だか一つ二つコーヒーに突入しかねない状況ですが
特に叱ったりしないあたり、テンパリつつあります。

そう言うことなのかとナオミちゃんに聞くモモタロス。
ナオミちゃんの見解では
問題は良太郎が誰を残すかという所まで来ているようです。

役に立つ人が残るのかな、と言ってカウンターに戻るナオミちゃん。
キンタロスが
「つまり強いもんが残ると言う事か。ま、一番駄目やんは
(2007.5.28追記 「どべなんは」と言っていたそうです :情報提供麻宮様)

もう決まっとるからな。」
と言うと
怪人達は一斉にモモタロスに注目。

まずはリュウタロスがモモタロスにシャボン玉を吹き付け、
ご苦労さまと声を掛けて嫌がらせ。
モモタロスは降りるならリュウタロスの方が先だとして怒り出しますが
リュウタロスは専用のチケットがあるので
降ろされない事をアピール。

ウラタロスはモモタロスを制止し、
リュウタロスは愛理さんがストッパーになれば何とかなるとして
やはりモモタロスをリストラ候補と考えているようです。

お前の助平が役に立った事があるのかとウラタロスに食って掛かるモモタロス。
「見えない所でね。」と答えられてしまい
見えなきゃ意味が無いと切れています。

話を聞きだす能力は結構役に立っていますが
助平の方は余計な問題を発生させていました。
しかしそれを言ったら全員何かしらまずい点があるので
あまり追及しない方が良いような気もします・

それに気付いたのか、今度はキンタロスに絡むモモタロス。
キンタロスが重いから良太郎が倒れたと言っています。
憑依時に重さとかあるのか気になります。

しかしキンタロスはその辺は指摘せず、
拾われた命だから良太郎を守る義務があると主張。

出てくのも守る事かもよ、とウラタロスが口を挟み、
モモタロスもそれに乗ろうとしますが
キンタロスは寝てしまって聞いていません。

寝ている間に降ろすとかしないのが結構良心的です。



 良太郎は同窓生と公園のブランコで話し込んでいます。

イギリスの大学が9月からなので、同窓生はまだ高校在学中だそうで、
こちらの高校を出てから行けば良かった、
高校3年から留学する事は無かったと後悔しています。

高校は楽しかったと言い、良太郎の店のコーヒーが美味しかったと言って
ミルクディッパーに寄りたいと言う同窓生。

話し込むなら公園でなく喫茶店とか入れという意味でしょう。

「お姉さん元気? 結婚したんでしょ? 
 お相手の人、わたしお店で会った事ある。
 野上君が卒業したらって言ってたもんね。」
という同窓生の発言を聞いて
良太郎は店がゴタゴタしていると言って
来店を断って逃げるように帰ってしまいます。

あの店は普段から割とゴタゴタしている気もします。

あと、結果論ですが、
最初からどこか喫茶店に入っていれば良かったような気がします。



 キャリーバッグを引きながら高校に向かう同窓生。
母校を懐かしいがっていますが、
ところでその荷物は一旦どこかに置いたほうが良くないですか。

その間に同窓生は怪人に取り付かれたようです。
同窓生はコンクリだった校門がブロックに変わっていた事にショックを受けています。

確かに卒業後に学校がリフォームしたりパソコン入ったりクーラーついたりすると
凄い損した気分になります。

そしてシンボルだった桜の木も無くなっていたそうです。
恩師を見つけて話し掛けますが、時間の都合ですぐに打ち切られてしまいます。
テニス部の練習を見ても知らない子が一杯居ると漏らす同窓生。

知っている子ばかりだったら新入生勧誘大失敗ですので問題です。

つまらなそうに階段に座っている同窓生の傍に
砂状態の怪人が出現し望みを聞きます。
「ま、何を望んでいるか予想は付くけどな。」
と、一言多いのとストーカーの気があるのが気になります。



 デンライナーの食堂車では
阿弥陀くじが実施されたようですが
全部モモタロスがリストラを引き当てたようです。

良太郎が少し運が良くなってきたと思ったら
こちらにしわ寄せが来ていたようです。

そう考えると結構お役立になっているのではないでしょうか。

モモタロスは阿弥陀を却下し、良太郎の役に立った奴が勝ちだと言い始めます。
キンタロスも起き、実力を見せると言って乗り気です。

何故か阿弥陀の却下は認められたようです。



 良太郎に「スペシャルキャベツジュース」を出してくる愛理さん。
胃腸に良いので全部飲むように言います。
ジュースにする必要があるのか気になります。

お客さんが居ないのでこの隙に買い物に行くと言い、
留守番を任せて外出する愛理さん。

ジュースを捨てるチャンス到来です。
しかし良太郎は何を思ったのか、望遠鏡の下にある懐中時計を取り出し
何か考えて始めてしまいます。

そこに三浦君が来店。
愛理さんはと聞く三浦君ですが、良太郎にモモタロスが憑依。
三浦君をうるさいと怒鳴るモモタロス良太郎ですが
ウラタロスに減点と言われて、
柄が悪いまま「いらっしゃいませ。」とか言っています。

後から来た尾崎君もモモタロス良太郎に睨まれながら挨拶されて怯んだりしています。


モモタロス良太郎はミルにコーヒー豆を箸で一つ一つ入れようとしますが
上手く行かずに短気を起してビンを逆さにして全部突っ込みます。

その様子を見ながら
「もう安易に診察しないぞ、まずデータを集めて…」と言っている三浦君に
尾崎君は男も幾つも仮面を持っているとして
良太郎が悪霊に取り付かれているという考えに否定的な態度を取ります。

尾崎君が他にどんな仮面を持っているのか気になります。

「良太郎君、そのワイルドな仮面結構いけるねえ。」
と凄い適応能力で訳の分からないお世辞を言う尾崎君。

ちなみにその時のモモタロス良太郎は
こぼれたコーヒー豆を一つ一つつまんでミルに盛っていました。

しかも今度はキンタロスが憑依。
モモタロスの事を役に立たんやっちゃと言いながら
自分もミルの取っ手を回して壊してしまいます。

これじゃあ愛理さんの店が潰れちゃうって、と今度はウラタロスが憑依。
可愛いお客さんを釣ってくると言って常連達に留守番をさせ出て行ってしまいます。

釣るのは構いませんが、お出しできる物はあるのでしょうか。

もっとも彼等の好むコーヒーは色鮮やか過ぎるクリームの乗った物ですので
提供に至った方が問題になりそうです。

ちなみに店を出た所で、
デンライナーから怪人どもが消えているのに気付いたハナちゃんが待ち構えており
ウラタロス良太郎を回収。

キャベツジュースは飲まずに済みそうですが
可愛いお客さんに期待していた尾崎君は残念でした。



 同窓生と契約した狼怪人が高校生を襲撃している頃、
良太郎に取り付いていた怪人達はハナちゃんの制裁を食らっていました。
基本はデコピンの刑だったようですが、モモタロスは下手にブロックして
余計に攻撃を食らったようです。

良太郎を疲れさせてどうする、良太郎の役に立ちたいなら
リュウタロスに良太郎を狙わせた奴の事でも考えるようにと叱るハナちゃん。
全員リストラしたい気分だとし、良太郎にもはっきり言うように勧めます。

良太郎は懐中時計と見て考え事をしていたようで、
ハナちゃんの話に反応しなかったため、心配されてしまいます。

その時、あんまり脈絡無く
リュウタロスは良太郎と一緒に居た人に怪人が取り付いていたと知らせます。


同窓生の自宅には怪人が来ており、
高校生達から取ったと思われるラケットやらボールやらを放り投げています。

懐かしい思い出に浸りたいと言う望みを
つまらない望みだとしながらも
人を襲う事以外はあまり曲解せずに叶えている感じです。



 ハナちゃんと一緒に出動する良太郎。
怪人達は自分達が店に行ったのに良太郎が怒らなかった事を気にしています。
キンタロスあたりはポジティブに考えているようですが
「ていうか、愛想尽かされちゃったんじゃないですか。」とナオミちゃんが発言。

「ナオミ、お前今日凄くきつくないか?」と恐る恐る聞くモモタロス。
しかし怪人達を途中で止めなかった事については特に問題視されないようです。


良太郎とハナちゃんが同窓生の部屋に入った時、
狼怪人は過去に飛んでしまいました。

ところで、玄関とかは家族の他の人に開けて貰ったのでしょうか。
その割りには怪人が来ていても誰も様子を見に来ませんでした。
まさか施錠していなかったですか、ここの家も。


呆然としている同窓生に、怪人が記憶を辿って過去に飛んだと教える良太郎。
これで理解しなくてはいけないのですから大変です。

ハナちゃんがカードを同窓生にかざすと、3年前の4月7日の日付が浮かび上がります。
同窓生が言うより早く、良太郎が高校の入学式だと発言。

すると同窓生は突然契約に至った経緯を説明しだします。
言葉の壁の所為でイギリスの級友と馴染めず、
日本の高校が懐かしくなったそうです。

有色人種ですので英語ペラペラでもなかなか大変だと思います。

「分かるよ、僕も卒業前に高校辞めたから。高校の頃の事懐かしくなる事がある。」
と同窓生に理解を示す良太郎。
それを聞いて「何か有ったの?」と聞く同窓生。
ハナちゃんも驚いています。

ハナちゃんの居る時代は無くなったとかですが
それでも高校は普通に出ていると言う事でしょうか。

同窓生の質問には答えず、出動して外で変身する良太郎。
電王プラットフォームのままデンライナーに乗り込み、マシンデンバードにまたがります。
モモタロスは良太郎が何故誰も憑依させないのか気になったようで呼びかけていますが
「一寸1人で戦ってみるよ。何処まで出来るか分からないけどやってみる。」
とデンライナーを走らせて行きます。

リストラを危惧する怪人達。
ハナちゃんもデンライナーに乗ったみたいで良太郎を心配しています。
同窓生は放置ですが自宅ですし大丈夫です。
暇でしょうからテニスボールとか散らかった部屋の片付けとかすると良いです。



 入学式の日、
真新しい制服を着た同窓生は母親と一緒に校門を出ますが、
砂をこぼしながら1人でどこかに歩いて行ってしまいます。

ところで同窓生、鞄を持っていませんが
今日は色々プリントとか貰いませんでしたか。

マシンデンバードに乗って近くまで来ていた電王プラットフォームは同窓生を見つけますが
同時に過去の自分と愛理さんも発見し、気にする様子を見せます。

しかし気を取り直して同窓生の方に向かう電王プラットフォーム。
同窓生で学校から離れ、少し人通りの多い所まできた所で
狼怪人が分離。

狼怪人は前方に居た通行人の女性の肩を掴みますが、
自分の後ろに押しやるだけに留まり、
自分の前方を剣から飛ぶ光の刃みたいなので小爆発を起してます。

最初の女性はむしろ助かった感じです。

人々に向けられて飛ばされる光の刃ですが、
到着したマシンデンバードが弾き返していました。
しかし逃げ惑う人たちの中をバイクで走って来るのもちょっと危ないです。

電王プラットフォームは狼怪人に殴りかかり、それがかわされると
タックルを試みます。
敵の剣にちょくちょく当たりながらも、小刻みに走って間合いを詰め攻撃。
時々当てる事に成功したりもしますが、威力がどうにも期待できないようです。

バイクに乗り直して相手を轢くとか、戦法を変えてみてはどうでしょうか。

電王プラットフォームは狼怪人に転がされますが、
一般市民を狙った攻撃に気付き立ち上がって自分で食らいに行きます。

そして吹っ飛ばされた電王プラットフォームは
いつもの時計を持った人にぶつかってしまいます。


時計を持った人は最初の頃に目の前にデンライナーが来ても
悠々とマネキンに擬態していたりしましたが
別にバリヤーが張られている訳ではなく
単に危機管理が出来ていないだけのようです。


ぶつかった拍子に時計は持ち主の手を離れ、
転がった電王プラットフォームの目の前に落ちます。

それに気付き拾い上げ、同じくダウン中の持ち主に駆け寄ると
時計の主はそれを引っ手繰り逃走。


電王プラットフォームは時計の主を追い駆けようとしますが
狼怪人に「邪魔すんなって言ってんだ。」と後ろから斬り付けます。

今の様子では放っておいても時計の主を追い駆けそうな雰囲気でしたので
斬り付けたのは逆に呼び止める結果になっている気がします。

そこにリュウタロスが憑依。
プラットフォームのまま敵の攻撃を手で受け止め、
「良太郎はいつか僕がやっつけるんだからやめてよ。」
と言って狼怪人を殴り飛ばし、ガンフォームに変身。

狼怪人に射撃をし、転がしてからフルチャージし攻撃しますが
相手はすんでの所で逃げて難を逃れます。

ところで攻撃を食らった橋の手すりにちょっと穴が開きましたが
誰か落ちないように柵とか付けないとまずい気がします。


良太郎はリュウタロスに替わるように言い、電王の変身を解いて
時計の主を追い駆けます。
病み上がりですが走ります。
見失っても探して走り回る良太郎。

探しながら、どうやら愛理さんの事とかも思い出しているようです。
「どこに、どこに、桜井さん!」と言って座り込む良太郎。
どうやら時計の主は桜井さんと言うらしいです。

逃げた怪人は気にしません。

あと、人通りのちょっとある広い道で
叫んで座り込むのは恥かしいですが
通行人が全然気にしないのが嬉しいです。


結局常連達がコーヒーにありつけたのか気になりながら次回に続きます。