仮面ライダー電王 第12話




 蔦怪人を見逃した電王アックスフォーム。
変身を解いて、少女に今居たのが父親か確認しています。

「何でイマジンにとどめを刺さなかったのよ。」とハナちゃんに聞かれ、
「親父さんがどんな思いでイマジンと契約したか確かめるんや!」と答えるキンタロス良太郎。

ハナちゃんの台詞は確かに文章的には行動の理由を訪ねるものですが
内容的にはお叱りな気がします。
理由を話すだけでは何となく場が収まらない気がします。

契約を完了する前に怪人を倒さないと大変な事になると言って
キンタロス良太郎の肩を掴んで揺すって怒っているハナちゃん。

それと同時にキンタロスが良太郎から抜けて行きますが
まさに魂が抜けて行く感じです。
ていうか今良太郎に入れ替わるのはちょっと酷いです。

少女は父親が怪人に自分を襲わせてた事でショックを受けたようで
泣き出しています。
確かめてみないと分からないと言う良太郎に
無駄だよと言ってどっか行く少女。

怪人を取り逃がしたばかりなのに
もう単独行動です。

良太郎にボディーガードとか命じていたのに
警戒心は薄いです。



 少女から聞いたのか、マネージャーを脅したのか
再び見つけて尾行したのかは不明ですが
少女の父親の働く店に出向き、
怪物と契約したか聞きに行っているハナちゃんと良太郎。

父親は店の準備をしながら、ハナちゃんの恫喝にもめげずに
2人に帰るよう言います。

話が平行線なところで、
良太郎は父親が「かすみ草の人」だと思っていたと発言し、
どうやら良い所を突いたようで相手を黙らせたりしています。

しかし気のせいか、ハナちゃんと良太郎の役割分担の
何かが逆な気がします。

尋問を諦めて引き返すハナちゃんと良太郎。
しかし父親は怪人が来た時の事を思い出し、
「まさかあの時の事が、夢だと思っていたが。」と
椅子にへたり込んでしまいます。

一度や二度怪人見ただけでは
夢だと思ってしまうようです。
話を聞いただけで怪人の存在を信じるマネージャーとは随分違うタイプです。

ところで、ハナちゃん達の訪問で既に多少作業に遅れが生じていると思われるので
へたっていないで早くテーブル拭かないと
開店に間に合わない危険性があります。
何とか頑張ってください。



 デンライナーに戻り、父親を非難しているハナちゃん。
ウラタロスも未来人ですが世も末だと言っています。

キンタロスは居眠りをしながらも、所々目を覚ましていたようで
「信じる事に決めた」と宣言しています。
何を信じるのかは再度寝てしまったので聞けませんでしたが
良太郎とハナちゃんは悪い予感で一杯になっていました。

ところでキンタロスはやたら寝ているのですが
コーヒーに唐辛子か何か盛られているのか
元々の体質なのか気になるところです。

電車で居眠りこいてユラユラしてて
凄い勢いで後ろの窓ガラスに頭ぶつけるのとか結構恥かしいので
キンタロスにも実施してもらいたいです。



 ミルクディッパーのカウンターで考え事をしている良太郎を見て
「良ちゃん難しい顔している。幸せの星が逃げちゃうわよ。」
と目ざとく指摘している愛理さん。

良太郎は親子が突然憎しみ合うことがあるのか愛理さんに聞くと、
星はそう簡単に位置を変えたりしないと言って
これでも飲んで元気を出して、とジュースを差し出します。

見た目はまともだったのですが
ニンニクたっぷりのレモネードだそうで、
変な笑い方をしている良太郎。
幸せの星とやらが早速逃げている感じです。

あと、ニンニクは食べ過ぎると貧血になるらしいです。



 パリコレに参加する為、車で空港に向かう少女。
手にはかすみ草を持っております。
ちなみにマネージャーはガーゼ取れてます。
回復力凄いです。

少女達の乗る車はワゴン車で
座席が2〜3席は空いていますが、
良太郎とハナちゃんは尾崎君の車で少女の後を付いていっています。

わざわざ尾崎君の車を使う理由が分かりませんが、
尾崎君はモデルのお手伝いと言う事で
雑誌の記事になると喜んでいるようです。

少女が何で大きい車に乗っているのかと思ったらサンルーフが必要だったようで、
屋根に蔦怪人が飛び乗ってサンルーフから手を伸ばして少女を襲撃しています。

サンルーフから体全体は入らなかったようで、
怪人はフロントガラス側に移動。
しかしガラスを破る事も無いようで、
車は川だか海だかに面した駐車場に停止。

ちなみに尾崎君は前の車にぶつかりそうになり、
それを避けて壁に向かって激突だか急ブレーキだかのショックでダウン。
エアバッグ付けましょう。

尾崎君はポジション的に死なない感じなのでそのままにし、
良太郎とハナちゃんは車から降りて少女の乗った車と怪人の方を向きます。

そしてキンタロスが良太郎に憑依し、
蔦を巻きつけて車を吊り上げている怪人を張り手で車から離します。

そのお陰で車に乗っていた人達は車から脱出。
しかし今度はキンタロス良太郎が車を持ち上げ出します。

父親が娘に良くない事を契約する筈が無いとして
怪人に手を貸すと言って
車を海に放り込んでしまいます。

そこにバイクで父親登場。
少女は父親が怪人に自分を襲わせていたと思っており怒っていますが
父親はマネージャーと面識があるらしく、少女を空港に連れて行くよう言います。

キンタロス良太郎に仕事をとられてウロウロしていた怪人ですが
娘の仕事は全て潰したと言って契約完了とし、
父親を通って過去に飛んでしまいます。

心配して駆け寄ったキンタロス良太郎に
「あんた、何て事してくれたんだ。」と怒る父親。
父親の望みは娘と会う事だったそうです。

家の手伝いを優先しモデルを諦めていた娘を
家から出るよう仕向けたそうです。
ただ、聞かれてもいない経緯から喋るのはどうかと思います。

家の手伝いよりモデルで成功する方が儲かるから
モデル料で別の店員雇うとか
現実的なプランを提示しても良かった気がします。

怪人は少女の仕事を全部潰せば良いと解釈したようですが

12歳の少女が仕事を持っているとか、普通は思いも寄らない訳ですが
多分聞かれていないのに父親が言ってしまったのでしょう。

「でも、これからじゃパリコレは。」と困っているハナちゃん。
フランス行きの便って1日何本出ているのでしょうか。
時差ボケもありますし、少し時間の余裕を持って行って下さい。

娘の夢を打ち砕いたと責任を感じている父親。
キンタロスは「いや、俺の所為や。」と良太郎から抜けて行きました。

ハナちゃんから怒られたり、勘違いで失敗したり
精神的なストレスが溜まるとデンライナーに帰ってしまうのでしょうかキンタロス。

良太郎はカードを父親にかざし、
「もうかすみちゃんと仲直りは無理なのかな。」と良いながら
パスにセットします。

ところで、最初の1人を除いては
契約完了した契約者は結構普通に意識あるっぽいので
カードをかざす時に「失礼します。」とか
ちょっと一言欲しいです。



 父親が少女を追い出した時間に出現した怪人ですが、
少女が出て行った後なのと、店に客が居なかったので
お店に被害はありませんが、
蔦怪人は大きな建物が有る場所に移動して
それらを破壊。
効率優先とも言います。

逃げ惑う人達の横に線路が出現しデンライナーも到着。
警報機とか遮断機とか無いので
これもかなり怖いです。

デンライナーから降りて怪人の前に立つ良太郎。
そこにキンタロスが取り付きますが、
キンタロス良太郎は怪人とは戦わず、明後日の方向へ走り出します。
少女を父親に合わせて本当の思いを分かってもらうのだそうです。

少女がどこに居るかとか良く分かります。
しかし少女がバスに乗ってしまった為、
建物の壁とか破って直線コースでタイムを縮める作戦に。

オーナーは怪人に加担した上、時の運行を変えようと言うなら乗車拒否です、
とカードを取り出してスタンバイ。

今回出動をことごとく邪魔されていたモモタロスはその話を聞いて喜んでいます。
ウラタロスも他人事のように言っていますが
自分も結構危ないポジションなのは黙っています。

意外とハナちゃんがキンタロスを心配しているようで、
「デンライナーを追放されたら永遠に時間の中を彷徨うのよ、それでもいいの!?」と
キンタロスに警告しています。

しかしキンタロス良太郎は自分の所為だからと
良いみたいです。

バスの壁を叩かれた少女は窓を開けて
横を走るキンタロス良太郎に何なのか聞いています。

むしろ窓を閉めるぐらいの用心深さを持ってください。

キンタロス良太郎は自分を少女の未来の友達だといい、
早くも全ての信用を失いながら
父親が少女の夢を叶えるためにわざと突き放したと言って
バスから降りて父親に会うように言います。

窓を閉めた少女に向かって
父親が少女を愛している事を訴えるキンタロス良太郎。
しかし無情にもバスは行ってしまいました。

あと、車道を人が走っているのに
クラクションの1つも鳴らさない他の車両も凄い無情です。



 デンライナーに戻ったキンタロスはオーナーから追放宣言を食らいます。
「おおきに。」と言って頭を下げるキンタロス。

一方良太郎はキンタロスが抜けた地点から
自力で元の場所に走って戻ったようです。

怪人が破壊活動をしながら近くまで来たと考える方が自然かも知れません。

蔦怪人の前でベルトを身に付け、良太郎は電王アックスフォームに変身。

「ごっつ泣けるで、これが俺の電王としての最後の戦いや。」と
デンガッシャーをアックスモードに組み上げ敵に斬り付けます。

蔦怪人の攻撃で結構よろけながらも
もっと怒らせろとか言っている電王アックスフォーム。
多分何かのゲージを溜めています。

そしてデンガッシャーを上に飛ばしてからフルチャージ、
怪人が近寄ってきた所で張り手で突き飛ばし
自分はジャンプしてダイナミックチョップを決めました。

最後の戦いかも知れないのに、デンライナー戦が無かったのが気になります。



 デンライナーに戻ったキンタロス。
良太郎はオーナーの決定が酷に思えたのかキンタロスを庇おうとしますが
キンタロスに止められてしまいます。

そして停止信号で止まったデンライナーから降りようとするキンタロス。
乗車拒否と言っても、別に昔の電車のトイレのように
走行中にポイ捨てする訳ではないようです。

デンライナーが着いた場所は、良太郎が少女に会う少し前の時間だそうです。

パリコレ行きについてのインタビューを受けている少女。
少女は何かに気付いてその場を離れます。
ホテルのボーイにかすみ草を渡す父親を見つけ、声をかける少女。

少女はかすみ草の人が父親だと思っていたそうです。
去年、父親を信じろと言う人に会った事を話す少女。

少女からパリコレ参加を知らされた父親は
「もうこんな物は必要ないな。」と引き返そうとします。

少女はそれを引き止め、
「そんな事ない、でもこれからはかすみ草の人じゃなくて
 お父さんとして私を見守ってね。」
と涙声で訴えます。

抱き合って泣いている父娘を見て貰い泣きするキンタロス。
良太郎が差し出したハンカチで鼻をかんで皆に驚かれたりしています。
よく考えたら目茶目茶懐紙持っている奴ですので、ハンカチ貸す事も無かったです。

キンタロスがデンライナーを降りようとすると、
「何処へ行くのです。」とオーナーが声をかけます。
オーナーが言うには、少女と父親が仲直りをして
怪人との契約も良太郎と少女の出会いも無くなったので
降りる必要は無いそうです。

一同がキンタロスが過去に飛んだという要素は残っている事を気にすると
「そう、"変"です。だから時の運行を変えてはならない。
このような事はこれっきりにして下さい!」と釘を刺します。

良太郎にお礼を言われると、
「私は何もしていませんよ?」と言って戻るオーナー。

今までも過去の建物とかかなり破壊されていたのが
さりげなく無かった事になっていますが、
オーナーが何か手を回していたとすると
意外と忙しい方なのかもしれません。

良太郎は「いつかまたあんな風に走りたいな。」とか言っていますが
明日ぐらいに筋肉痛で後悔している気がしながら、
また尾崎君の事故もちゃんと「無かった事」になっているのか
気になりながら次回に続きます。