仮面ライダー電王 第2話




 デンライナーの食堂車でアナウンスをしているナオミちゃん。
どうやら良太郎に自己紹介するためだったらしく、
御用があったらナオミちゃんに言って下さいね、と愛想良くしています。
それにしても、マイク使って一人の為に喋るあたり
乗客少ないのでしょうか。

良太郎にメニューを見せ、注文を聞くナオミちゃん。
何も喉を通りそうも無いという良太郎に
オリジナルコーヒーを勧めます。
ミニスカの女性がコーヒー二つと注文を出すと
「俺も」という声が聞こえ、良太郎の体から砂が落ち
良太郎の隣の席にその砂が集まって
角の生えた赤い怪人の姿に。

良太郎は怪人を見て驚いて立ち上がり、倒れてしまいました。
倒れる予定でしたら、座ったままの方がまだダメージ少なそうです。


シートに戻り、ミニスカの女性に介抱されている良太郎。
貧血気味なのだそうです。
怪人は遠慮しているのか、少し離れた席に移動していますが
自分の契約者にしては弱すぎるとからかっています。

ミニスカの女性に注意されて黙る怪人。
尻に敷かれるタイプの怪人なようです。


ミニスカの女性は良太郎に名前を聞き、
自分は「ハナ」と名乗ります。

ハナちゃんは怪人を「イマジン」と呼んでいると説明しだします。
未来から時間を超えて2007年にやって来た奴等だそうです。

未来の姿の人間が皆怪人の姿なのかと質問する良太郎に
怪人は自分の姿が良太郎の所為だと言いだします。

怪人に発言権を認めないハナちゃん。
「イマジン」は体を持たずにやって来て、
取り付いた人のイメージを使って体を作るそうです。
ズボラな人に取り付いたら雪だるまみたいな姿になりそうです。


良太郎に「もっとカッコいいのがあっただろう」と文句を言い出す怪人。
怪人の姿はもしかしたら桃太郎かもと言う良太郎。
子供の頃にヒーローだと思っていたそうです。
イメージ貧困すぎだと指摘する怪人。
桃太郎は普通角は生えてませんし、
貧困と言うかそのイメージは別の物が混ざっている感じです。
戦う前に数え歌とか言わされそうです。



 デンライナーの中ではハナちゃんが良太郎に怪人達の行動について説明。
怪人は取り付いた人の願いを1つ叶える代わりに
その人の過去の時間を貰うそうです。
願いを言わなければ怪人は身動きが取れなくなると教えるハナちゃん。
「おい余計な事言うな鼻くそ女。」と文句を言い出す怪人に
ハナちゃんの左が決まります。

ハナちゃんと怪人の取っ組み合いを止めようとする良太郎は
急に口を押さえて離脱。

車外に出て座り込む良太郎。
ハナちゃんが一緒に付いて出て来てくれます。
どうやら乗り物酔いだそうで、わざわざ外に出るあたり
デンライナー内にトイレがあるのか気になります。

このアリゾナ州みたいな場所に興味を持った良太郎が
この場所に付いて質問。
ハナちゃんによれば此処は時間の中だそうで、
砂の一粒一粒が流れる時間で
デンライナーはこの時間の中を走って
過去と今を未来を行き来するそうです。

説明しながらハナちゃんが砂をすくって落としたりしているので
砂粒の位置は変えても大丈夫そうです。

その過去と今と未来に危険が迫っているそうで、
「私達」はイマジンから時の運行を守る使命があると
話すハナちゃん。
良太郎はハナちゃんの口振りから
その使命に自分も組み込まれている事に気付きます。



 一般市民の女性を攫って空高く飛び上がり、
鞄を奪って女性を落とすコウモリ怪人。

女性は高層ビルぐらいの高さから地面に激突したようで
地面に落ちていた枯葉が飛び上がったりしていますが
肉片とかは飛んでないようで、枯葉がどれだけ積みあがっていたのか気になります。
 

コウモリ怪人は不良の元に行き、女性から奪ったキーホルダーを見せますが
外れだった模様。


一方、デンライナーに戻ろうとしたハナちゃんが何か落とします。
拾ったのを忘れていたというそれは
不良の持っていたキーホルダーでした。

鈴が付いているキーホルダーですが
今迄音がしなかったようです。
ハナちゃんの周囲には真空ゾーンがあるのかもしれません。


キーホルダーを取り返す事が不良が怪人に望んだ事だと考える2人。
良太郎がキーホルダーをついでに返すと言って預かります。

不良的には良太郎がキーホルダーをガメたと思っているので
ますます良太郎が疑われそうです。
ハナちゃんから返した方が良いような気もします。



 家に戻り、また外出しても良いかと愛理さんに声を掛ける良太郎。
しかし良太郎の顔色が悪いのに気付いた愛理さんは許可を出しません。
幸運の星はまだまだ先よ、と言って
冷蔵庫から謎の青いジュースを取り出して良太郎に渡す愛理さん。

貧血持ちという事ですのでほうれん草ジュースでしょうか。
そう言えば前回もひじきのサラダを食べさせられていました。
おそらくレバーとかも頻繁に食卓に並ぶのでしょう。
あまり心躍らないメニューです。



 それでも外出できたらしい良太郎。
不良の一団を見つけて怖がって建物の陰に隠れますが、
お目当てのキーホルダーの持ち主が居ない事に気付きます。
ちなみに木に刺さった彼は生きているようです。

そして犬に電信柱と間違えられて悲鳴を上げてしまう良太郎。
放し飼いの犬は結構レアです。
あと、このシーンがCGとか合成とかの類であることを祈ります。


悲鳴が聞こえて良太郎に気付く不良達。
良太郎は不良を怖がって居ますが、
不良は前回怪人に乗っ取られた良太郎にコテンパンにされたので
すっかり舎弟モードです。

良太郎は不良達にキーホルダーを預けて
自分の代わりに渡してもらおうと考えたようですが
持ち主の不良は最近不気味だとかで断られてしまい
居場所だけ教わります。

しかし良太郎の方も前回不良を30メートルぐらいふっ飛ばしており、
そんな相手の頼みを断るのも怖い事だと思います。
急にキレたという前科もあり、良太郎が下手に出ているから
大丈夫と考える事も出来ません。

頼みを聞いたフリをしてキーホルダー預かって
そのまま海外逃亡が正解ではないでしょうか。


怪人が居なくなったのに
取り付かれていた不良が不気味なままであるという話を聞いて
不思議がっている良太郎。

そんな時、喫茶店の常連の茶パツの男性とすれ違います。
茶パツの男性は別の女性とデートをしていたようですが
良太郎に気付いて女性を引き剥がし、
良太郎には取材だと言って誤魔化しています。

怪物が人を襲ってキーホルダーを取る事件の取材だという
茶パツの話に反応して
良太郎の精神が怪人のものに交代。

今のは本当か、あのコウモリ野郎生きてたのかと言って
無駄に茶パツに掴みかかり投げ飛ばします。

良太郎は元に戻り、
「ああ、ちょっと、何やってんの、尾崎さーん、尾崎さーん。」と
ガードレールと線路脇のフェンスの間に頭を突っ込んでいる茶パツを救出しようとしますが、
全然引き上げる腕力がないようです。


ところで、結構人通りのある場所で茶パツを投げたのに
誰も警察とか呼んでないようです。
周囲に関心の無い人が多いようで
取材とかかなり大変そうな世界です。


引き上げ作業が難航している良太郎に
怪人からテレパシーが送られます。
コウモリ怪人を探すのを優先するようにと言いたかったようですが
ハナちゃんに後ろから側頭部を叩かれて中断。

電王とかスカウトしなくても、
ハナちゃん1人で普通に怪人を倒せるのではないでしょうか。



 どこかのヘリポートで不良にキーホルダーを見せて
また外れだったらしいコウモリ怪人。
貴様は役に立たん、と不良を締め上げたりしています。

キーホルダー狩りをする怪人の話が出てから
キーホルダー装備する一般市民も居ないでしょうから
なかなか見付からないのは仕方がありません。

強いて言えば、目立つような取り方をしていた
コウモリ怪人の作戦ミスです。


そこに良太郎が到着、不良にキーホルダーを投げ渡しますが
途中にいたコウモリ怪人がキャッチし、
コウモリ怪人から返却した形に。

こんな所にも地味に運の悪さが出ているようです。


 キーホルダーを受取った不良は
体の前面が縦方向に割れて開きます。
関東背開き関西腹開きとかは関係なさそうです。

コウモリ怪人は不良の体を扉のように使用して
どこか別の空間に移動。

そこにハナちゃんも到着。
流石に半袖はやめたようですが、今度は短パンです。
「飛んだみたいだね、イマジン。」と言って
カード状の物を不良の頭にかざすハナちゃん。

するとカードにコウモリ怪人の姿と日付が浮かび上がります。
その2004年の12月24日の事を不良に尋ねるハナちゃん。
今迄キーホルダー以外にあまりリアクションを見せなかった不良ですが
ハナちゃんの質問にはポツポツ答えています。

何でも、その当時不良は家を出て遊び歩いていたそうです。

クリスマスイブに野郎グループで遊んでいるだけで
かなりきっつい物がありますが
何と母親の病気が重いのを知らずにおり、
遊んでいた所為で死に目に会えなかったそうです。

看護師から渡された母親が用意したクリスマスプレゼントが
件のキーホルダーだったようです。

それで何でも願いを叶えると怪人に言われて
キーホルダーを取り返す事を頼んだのでしょう。

どうせなら母親を生き返らせるように頼みませんか。
物語ですと大抵余計悪い事になりますが、
不良の癖に慎重です。



 イマジンは取り付いた人に一番強く繋がった過去に飛び
過去を変えて今も未来も変えると説明するハナちゃん。


過去で遊び歩いている不良は突然様子がおかしくなり、
体から砂が落ちてきて、その辺のタンクローリーを素手で止めて
運転手を放り出し車を強奪。

そしてタンクローリーで乗用車にぶつかったり
建物を破壊して街中を走り回っています。

今コウモリ怪人が不良を乗っ取っていると思われますが
タンクローリーの運転が出来るようです。

この時に壊されたものは現在でも突然壊れ、
現在の街もあちこちで煙が出てくる状態。

3年前に何か壊されたて今迄そのままという訳でもないでしょうから
コウモリ怪人の向かった3年前というのが
現在に間すっ飛ばして直結な特殊な時間な気もします。

あと、危険物を運搬するとは言え
タンクローリーの強度が凄まじいです。
コンクリの柱を貫通しても勢いは衰えません。
石油会社頑張りすぎです。


不良の頭にかざされたカードをパスに入れ
ベルトを出して変身。
ベルトの赤いボタンを押すと
デンライナーでまったりしていた怪人が気付いて
「来た」と喜んで姿を消します。

そして電王ソードフォームに変身。
俺参上、と無駄にポーズをつけている電王ソードフォームの後ろに
デンライナーが停車。

電王を後ろから見ているかもしれないナオミちゃんの感想が聞きたいです。



 デンライナーに乗り込む2人。
電王ソードフォームはバイクの設置してある車両に行き。
バイクにパスをセット
そしてゲーセンの筐体みたいに
バイクに乗って操作する事で
目の前のモニタに映し出される風景が後ろに流れて行き
それに連動して実際にデンライナーが動くようです。


過去の世界に到着し、タンクローリーの横につけるデンライナー。
タンクローリーもデンライナーに気付き体当たりしてきます。
気のせいか、どちらが勝っても大惨事です。

電王ソードフォームはタンクローリーを押しつぶそうとしますが
良太郎の声がそれを制止し、接触してブレーキを掛ける様に言います。
面倒くさがる電王ソードフォームですが、何故か断る気はないようです。

タンクローリーを押さえようとしている最中に
進行方向に座り込んで泣いている女の子がいました。

電王ソードフォームはそれに気付き、「あぶねえ!」と叫んで
手元のスイッチを押し、デンライナーの屋根を開けさせて
バイクで飛び出します。

そして女の子を回収し母親に預ける電王ソードフォーム。
野郎は無駄に投げ飛ばすのに随分扱いが違います。
国に帰ったらこのぐらいの娘が居るとかあるのかも知れません。

ちなみに誰が運転しているのか不明ですが
デンライナーはタンクローリーを止めて建物の手前でストップ。

ちなみに建物のガラスの向こうに居たマネキンみたいなのは
2年前にしてもダサいと思ったら人間だったようで、
懐中時計を拭いて立ち去りました。
もっと早く逃げる事をお勧めします。
昔「ザ・ガマン」というTV番組があったのを思い出しました。



 不良の体から離れたコウモリ怪人は
電王ソードフォームを掴んで飛んでいきます。
デンガッシャーを取り出し、敵の羽を切り落として脱出。
「こちらの戦い」の方が好みだそうで、ノリノリで相手に斬りつけます。
そしてパスをベルトにタッチしてまた捨て、
俺の必殺技パート2で前回同様敵を倒します。

しかし爆発した跡からまた粒粒が浮かび上がり、
一瞬コウモリ怪人の姿になってから
巨大な怪物の姿に変わります。
向かって左側の羽根はコウモリですが
右側は鳥っぽく、あと足が見当たらなくて
トゲの生えたハチのオシリ(腹)みたいなのが生えています。

「イメージが暴走している、気をつけて。」とハナちゃん。
交信できるのか気になりますが注意を促しています。

上空からミサイルのように光の弾を飛ばしてくる怪物。

電王ソードフォームはバイクに乗って攻撃を避けつつ、
良太郎がどうしようとか言っているのに対して
でかいモンにはでかいモンに決まってるだろうと答え、
バイクでデンライナーに飛び乗ります。

当然列車が変形してロボになると思いきや、
屋根部分が開いてミサイルやら何やら飛び出して敵を攻撃。
乗客の安全を多少は考えているようです。
あと、電線が電車の上に無いのも攻撃の妨げにならずに良い感じです。

色々な物にぶつかって大破する怪物。
それを見届けた電王ソードフォームから怪人が離脱し
食堂者に戻ります。

ハナちゃんは怪人の耳に向かって
良太郎に話し掛け、デンライナーに乗って帰るよう指示。
しかし良太郎はタンクローリーに戻り、不良を回収しています。

過去を変えるような行動に驚くハナちゃんですが
ちょっとだけだからと言う良太郎。

良太郎は不良をデンライナーに乗せたようです。
茶パツを引き上げるのに一苦労していたのですから
気絶していた不良の移動もかなり大変だったと思われます。


病室に駆け込み、母親からキーホルダーを受け取る不良。
良太郎の計らいで間に合ったようです。

タンクローリーでの破壊活動があった「過去」が
現在に適用されるかはこの段階では不明ですが、
移動にわざわざデンライナーを使ったあたり
いいとこ取りの過去が作れているのかも知れません。

変な電車に乗せられた不良の記憶については
誰も良太郎をちゃんと止めなかった事から
何らかの対処法がありそうです。
おそらく後でハナちゃんが不良を思いっきり殴るのでしょう。



 デンライナーの食堂車で、
まだ良く分かっていないが、こういう事なら出来そうな気がすると
ハナちゃんに話す良太郎。
そんな良太郎に、望みを早く言うようにと急かす怪人。

良太郎は望みは「もう少し考えること」だそうで
怪人は困っている模様。
素直な怪人で助かります。


茶パツが復活できたのか気になりながら次回に続きます。