第47話


 夜道を歩く女性。
女性が花壇の潰れた花に気付いて手をかざすと、潰れていた花が復活。
そこに宇宙人が登場し「おまえエスパーだな。」とビームを発射。
女性の姿は消え、宇宙人の胸部にはめられている電池のようなフィルムケースのような物が光るようになります。
「高性能乾電池完成。」と呟いて帰っていく宇宙人。
歩いて帰るあたりは省エネです。

デカベースでは犬責任者がデカレンジャー達に、冒頭のOLの件をはじめとする行方不明事件の話をしています。
ていうかOLやっていたのですか。
折角エスパーなのに仕事に役立てたりしません。

そして行方不明があったと思われる時刻・場所で毎回稲光が目撃されていると聞いたブルーとイエローは
何か思い当たったらしく、レッドを押しのけて事件の担当を買って出ます。
レッドは何か悔しかったようで手に持ってた書類を丸めて何故か白を叩いていますが、
前回はグリーンに攻撃していたのでローテーション制なのでしょう。

グリーンに拠ればブルーとイエローは地球署が発足してすぐの頃にコンビを組んでいたそうです。
歴史が短いです地球署。
それまで宇宙人の犯罪に対してどう対処していたのでしょうか。
通報してから2時間後ぐらいに他の星からスペシャルポリスが派遣されていたのでしょうか。


 聞き込みをしているブルーとイエロー。
事件の被害者はいずれもエスパーと分かり、心当たりの犯人の仕業だと確信を持ちます。
ちなみにその犯人はデリートした筈らしいです。
デリートできたのかどうだか確認できないのは問題です。
跡形も無く消し飛ばすのはやめて、死体が残る方法にした方が良いかも知れません。


 夕べ稲光が目撃されたと言う場所に来ているブルーとイエロー。
イエローは被害者が復元した花に気付き、記憶を読み取ります。
消される女性と、犯人の宇宙人の姿を読み取るイエロー。
目とか無い花の記憶なのに映像で見えるのが凄いです。

犯人が分かったイエローとブルー、そこに犯人の宇宙人がビームで攻撃をしかけながら登場。
別に読み取らなくても状況だけで犯人わかりました。

どうやらイエローのエスパー能力を感知して来たらしい宇宙人、
こちらもブルーやイエローの事を覚えているようです。

変身して応戦しようとするブルーとイエローを
「アイツみたいに再起不能になりたいか。」と挑発する宇宙人。
ブルーとイエローは激怒しながら宇宙人を攻撃しますが、いいようにあしらわれてしまいます。
2人とも変身が解けて倒れてしまいますが、他のメンバーが駆けつけ助けに入ります。
しかし宇宙人はビームで皆を撹乱させて逃走してしまいました。

宇宙人が一見形勢有利に見えますが、実際は目的である乾電池製造は出来ておらず
宇宙警察に犯人が自分だと教えただけなので出て来ない方が良かったぐらいの勢いです。
ムキになって宇宙人を追おうとするブルーとイエローを諌めようとするレッドですが
聞く耳を持ってもらえず、腹いせに横にいた白にエルボー。
白は赤の攻撃を予見していたようにブロックし、ブルーとイエローの2人が空回りしていると感想を述べます。
グリーンは2人の態度の原因に気が付いたようです。
あと誰もブルーやイエローと一緒に宇宙人を探そうとしません。


 デカルームで犬責任者から犯人の宇宙人の話を聞く一同。
エスパーをプラズマ化して乾電池にする事件が起きていたそうで、
デリート許可も降りていたこの犯人を追っていたのがブルーとイエローだったそうです。
しかし2人は犯人に逆に捕まって危機に陥ります。

そこに先代レッドが救出に入ります。
この先代レッドはライオンのような顔の宇宙人で、
長い髪を後ろで縛っているのですがサイドの髪は前に垂らしており、
寝ぼけて見ると頭部の丸い耳がお団子に見えて何か美少女戦士風です。

先代レッドは2人を庇って足を怪我し、一線を退く事になり以後音信不通らしいです。
ちなみに犯人は先代レッドが犯人の側のドラム缶を撃った際に発生した爆発で
爆死したと思われていたそうですが、今回生存が発覚した模様です。
いつものデリートと違い、普通の爆発だったようですので、残骸ぐらいあっても良かったのではないでしょうか。
当時は爆発とか起こしても後で何か調べに来たりしないようで、結構おおらかです。


 昔の現場に来て、犯人の居場所の手がかりがつかめずガッカリしているイエローとブルー。
イエローとブルーは犯人のデリートに息巻く一方で先代レッドの事を偲んでいる様子です。
建物の外からレッドが様子を伺っていたレッドは何か考えているようです。
しかしレッド、色とか派手ですがよく気付かれずません。


 「準備中のビッグイベント」を成功させる為にと乾電池を大量発注する戦闘員売り宇宙人。
戦闘員売り宇宙人はエスパー以外からも電池を作れるをフィルター犯人の宇宙人に渡します。
人間以外からでも作れると尚良いと思います。
ところでこの戦闘員売り宇宙人の言う「ビッグイベント」ですが、収益性はあるのでしょうか。
自腹で投資っぽいので心配です。


 オープンカフェに出現する宇宙人。
宇宙人はその辺に居た人達にビームを浴びせ、乾電池化します。

冒頭の被害者は1人で4個の乾電池になりましたが、今回は1人1本ぐらいの割合で乾電池になっています。
ちなみに宇宙人の胸に取り付けられるカラの乾電池は8本ですが、
例えば竹下通りあたりでこのビーム出したら過充電になって死んじゃったりとかしませんか。


 事件の知らせを受けて現場に急行するブルーとイエロー。
現場では戦闘員が電池を箱詰めにしている横で、犯人の宇宙人が電池を大量生産すると意気込んでいます。
戦闘員によるパッケージ作業は戦闘員が機械人間という設定なので機械工業の筈ですが
見た感じ内職ぎっていて大変そうに感じられます。
あと中腰で作業しているので腰が痛くなりそうです。

スワットモードのブルーとイエローが戦闘員達を蹴散らし、遅れてグリーン、ピンク、白も参戦。
レッドが居ない事に気付く一同ですが、ブルーとイエローはあまり気にせず犯人の宇宙人に突撃。
しかしこの宇宙人、マッスルギアとか着ていないのですが
スワットモードの2人のディーリボルバーによる襲撃を避け、高い格闘能力を披露します。

戦闘の様子をモニタで見ながら、チームワークがバラバラだと心配するメカニックの女性。
「バンの奴は何をやっているんだ。」とレッドに連絡を取ろうとする犬責任者。
レッドまとめ役ですか何時の間に。
そこに鳥長官から通信が入り、レッドが鳥長官から先代レッドの居場所を強引に聞き出した事を知らされます。
鳥長官、かなり羽とか毟られていますが、後で生えてくるのでしょうか。
あと誰もレッドの行動を止められなかったのでしょうか、長官周りの警護が薄いです。


 ブルーとイエローを援護しようとして一緒にやられるデカレンジャー達。
そこにレッドと先代レッド登場。
レッドは2人が自分を見失っているから叱ってもらおうと先代を連れてきたそうです。
何て言うか、まずレッドから叱られそうですが、先代レッドはレッドの思惑通りブルーとイエローを叱咤。
「2人とも何て様だ。ハートは熱く持て。しかし頭は常に冷静沈着に保てと教えたろう。忘れたのか!」

ブルーによれば2人は「あの日」から冷静になろうと決めたそうです。
その前はどんなんだったのか少々気になります。


 先代レッドのお叱りタイムが終わるのを見計らってから、
デカレンジャー達をまとめて乾電池にすると宣言する犯人。
しかしブルーの狙撃でフィルターを破壊され、それは出来なくなります。
誰が最初にフィルターに気付いたのか良く分かりませんが、結果オーライです。
「フォーメーションF1だ。」と再度突入するブルーとイエロー。
交差ジャンプしながら犯人の宇宙人を撃ったりしますが下手すると仲間撃ちそうなフォーメーションです。

2人が普段の調子に戻ったのを喜ぶレッド。
すっかり観客モードになっているレッドを
先代レッドが「こんな所でボンヤリしてていいのか。」と指摘。
帳尻合わせのように犯人の宇宙人に攻撃するレッドを見て先代レッドは感心しています。
そして全員揃ったデカレンジャーに追い詰められた犯人の宇宙人は乾電池の力を使って巨大化。
マッスルギアも巨大メカも買わずに戦えるこの宇宙人、戦闘員も自前で調達できれば完璧でした。


 デカウイングロボで宇宙人と戦うデカレンジャー。
白は多分先代レッドとギャラリーに徹しています。
巨大化した宇宙人ですが、いつもどおりデカウイングキャノンで消されてました。
昔は爆死したと思われながら生き延びていましたが今回は大丈夫でしょうか。
もっとも生身ですので宇宙に連れ出された時点でかなり死にそうです。


 デカルームでデカレンジャー達にねぎらいの言葉をかけている先代レッド。
先代レッドが今迄音信普通だったのは極秘任務があったからだそうです。
人遣い荒いです宇宙警察。怪我人にも容赦がありません。
先代レッドはS.P.Dファイヤースクワッドという選抜チームの立ち上げをしていたそうで、
レッドもスカウトされてしまいます。
各星のレッドに声を掛けているのでしょうか先代レッド。
チームカラーをレッドに決めているそうですが、戦隊としてあるまじき赤々しいチームになりそうです。

「赤い特凶」に推薦され戸惑うレッドですが、
よく考えたら白も元々特凶ですしブルーも特凶の試験はパスしているので
もうそれほどありがたくは無い感じです。
あと多分グリーンとイエローとピンクが何か資格取りたい気分になっていると思います。