第36話


 デカマシンの整備をしているメカニックの女性。
地球署のマシンの整備改造修理を一人で担当されているそうです。
誰も手伝いません。
そこに騒ぎながら乱入してくる白。
メカニックの女性宛てに金のSPDシールの付いた封筒が送られてきたそうです。
白によると金のSPDシールは星の一番偉い人相手にしか使わないそうです。

ところで切手は何処ですか。
レッド宛てに初回で死んだガキの親から来た封筒には普通に貼られていました。
SPDシールは切手の代わりになるシロモノなのか、
単に他の大きい荷物に封筒を同梱して送料を浮かしていたのかで
宇宙警察の体質が分かりそうです。

あと、イエローが「金なら一枚、銀なら五枚。」とタイアップネタを言っていましたが
こんなシール五枚貼ったら封筒に宛名を書くスペースが残されません。


 メカニックの女性宛ての手紙の中身は、宇宙警察科学捜査研究所からハイテク賞のメダルの授与の知らせでした。
メカニックの女性はメダルに興味が無いのですが、皆は出席を勧めます。
デカマシンが出動するような事があったらメンテナンスが必要だからすぐ連絡するようにと皆に頼み、
式に出席する事にするメカニックの女性。


 式典で鳥長官から盾を受け取るメカニックの女性。
科捜研署長として本部に誘われるメカニックの女性ですが、その話は蹴ってしまいます。
今の科捜研署長も胸を撫で下ろしている事でしょう。


 デカベース内のメカニックの女性の部屋では白が鼻歌混じりで拭き掃除をしています。
落ちている髪の毛とか採取していそうです。
そこにメカニックの女性を呼びながら入室してくるデカレンジャー。
些細な事でもメカニックの女性を頼っているデカレンジャーを叱る白。
それよりも皆してメカニックの女性がするだと言う事を忘れている
物覚えの悪さを叱ってください。

その時巨大メカ出現、犬責任者の指令で出動するデカレンジャー。
ビルとか破壊している巨大メカにデカレンジャーロボとデカバイクロボが立ち向かいます。
巨大メカは遠隔操作らしいので、ジャッジメントなしでぶっ壊す事に。
ちなみに遠隔操作しているらしき宇宙人はデカレンジャーロボ達のデータ収集が目的だったみたいです。

今までしょっちゅう色んなロボが出ていましたが、よその巨大メカが戦っている時とかでは
データが集められなかったのでしょうか。


 パーティーに出ているメカニックの女性。
スワットモード研修時の教官と話に花を咲かせています。
話の中で、メカニックの女性は教官に同僚だった人物の近況を尋ねていますが
何でも自分が表彰されなかった為、メカニックの女性より凄いメカを作ると言って辞めたそうです。
「悪い奴に引っ掛かっていないといいが。」と教官。
どうやら教官はこの人物の事を問題があると認識しているようです。
それはともかく、このパーティーに呼ばれているメンバーの選考基準が良く分かりません。
教官はなぜこの席に呼ばれているのでしょうか。犬責任者は呼ばれていないっぽいのですが。


 メカニックの女性の元同僚はどうやら巨大メカを遠隔操作していた宇宙人のようです。
その様子を見ている戦闘員売り宇宙人。
私財で凄いメカを作るのかと思って感心していたのですが、どうやらスポンサーがついていたようです。
今迄の巨大メカの部品を繋ぎ合わせ、オリジナルの動力炉を積み込む元同僚宇宙人。
地球に優しいリサイクルですが、部品の相性不良とか無いのでしょうか。


 巨大メカの操縦者を捜査するようデカレンジャーに指示をする犬責任者。
続いてメカニックの女性を呼び戻そうとしますが、白が既に連絡をしたと嘘の申告。
レッドは白の虚偽報告に気付きますが、メカニックの女性を休ませたいと言う白の考えに同意してしまいます。
その時また巨大メカ出現、デカマシンのメンテナンスが終わっていないのですが仕方なく出動する事に。
しかしメンテナンスをしていない所為で合体がスムーズに行きません。
サイレンの音程も毎度メンテナンスしないと狂うみたいです。

既存の巨大メカを繋ぎ合わせた相手に苦戦するデカレンジャーロボ。
今回の場合相手が強いのかこっちが弱体化しているだけなのか判断つきにくいですが
遅れて来たデカバイクも不調でスーパーデカレンジャーロボになっても駄目でした。
倒れる際近くのビルを潰したりで、出てこない方が被害が少ない感じです。

デカレンジャーのピンチを見てメカニックの女性の到着時刻を確認する犬責任者。
メカニックの女性がこの時はじめて連絡を受けたと分かります。
ちなみにメカニックの女性はよく犬責任者のライセンスを借りて喋っていたりしていましたが
ちゃんと自分用のもあるみたいです。

SPライセンスで巨大メカの映像を確認するメカニックの女性。
巨大メカに元同僚の作った動力炉が積み込まれている事に気付きます。
この動力炉は強力なエネルギーを生み出す代わりに、爆発すると地球の半分を吹き飛ばすシロモノだそうです。

その場合ブラジルあたりは安全なのでしょうか。

犬責任者とメカニックの女性のやり取りを聞いているデカレンジャー。
デカマシンのメンテナンスの重要さを知り反省する白。
「俺達、スワンさんに休暇を取ってもらいたくて。」とレッド。
白とレッドはともかく、他の4人はもしかしたらとばっちりかも知れませんが
犬責任者に怒られるデカレンジャー。
そしてメカニックの女性はスピーチを教官に押し付けて地球に戻ってきます。


 巨大メカの攻撃で爆発するスーパーデカレンジャーロボから脱出するデカレンジャー。
元同僚宇宙人の製作した巨大メカの闇市場でのヒットを確信する戦闘員売り宇宙人。
戦闘員売り宇宙人は巨大メカの運転を申し出ます。
恐らく操作性を確認したいのでしょう。ユーザーに優しいです。


 パトウイングを出してデカレンジャー達にメカニックの女性が到着するまで堪える様指示する犬責任者。
デカベースロボは出しません。
そして余った白は犬責任者と一緒に電波を逆探知して巨大メカを操っている者を探し出す事に。

デカウイングロボは相手が爆発しかねないので攻めあぐねています。
宇宙に捨てるとかはしません。
一方メカニックの女性はデカベースとは離れていそうな海岸のような場所に到着。
SPライセンスで電波の発信源を探しています。
そして洞窟の奥が発信源と分かり、乗り込むメカニックの女性。

ところで海岸の訳の分からない洞窟が元同僚の拠点になっているわけですが、
自家発電とかしているのでしょうか。
色々不便そうです。どこかもっといい場所はなかったのでしょうか。


 見つけた元同僚に詰め寄るメカニックの女性。
元同僚はメカニックの女性を自分より優れている為気に障っていたようです。
そして今回の件で世間を見返してやったと喜ぶ元同僚に対し怒りを見せるメカニックの女性。
その時戦闘員売りの宇宙人が弱い戦闘員を大量に出現させ、メカニックの女性を捕らえるように指示を出します。

彼女を殺害すれば地球警察が無力化するのですが、それでは高級な戦闘員とか巨大メカが売れなくなります。
多分メカニックの女性は捕まっても帰してもらえるか、悪くても敵側について仕事をさせられるかでしょう。

戦闘員の出現にSPライセンスを取り出し、変身するメカニックの女性。
「真白き癒しのエトワール、デカスワン!」
とゆったり名乗りを上げるメカニックの女性。
しかしキックなどは割と普通のモーションで出しています。
その為、戦闘員としてはなかなかリズムが掴めません。

上空にジャンプし、無数の羽のようなものを出現させて攻撃する「スワンイリュージョン」という技で
下に居る戦闘員にまとめて攻撃したり、
「スワンレインボー」という回転キックにエネルギーを付加したような技で自分を取り囲む戦闘員を倒したりしているメカニックの女性。
広範囲にダメージを与える技が得意っぽいです。

実はちゃんと戦えたメカニックの女性、以前人質になってしまった時はきっと
駆けつけたバズーカ犬の安全を優先したのでしょう。


 戦闘員が全滅した為、メカニックの女性に火球を投げつける戦闘員売り宇宙人。
防御体制をとるメカニックの女性ですが、そこに犬責任者が登場、火球を相手に跳ね返します。
変身できたんですか、と聞いてくる白に
「乙女のたしなみよ。」とメカニックの女性。

乙女に定年はありません。

跳ね返ってきた火球を回避して再び姿を見せる戦闘員売り宇宙人。
「色々と聞きたい事がある。」という犬責任者に
戦闘員売り宇宙人は「それは御免です。」とコントローラーの自爆スイッチを作動させ、
自分は飛んで逃げて行きます。

爆発まであと3分だそうです。ブラジルあたりまで逃げるのでしょうか。
以前惑星破壊ミサイルの着弾は阻止しようとした戦闘員売り宇宙人ですが
半壊ならいいみたいです。


 犬責任者と白は宇宙人が出して行った戦闘員の始末、
メカニックの女性はコントローラーを持って洞窟内に入り爆弾の解除です。
変身を解く暇があったのか微妙なメカニックの女性ですが、爆弾解除の難しい計算に
何処からとも無くディーソロバンを取り出して臨みます。
ソロバン弾くのに手袋とか不都合だったのでしょう。

計算の結果を端末に入力するメカニックの女性。
モニタに出ている数式が何て言うかソロバンで計算しちゃいけなさそうな感じですが
天才に不可能はありません。
そして端末のデータをコントローラに送り、コントローラのアンテナからは何故か可視光が出現、
巨大メカに命令を送信し動力炉を空にします。
それにしても遮蔽物があったら駄目っぽい電波でした。
変な所に拠点を作ったのはこれが理由だったのでしょう。
ビルの中とかだったら電波届かないです。


 メカニックの女性に動力炉の処理が完了した事を伝えられたデカレンジャーは
巨大メカを宇宙に持っていってデカウイングキャノンで破壊しました。

巨大メカの破壊を嘆き、自暴自棄になる元同僚。
身投げをしようとしますがメカニックの女性に止められ、ビンタを食らいます。
そして犬責任者も現れお説教。
「お前は自分の才能を誇示する為にしか物を作らない。スワンはいつも誰かの為を思って作っている。
乗る人への思いがあるからいつもマシンを大事にしている。
大切なのは愛なんだよ。その違いが性能に出ている。」
元同僚のマシンは遠隔操作なので危ない思いをして乗らなくてもいいという利点がありますが
その辺はスルーです。

反省・観念して両手を差し出す元同僚。
まったく役に立たなかった白ですが、元同僚に手錠をかける役をもらえました。


 海岸を仲睦まじく歩く犬責任者とメカニックの女性。
犬責任者は表彰式の最中に呼び出した事を詫びています。
そんな犬責任者を立ち止まらせて、爪先立ちをして首の後ろに手を回すメカニックの女性。
貰ったメダルを首にかけただけらしいですが、
歌つきスローモー気味のソフトフォーカス映像になり良いムード。

その様子をちょっと遠くから眺めている白。
デカブレイクがバートブレイクとか言うと他のサイトと凄いカブリそうですので止めておきます。
そして白の後ろから2人の観察に参加するデカレンジャー。
一番女縁の薄いブルーあたりが白の肩をポンと叩いたりして白の惨めさ倍増です。


 一方表彰式の会場では教官がスピーチに困っていらっしゃいましたが、
鳥長官に押し付けたりせずに自分で解決しようとしているのが好感持てます。
今回はきっと無難な線でスピーチをすると思いますが、
慣れてくれば研修生に対して使用するようなフレーズを折り込んだ
面白いスピーチが出来るようになると思います。