第35話
路地裏で射殺される男性。
男性は撃たれると宇宙人の姿に戻ります。あと男性と射殺した方は顔見知りの様です。
地球の警察と引継ぎをしに来るデカレンジャー。
被害者が宇宙人だと加害者も宇宙人である傾向が強いのですが、
今回単純な射殺っぽいので現状「あり得ない犯罪」の要件を満たしていないような気がしますが、
地球の警察と地球署の連携が良すぎるのでしょう。
イエローは被害者の生きていた頃の記憶を読み取ろうとしますが、
汽笛のようなブオーと言う音が聞こえただけみたいです。
ところで雨が降っているのに合羽も着ずに傘も差さずに仕事をしていたら体調崩しませんか。
デカベースで犬責任者から被害者の情報を聞いているデカレンジャー。
今回の被害者は13年前に地球で起こった連続強盗殺人事件の3人の容疑者の1人との事。
犯行に使われた銃から指紋が出ず、購入経路が割り出されなかった為に事件が迷宮入りし、容疑者は全員釈放されたそうです。
そう言えば戦闘員を売っている宇宙人の存在が分かったのは最近の事ですが、
今まで武器の購入経路が判明していたケースの方が少ないような気がします。
あと宇宙人にも指紋があるのかちょっと気になりました。
そして当時その事件を担当したベテラン刑事が地球に派遣される事に。
その時、犬責任者のSPライセンスにベテラン刑事からの通信が。
犬責任者を新米呼ばわりするベテラン刑事、道に迷ったので迎えを寄越すよう言ってきます。
SPライセンスにナビ機能がついている筈ですが、変身しない職員はライセンスの機能が削られているのでしょうか。
変身しないとは限らないですが。
ベテラン刑事を迎えに行くイエローとレッド。
デカベースへ向かう途中、運転しているイエローに行き先の方向を指示するベテラン刑事。
名物のパチンコ屋に行きたいそうです。
道分かっています、全然迷っていません。
パチンコ屋では海物語をやっている男性が台の調子が悪いのか知りませんが「玉出ないぞ。」とか叫んでいます。
男性の所に来たのは店員ではなくベテラン刑事。
どうやら顔見知りのようで、男性はベテラン刑事に驚いて宇宙人の姿に戻ります。
しばらくしてパチンコ屋から逃げ出してくる宇宙人。
ベテラン刑事の足元にパチンコ玉を撒いて転ばせ逃走。
レッドはベテラン刑事の指示で宇宙人を追跡。
すると宇宙人は弱い戦闘員を沢山出現させ、レッドの足止めをします。
レッドは変身して戦闘員を倒しますが、宇宙人からは逃げられてしまいました。
スワットモードを使えばすぐに片付いたかも知れませんが、弱いもの虐めになるので止めておいたのでしょう。
ベテラン刑事を介抱しているイエロー。
イエローに気遣われていると娘を思い出すというベテラン刑事。
イエローはベテラン刑事の娘に目元が似ているとの事です。
微妙がるイエローですが、他の宇宙人の生態に詳しいイエローがそう思っている所を見ると、
女性だけ地球人ソックリなタイプの宇宙人だとかそう言う逃げ道は無さそうです。
しかしベテラン刑事の娘さんは既に亡くなられているとの事。
娘さんを思い出しているベテラン刑事の頬についている謎の器官からブオーという音が鳴っている事に気付くイエロー。
おそらくあの器官から空気が出ていて音が鳴っているのだと思いますが、
イエローにその空気が当たっていないか心配です。
自分も満員電車に乗っていて、背の高いオッサンから風速20メートルぐらいの
凄い鼻息を頭の上から吹きかけられてかなり不快になった事がありますが
「息するな。」とも言えずに非常に困りました。
犬責任者からパチンコ屋でベテラン刑事に追われた宇宙人が連続強盗殺人事件の容疑者の一人だと聞かされるデカレンジャー。
レッドはベテラン刑事がパチンコ屋に立ち寄った理由が容疑者と会う為だと気付いて感心しています。
そこにメカニックの女性が冒頭の事件で使用された凶器が特定されたと報告に来ます。
弾丸の線条痕が13年前の強盗殺人事件で使われた拳銃の物と一致したそうです。
どうでも良いのですが自分は線条痕という物を知ったのは結構最近なのですが
今のチビッコ達は普通に知っているのでしょうか、物騒な世の中になったものです。
凶器の拳銃は当時既に押収していたらしいので本署に問い合わせるブルー。
何と拳銃は本署から消えていたそうです。
問い合わせるまで教えなかった本署と地球署の連携の悪さは改善すべきです。
そして当時の事件の被害者に若い女性が居なかったか犬責任者に尋ねるイエロー。
何でもベテラン刑事の娘さんが被害に遭っていると聞いて、イエローの表情がこわばります。
「ジャスミン、まさかお前。」と犬責任者。
犬責任者もまさかな考えを持っていそうです。
そして医務室で休んでいた筈のベテラン刑事も行方不明。
本署も物がなくなるし地球署も人が居なくなるしで管理体制が問われそうです。
廃倉庫の一角に花を手向けるベテラン刑事。
「ここで娘さんが亡くなったんですね。」とイエローがベテラン刑事に声を掛けます。
ベテラン刑事の娘さんは13年前に強盗殺人の一味らしき者たちの後を付けた為、
殺されてしまったそうです。
ベテラン刑事に遺留品を持ち出したり、定年前に事件の決着を付けようとしたのではないかと聞くイエロー。
証拠の提示を求めるベテラン刑事に、イエローは自分がエスパーであると告げ、最初の事件での読み取りで
エラで泣く音(ブオー)を聞いたと話します。
そして娘さんの亡くなったあたりを読み取るイエロー。
「お父さん、私の為に事件を解決して。でも復讐はいけない、復讐は正義じゃない。刑事は真実を突き止めるのが仕事だって言う信念を曲げないでね。」
しかしベテラン刑事に拠れば娘さんは父親をパパと呼んでいたそうで、
イエローの狂言が見破られてしまいます。
その顔でパパ呼ばわりされていた事までは予想できませんでした。
しかし復讐の件については否定しない(というか言及しない)ベテラン刑事。
どうやらベテラン刑事が冒頭の男性を射殺したのはまず間違いないようです。
自分が起こした事件で自分が呼ばれたようですが、
その時既に本署から証拠品を持ち出して地球に来ていた訳で、
宇宙警察は何処に誰がいるかあまり把握していない事が分かります。
尚もベテラン刑事を止めようとするイエロー。しかしベテラン刑事はイエローを気絶させて何処かへ行ってしまいます。
店に居る宇宙人2人。
店の名前がパチンコ屋で宇宙人が持っていたマッチ箱に書かれた物と同じです。
他に誰も居ないのが気になりますが、彼らの経営している店なのでしょうか。
ホステスの質が気になります。
ベテラン刑事が自分達3人に復讐するつもりだと怯えている片方の宇宙人。
もう片方の宇宙人は手を売ってあると余裕です。
そこにベテラン刑事が入って来ます。
単に戸締りの悪い店かも知れません。
彼らの逮捕ではなく復讐の為に戻って来たと言うベテラン刑事の言葉を聞いて、
銃を撃ち始める怯えていた方の宇宙人。
しかしベテラン刑事は宇宙人の銃撃を避け、13年前の事件の遺留品の拳銃で宇宙人を射殺。
「皮肉なもんだな、お前達の唯一の遺留品だ。」とベテラン刑事。
3人とも犯人だったとして、その人数で遺留品がこれだけというのは凄いです。
よく計画を練って犯行に及んだのでしょう。
しかし事件を起こした星に13年も留まっていたのが凄い謎です。
両手を挙げ、命乞いをする残りの宇宙人。
ベテラン刑事はイエローの言葉を思い出して宇宙人の射殺を躊躇します。
しかし宇宙人の命乞いはフェイクで、腹のあたりから拳銃を持った第三の手を出し、
ベテラン刑事を撃ちます。
一方倉庫で倒れているイエローの元に皆が駆けつけてきます。
イエローは皆にベテラン刑事が13年前の事件に一人で決着を付けようとしている事を教えます。
イエローの先導で店に入るデカレンジャー、ちょうどベテラン刑事が撃たれて倒れたあたりです。
ベテラン刑事の居場所はイエローが読み取ったのでしょう。
デカレンジャー達が居る前で、ベテラン刑事に娘を撃ったのは自分だと言う宇宙人。
折角証拠不十分だったのに台無しです。
先にベテラン刑事が撃って来ているので、今のも正当防衛と言い張れば全然OKでした。
笑いながら逃げる宇宙人を追う一同、イエローのみベテラン刑事の介抱に残ります。
宇宙人は追いかけてくるデカレンジャー達に発砲。
まずは白が変身しトルネードフィストで宇宙人を攻撃。
しかし普通に避けられてしまいます。
残り4人も変身しスワットモードに。
相手の強さがどうなんだか分かりませんが兎に角スワットモード。
白の攻撃を避けた宇宙人はマッスルギアを装着して再登場。
ベテラン刑事対策で購入した物でしょうか、ちょっとやり過ぎです。
そのベテラン刑事ですが結構重傷のようです。
「この年になって俺みたいなベテランがお嬢ちゃんみたいなな若いのに刑事という物を教えられるとはな。」と言ってガクッてなるベテラン刑事。
そこに犬責任者も駆けつけ、ベテラン刑事の事を引き受けて行きます。
犬責任者の仕事が多い気がします。
同じ犬でもバズーカ犬は此処の所非常に楽をしているのに、凄い差です。
マッスルギアはバージョンアップしているそうで、ディーリボルバーでもダメージを与えられません。
今気付いたのですが公式サイトのディーリボルバーですが、ウインドウの上のところに出てくる表記がディーブラスターになっています。
面白いから黙っています。
あと、デカレンジャー達に対する商品アピールの為だけに
ちょっと顔を出す戦闘員売り宇宙人がまた仕事熱心です。
調子に乗ってデカレンジャー達に向かっていく宇宙人を背後から撃つイエロー。
ディーリボルバーは平気でもSPシューターの攻撃が気になる宇宙人、
もしかしたらこのマッスルギアは後ろの装甲が薄いかも知れません。
「お前だけは絶対許さない。」とイエローは変身、スワットモードになりディーリボルバーを構えて「成敗!」と叫んでいます。
物凄い剣幕なのでデリート許可が降りていないとイエローを宥めようとする一同ですが、
イエローは聞く耳を持たず、ディーリボルバーを乱射。
何故かイエローの攻撃は効くみたいです。
恐らく宇宙人自身だけでなく周囲の物にも弾が当たっているので、壊れたものの破片とかが
剥き出しの頭にぶつかってきたりするのでしょう。
ちなみに頭を直接狙って撃つのはマナー違反なのでやりません。
逃げ出して巨大メカに乗り込む宇宙人。
パトウイングの出動を要請するイエロー。
メカニックの女性もノリノリでパトウイングを出しています。
もしかしたら今回イエローだけ火力が上がっているのはメカニックの女性の仕業かも知れません。
デカウイングロボはパトマグナムで巨大メカを殴ったり蹴ったりしてある程度ダメージを与えてから
射撃開始。
相手の動きが悪くなっているので狙いのそれた弾が関係ないところにあまり飛んでいかないので頭いいです。
そしてデカウイングロボで来たからには巨大メカを宇宙に運び出さないと気がすみません。
デカウイングキャノンの用意をしてから思い出したようにジャッジメントするイエロー。
デリート許可が出たので宇宙人を始末できました。
ところで拳銃の入手経路は結局どこからだったのでしょう。
犬責任者と一緒にデカベースを出るベテラン刑事。
それを見送るデカレンジャー。
「世話になったな、お嬢ちゃん。」
「罪を償って、また地球に来てください。みんな名刑事のお話を伺いたがっています。」
「ありがとよ、しかしもうこの年だ、刑期を勤め終えるまで命が持つかどうか。
まあいいさ、誰か待っている家族が居る訳ではないし。」
という事でベテラン刑事も逮捕されるようです。
警察は事件をもみ消さず明るみに出したわけで、これを機に押収品の管理体制を見直したいです。
背中を向けるベテラン刑事に
「待ってるわ、パパ。」とイエロー。
ベテラン刑事は謎の器官からブオーと言わせており、かなりジーンと来た様子です。
しかしこの宇宙人のこの習性はちょっと面白いです。
映画館とかで凄い泣かせる奴上映したら観客席がブオーブオー五月蝿そうです。