第30話
2台の巨大メカ同士が戦っているとの知らせを受け、出動するデカレンジャー。
白は出張中だそうで5人での出動です。
宇宙警察ではどの位の移動距離があれば出張扱いなのか気になります。
他の星より京都の方が遠そうです。
巨大メカは戦っていると言うより逃げようとしているメカをもう一台のメカが捕獲しようとしている感じです。
逃げようとしているメカはもう一台のメカから出てきた電流でダウン。
デカレンジャーロボがもう一台のメカの方をまず連行しようとしますが、メカは抵抗した上に逃走。
逃走したメカはサクッと諦めて、デカレンジャーは倒れている方のメカをチェックします。
イエローがメカの内部をスキャンし、パイロットが女の子だと言うとレッドとブルーはそれに反応し
メカ内部に急行。
グリーンは今回傍観しています。
メカのコックピットに到着したブルー。
何故か変身を解いた状態。
「大丈夫かいベイビー、俺が来たからにはもう安心だ。」
とコックピットで気絶している人物を助け起こしますが、
その人物はヒューマロイド型と言うには語弊がありそうな色合いの不自然さを持つ
いわゆるヤマンバギャルという生物でした。
※ヤマンバギャル…かつて地球上にも存在し一時隆盛を極めたが現在は衰退した生物。
近似種として汚ギャルが居る。
ヤマンバギャルと汚ギャル違いは表皮における堆積物の量及び年代であり、
これらの違いを小さいものとして一つの種として捉える説もある。
一旦姿を消したが去年ぐらいからポツリポツリと目撃報告が入っている。
慌ててヤマンバギャルを後から来たレッドにパスするブルー。
レッドも期待に胸を膨らませて来ただけにショックがきつそうです。
しかも目を覚ましたヤマンバギャル、デカが現れたとパニックになり、目の前にいたレッドを
蹴っちゃあいけない場所を膝蹴りでどかし、逃げようとします。
レッド、今にも殉職しそうです。
デカベースではヤマンバギャルの取調べをしていますが、ブルー、ピンク、グリーンはどうも
上手く行かなかったようで、顔を絆創膏だらけにして次々帰ってきてしまいます。
最後にレッドがヤマンバギャルと対峙しているようですが、こちらも上手く行っていない様子。
ヤマンバギャルはどうもレッドと互角かそれ以上のパワーを持っているようです。
イエローは記録係をしているようで、ノートPCを上手く攻撃から守りつつ取調べの様子を見ています。
マイペースでデータベースを確認しているイエロー。
ヤマンバギャルは窃盗の常習犯らしいですが本人は自覚が無いようです。
と言う事は今まで「見つけたけれども捕まえられなかった」と言う事でしょうかヤマンバギャルの万引き。
ていうか捕まえたくない気持ちが分からないでもありません。
通常の取り調べが無理と判断したらしく、ヤマンバギャルに触れて読み取りをするイエロー。
読み取ったビジョンの中には、道路の隅で友達と一緒にしゃがんでいるヤマンバギャル。
ヤマンバギャル、しゃがんでいますが接地面は足の裏のみで、昨今の若者のように尻で座っていたりはしてません。
足腰強めです。和式世代です。
そのヤマンバギャルに箱を渡し、運ぶ仕事をさせる人物。
中を見ないように言われている箱ですが、移動中に思いっきり開けて見ているヤマンバギャル。
ていうか見せたくなかったら蓋に鍵をするなり何なりした方が良いです。
箱の中は宝石のような透明の大きい結晶が入っており、綺麗で高そうだと言う理由でパクったようです。
その為巨大メカに追われていたようです。
レッド達に宝石をどこに隠したか聞かれるヤマンバギャル。
途中で落としたと言い張るヤマンバギャルは、レッドに嘘だと言われ、
「警察はいつもそうだ、アタシ達の事を見りゃあ…」とヤマンバギャルは泣き出します。
聞き捨てなりません、「アタシ達」と言うからには他にもこの手合いが居ると言う事です。
回想シーンで出てきたもう一人は確実に存在するとして、一体総数はどのぐらいなのでしょうか。
しかし嘘泣きだったらしいヤマンバギャル、うっかり同情しそうになっているレッドを前回同様のポイントを狙って再び蹴り、
ドアのキーを解除して逃走。
レッドは倒れイエローも巻き添えを食らいます。
意外と早く立ち直ったレッドがヤマンバギャルを追おうとしますが、部屋のドアが開かなくなってしまい出られません。
ある少数民族は触れるだけでどんな機械も操作できると言うイエロー。
どうやらヤマンバギャルはその民族のようです。
少数民族と言う言葉に救いを感じます。星全部あれだったらキツイです。
デカベース全体がヤマンバギャルの所為で制御出来なくなります。
そんな中、巨大メカに乗って出て行くヤマンバギャル。
ちなみに結晶の入った箱は巨大メカコックピットに仕舞ってありました。
デカマシンの発進システムもロックされ、巨大メカを追えないデカレンジャー。
出動しようとしていたブルー、グリーン、ピンクはシューターに詰まってしまってます。
ていうか何故同じシューターを同時に使おうとしたのでしょうかこの3人は。
とりあえず犬責任者に引き上げてもらっている3人。しかしみっちり詰まっていて大変そうです。
そこに出張から帰ってきた白、デカベースに到着許可が降りない事を不審に思いレッドに通信を入れます。
なぜ白がレッドに問い合わせをしているのか良く分かりませんが、
多分犬責任者に連絡したものの取り込み中で出てもらえなかったのでしょう。
レッドは白に巨大メカの捕獲を指示。ていうかあのヤマンバギャルを宇宙コギャルと表現するのはどうかと思います。
軽やかな足取りの巨大メカで逃走しているヤマンバギャル。
カレシに待ち合わせの電話をしながらの操縦で、運転中の携帯の使用は良くないです。
そこにデカバイクロボが登場、巨大メカの進行方向を塞ぎます。
ヤマンバギャルは巨大メカから水飛沫のような物を出してデカバイクロボを攻撃しますが、
デカバイクロボに避けられ、そのまま一本背負いで投げられてしまいます。
ヤマンバギャル、シートベルトをしているかどうか良く見えないのですが、
多分していなくても平気でしょう。
デカバイクロボは巨大メカをキャッチロープで捕獲し、連行しようとしますが
中に居た筈のヤマンバギャルの姿が消えていました。
白の目を盗んで逃走とはかなりのやり手です。
ガニマタで逃げているヤマンバギャル。
カレシとの待ち合わせに行ったようです。
「こんな田舎の星で待ち合わせ、チョー心細かったぜ。」
とカレシ。
頼むから別の星で待ち合わせしていて欲しかったです心底。
ヤマンバギャルはカレシに結晶を見せ、これを売って豪遊出来ると喜んでいます。
そこに強い戦闘員登場。結晶を取り返しに来たようです。
何故この場所が分かったのは不明ですが、結晶が入っている箱に発信機でも付けていれば
簡単に追えるのでしょう。
強い戦闘員に
「どうせ裏のルートで流している宝石だろ、バレたらアンタだってブタ箱行きだっての、ッて事はこれは口止め料だよ。」
と逆に脅しをかけようとするヤマンバギャルですが、
実力行使しようとする強い戦闘員に撤退を余儀なくされます。
ヤマンバギャルが逃げた先にはデカレンジャー達も登場。
進退窮まったヤマンバギャルは結晶を飲み込んでしまいます。
かなり先が尖った物質だったのですが、何とか刺さらないで飲めたようです。
そこに笑い声が聞こえてきます。
何か高い所に蝙蝠が集まって、それが戦闘員売り宇宙人の姿に変わります。
戦闘員売りの宇宙人はデカレンジャーに自分の名前と職業を軽く紹介。
でも名刺はくれません。
それから今回の「ヤマンバギャルによってフイになった仕事」についても色々教えてくれます。
ヤマンバギャルに運んでもらっていたのは惑星破壊ミサイルの誘導装置なのだそうです。
後腐れの無い様にヤマンバギャルを運び屋に使ったと言う戦闘員売り宇宙人。
どうやら戦闘員一体よりヤマンバギャルの方が価値が低いようです。
しかし結果的に任務を遂行出来ていないので、安物買いの銭失いと言う所でしょうか。
箱から出されるとミサイルが発射される仕組みで、あと30分で地球にミサイルが来てしまうそうです。
今地球が爆発すると戦闘員売り宇宙人の商売にも支障があるとかで、ヤマンバギャルを宇宙の適当な所に捨ててきてくれるそうです。
今回ばかりはどちらを応援してよいやらです。
レッドはヤマンバギャル廃棄を阻止しようと戦闘員売り宇宙人を狙撃しますが当たらず、
戦闘員売り宇宙人は弱い戦闘員を大量に出現させて飛んで帰ってしまいます。
デカレンジャー達は変身して戦闘員に応戦。
一方強い戦闘員に連れ去られようとしているヤマンバギャル。
重量の所為か移動スピードはかなり遅いですが、それでもカレシに助けを求めます。
しかしカレシはヤマンバギャルを見捨てて逃げてしまいます。
そんなヤマンバギャルを助けに入るレッド。
ヤマンバギャルを上手に避けて強い戦闘員を狙撃します。
強い戦闘員はヤマンバギャルを庇うレッドにミサイルはどうする気だと言って諦めさせようとします。
強い戦闘員、頭も良いです。
説得に耳を貸さないレッドに二刀流で攻撃してくる強い戦闘員。
ダメージを食らいながらも必死でヤマンバギャルを護ろうとするレッドに
ヤマンバギャル本人も半泣き。自分に対して怒っていたレッドが何故自分を庇うのか聞いています。
蹴られ過ぎておかしくなったのだと思います。
レッドはヤマンバギャルの命も地球のみんなの命も同じく大切だとして護るのは当然と考えているようです。
再び強い戦闘員と戦闘に入るレッド、段々調子が出てきたようで、ディーマグナムハリケーンショットとか言う
どう踏み込めばそんな回転しながら飛べるのか良く分からないジャンプをしながらの銃撃で
強い戦闘員を倒します。
回転する意味が良く分かりませんが、遠心力で弾の威力がアップするのでしょうか。
狙いが外れるリスクの方が大きそうです。
そんな折、冒頭で逃走した巨大メカが出現、ヤマンバギャルを掴んで行ってしまいます。
誰も巨大メカの出現に注意を払っていなかったような感じです。
少し強い戦闘員の操る巨大メカはヤマンバギャルを掴んだまま上空に飛び去ります。
少し強い戦闘員、何気に命懸けの任務です。皆の為に星になってくれるかも知れません。
しかし飛び去る巨大メカをデカバイクロボのキャッチロープが捕らえ、地表に叩き落します。
普通ならこの衝撃でも死ねそうですが、ヤマンバギャルは大丈夫。
白、ヤマンバギャルに逃げられてロボに乗ったまま追いかけてきたようです。
そこにデカマシンも到着。
キャッチロープで足が絡まって動けない巨大メカに堂々とスーパーデカレンジャーロボで挑む一同。
ヤマンバギャルを帰すように言いながら、そのヤマンバギャルを手に持った巨大メカにパンチを叩き込みます。
そしてダイナマイトアッパーと言う打撃技を繰り出し、巨大メカを上空に吹っ飛ばすスーパーデカレンジャーロボ。
ヤマンバギャルは巨大メカの手から落ちてしまいますが、ロボから飛び出したレッドがキャッチ。
巨大メカの方は落ちてきた所でガトリングパンチを食らって爆発。
ヤマンバギャルは無事ですが、自分の所為で地球にミサイルが来るとパニック状態。
しかしレッドは心配無用と言っています。
犬責任者がデカベースロボでミサイルを迎撃し、事無きを得ました。
しかしレッドは事件解決に喜んだヤマンバギャルの祝福を受けてまた殉職しそうでした。
デカベースで氷嚢を頭に乗せてギリギリ生きているレッド。
そこにメカニックの女性に誘導装置を取り出してもらったヤマンバギャルが入室、
レッドの奥さんになると宣言しています。
嫌がるレッドですが、周囲からは祝辞が述べられています。
メカニックの女性からも「新しいドレス買わなくっちゃ。おめでとうバン。」と通信が。
ドレス姿は是非見たいです。
一方その場に居ないブルーは犬責任者に戦闘員売り宇宙人の話をしていました。
他の連中が一ミリも気にしていない風なのが凄いです。
アリエナイザー犯罪の増加と戦闘員売り宇宙人の関連性を疑う犬責任者。
ところで逃げていったヤマンバギャルのカレシですが、この後やはりヤマンバギャルの報復を受けるのでしょうか。
別にどうでもいいのですが一応無事を祈ります。