第11話


 レッドの提出した書類を突き返しているブルー。
誤字脱字と四字熟語が多すぎるそうです。
レッド、国語能力が高いのか低いのか良く分かりません。
ウ〇鈴木系です。

ブルーは犬責任者の留守を預かっているようです。
犬責任者、普段自分からどうでもいい通信とか受けたりしていて妙に雑務が多いので
代わりを務めるのは大変です。

そんな中、地球に謎の巨大物体が接近。
現場に急行するデカレンジャー。
巨大物体は思いっきり市街地に墜落。
メカを合体させ、消火救助活動に入るデカレンジャー。
生命反応があったので、現場を照らして生存者を探していると、
ビンディー貼り過ぎでオデコが痒そうな男発見。
逃走中の凶悪犯の追跡中に落ちてしまったというこの男はブルーの旧友だそうです。
揃いのブレスレットを合わせて楽しそうなブルーと旧友。

ところで他に生存者いませんか。いませんか。そうですか。


 本部に連絡を取る為にデカベースに行きたいと言う旧友。
ブルーは旧友をあっさりデカベース内に招き入れます。
イエローも引っ掛かっているようですが、この旧友は怪しすぎます。
市街地に墜落なんてミットモナイ報告を積極的にしようとする人間が存在する筈がありません。


 デカベース内で、本部に連絡を取ろうとする旧友ですが、惑星間通信が途絶えたとの事で
連絡が出来なくなっていました。
旧友は責任者に挨拶をしたいとブルーに申し出ますが、不在と聞かされます。
その様子に再び引っ掛かっているイエロー。
他所の部署を巻き込んでミットモナイ報告をして回ろうとする旧友は確かに変です。

暇なのか射撃訓練を開始するブルーと旧友。
旧友はブルーより狙撃技術が上のようで、3つの標的を一発の弾で撃ち抜いたりして見せます。
しかしその為には自分からナイスなポイントに移動しなくてはならない為か、
本人の言う通り実戦では役に立たないスキルだそうです。
でも弾を節約する心がけは良いと思います。
そして急に苦しみ出す旧友。
本人曰く疲れの所為だそうで、ブルーにゲストフロアで休むよう勧められます。
て言うか、徹夜明けで射撃訓練とかしていた訳ですか。


 ゲストルームに案内される旧友。
ピンクが部屋の説明をしようとしますが、旧友はそれを断り、部屋のドアを乱暴に閉めてしまいます。
旧友、バズーカ犬に冷却水とか掛けられそうです。
あと、説明をちゃんと聞いておかないと、実は浴衣がこんな所にあったよ使いそびれたよとか
冷蔵庫に空きがあるじゃんとか色々後悔しそうです。

旧友の態度が良くないのを疲れの所為だとするブルーですが、イエロー達も旧友に違和感を感じていました。
そんな中、デカベース内で殺し屋宇宙人が暴れていると連絡が入ります。
モニタがたくさんついている廊下を走って現場に向かうデカレンジャー。
何かスマートブレイン社屋内にもこんな廊下があったような気がします。
うっかり無人の社長室に入ってしまいそうです。

殺し屋宇宙人を前にして、やっと変身するデカレンジャー。
殺し屋宇宙人はかなり強い上に、戦闘中に姿を消してしまいます。
レッドは思い立ってゲストルームに直行。
ゲストルームに旧友の姿は無く、旧友を疑うブルー以外の一同。
ところで、レッドはゲストルームのドアを体当たりで破りましたが、
鍵が掛かっているにも拘らず体当たりで破れるにしても
鍵が掛かっていないのに体当たりで無いと開かないにしても
構造的におかしい気がします。

そんな折、戻ってくる犬責任者。
惑星間通信が途絶えていた為、犬責任者には事件が伝わっていなかったようです。
デカレンジャー達から事の次第を聞いている犬責任者ですが、
物陰に潜んでいた殺し屋宇宙人に撃たれてしまいました。

現場から逃走する殺し屋宇宙人。
それを追うブルー。
ブルー、何故か変身しないまま、殺し屋宇宙人の前に出て銃を構えます。
今日のデカレンジャー、あんまり安全じゃない状況でも変身しないで行動する傾向にあります。
ブルーの目の前で、殺し屋宇宙人は旧友の姿になります。
旧友は金の為に殺し屋になったそうで、殺し屋の姿は肉体改造の結果だそうです。
デカレンジャーの待遇や世間からの扱いが仕事の割に合わないと思ったようです。
そういう事は一応ちゃんと言ってから辞めてもらいたいものです。
何時までたっても残った人達の待遇が改善されません。

旧友はブルーに発砲、ブルーは銃を構えますが、
旧友の狙撃で銃を弾かれ、ブレスレットも割れてしまいます。
「お前は甘い、俺には絶対に勝てない。」と言い残して去る旧友。
今のうちにデカレンジャーを殺しておかない旧友も自分から言わせて貰えば相当甘いです。


 旧友の前に現れるいつも戦闘員とか売っている宇宙人。
犬責任者殺害の仕事を斡旋したのもこの宇宙人のようです。
旧友は宇宙人から犬責任者が生き延びている事を聞かされます。
しかしこの戦闘員とか売っている宇宙人、時々直接仕事相手に接触するのですが、
今回は通信とかで伝えれば済む用件です。
暇なのでしょうか。

犬責任者は宇宙人の言う通り生きていました。
デカベース内に宇宙人のスパイがいるか、盗聴されているかしていそうです。
メカニックの女性の作った防弾チョッキを着用していた為、助かった犬責任者。
犬責任者は「また命を救われたな。」と仰っているので、以前にも狙われたかなんかした事がありそうです。


 デカベース内ではミーティング中。
旧友が2年前にスペシャルポリスを退職していた事を報告するイエロー。
ブルーが言っていた、旧友の行方不明だったという情報がどこから来たものか気になります。
「狙った獲物を逃した事は一度も無く、あらゆる手段を使って暗殺を遂行する。執念深そう。」
とピンク、さっき狙われてた犬責任者の前で怖い発言。
ちなみに旧友は既にデリートが確定しているそうです。
その割に情報が少なかったのが不思議ですが、
もしかしたら殺し屋バージョンと通常バージョンの関係が明らかになっていなかったのかも知れません。
ブルーの前で変身を解いた旧友、ちょっと失敗したかも知れません。

そんな中、旧友は人質をとって犬責任者を呼び出す通信をして来ます。
呼び出されたのは犬責任者ですが、ブルーは1人でやると宣言。
犯人、ブルーは呼んでいません。
人質の安全はかなり微妙です。


 使われていないホールのような所に行くブルー。
旧友に勝負を申し出、自分を倒せば次は犬責任者が来ると約束するブルー。
何故か映写機が回りだしますが、旧友は人質に銃を突きつけて登場、
誰が映写機を回したのかちょっと分かりませんオバケでもいますか怖いです。

変身し、映写機のフィルムが切れるのを合図に撃ち合う2人。
人質は旧友の結構側に居ますが、ブルーは旧友を撃ちます。
勝負には負けましたが、薬を飲み巨大化する旧友。
薬の量は目分量っぽいです。用法用量を守りましょう。

哀愁漂うBGMを流している割に、デカレンジャーロボをサクッと出動させ、
巨大化した旧友にジャイアントスイングとか掛け最後にはデリート。

旧友のブレスレットを拾い、無言で自分の腕にはめるブルー。
それを言葉もなく見守るデカレンジャー。
殺し屋をやっていた旧友よりもブルーの方がここぞと言う場面で非情だったというオチでした。