第10話


 デカベースに来ている恋人宇宙人。
犬責任者が恋人宇宙人に、爆弾魔宇宙人から保護する事を伝えますが、
恋人宇宙人はそれを拒否。
レッドに嘘を吐かれたとして、人間不信モードになっていました。

それにしても恋人宇宙人は随分強い態度に出ていますが、
信用に値しない宇宙警察ほど怖い組織は無いと思います。
犯人を裁判有りとは言え、その場で処刑する連中に悪く思われたら、
命が幾つあっても足りません。


 そして事件の担当から1人外されるレッド。
もし恋人宇宙人に何かあったら冷静な判断を下せないだろうと言うのが外された理由です。
レッドの冷静の基準は普通よりかなり下っぽいので、
レッド自身から見ても「冷静でない」と思える状態と言うのは確かに危険そうです。


 恋人宇宙人の後ろ15メートルぐらいを追いかけるデカレンジャー4名。
これはかなり落ち着きません。断る気持ちも判らなくないです。
もうちょっとさり気なく保護できませんか。

そこに戦闘員登場。デカレンジャー達の行く手を阻みます。
ちなみに恋人宇宙人は後ろ10メートルぐらいの所に大量の戦闘員が出現しても
気付かないのかスタスタ先に行ってしまいました。
狙われている自覚が足りません。

デカレンジャーは戦闘員相手に変身、皆グリーンに恋人宇宙人を追うように言いながら応戦してますが、
グリーンもなかなか手が空きません。
あと、みんな、グリーンなら暇だろうと思ってます。


 その頃、実はレッドがかなり暇で、メカニックの女性の部屋でウロウロしていました。
事件から外されたレッドですが、別の仕事を与えられなかったようです。
これで給料一緒かどうかは気になるところです。

レッドを見かねたメカニックの女性、レッドに散歩に出るように勧めます。
散歩の際、偶然に誰かに会って自分の気持ちを伝えても、文句を言われる筋合いはないと
入れ知恵をするメカニックの女性。
メカニックの女性は影のボスなので、こう言って貰えると心強いのでしょう、
レッドは嬉しそうに出かけてしまいました。


 自宅マンションの前に着いてから、後ろのデカレンジャーが居なくなっている事に気付く恋人宇宙人。
彼女はふと、今迄で爆弾魔宇宙人からのプレゼントは赤い鳥のぬいぐるみだけだと言う事に気付きます。
爆弾魔宇宙人、そりゃあ嫌われます。
しかし嫌いな人から貰った縫いぐるみを近所の女の子にあげる恋人宇宙人も
子供をドロドロ人間関係に巻き込むなって感じです。


 慌てて近所の女の子の家に行く恋人宇宙人。
女の子の家は施錠されてなかったので、部屋内に入り冷蔵庫からヌイグルミを回収しますが、
そこに女の子が帰宅。
女の子は恋人宇宙人が空き巣をしていると一瞬怒ります。

空き巣に入られたくなかったら施錠しましょう2箇所以上。

恋人宇宙人は女の子に事情を説明、ヌイグルミを隠すべく外出します。
中に隠されたパワーアップエナジーだけどっか持ってく作戦は、
彼女の嫌う「嘘」になるので却下なのでしょう。
思いつかないなどとは言わせません。


 走って恋人宇宙人のマンションにやってくるレッド。
ドアを叩いて恋人宇宙人を呼び出そうとしますが、近所の女の子から
恋人宇宙人が不在である事を知らされます。
近所の女の子も嘘が吐けないらしく、ヌイグルミを隠しに行ったと言ってはいけないと指示された事を漏らします。
女の子に恋人宇宙人の行き先を聞くレッド。
恋人宇宙人、物を隠しに行くのに行き先を近所の女の子に教えてどうしますか。
嘘を吐けないのも困り物です。


 ヌイグルミを抱えて隠し場所を探している恋人宇宙人ですが、凄い勢いで爆弾魔宇宙人に見つかってました。
そこにレッド登場。
レッドは命をかけて恋人宇宙人を守ると宣言。
その言葉を真実だとリングの様子から知る恋人宇宙人。

どうでもいい事ですが、このリングのニセモノを作ったら、この宇宙人は凄い騙されてくれそうです。

爆弾魔宇宙人は戦闘員(代金後払い)を出現させ、レッドを襲わせます。
レッドが張り切っているのか、戦闘員がやや難有り品なのかは不明ですが
レッドは変身して戦闘員を一掃。
残るは爆弾魔宇宙人ですが、爆弾魔宇宙人、爆弾魔の癖に剣の腕も良いようで、
レッドは中ダメージを食らいます。
そして爆弾魔宇宙人の目から出たビームでレッドの周りは中爆発。

変身が解けて地に伏してしまうレッドを、爆弾魔宇宙人は強力な爆弾の実験台にしようとします。
レッドの身を案じた恋人宇宙人、
地球の男を信頼していないと言い、爆弾魔宇宙人と仲良くしている態度を取る事で、
止めを刺すことを忘れさせます。
レッドはリングの様子から、恋人宇宙人が嘘をついていると気付き、
恋人宇宙人を護るべく、気合で変身し直します。

すぐ隣に恋人宇宙人のいる爆弾魔宇宙人を上手に蹴飛ばし、恋人宇宙人を無事逃がすレッド。
爆弾魔宇宙人が爆弾を発射しようとしても、レッドはそれを上手に打ち落とします。
レッド、とても器用です。
一通りレッドの攻撃が済むと、残りのデカレンジャー達が合流。
4人、何体の戦闘員を相手に戦っていたのでしょうか。
ちょっと遅いです。

 残りのデカレンジャー達の攻撃も開始され、窮地に陥る爆弾魔宇宙人。
巨大メカを街中の地中から出現させて乗り込みます。
ロボを呼び出すデカレンジャー。
今回の敵メカの分身の術は攻撃を仕掛けてこず、ちょっと撃っただけで消え、
デカレンジャーロボは隠れた敵メカ本体を見つけての攻撃に成功。
ただ、デカレンジャーロボ、無駄に転がりながら敵メカを撃っていたので、
余計な被害が出ていそうです。

そしてパワーが100倍のミサイルを発射する敵巨大メカ。
これはデカレンジャーロボに命中、弾は一発なのにロボのあちこちで爆発が起こった後、
ロボの足元から大爆発が起き、ロボは倒れます。

トドメに1000倍のミサイルを発射する敵巨大メカ。
デカレンジャーロボを爆破する威力があるそうです。

普通の1倍のミサイルは大した威力じゃなさそうです。

しかしデカレンジャーロボはそのミサイルを受け止め、敵メカに跳ね返します。
敵メカは大爆発、爆弾魔宇宙人は脱出しますが、
同じくロボから降りたデカレンジャー達にあっさりデリートされました。

結果論ですが、どうせ死ぬならメカの中に残って死んで、
ジャッジメント無しに犯人を殺したデカレンジャーにお咎めがあるように
仕向ければ良かったのにと思いました。


 恋人宇宙人の元に駆け寄るデカレンジャー達。
レッドは恋人宇宙人にもう一度信頼して欲しいと言います。
恋人宇宙人はレッドを信頼できる「友人」と位置付けたようで、レッドはショック。
しかもそれが嘘じゃない事はリングのお陰でよく判るので救いがありませんでした。