第8話


 やけに強い戦闘員相手に苦戦のイエローとレッド。
そこに残り3人も颯爽と駆けつけて来ましたが、何か戦闘員の必殺技を食らうだけの活躍振りです。
「今のお前等は俺の敵ではない。もっと腕を磨いておけ。」と強い戦闘員は言い残し、
超能力少年のテレポートでその場を去ってしまいました。
この少年、テレポートさせる対象に手を向けるようですが、手を動かさなかったらテレポートできないのでしょうか。
この辺に攻略方法が隠されているかも知れません。


 フィギュアにした人間を布のような物に包み、更に風船に変えてディスプレイする宇宙人。
普通はブリスターパックにしそうな物ですが、恐らく壁にぶら下げるには数が多すぎたのでしょう。
飾っている風船を虫眼鏡のようなアイテムで眺める宇宙人。
レンズを通すと風船の中のフィギュアが見えるようです。
透明な風船を使わないのは、フィギュアの退色予防でしょうか。

そこに超能力少年と強い戦闘員が来ます。
強い戦闘員は宇宙人に向かって、少年を連れて来たと言っていますが、
移動手段は専ら少年に頼っている気がします。
見栄っ張りな戦闘員です。


 戦闘でダメージを受けたイエローは、デカベース内で目を覚まします。
左腕を三角巾で吊っているのですが、それをすぐに取ってユニフォームのジャケットを羽織ります。
怪我を押して少年の保護に向かうイエロー。
レッドに言わせれば、イエローの怪我は普通3日は動けないそうです。
イエロー、普通の人より怪我の治りが早いのでしょうか。
少なくとも腕が動かなくて困る様子は見受けられません。

イエローを気遣って止めようとするレッドに、イエローは少年が昔の自分に似ていると話し出します。

イエローは昔、テレパシーの所為で周囲から孤立し、人間不信状態だったようです。
学生時代、友達だと思っていた人物の心も読んでしまい、
疎ましく思われていた事を知りショックを受け、学校を飛び出してしまうイエロー。
雨の中、外を手ぶらでトボトボ歩いていると、人がアリエナイザーに襲われている現場を目撃してしまいます。


 強い戦闘員の中に入っている人そっくりのアリエナイザー、口封じにイエローも殺害しようとします。
イエローは人生投げかけていたので死んでもイイヤと思っていますが、
銃声と共に、イエローを襲っていたアリエナイザーが倒れます。
アリエナイザーを倒したのは犬責任者。

その格好で外を歩きますか犬責任者。
一般の宇宙人は地球人に変身しているのに、ナニ普通に犬ですか犬責任者。
もしかしたら、犬責任者は地球人に変身しているつもりであの姿なのかも知れません。

「助けてくれなくて良かったのに。」とイエロー。
「エスパーだからか?」と犬責任者。
犬責任者、イエローがエスパーだと知っているようです。
その情報ルートは以下が考えられます。

1.アリエナイザーが今迄エスパーを選んで襲っていた。
2.宇宙警察内ではエスパーのデータが揃えられている。
3.犬責任者もエスパー。
4.級友によってイエローの背中に「この人エスパーです」と書いた貼り紙がされていた。


 犬責任者は、イエローにエスパーの力を好きになるように諭し、イエローを抱きしめてやります。
多分良いシーンなので羨ましがるのは我慢です。

「どうして、こんなに温かいの。」とイエロー。
犬が人間より平熱高いからかも知れません。


 結局イエローの運転する車に同乗しているレッド。
イエロー、車の運転しながらレッドに昔話を聞かせていたようです。
腕の怪我は今の所大丈夫そうです。
て言うかレッドが運転してあげるべきです。
気遣っている割に、気の利かない男です。


 宇宙人のコレクションを増やす為、どこかの学校に来ている少年。

しかし学生の姿は殆んど見られません。
早く生徒をテレポートさせるよう少年の元に催促しに来る宇宙人。
しかし宇宙人、背後に何者かから撃たれます。

「地上最強の女子高生とその仲間よ!」と
ブレザー姿のピンク、ブルー、グリーンが登場。
グリーンの推理を元に、前回狙われていた高校を休校にして、3人が学生の格好で潜伏していたようです。
て言うか高校だったようですが、明らかに小学生の超能力少年、1人で高校に潜入するとは大した度胸です。
荒れている学校だったら怖い目にあったと思います。

3人のデカレンジャー出現により、少年を連れて校庭に逃走する宇宙人。
そこにはイエローとレッドが待ち構えていました。

今回レッドは学生姿になりませんでした。確かに不良っぽくなりそうなのでNGです。

イエローは少年の心の叫びを感じて此処に来たそうです。
その言葉に戸惑う少年。
宇宙人は少年を自分側に付け、デカレンジャーをテレポートさせるよう指示。
少年は指示に従い、腕を前に向けてデカレンジャーに寄って行きます。

「いいよ、私をテレポートするならしても。」とイエロー、少年の方に寄って行きます。
その言葉に足を止める少年を宇宙人はけしかけますが、少年はイエローの言葉に耳を傾けます。
「でも信じて、君は一人ぼっちなんかじゃない。だから、自分を嫌いにならないで。」
とイエローは少年を抱きしめてあげます。

多分良いシーンなので羨ましがるのは我慢です。
「何でこんなあったかいんだよ。」と泣き出す少年。
普通は子供の方が大人より体温が高いのですが、最近は低体温の子供が増えているらしいです。


 少年がイエローに懐いてしまった為、その場に居る全員をフィギュアにしようとする宇宙人。
しかしこれからの行動を声高に宣言してしまった為、宇宙人は相手をフィギュア化するステッキを少年に奪われ、破壊されてしまいます。

宇宙人は強い戦闘員を呼び出し、デカレンジャーと戦わせて自分は逃走。
強い戦闘員は普通の戦闘員や、少し強い戦闘員を呼び出しデカレンジャーに向かわせます。
ところで、今回イエローが、SPライセンスを使ったミラージュディメンションという技を披露します。
アリエナイザーに対しバーチャル空間を作り出し翻弄する機能なのだそうです。
でも火あぶりの後に水をかけるのは不要だと思います。


 少し強い戦闘員と普通の戦闘員を倒したデカレンジャー。
今度は強い戦闘員が相手です。
強い戦闘員はデカレンジャーに必殺技を出しますが、
デカレンジャー達は一度戦った相手の攻撃が頭に入っているとかで、
別に技を避けたりとかはしていなかったのですが、立ち上がって犬バズーカで反撃、
強い戦闘員の技と犬バズーカの撃ち合いになり、一時は押されたりしますが
ついには打ち勝って強い戦闘員を倒します。
犬バズーカは出力がファジーっぽいです。


 その間に、宇宙人は巨大メカに乗り込んでいました。
デカレンジャーもロボで応戦。
何か雨が降っていますが、デカレンジャーロボはいつもの横っ飛びで敵の攻撃をかわしつつ反撃。
スリップとかしないのがプロの技です。
そして転がりながらビルの陰に隠れるデカレンジャーロボ。
敵巨大メカはデカレンジャーロボ狙いでビルを破壊しますが、
当のデカレンジャーロボは上空にジャンプ。
ビルを無駄に破壊しただけに終わります。
ビルの中の人ご愁傷様。

敵ロボを斬り付けた後で、ジャッジメント、目論見通りデリート許可が出たので、
宇宙人を撃ち殺しました。


 宇宙人が死んだので、フィギュアにされた人達は自動的に元に戻ります。
宇宙人のアジトにいた人達は、無事に家まで帰れたのでしょうか。
あと、一瞬部屋が凄い人口密度になったと思います。


 デカレンジャーに、イエローがどうして皆と上手くやっているのか聞く少年。
特別な力の有る無しでなく、自分自身が好きになれる自分になれば良いと聞かされる少年。
少年はその言葉を聞いて、地球を離れると言い出し、一瞬周りを驚かせますが、
その真意はスペシャルポリスの養成所に入りたいという事らしいです。

少年の立ち直りを確認し、空に浮かんだ虹にさわやかな笑みを浮かべる一同。


 今回全く顔を見せなかった少年の親、
多分放任主義なので、少年が宇宙に行っても気付かないのではないかと
一抹の不安を覚えました。