第6話


 アリエナイザー出現の知らせを受け、出動するデカレンジャー。
乗用車を手の鎌で切断する宇宙人がいました。
しかし周囲に見物人とかいないで、乗用車に乗っていた人達は何か慌てているようで、
通報したのが誰かはちょっと分かりません。

宇宙人は機嫌が悪いようで、デカレンジャーに攻撃をしかけます。
基本的に鎌を使った攻撃をしてくるのですが、これが結構強力で
デカレンジャーはなかなか優位に立てません。
しかし、しばらく戦っていると、宇宙人は
「何時までも付き合ってられるか!」と言い残し逃走してしまいます。
最初は割と乗り気で戦っていた宇宙人、急に変です。

おトイレでしょうか。


 デカベースに戻り、対策会議を開いているデカレンジャー。
宇宙人は車嫌いと言っていたので、取り逃がした宇宙人がまた暴れる事を懸念し焦るレッド。
そんなレッドは、頭の上に雑巾をずっと乗せているグリーンに苛つきます。

グリーン、歩いたり走ったりしても頭の上にあるものを落としません。
きれいなフォームで歩く練習とかしているのかも知れません。


 会議のさなか、先程と同じような乗用車切断事件が発生したとの知らせが入ります。
今回は犠牲者が出たとの事で、現場に急行するデカレンジャー。
現場は既に普通の警察が来て検証に入っています。
冒頭の事件では警察は来ていませんでした。
検証中に犠牲者が宇宙人の姿に変化したのでデカレンジャーが呼ばれたのでしょう。

警察、初回は巨大宇宙人がバスジャックしていても一応ちゃんと出動していたのですが、
最近は宇宙人がらみだと分かるとハナっから引っ込んでしまうようです。

そこに現れた女性、遺体を見て駆け寄ってきます。
この女性は犠牲者の姉だそうで、やはり宇宙人です。
泣いている犠牲者の姉を見て、横にあった切断済み乗用車(証拠物件)を怒りの余り殴るレッド。
鋭利な切断面のせいで、レッドは手袋をしていたにもかかわらず手に切り傷が出来てしまいます。
それをみていた犠牲者の姉、宇宙人的能力で空気中から手の平に水を集め、レッドの傷口の洗浄をして見せます。
グリーンはその様子が気になるようで、犠牲者の姉が落としていった買い物袋をチェック。
冷凍の野菜ピラフが融けている事に気付きます。
植物型宇宙人が野菜ピラフを食べるのは共食いみたいに見えます。


 デカベースでまた会議をしているデカレンジャー。
冒頭の蟷螂系宇宙人を逮捕しデリートしようといきり立つレッド。
しかしグリーンは、椅子ごとひっくり返りながら、その宇宙人は殺人の動機が薄いと考えています。
グリーンは強いので椅子ごとひっくりかえってもノーダメージですが、
良い子は真似をしないで下さい、
多分痛いです。
特にキャスター付きの椅子は、どこに転がるか分からないので注意が必要です。
そしてグリーンはレッド達とは別の線から事件を捜査することになります。


 犠牲者の自宅近くのスーパーで冷凍野菜ピラフを購入し、それを持って犠牲者の自宅に向かい、
犠牲者の姉に聞き込みをするグリーン。
犠牲者の姉に、特殊能力が無いか聞いてみるグリーン。
もちろん水を出す事しか教えてもらえませんでした。
それにしても、犠牲者の自宅は二人暮しの割には大きい家です。
宇宙人移民は何か補助金のような物が出ているのでしょうか。
平均以上の生活をしている人が多すぎます。


 一方蟷螂系宇宙人に向かっているレッド達。
蟷螂系宇宙人によれば、殺人はしていないそうです。
ちなみに宇宙人は交通事故で妻子を亡くされたそうで、
デカレンジャーと普通に戦えたり、乗用車を切り裂いたり出来る宇宙人を葬れる乗り物が何なのか気になります。

殺人を否定する宇宙人の言い分を、言い逃れだと思ったレッドは宇宙人を攻撃。
「何で信じてくれねえんだ!」と宇宙人、手の鎌を振って切断ビームをつい発射。
近くのオフィスビルが切れて崩壊します。

今もしビル内に人がいたら、余裕で死人が出たと思いますが、
ビルとその付近に誰もいなかったようで、かなりのゴーストタウンです。
宇宙人はまた逃げてしまいました。
鎌の能力に目を奪われがちですが、逃走の成功率もなかなかです。


 犠牲者の姉が犯人ではないかと疑っているグリーン、どうやって車を切断したのかが問題みたいです。
そしてデカベースにもどり、メカニックの女性から、冒頭の車の切断面と、
被害者が出たケースの車の切断面が違う事を知らされます。
メカニックの女性に断りを入れて、逆立ちで知恵を絞るグリーン。
ところで、このちょっと一言お断りって奴は、言われると「駄目」って言いにくいのは何故でしょうね。
メッチャ嫌でもウッカリ「良いですよ。」と言ってしまいがちです。
メカニックの女性も多分そんな心境でしょう。


 逆立ちで閃いたグリーンは何故か工場見学。
何かを確信しています。
デカレンジャーに見学された工場の人はは、
自分達が何か悪い事でもしたんじゃないかと心配かも知れません。


 犠牲者の姉から電話で連絡を受けていた戦闘員とか売っている宇宙人、
蟷螂系宇宙人を見かけ、実験台として巨大化・凶暴化させます。

巨大化した宇宙人が出たので、ロボを出動させるデカレンジャー。
ジャッジメントソードを出そうとするレッドですが、
グリーンの意見が通り、相手の動きを封じるに留めます。
そして蟷螂系宇宙人をジャッジメントしますが、
結果は「〇」。
デリート不許可に驚くレッド。
裁判所は何でもお見通しのようです。
いちいち捜査するのがアホらしいです。
そして巨大化している宇宙人を、デカベースの留置スペースに転送します。
留置スペースとやらにはこんなサイズのがしょっちゅう来ているのでしょうか、苦労が多そうです。


 ロボ戦を観戦していた犠牲者の姉、結末に不満のようで、
「あんなやつとっとと処刑するべきでしょう!」と誰もいないのに大声で主張しています。
そこに降り立ったグリーン、真犯人は犠牲者の姉だと本人に指摘します。
車を斬る能力が無いと主張する犠牲者の姉、それが嘘である事を証明する為、
グリーンは近くにあった乗用車を犠牲者の姉に投げつけます。

どなたかは存じませんが、乗用車の持ち主には黙ってて置いた方が良さそうです。

犠牲者の姉は宇宙人の姿を現し、高圧水流で乗用車を真っ二つに。
犠牲者の姉の星の人達は、水の豊かな星を
宇宙警察にも気付かれないように次々侵略しており、
犠牲者は裏切ったので片付けたと言う事です。

あとで宇宙警察で何で今迄気づかなかったのか責任の押し付け合いが勃発します。
余計な事言いました、この宇宙人。


 他の宇宙人に罪を着せたり、妹を殺害した犠牲者の姉にグリーンが激怒。
グリーンは1人犠牲者の姉に向かって行きます。
でも犠牲者の姉も強くて、その攻撃でビルの壁にめり込むグリーン。
しかしグリーンは平然と戻ってきます。
「残念ながら、打たれ強いんだよ俺は!」
スーツの性能なのか本人の性能かはこの際関係ありません。
あと、高圧水流攻撃が効きませんグリーン。
グリーンが反撃に出ます。
何かキック主体で攻撃を組み立てています。
逆立ちが得意なので、そのうちカポエラを披露してくれる事を期待します。

犠牲者の姉に対するジャッジメントは「×」。
犬バズーカで爆発してもらいました。
ロボット犬には、いつもその辺をチョロチョロしていてもらっているようです。


 グリーンの事を見直したレッド、グリーンに握手を求めますが、
反応が無い事に気付きます。
グリーンは瞼の上に目の形のシールのような物を貼って居眠りをしていました。
グリーンの場合は、バッチリ開いた目のシールを貼るより、
普通に目を閉じていた方が起きている状態との差が少ないのですが、
それについては触れない思いやりあるレッド達でした。