第3話


 蔦のアンデッドとカリスが戦っていた天文台あたりで射撃の訓練をしているレッド。
次々と実弾を標的に命中させますが、一般人を表す標的まで撃ってしまい、ブルーに怒られています。
続けてブルーも射撃の訓練に入りますが、女学生を現す標的は撃たないものの、主婦の絵が描かれた標的を攻撃。
レッドはブルーがミスをしたと思い喜んでいますが、
「よく見ろ、熱線銃を持ち歩いてる主婦がどこにいる。」とブルー。
標的の絵には銃らしきものが描かれ、主婦の顔部分を外すと宇宙人の顔が現れると言う凝った仕様。
ところで、この標的を準備したのは誰ですか。
デカレンジャー達自身にやらせたら、どこにどんな標的があるか分かりますし、
同じ標的を使いまわしたら、判断力を試す訓練には向きません。
毎回こんなのを仕込んでいる裏方さんは大変です。
大きいベニヤ板を買って来て、下絵を描いてノコギリで切って、色塗って乾かして、自立用の台を付け、訓練時に物陰からピョッと出す訳です。
やってられません。


 どこかの会場では、半端に金を持っていそうな連中がパーティーを開いています。
その時、怪重機が出現し、街を破壊していきます。
怪重機に乗っている宇宙人、どうやら面白半分にデカレンジャーを呼び出そうと暴れていたようで、
その背後で命令をしている別の宇宙人に怒られて、
当初の目的らしきパーティーに参加していた少女を攫っていきます。
夜とは言え、目撃者の多い状況で誘拐をするのもアレですが、
警察に知られても一向に構わないという考え方が大胆です。
何とも物騒な世の中です。


 現場に駆けつけ、少女が捕まった事に気付くデカレンジャー。
そんなに怪重機の近くに寄ってないのに、被害者が女の子と気付くとは目が良いです。
デカレンジャーは、マシンを合体させデカレンジャーロボで怪重機と対戦。
動力炉を破壊し動きを止め、少女を救出しようとしますが、
途中で黒幕らしき宇宙人の命令で怪重機は発光して相手を怯ませ逃げました。
夜に作戦を実行したのは逃走システムを効果的に機能させるためだったようです。
しかしデカレンジャー、そんなに眩しいのでしょうか、
ヘルメットのゴーグル部分が黒い素材なので大丈夫そうに思えます。


 攫われた少女は変な空間に転送されていました。
ドアを通って隣の部屋に行っても元の部屋に戻るループ型空間のようです。
そして黒幕らしき宇宙人は、少女を四角錘型の檻に閉じ込めます。
部屋から出られない仕組みなのに、わざわざ少女を檻に閉じ込めた所をみると、
どこかに逃げ道があったのかもしれません。


 誘拐された少女の自宅に聞き込みに行くデカレンジャー。
丁度いいタイミングで少女の自宅のパソコンのモニタから立体像が映写され、
犯人の宇宙人は「ウェルネストーン」を少女と引き換えに要求。
少女の一家は他星の王族らしく、変わったものを持っているようです。

この時の映像では、実行犯の方の宇宙人と、人質の少女が映っていますが、
多分黒幕の方の宇宙人の能力で映写されているのでしょう。
それにしてもパソコンに出入りする能力は脅威です。
ドライブに変なデータがドッサリ入っている場合は特に社会的死活問題です。

デスクの地球儀を回転させると書棚が動き、現れた壁の中にウェルネストーンは隠されていました。
他に鍵類は一切使用していないので、大掛かりな仕掛けで隠す割には偶発的に発見されそうです。


 ウェルネストーンをデカベースに持ち帰るデカレンジャー。
ウェルネストーンはビームとか増幅して破壊力をアップさせるらしく、
星を丸ごと消滅させるパワーがあるそうです。
そんな物を持っていながら滅ぼされた星は出し惜しみがキツイです。


 次の日、少女の父親が犯人の要求に応じ、ウェルネストーンを持って犯人に接触。
その様子を離れて窺っているレッドとブルー。
ブルーはSPライセンスで少女の本人確認をします。
横で見ながら、一瞬ライセンスの画像が乱れた事を気にするレッドですが、
その事を指摘してもブルーは時間の無駄とします。
て言うかレッド、自分のSPライセンスは使いません。
使用機能に制限がかかっている可能性があります。
変な使い方でもした事があるのでしょうか。

グリーンとイエローに作戦の実行を指示するブルー。
レッドも何か引っ掛かりながらも作戦通り行動。

父親がウェルネストーンを実行犯に渡すタイミングで、ブルーは犯人の後ろにいた少女の檻を狙撃。
グリーンとイエローは少女を車に乗せ避難をさせる事に成功、
ウェルネストーンを持った父親もピンクの変装。
ウェルネストーンを少女に渡し、車から出ないように指示するブルー。

デカレンジャーは実行犯の前に集合し、実行犯の呼び出した戦闘員をサクッと倒します。
色んな犯罪者が出ても戦闘員は共通です。
戦闘員が普通に入手できるのか、大ボスがどこかに居るのかという感じです。
怪重機を呼び出す実行犯ですが、レッド、グリーン、イエローのデカマシンを呼び出し、
グリーンやイエローのマシンに内蔵されていたオプションを
レッドのマシンに付けただけの構成で怪重機を撃破。

実行犯に対しては、デカレンジャーがそれぞれの得物で一通りぶん殴ってからジャッジメント。
今回はブルーの銃で処刑しました。


 少女の元に戻るデカレンジャー。
しかし少女は怪重機の残骸を漁っています。
少女は黒幕の犯人の変装だったようで、怪重機の残骸から探し出した装置で逃げてしまいました。
前半では自分の世界から出る事を嫌っていたようだった黒幕、
自ら女の子の格好で外に出てくるという心理はアレですか、コスプレ好きって奴ですか。

色んな意味で後味が悪いまま次回に続きます。