第49話



 ダイボイジャーに乗って助けに来るレッド。
一同はレッドの生存を喜び、そして何故かブラックが仕切って
総員ダイボイジャーに搭乗する事に。

ダイボイジャーの席が5人分しかありませんがシルバーも乗るようです。
現状席が空いているのに立たされている黄金の剣もですが
シルバー不遇かも知れません。

ところで、誰も変身していませんので
トウッてジャンプしての乗り込みは難しいです。
入り口が足元にもあるのでしょうか。

そして少女の姿が見えない事に気付くブルー。
他の人達がすっかり忘れている事なのに良く気が付きます。
三毛猫に拠ればブルーの好みのタイプは「女子高生」ですが、
もっと下まで可かも知れません。



 ダイボイジャーの中で定員オーバーなボウケンジャー達。
シルバーがイエローの席に相席を試みますが
普通にセクハラなので拒否されています。

レッドが無事だったのは、黄金の剣がレッドを救出したからだそうです。
赤い人達のリーダーっぽいのについては
人間に戻ったにもかかわらず見殺しな感じですが
ギネス級の長生きしてますから良いのでしょう。

そしてレッドはメカニックやスタッフ達と
急遽パラレルエンジンの改造をしており、
その間は他のボウケンジャー達に時間稼ぎを期待していたそうです。
それでも連絡する時間ぐらいありそうに思えますが、
アクセルラーの不通も原因だったのかも知れません。

プライベートの携帯については所持率が低そうです。
まともに戸籍があるかも怪しい人がいます。


ボウケンジャー達は巨大化した敵に向けて
ボイジャーキャノンを発射しますが、これが全然効かずに
敵の爪みたいなトゲみたいな物が伸びてダイボイジャーに刺さり、
そのまま引き寄せられて殴られたりしています。

吹っ飛ばされますが何とか踏ん張るダイボイジャー。
そしてレッドの指示で意識を集中するように言われるボウケンジャー達。
するとボウケンジャー達の体の周りにカラフルな光が発生し、
ダイボイジャーもパワーが上がったらしく光りだします。

そして楽をしていた黄金の剣もレッドの指示で戦闘に参加。
剣の形になりダイボイジャーの前にワープし、
ダイボイジャーのパンチで推進力を得て敵に刺さります。

黄金の剣が刺さった敵は爆発せず、石のようになり砕けてしまいます。
後片付けについては、ブルドーザーもショベルもダンプもありますので
責任持ってやってくれると信じたいです。

敵を倒した直後にメカニックから連絡が入り、白い衣装の人の反応が出た事が知らされます。
白い衣装の人がゴードムの脳髄を奪いに自ら動くようで
ブルーあたりが少女がプレシャスを持って行方不明なので
敵の目的地が分からず困っています。

しかし先ほど姿を消した少女がメカニックの後ろにおり、
ゴードムの脳髄を見せて「心配ないよ、ここにあるから。」と話に割り込みます。

ボウケンジャーの基地は忍者にも場所が知られていましたし
博物館内も白い戦闘員に侵入されたばかりで
どう考えても心配なためか
レッドは敵地に攻め込む決定を下します。



 ゴーゴーボイジャーで初回に浮上させた島に上陸するボウケンジャー達。
白い衣装の人は見晴らしの良さそうな所に繭を張っていたため、
ボウケンジャー達は繭から出る敵をすぐに発見。
白い衣装の人はガジャドムと名乗り、総合的にイカっぽい姿になっています。
宇宙から飛来した破壊神"ゴードム"の脳髄と心臓がプレシャスとして
ゴードム文明に残されたそうで、それを取り込むと
白い衣装の人が"ゴードム"を超える神となるのだそうです。

その"ゴードム"とやらですが、破壊神として崇められる割には
脳髄やら心臓やらブッコ抜かれてて明らかにバッチリ死んでますが
何をどの位破壊したのか成績が気になります。

そしてボウケンジャーの周囲に雷を落とす白い衣装の人。
複数の雷を落としますが、誰一人直撃を食らわなかったあたり
破壊神とやらの実力の片鱗が見えます。

すぐに立ち直り、シルバーが脳髄は渡さないと意思表明。
白い衣装の人はわざわざビークルで来たボウケンジャーを
とんだ間抜けだと言って、ボイジャーにビームを飛ばして
プレシャスを抜き取ろうとします。

イエローあたりがプレシャスを取られると慌てていますが
ブラックはレッドが対策を講じている筈だと主張。
レッドも不敵な笑みを浮かべています。

何とネオパラレルエンジンにプレシャスが入っていないようで
白い衣装の人も驚いています。
黄金の剣は早速お留守番です。

全てのビークルからプレシャスを除去し、
「最終リミッター」を取り外す事で動くようにしたそうです。

ボウケンジャーにもなれると聞き、喜ぶ一同。
そんな彼等に、白い衣装の人は口から火を吐いて攻撃しますが
ボウケンジャー達は炎をものともせず
変身もせずに名乗り&ポーズ。

それから変身して
まずレッドが白い衣装の人に飛び掛って体当たりで転がしますが
敵は口から変なビームを出して反撃。
レッドが後ろによろけたところで、
ピンクとイエローとシルバーが駆け寄りながら敵を狙撃しますが
敵はワープして背後に回りこみ3人に体当たり。

そこにブラックとブルーが敵に斬りかかりますが
サバイブレードを捕まれてしまい、しかも敵の触れた場所から石化しだした為
慌てて武器を放します。

ビックリしている所を敵にドツかれて転がるブラックとブルー。

全員一通り転がされた為、攻撃が通用しないのかと焦るシルバー。
しかしレッドは敵が脳髄を得ていないので不完全であるとし
倒せると信じるよう言います。
ブラックもレッドの横にしゃしゃり出てそれに同意し、
先ほど自分の武器は石にされてしまったために
レッドのサバイブレードをパクり、敵に斬りかかっていきます。

敵が何か撃ってきますが、気にしないで突っ込むブラック。
そして相手に斬りかかるブラックですが、攻撃を払いのけられて
捕まってしまいます。
しかし武器をサバイバスターにして零距離射撃し
ラジアルハンマーで顔面あたりを殴打。

白い衣装の人、先程のように相手の武器を石にすれば
良かったような気もします。

倒れた敵に向かって残りのボウケンジャー達が総攻撃。
レッドのレッドーゾーンクラッシュに続き
全員がそれぞれの武器で追加で攻撃をしていく感じです。


白い衣装の人は大爆発をし、ボウケンジャー達も爆発に背を向けて
ポーズを取ったりしてお開きモード。

しかしいつもなら爆発後だと敵は消えるのに
まだ倒れている白い衣装の人の姿があり、
相手に近寄ってみるボウケンジャー達。

すると白い衣装の人は元気良く起き上がり、死んでいない事が分かります。
「ゴードムを超えるガジャドムの力を見よ。」と言って
なにやら呪文を唱え、巨大化する敵。
しかし口から炎を出すという攻撃パターンは同じです。

ボウケンジャー達はビークルを発進させ、
シルバーの操縦するゴーゴーボイジャーに
ダイボウケンが乗っかる形でボイジャーダイボウケンとなります。

ボウケンジャー達はライディングアドベンチャードライブを出し
轟轟剣を振り下ろしますが、相手はそれをキャッチして
ダイボウケンをボイジャーから落とさせます。
そしてボイジャーにもビームを放ち、
プレシャスが無いビークルでは話にならないと勝ち誇ります。

しかしダイボウケンも立ち上がり、ボウケンジャー達はまだ余裕があるようで
他のビークルも呼び出してアルティメットダイボウケン合体完了。

レッドはシルバーもアルティメットダイボウケンに搭乗させます。
しかし席はありません。


ボウケンジャー達が何やら気合を入れて、体から光を発し
アルティメットダイボウケンも光らせて敵に向かって飛び蹴り。

蹴り一発でよろけた上に、蹴られた場所から謎のビリビリが発生し
狼狽する白い衣装の人。

その隙にレッドは
ダイボウケンのパワーは自分たち自身なのだと種明かし開始。
「何!人間がパワーとなるなど!」と
白い衣装の人もレッドの話を聞いているようです。

人が夢見る様々な可能性、その思いがプレシャスを作るのだそうで
パラレルエンジンはその思いを現実の力に換える装置だと説明するレッド。
リミッターを全部解除すると、一人一人の思いや希望や夢を力に換えるそうです。

サージェスは来たるべきエネルギー危機に備えて
思い込みの激しい人を雇い入れて発電所とか作るといいです。

「さあ行くぜ、プレシャス諸君!」とブラックが妙な事を口走りますが
ボウケンジャー達はその合図で戦闘再開。
変な盛り上がりをしているボウケンジャーに面食らっていた敵も
気を取り直したようで、手からビームを発射してきます。

アルティメットダイボウケンは飛び上がってビームを回避、
上空からアルティメットブラスターを放ち、続いてドリルで攻撃しようと敵に接近します。

しかし敵の念動力みたいなので動きが止まってしまい、
そこに敵のビームを当てられて後ろに吹っ飛んでしまうアルティメットダイボウケン。

飛ばされながらも席が無く踏ん張っているシルバーに
レッドはビークルを呼ぶよう指示。
タイミング的に少し待って欲しい所ですが
普通に応じるシルバーが良い奴すぎです。


アルティメットダイボウケンはそれぞれのビークルに分離、
全てのビークルで敵のゴードムエンジンを破壊するそうで
各ビークルから色々弾が出て一斉攻撃となります。

昔はドリル1つ動かすにも苦労していましたが、
今は自動でラクラクなようです。

細かい攻撃を大量に受け、体表に小爆発が起きながらも
人間の夢は力を求める物ばかりで、
プレシャスという滅びの力を生み出してきたに過ぎないと言い出す敵。
ボウケンジャー達の理屈に合点が行かないようですが

力の元が何であれ、いま攻撃を食らっている現実は変わらない気がします。

レッドはプレシャスは滅びの力ではないとし、
未来へと受け継がれる人類の生きた証、
常に未知の世界を求めるボウケンジャーの魂だと主張。

「人類の生きた証」をさり気なく私物化しているあたりが流石レッドです。

そして各ビークルは飛べない系の奴まで気合で飛び上がって敵に体当たり。

そう言った細かい攻撃でエンジンを破壊され大爆発する白い衣装の人。
ボウケンジャー達は勝利を喜び歓声を上げます。
そんな中、突然島が揺れて沈み出します。
ボウケンジャー達は島を脱出。

しかし白い衣装の人は死んでおらず、
元の姿に戻って再起を誓いながら
石の棺桶の中に入り石化して島と一緒に沈みます。

今回の件でゴードムの心臓が壊れてたら
いくら頑張っても駄目な気がしますので
別の破壊神を見つけた方が良いと思います。



 崖の上で沈み行く島を見ながら、自分たちの中にある夢を再確認し
プレシャスもネガティブもまだあるので
ボウケンジャーの冒険は無限だとしている一同。

それはそうと、近くで島が沈んでますので
高確率で津波が来ます。近隣の住民を避難させてください。



 そして半年が経過したそうです。
火事の発生した現場に現れて消火活動をするサイレンビルダー。
正規の消防車も出動しようとしていたようですが、先にロボが着いたようです。
誰かサージェスにも火事の発生を通報しているのでしょうか。
それともシルバーが相変わらず散歩中に火事を見かけてしまうのでしょうか。

火災の発生しているビル内で子供が泣いているのに
操縦席から気付くシルバー。
シルバーはロボから降りてビル内に入り、
子供を抱かかえて救出。

酸素マスク無しですが、有毒ガスの出ない火事だったようで
無事に安全な場所まで連れてこられてシルバーにお礼を言う子供。

子供に「おじちゃん誰?」と聞かれ、おじちゃんである事は否定し
サージェスレスキューと名乗るシルバー。
ボウケンジャーである事も明かしますが、それは内緒だと言って子供を帰します。

おじちゃんの正体がよく分からないままですが、
子供は何となく帰ってしまいました。


変身解除して、多分火事の後始末は消防に任せて
仕事が様になってきた事を喜んでいるシルバー。
そこにブラックから連絡が入り、レッドが宇宙に行くと知らされて
慌てて基地に戻ります。

ボウケンジャケットをテーブルに置き、別の制服を着込んでいるレッドを見て驚くシルバー。
ボイジャーを改造し1人で宇宙に行くレッドにブラックも不満そうです。

しかしレッドは宇宙にもプレシャスが散らばっているとして
調査への意欲を見せます。

ピンクやブルーやイエローはレッドを尊重し普通に送り出すようですが
シルバーとブラックは嫌そうで、皆に食って掛かります。

プレシャスがある所ならどこまでも行くと主張するレッド、
後をブラックに頼むと言い出します。

レッドがブラックを黙らせる為に
適当こいたのではないかという気もしますが
宇宙から戻ってきた時にはレッドの場所は無いと
やる気マンマンになっているブラック。

ピンクやブルーを差し置いてボウケンジャーを任される事に
何ら疑問を持っていないのが幸せ者です。


そして空を飛んでいくゴーゴーボイジャーを見送る一同。
ブルーがピンクに向かい、「先生、もういいですよ。」と声をかけます。
するとピンクは顔をはがし、質量保存の法則を無視してメカニックの顔が現れます。
大成功、と喜んでいるブルーとイエローとメカニック。
その横でブラックとシルバーが何やら悔しがっております。

ピンクはボイジャーに密かに乗り込んでおり、
レッドに同行を申し出ます。
危険だからと言って断ろうとするレッドですが
アイスクリームコーンから通信が入り、
付いて来ちゃったものは仕方ないとして仲良くやるよう言われます。

「しかしさくらがそんなに宇宙プレシャスに興味があるとはな。」
と言い出すレッドに、同行を希望した理由を言おうとするピンクですが
ガッカリする予感がしたのか、言わずに止めておきます。

どこかの室内でレッドの鈍感さに呆れながら、
アイスクリームコーンのCGを操作し
ピンクに激励のメッセージを送る少女。
そっとしてやった方がいいような気もします。



 孫悟空の如意棒をゲットしてる女忍者。
首領も高く売れると喜んでいます。
そこに赤い戦闘員達が現れ、プレシャスの横取りを試みます。
そこにボウケンジャーも現れてプレシャスを渡すよう迫ります。

ちなみにイエローが黄金の剣を持って来ていました。
イエローが黄金の剣と最も縁があるという事でしょう。

しかし女の子に運んでもらうのはどうかと思います。
自分で歩いて来て欲しいです。

シルバーにプレシャスを奪われて、悔しがりながら
首領にぶら下がって逃げる女忍者。

重い、と苦しむ首領に「ウルサイ、黙れ!」と切れる女忍者。
首領、以前も夕食に焼き鳥を出されたりしていましたが
地味に虐待されています。


シルバーにレスキューの仕事はどうしたのか尋ねるイエロー。
新しい赤いのと桃色が入るまで頼りないチーフを助けるのだそうです。
ブルーとイエローもそれに乗っかるように
ブラックをチーフと呼びながらプレッシャーをかけ、頑張るよう言います。

そして宇宙を飛んでいるレッドやピンクに向けて
「見えるかさくら姉さん、明石。未来は俺に任せろ。」
などと声をかけ、連帯感を高めている一同。
見えてるとしたらかなり良いカメラ積んでますゴーゴーボイジャー。


しかし赤とピンクが抜けて、
黒黄青銀という色合いになったボウケンジャー、
カラフルな連中呼ばわりされたのが嘘のように
一気に地味になった気がします。

しばらくはメカニックの変装で
とりあえず赤っぽいの入れた方が良いのではないでしょうか。


宇宙人とか相手に
色々な物を強奪するレッドとピンクの活躍も見たい気がしつつ
今回で終了となりました。

ロボがガテン系だったり、
敵がやたら多かったり、
ブラックが普通なら目立ちそうなポジションなのに薄い空気だったり
色々と裏をかかれた一年間でした。