第28話



 ブラックのアクセルラーを調べているメカニック。
合体のボタンとか押していますが
完全にOSがやられているそうで、
ボタンを押した時に出る音声が正常に再生出来ていません。

しかしこれ、何かの拍子で正常に作動したら
格納庫内でビークルが合体しだして危険な気もします。

軽い調子で修理を頼み、部屋から出るブラック。
メカニックはブラックの態度にぼやきつつも早速修理に取り掛かったようです。

予備作りませんかこれ。



 一方、猫系の人達もまた巨大ロボをこしらえたようで、
あとは「伝説の鎧」を入手すれば最強のロボになるようですが
その前に試運転だそうです。

いつもテスト無しで合体するボウケンジャーと違って
ちゃんと手順を踏むようです。
彼らからも見習うべき所がありそうです。



 ブラックはアクセルラーを壊した事を内心気にしていたようで
疲れたような様子で長椅子に寝っ転がったりしています。
ボウケンジャー達はアクセルラーを壊したブラックを
こんな時に敵が現れたらどうするのだと注意していますが
ブラックの昨今の活躍状況を鑑みるに、さほど影響は無いと考えて差し支えないと思います。

そしてアイスクリームコーンから通信が入り、敵のロボが暴れているとの知らせを受け
ブラックを残してボウケンジャー出動。
レッド曰く「無い物を嘆いても仕方無い。今ある物を最大限に活かす事を考えろ。」だそうです。
ちなみにシルバーあたりは最初から居ませんが嘆かれてもいません。



 アルティメットダイボウケンでいきなり敵ロボにキックをかましながら登場するボウケンジャー。

飛び回るアルティメットダイボウケンですが、敵が沢山のミサイルを撃ってきた為にかわしきれずに被弾。
大したダメージでは無さそうですが、アルティメットダイボウケンはゆっくりと着地。
そしてジェットからのパワー供給をブラックに指示し、ブラックを置いてきた事を思い出すブルー。
それを見てピンクがパワーコントロールも担当すると申し出ます。

1人居ない事は予め分かっていましたので、先に役割分担について打ち合わせしておくべきでした。

敵ロボはパンチを出すアルティメットダイボウケンの腕をキャッチして
突き飛ばしたりしています。
よろけるアルティメットダイボウケンに更にミサイルを撃ち込む敵ロボ。
敵ロボ、かなり弾を積み込んでいるようですが、
何発ぐらい持ち歩いているのでしょうか。
ロボを作るより弾を手配する方が大変そうです。


ブラックは基地のモニタで
アルティメットダイボウケンがピンチになっている様子を見て、
堪らず飛び出してしまいます。

一方、アルティメットダイボウケンは再度飛行し、上空からアルティメットブラスターを放ちますが
敵ロボに避けられ、むしろ一般の高層ビルが大惨事になっています。
攻撃を避けアルティメットダイボウケンの背後を取った敵ロボは
アルティメットダイボウケンを蹴り落とします。
墜落して200メートルぐらい地面を滑ってから止まるアルティメットダイボウケン。
ビル街ですので勿論建物とか潰しています。

気のせいか、アルティメットダイボウケンが来なかった方が
被害が少なかったかも知れません。

身動きの取れなくなったアルティメットダイボウケンにトドメを刺そうとする敵ロボですが
こちらも謎のビリビリ&小爆発が発生します。
オーバーヒートなのだそうです。

夏場で色の濃いロボですので仕方ありません。
せめて薄い色に塗っておけば良かったです。

そして猫系の人達との因縁が強かった割に今更現れるシルバー。
しかし敵ロボは一足先に去ってしまっておりました。
ちなみにブラックは敵のロボにこっそり引っ付いて行ってます。
オーバーヒートしているそうですので、火傷をしないか心配です。



 山奥にロボを止めた猫系の人達。
1人がロボを修理し、もう1人は地図を頼りに伝説の鎧を探しに行くそうです。
木の陰からそのやり取りを聞いているブラック。
今ある物を最大限に活かせというレッドの言葉を思い出し、
ブラックはアクセルラー無しで彼らの妨害を考えます。
ところで敵の動向を掴んでいるのに仲間と連絡する様子がありません。
自前の携帯とかは解約してしまっているのでしょうか。


基地に戻ってくるボウケンジャー達。
シルバーは猫系の人達を取り逃がした事が気に入らないらしく
アクセルラーを壊して不参加だったブラックに文句を言おうとしていますが
肝腎のブラックが基地に居ない事に気付きます。

ブラックが飛び出していった事をアイスクリームコーンによって知らされるボウケンジャー達。
ブラックを心配して敵ロボの反応の消えた場所に向かうボウケンジャー。
アイスクリームコーンが通信か何かでブラックが出て行ったことを知らせてくれれば
基地に戻らずブラックの元に直行出来たのですが
どうも連携が弱いです。



 林のような所を歩いている猫系の人。
地面に張られたロープに足を引っ掛けると、竹槍が無数に飛んできます。
続いてロープで吊るされた丸太が除夜の鐘よろしく向かってきたり、
それを避けたと思ったら足首にワイヤーが絡み付いて転ばされたりし
地図を落としてしまいます。

その地図を掻っ攫っていくブラック。
木の上に飛び乗り、「油断したなガイ、お宝の地図は頂いた。」と言って逃げていきます。
わざわざ相手に声をかける必要は無いと思いますが、
目立つ機会がそうそう無いので仕方がありません。


変身して林に来ているボウケンジャー達。
ロボの反応が消えたあたりまで到着しており、
手がかりを求めてシルバーがサガスナイパーで地面を探っています。
そして地中に埋まったボウケンチップを発見。
ボウケンジャー達はチップに書かれた矢印を頼りに先へ進みます。

ブラックの方も地図を頼りに進んでいます。
そして岩が積み上げられたポイントに到着。
その岩に乗っかっている苔を取り払い、穴があるのを発見。
それが鍵穴であると考えたブラックは地図の巻物をその穴に差し込みます。

巻物の形状がかなり単純でしたので、他の懐中電灯とか適当な物でも大丈夫そうな気がします。
巻物が刺さった岩は内側から光を発し爆発。

鍵穴に巻物を入れる際に、鎧を取りに来た人が至近距離にいるのが確実なのに
爆発する仕掛けを作った人、
鎧とか無くても防御力高いと思われます。



 岩の中から鎧が現れますが、同時に敵も現れてブラックに声をかけます。
猫系の人はブラックを付けて来たようで、鎧を渡すように要求してきます。

ブラックは変身していないので
不意打ちでぶん殴ってしまえば
簡単に鎧が手に入りそうですが
幸いブラックがアクセルラーを持っていない事は
気付かれていないようです。

ブラックはスイッチを持っている振りをして、動くと敵の周囲に仕掛けたトラップが爆発すると脅しますが
仕掛ける時間は無かった筈だとしてブラフである事を見破られます。

ブラックは敵の言い分に納得し、トラップの話は取り下げますが
今度は鎧を壊すと言って脅しの内容を変更。

宝を回収するのが仕事ではないかと指摘する敵に
敵の手に渡るぐらいなら破壊すると答えるブラック。

ブラックの度胸を気に入ったと誉めながらも
スコープショットでは鎧は壊れないと指摘し
ブラックを撃つ敵。

敵、飛び道具持って来ているなら最初からブラック撃ってください。
討論好きなのかも知れませんが、作業効率も考えてください。

ブラックは鎧の兜を持ち上げ、敵の弾を反射させます。
「なるほど、確かに壊れねえな。」とブラック。
もし鎧が壊れないという話がブラフだったら危なかったです。

更にジャンプしてブラックに攻撃を仕掛ける敵ですが
ボウケンジャー達が合流し敵を撃ち落します。

1人で持ちこたえていたブラックを誉めるレッド。
しかし「流石、世界で二番目のトレジャーハンターだけの事はある。」
と続け、ブラックに嫌がられています。

やはり連絡をきちんとしないとか
そもそも備品を壊していたりとかの失点があるので
手放しに誉める事は出来ないのでしょう。



 ボウケンジャー達が集まり、敵を追い詰めたかに思えましたが
敵の1人がロボを修理し終えて合流してきました。
仕事速いです。
そのうち、戦闘中でも補修作業が出来るようになるかも知れません。
しかし塗装はやはり黒っぽいままでした。

ボウケンジャー達に向けて銃を撃ち、仲間を拾い上げる敵ロボ。
ボウケンジャー達と仲間は結構近い場所に居たので
狙いをつけるのが大変だったと思います。

そして敵ロボは伝説の鎧も手にしており、
伝説の鎧は光ってロボに装着されてしまいます。
人間サイズの鎧ですが、巨大ロボにピッタリフィットしています。
フリーサイズです。

敵が有利な状態になり焦るブラックの元に
アクセルラーのついたボウケンドライバーが転送されてきます。
喜んで変身するブラックに、お陰でナンバー10の修理は間に合っていないと告げるメカニック。
困っているブラックを宥めて、スーパーダイボウケンで行くと言うレッド。

しかし、以前イエローが1人で変身もせずにアルティメットを動かしてた事を考えると
アクセルラーよりビークルの修理の方が先なのかなという気もします。



 スーパーダイボウケンとサイレンビルダーを呼び出すボウケンジャー達。
スーパーダイボウケンで殴り、トリプルリキッドボンバーを食らわせても
鎧を着込んだ敵ロボは平気そうです。
「傷1つねえぜ。」
「流石は伝説の鎧だ。」
と敵も喜んでいます。
鎧の無い部分を狙ってみたい気もしますが
ボウケンジャー達は攻撃が効かない事で驚いている様子です。

敵ロボは手に刀を出現させ、スーパーダイボウケンとサイレンビルダーに斬りつけ
クエスター十文字斬りという技で横方向に一回、縦方向に一回斬り付けて
2体まとめて攻撃。

横方向の攻撃はともかく、相手が2体なので縦は2回斬って欲しいです。
しかし転がってしまうボウケンジャー達のロボ。

敵がパワーアップしている上に、こちらがアルティメットになれない為
レッドさえも厳しい状況だと判断。
しかしブラックは「弱音を吐くな!無いものを嘆いても仕方ない。今ある物を最大限に活かす事を考えろ、だろ!?」
と一喝。

ブラックがそもそも元凶な気もしますが、その言葉にハッとする一同。
そしてブラックは持久戦を提案、敵のロボが耐え切れなくなるのを狙うのだそうで
ダイボウケンにはブラックが残り、他の4名はビークルで敵を撹乱する事に。

ダイボウケンが敵ロボを羽交い絞めにし、ショベルやドリルが突進。
敵ロボはダイボウケンを振りほどきますが、背後からミキサーのビームを浴び
前方からはクレーンでドツかれます。

更にダイボウケンの他に
ショベルとドリルを腕に付け替えたサイレンビルダーも敵ロボの攻撃に参加。
ダイボウケンもミキサーを腕につけ敵の足元にセメントを飛ばします。

敵ロボは上空にジャンプしコンクリ漬けを免れますが
エイダーとポリスのビームに当たり墜落。
敵ロボが立ち上がったところで、腕をショベルに付け替えたダイボウケンのパンチが繰り出されますが
倒れているうちにセメントをかけておいた方が良かったような気もします。

ショベルのパンチは受け止められてしまい、十文字斬りで反撃されてしまいます。
そしてサイレンビルダーが敵ロボに攻撃しますが、これも気がついたらサイレンビルダーの方が転がされていました。

敵ロボが刀を振り上げている所で、クレーンが刀を捕らえ、
サイレンビルダーはダブルウォーターシュートで敵を攻撃、
それに合わせてダイボウケンもクレーンのワイヤーを引っ張り、
敵を後ろに転ばせます。

立ち直った敵を2体のロボが挟み撃ちのような格好で攻撃します。
敵ロボは両方の攻撃を受け止めますが、
オーバーヒートとなり小爆発とビリビリが発生。

ボウケンジャー達の狙いがオーバーヒートだった事に気付く敵。
シルバーが普通にリキッドボンバーを使っていたのは
作戦の詳細を知らせていなかったからでしょう。

2体のロボにラリアット気味にドツかれて転ぶ敵ロボ、
立ち上がった所でクレーンで鎧を掴み取られてしまいます。
簡単に着れるのは良いのですが簡単に脱げるようで、
伸縮性に富んで攻撃を受け付けないのは良いですが
実用性微妙です。

ダイボウケンの掌の上で人間サイズになり、箱に収納される鎧。
ダイボウケンは箱を腰の後ろ側に持って行きます。
収納スペースでもあるのでしょうか。

そして敵のトドメを刺しに入るボウケンジャー達。
サイレンビルダーはブルドーザーとマリンを、
ダイボウケンはエイダーとポリスを腕にします。

そしてサイレンビルダーの方が轟轟剣アドベンチャードライブを出し、
ダイボウケンの方がナックルバルカンを撃ち出します。
猫系の人達は脱出したようですが敵ロボは大爆発。
一件落着ですが、
ダイボウケンとサイレンビルダーの腕付け替えの
効果が良く分かりませんでした。



 基地でお茶を飲みながら、
レッドの発言を実践し、敵と渡り合ったブラックを口々に誉めているボウケンジャー達。
そして一同はブラックが居ない事に気付きます。

ブラックはメカニックのところに壊れたスコープショットを持ち込み修理を依頼して
椅子で寝始めてました。
「早く直してくれよなオッサン。」と言うブラックに「オッサンて言うな」と切れるメカニック。

しかしアクセルラー壊して問題になったすぐ後で
スコープショットも壊しているので
怒ってもあまり学習してくれないような気がします。

あと、結局ブラックが備品を壊した理由が良く分かりませんでしたが
戦闘に使用する物ですので耐久力が低いとは考えられません。

遊びで分解とかしたのでしょうか。
カバーの継ぎ目にシールとか貼っておいた方が良いかも知れません。