第26話



 基地でシンデレラの本を読んで、話に憧れているイエロー。
「本当は怖い」系ではなくて普通の絵本のようで、大人が読んでいい物なのか疑問です。

シンデレラの話の良さについて
イエローはピンクに同意を求めますが、
何の努力もせずに幸せになるのは教育的に良くないと却下されます。


一方、夜間に外で笑いながら一人で踊っている一般市民の女性。
12時なると突然倒れてしまいます。
そこを通りかかったシルバーが一般市民の女性を助けようと声をかけます。

すると突然現れた黒っぽいい服の女性が
一般市民の女性の足から透明な靴を脱がして回収していきます。
ちなみに透明な靴は片方だけで、もう片方は普通の靴です。
ヒールの高さとか違ったら結構危ない気がします。

ところでシルバー、夜中に外を出歩いていますが
1人でカラオケにでも行っていたのでしょうか。



 どうやら若い女性が踊りだして倒れる事件が続発しているようです。
一般の病院かサージェスの施設かは分かりませんが、
病室で被害者と思しき若い女性が半ダースほど寝かされておりました。
ボウケンジャー達は病室の様子を見ながら事件の話をしていますが
女性達の家族は見舞いに来ていないようです。


シルバーが靴を持ち去る怪しい女を目撃していた為、
靴がプレシャスかもしれないとして調査を始めるボウケンジャー。
シルバーとピンクが外を歩いていると、
変な笑い声が聞こえてきます。

声のする方に走って行った2人は、野外劇場のような舞台で踊っている女性を発見。
この女性も靴が片方透明の物です。
ところで多くの人が次々に履いたと思われる靴、
誰か水虫とか持っていたら大変な事になりそうです。

シルバーとピンクは女性の踊りを止めさせようとします。
シルバーの方は女性に振り払われて転んでしまいました。
この女性、何かに取り付かれているのを差し引いてもかなり強い気がします。

ピンクは女性と揉み合いになり、女性もろとも転んでしまいますが
その拍子に透明な靴が脱げます。
何処からともなく小石が投げつけられ、白い戦闘員となってピンク達に襲い掛かりますが
先ほどまで踊っていた女性は目を覚まして逃走し事無きを得たようです。

片方裸足で片方ハイヒールですが特に転んだりとかしません。
素晴らしいバランス感覚です。

戦闘員の1人が靴を持って逃走したあたりで
レッド達も合流し戦闘に参加。
しかし靴を持った戦闘員は白い衣装の人と合流してしまいました。

面白い物を見つけたではないか、と戦闘員を誉める白い衣装の人。
特に靴を探そうと思って来たわけではないようです。
戦闘員はプレシャスを見つける能力があるのか
犬みたいに靴を集める癖があるのでしょう。

ガラスの靴は女の子の夢なんだから絶対に渡さない、とイエローは白い衣装の人を蹴り
靴を弾かせ、ブルーがその靴をキャッチ。

白い衣装の人、手にしたプレシャスを奪い返されがちです。
戦闘員達もこの人にプレシャスを預けるのを止めたほうが良いかも知れません。

白い衣装の人に「これはお前が作ったプレシャスか。」と聞くレッド。
白い衣装の人は自分が作ったのではないとし、
そのプレシャスはシンデレラの呪いがかかった靴だと親切に解説、
実に恐ろしきは人間の女の執念だなと言って消えてしまいました。
一言余計な気がしますが、過去に何か有ったのでしょうか。

あと、結局プレシャスに関する知識を授けに来ただけな格好になっていますが
たまには偽情報を流して相手を混乱させるとか、
もう少し悪人らしい振る舞いを身に付けてください。



 靴を基地に持ち帰っているボウケンジャー達。
レッドはピンクに被害者の共通点を探るよう指示。
メカニックも徹夜で靴を調べるそうです。
徹夜前提で仕事をしないで欲しいです。

と思ったら居眠りしていましたメカニック。
どうやら徹夜していると思い込んでいるだけかも知れません。

分析器に置かれた靴が突然浮かび上がり、それを持つような格好で黒い服の女性が登場。
そして仕事を続けているピンクの近くに女性が出現します。
ピンクは驚いて椅子から立ち上がりますが、左足に謎のビリビリが走り、
何か見えない力に動かされているようで
座り直して左足を上げます。

履いていたブーツが自動的に脱げ、
黒い服の女性にガラスの靴を履かされてしまうピンク。

ちなみに靴下はブーツと一緒に脱げたのか
最初から素足かは不明です。

靴を履かされたピンクは
舞踏会みたいな状況の空間に飛ばされています。

周囲で踊っている女性達が事件の被害者である事に気付くピンク。
「私はシンデレラ」と言って笑っている被害者達を見たピンクは
自分の足元を確認、両足ともガラスの靴を履いている事に気付きます。
そして隣に黒い服の女性が立っている事にも気付いて警戒をしますが
アクセルラーも無いと焦っています。

そしてそこに王子様と呼ばれる男性が出現し、ピンクを歓迎。
ピンクはその王子様と踊りだしてしまいます。

実際はピンクは基地で1人で踊っている状態だったようで、
偶然部屋に入ってきたレッドに靴を脱がされた為に
正気に戻れたようです。

レッドが何か役得な気がします。

目を覚ましたピンクに、何故靴を履いたのか聞くレッド。
謝っているピンクですが、多分見たことをそのまま話した方がよいと思われます。

病室の被害者を見ながら、彼女達が幸せなのだろうと考えるピンク。
そして王子様に「君の求めるものは何だい」と聞かれた事で
レッドからボウケンジャーへの誘いがあった頃を思い出しています。

射撃の訓練をしているピンクの横で勧誘しているレッド。
ピンクはサージェスに対し既に正式に断ったらしく、レッドを鬱陶しがっています。

ところで、射撃訓練が出来ると言う事は自衛隊の施設だと思いますが
誰ですかレッドを此処まで入れたのは。

何不自由ない西堀家のお嬢様が過酷な特殊部隊に入ったのは何のためだと聞くレッド。
本当にしたい事を見つけたかったと答えるピンクに、
それは見つかったのかと突っ込みを入れ、
自分も自分だけの宝を探しているので
一緒に見つけてみないかと勧誘につなげるレッド。

しかしピンクはまだ自分の宝を見つけられていないようです。
よく考えたら、自分の宝を見つける為にボウケンジャーになったのですから
それが見つかったら組織に留まる必要はない気もします。



 気を取り直して今までの情報をまとめているピンク。
どうやら何か気付いた事があったようで、
他のボウケンジャー達が物陰から見守る中、
外へガラスの靴を持ち出してなにやらスタンバイしています。

そこに出現した黒い服の女性に、「クロリンダ」と話し掛け
シンデレラの姉である事を確認。
靴の呪いはシンデレラの物ではないが
女性が新しいシンデレラを見つけ続けている理由を聞くピンク。

新しいシンデレラを届けている限り、可愛くない自分でも「あの人」の傍にいられると語る女性。

自分も可愛くないと言われると、人の神経を逆撫でしかねない発言をしながら
シンデレラになれない女の子は皆不幸せだと誰が決めたのか、と問い掛けます。

シンデレラや沢山の人を犠牲にして得たり、命令されて生きているだけの幸せが本当に欲しいのかと
更に追及するピンク。

気が付いたら黒い服の女性のカウンセリングしていますピンク。
たしかにみ○もんただったら別れろとか言うケースです。

黒い服の女性も答えに窮してしまいます。
ピンクは「誰にでも自分だけの宝はあり、それは誰も与えてはくれない。」
とレッドの台詞を引用しながら靴を履きます。

そう言えば素足で外に出ていましたピンク。
夜間なのでウッカリ変な物を踏まなかったか心配です。



 舞踏会のような状況の世界にワープしたピンク。
王子様がピンクの前に現れて
「君の辛い旅はもう終わりだ。君の宝はここにある。」と言って
ピンクの手を取り踊りだします。

ピンクはシンデレラが魔法が解けても何故靴が残ったのか昔から不思議に思っていたと話し、
「それはあなたの所為だったのですね。」と指摘。
王子様は靴の力でシンデレラや多くの女性の魂を閉じ込めたのだそうです。

ピンクは王子様はタイプじゃないそうで、掴んで投げてしまいます。
自分の宝は自分で見つけると宣言するピンクに
「此処は僕の世界だ、君には何も出来ない。」と返す王子様ですが
現に今ブン投げられています。
悔し紛れ発言のニオイがプンプンします。

ピンクは王子様のビームをかわしたりしていますが、
王子様の命令を受けた黒い服の女性に腕を掴まれてしまいます。

焦るピンクですが、黒い服の女性は何か少し思いつめた様子です。
そして外の世界と此処の世界とを行き来できるので
物を持ち込む事が出来るという黒い服の女性、
何とサバイバスターを持って来ており
ピンクに渡します。

誰ですか、こんな物を預けたのは。

幸せを与えたのに、と女性の裏切りに怒る王子様ですが
幸せは自分で見つける物だとピンクから教わったと反論。

女性はさらに仮面を撃つようにピンク指示します。
王子様は目が光り、何か異変が起きているようです。
会場となっている世界も崩壊しているようで、
黒い服の女性も
「あなたはきっと見つけられる、宝を。」と言い残し
普通の娘さんの姿になって消えてしまいました。


これによって被害者達も目を覚ましたようで
病室で飛び起きています。
恐らくこのまま帰ると思われますが
靴を持って来てあるのかが気になります。



 元いた場所に戻るピンク。
そしてガラスの靴からは煙のような物が出て、
怪人の姿になります。

ピンクに拠ればこれが王子様の正体みたいです。
今まで踏まれてましたか。
ていうか顔の側面にガラスの靴と思われる装飾が刺さっています。

ビンタとか食らったらダメージ大きそうです。

怪人はボウケンジャー達に向かって
「可愛い可愛いシンデレラ達、さあ僕の元においで。」と言いますが
ピンクとイエローしか女性がいないのに
そんな十把一絡げな勧誘はどうかと思います。

変身して高い所に飛び移り、名乗を上げるボウケンジャー達。

「いいかいシンデレラ、君達が夢見る幸せなんて本当はどこにも無いんだ。
だから僕が幻を与えてあげるのさ。」と言いながら怪人は全員にビームを撃ってきます。

まさかとは思いますが、怪人の言う「シンデレラ」に
野郎どもまで含まれていませんか。

先ほど王子様状態の時は変身していないピンクに投げられていた怪人ですが
本性を現すとそれなりに強くなったようで、
サバイブレードで切りかかるボウケンジャー達を返り討ちにして
「僕の愛の炎で燃え尽きろ」と火炎放射して
ボウケンジャー全員を攻撃。

黒い服の女性が守備範囲外なのに
どういった心境の変化でしょう。

しかし火炎はピンクのハイドロシューターで鎮火。
炎が消された慌てふためく怪人に、
ピンクはハイドロシューターとサバイバスターで攻撃します。
更にレッドとシルバーが怪人に飛びかかって斬りつけ、
続いてイエローとブルーとブラックが飛び蹴りをお見舞いします。

「幸せも夢も宝も幻ではありません。」とピンクは
アクセルテクターを装着し、デュアルクラッシャーで怪人を攻撃。
ちなみに他のボウケンジャー達は特にピンクを支えたりとかせず
突っ立っています。

攻撃の威力が減らないか心配ですが怪人は一旦爆発。

しかし自力で巨大化する怪人。
何かの組織に属していない怪人ですが
一通りの基本は押さえている模様です。



 ボウケンジャーはダイボウケンに乗り込み
轟轟剣で敵に斬りかかります。
しかし攻撃はフルーレで流され、逆に突きを食らってしまいます。
サイレンビルダーの方も敵に適当にあしらわれてしまいます。

そしてダイボウケンを捕まえて「さあ僕とひとつになろう」と言いながら
キスのような仕草をする怪人。

黒い服の女性が守備範囲外なのに
どういった心境の変化でしょう。
あと中の事を考えるとかなり怖いです。

どうやらエネルギーを吸い取られているようですが
操縦席のボウケンジャーはどちらかと言うと精神的にダメージを食らっています。
そんななか、ピンクが「女の敵は絶対に許しません。」と言ってハンドルを切ります。

ダイボウケンのビンタが怪人に決まり、怪人はかなり遠くに飛ばされてしまいました。
更にピンクはダイボウケンでその辺のサイレンビルダーの肩の放水銃を掴み、
怪人にリキッド攻撃をさせます。

攻撃が効いていない様子を見て焦るボウケンジャー、
ピンクにどうするつもりか聞こうとしますが
ピンクの姿がありません。

ピンクはゴーゴーマリンに乗り込み、
放水を伝って敵に突進。
敵は大爆発してしまいました。

マリンは敵を貫通したので
衝撃をあまり受けずに行けたと思われますが
途中で止まったらちょっと反動きつそうでした。



 絵本を読み返してガッカリしているイエロー。
「ま、王子様なんていないって事だよな。」とイエローをからかうブラック。
しかしイエローはそれに反論。
確かにイギリスとかにバッチリいます。

幸せにしてくれる素敵な王子様は絶対いると主張するイエローに
ブルーは呆れて、ピンクに「何か言ってくださいよ」と振ります。
しかし「私もいると思います。」と答えるピンクに驚く一同。

ピンクは王子様を待っているのではなく、自分で捕まえるそうです。
そう言いながらワイヤーを持ちだしているピンク。
SPとかに注意してどうぞ。