第23話



 基地でブルーとの連絡を試みているレッドとピンク。
どうやら通信が途絶えて皆が心配しているようです。

シルバー、ブラック、イエローは外で
ブルーの目撃情報について聞き込みをしています。
警察に捜索願とか出しているかは不明です。

幸いブルーを見かけた一般市民がいるようです。
目立たない人を覚えている一般市民、何か特殊な能力でもお持ちですか。


シルバーはブラック達から少し離れて退屈そうにしています。
ブルーがどうせそこらでサボっているだけだろうと
楽観しているようです。

サボっていようがいまいが、ブルーが見つかるまでは
仕事が終わらないような気がしますので
探すの手伝った方がいいと思います。


そしてシルバーは何かに気付いたようで
しゃがみ込んで地面に手を当て、何かを探っています。

しかしイエロー達が自分の方に来た途端、何事も無かったかのように装いつつ
こっそりとボウケンチップを地面に落とし、
それをあたかも今見つけたかのように振舞い、
チップ発見の報告の為に皆が一旦基地に戻るように仕向けます。

ボウケンチップを周囲に悟られずに仕込むのは凄いですが
サガスナイパーを隠し持つスキルから考えれば
シルバーにとっては難しい事では無いのでしょう。



 ブルーの前で電話をかけ、女性との食事の約束のキャンセルをしている男性。
倉庫のような場所ですが、電波は入るようです。
男性が電話を終えると、今度は別の女性から連絡が入ってきます。
ブルーは「相変わらずですね。」と笑いながら声を掛けています。

男性はブルーに今日は長くなるからとデートの予定をキャンセルするよう言います。
今日はフリーだと答えるブルー、何と手錠とかつけられて
どうもとっ捕まっている感じです。

以前出てきた「帝国の真珠」の在り処を知りたくてブルーを捕まえたらしい男性。
今男性を雇っている国が帝国の真珠に隠された
最強の戦車の設計図を欲しがっているそうで、
それについて調べているうちに
昔の仲間であるブルーがボウケンジャーだと言う事をしったそうです。


あの戦車は確か「超巨大」でしたので
仮に導入したとしても輸送で頓挫しそうな気がします。

ブルーは男性に向かって、自分が喋ら無いと分かっているだろうと指摘しますが
男性は今回は良い手があるとして、猫系の人達を呼んできます。
それを見て驚いているブルー。

ブルーがいつもの敵に今初めて会ったという事は、
男性1人相手に普通に捕まったと考えて宜しいでしょうか。
かなりの失態な気がします。



 1人で外に戻り、地面に手を当てて何かを探っているシルバー。
そこにレッドが来て、何をしているのかとシルバーに尋ねます。
シルバーはレッドを誤魔化そうと、
シルバーの話題を振ったりします。

レッドはボウケンチップにブルーに関する記録が無く
シルバーがブラック達を追い払いたかっただけだとし、
その理由を猫系の人達でないかと指摘します。

シルバーはレッドの指摘を肯定し、敵の探査を続行しています。
レッドは猫系の人達をボウケンジャー全員の敵だとして、協力して倒すようにと言います。

ブルー探しを真面目にやれとかは言いません。

側に居られると集中できないとして苛立ってみせるシルバー。
シルバーを尊重しながらも、見つけたら一緒に行くと釘を刺してその場を離れるレッド。

しかし、炎天下で銀色のジャケットを着て作業をしている点で
すでに集中できる状況とはかけ離れている気がします。



 ブルーの知り合いの男性と、猫系の人達は現在協力関係にあるようです。
ちなみに帝国の真珠は男性が貰う約束になっているそうです。
設計図はコピー取れば済む話ですので、問題ないのでしょう。

猫系の人達の片方は他人の記憶を探る能力を持ち
以前レッドに対してその力を使ったという実績もあります。
改造されても能力は残ったのでしょう。
今回はブルーの記憶を引き出すそうです。

ブルーの記憶を特殊な装置で映し出す敵。
しかしブルーが意識的に違う映像を思い浮かべており
女の子の映像ばかり出てきてしまいます。

何をするのか先に話してしまったばかりに
思いっきり自衛されています。
おしゃべり過ぎます敵。



 探索を続けているシルバー。
急に立ち上がったシルバーを見て、分かったのかと近寄ってくるレッド。
レッド、シルバーから離れると言っても4メートルぐらいの所にいました。
近付いてきたレッドの腹に突然パンチを入れるシルバー。
レッドがうずくまっている間に、シルバーは猫系の人達を追って走っていってしまいます。

ところでレッド、以前ピンクからも腹を殴られたりしていましたが
レッドの腹には殴りたくなる何かがあるようです。



 女の子の映像ばかり見せられ、切れる猫系の人。
ブルーは笑いながら「じゃ、こんなのはどう。」とレッドとブラックの水着映像とか見せ
更に敵の怒りを買っています。

よく考えたら、この映像で喜んでいる風なりアクションを取った方が
脅しとしては有効な気がします。

ブルーに暴力を振るいだした敵を、大切な情報源だからと止める男性。
男性はブルーを助け起こして、
「俺が仕込んだだけあって女の子の趣味がいいな。」と誉めています。

「僕は鳥羽さんみたいに女の子を泣かせたりしないですよ。」と軽口を叩くブルーですが
男性は彼らのスパイ活動でクーデターが発生した事件で
国を追われた王族の王女の話を持ち出し、ブルーの動揺を誘います。

処刑されかねない所を追放で済んでいるので
この王族はかなりラッキーではないかと思うのですが
国を離れたくない気持ちで泣いていた「幼いプリンセス」を思い出し、
連鎖的に他の「他人を泣かせた事件」を色々思い出したらしいブルー。
ついにある建物を思い浮かべてしまいます。

建物の映像だけで場所の目星がついたらしい敵、
自作の巨大メカで出動するようです。
この世界の人達は少人数で大きいマシンを組むのが得意みたいです。
しかし物を盗みに行くのに、この目立ちまくる乗り物を利用するのはどうなのでしょう。

そして猫系の人がブルーを始末しようと銃を向けますが、
拘束されていた筈のブルーが相手を蹴って、ロープと手錠を外して逃走。

ブルーを追いかける猫系の人達。
男性はブルーが落としていった手錠に鍵が刺さっているのを見つけ、
自分が助け起こした時に取られたと分かり、
ブルーの腕が鈍っていないと感心しています。

鈍っていない状態で、この男性に捕まったりしていたのでしょうかブルー。
現役時代はそれで良かったのでしょうか。



 猫系の人達の居る場所に向かって走っているシルバー。
レッドは基地に居るピンク達に、シルバーの変身コードをキャッチして場所を逆探知するよう指示。
ていうかシルバー、変身せず走って移動です。
タクシーぐらい使っても良いのではないでしょうか。

そしてブルーを追いかけて外に出てきた猫系の人達を
建物の上の方の階の外通路から呼び止めたりしています。

意味もなく建物に登りましたかシルバー。
お陰で飛び降りざるを得ませんシルバー。

シルバーが変身して戦い始めた為、
基地に居るピンク達はシルバーの居場所を割り出し
レッドに場所を知らせて自分達も出動します。

レッド、シルバーが見つかるまで
ずっと外にいらっしゃいましたか。



 倉庫内で身を隠して猫系の人達をやり過ごしていたらしいブルー。
プレシャスの保管場所を知られた事をレッドに知らせたいと思っているようです。

物陰から出ようとしたブルーは、男性が銃を構えて待ち構えているのを見て驚いています。
男性に拠れば、ブルーは目標が無いと左に移動する癖があるそうです。
しかしブルーが何処に隠れているのか、起点となる場所を知っていないと待ち伏せも出来ないので
その知識が生かされる状況は少なめかも知れません。

ブルーはプレシャスを敵に渡すと大変な事になると訴えます。
男性はブルーの活動を自己満足だとして銃を下ろしてくれません。
「口先で惑わされるな、どうやら昔のお仲間らしいが詐欺師だぜそいつは!」と
敵と戦いながら倉庫に乱入してきたシルバーがブルーに話し掛けます。


シルバー、今来たばかりで何でやり取りの流れを把握しているのですか。
あと、口先っていうか、思いっきり銃で脅されているの見えませんか。


「過去にはきっちり決着を付けなければいけないんだ。
俺様はこいつらと決着をつける。」
と一通り主張して戦いながらどっかいくシルバー。

あと、シルバーが語っている間に男性の銃の向きがブルーから逸れ、
逃げ出すチャンスが出来ていましたが、
肝心のブルーもシルバーに気を取られて逃げそびれていました。

決着をつけるか、とブルーに攻撃しだす男性。
銃を持っていますが全然発砲せず、2人は殴る蹴る系の戦いになります。
そして男性の拳銃を奪い、相手の足元に向けて発砲し威嚇するブルー。

ブルーは相手を威嚇しながら
過去に決着を付けるつもりも言い訳するつもりもなく、自己満足でも構わないと前置きし
生きている以上前に進むしかなく自分も笑いたい、
その為にも一生過去の涙を背負って
目の前に居る人や世界を守ると決めたと話しています。

男性はブルーの主張を聞いて大人しくなり、
ブルーも拳銃を捨て、男性の上着の内ポケットからアクセルラーを抜き取り、倉庫を後にします。
そして外で敵と戦っているシルバーには目もくれずもっと先のほうに向かって走っていっています。

シルバーはブルーに決着がついたのか聞きたいみたいですが、
完全に無視されています。
今までシルバーと戦っていた敵も戦闘を放棄して先に行ってしまいます。
俺様と決着つけないつもりかと敵に聞くシルバー。
猫系の人達は決着はどうでも良く、欲しいのはプレシャスだと言って去ってしまいます。

完全無視のブルーより、コメントをくれる猫系の人達の方が優しいです。

「生きている以上、前に進むしかないってさ。いつ迄も同じ所には居ないって事だ。」
倉庫から出てきた男性がブルーの主張をシルバーに伝えてフォロー。
皆が先に進んでしまい、自分が馬鹿みたいだとぼやくシルバー。

しょげている暇があったら気を取り直して仲間と連絡取るとかして欲しいものです。
今回は居場所ばれているから不要ではありますが。



 レッド達と合流するブルー。
ブルーはプレシャスを狙っている事とし、すぐに確保をしないといけないと話します。
また自分から情報が漏れた事を謝罪しますが、
レッドは「気にするな」と言って責任を問わないようです。
そして変身しだすボウケンジャー。

ところでシルバーが居ない事に関して
何か疑問とか無いのでしょうか。

一方目的の建物の側までロボで飛んでいっている猫系の人達。
建物の壁を掴んで持ち上げようとしますが、それだと地下にある物は持てなさそうな気がします。
ていうか地面から持ち上がるより先に壁破れませんか。

そこにブルーのゴーゴージャイロが登場、敵の巨大ロボに向け威嚇射撃を行い
作業を中断させます。
ジャイロが役に立ったのが久し振りな気がします。
更に他のマシンと合体しダイボウケン完成。

珍しく素のダイボウケンで敵と戦い始めるボウケンジャー。
2体のロボは殴り合い系の戦闘になり、
ダイボウケンは敵のロボの頭突きで吹っ飛ばされたりして
相手のパワーが強い事と思い知らされたりしています。

そこにサイレンビルダーの材料3台が到着。
皆に無視されてむしろ敵に構ってもらっていたシルバーが合流です。
エイダーとポリスでビーム攻撃をして敵のダイボウケンへの追撃を封じ
その間にサイレンビルダーも合体。

「何やってるだ、だらしないぞ!」とダイボウケンの方に向けて話し掛けるシルバー。
確かに、意味もなく素の状態のロボで戦っているのは
何やってるんだって感じです。

シルバーが1人で猫系の人達と戦おうとせず、
ボウケンジャー達のフォローに回る様子を見て驚くレッド。
「分かってんだよ、俺様だって前へ進むしかねえ。」とシルバー。

敵味方皆から同じ事を言われたのが余程堪えたようです。

そしてダイボウケンとサイレンビルダーで敵のロボと戦い始めますが、
ダイボウケンが素のままのせいか、あっという間に劣勢に。

敵がトドメを宣言したその時、
戦いを見ていたブルーの昔の仲間が
携帯のボタンを凄い勢いで押し始めます。
すると敵のロボのあちこちから小爆発が発生。

何と敵のロボに予め爆弾を仕掛けていたようで、
ボウケンジャーの援護の為にそれを作動させています。

その隙にボウケンジャー達は敵ロボを殴り倒し、
レッドは追加のビークルをやっとこさ出動させます。

ダイボウケンはアルティメットダイボウケンを完成させアルティメットブラスターを発射。
サイレンビルダーもトリプルリキッドボンバーで敵を攻撃。
格闘では強かった敵ロボですが、飛び道具は苦手だったのかすぐ大爆発。
ちなみに中にいた敵達は上手く脱出出来たようです。

次はビーム対策とか気をつけてロボを作って欲しいです。



 昔の仲間の元に駆け寄るブルー。
男性はスパイは疑い深いものだから万一の為に爆弾を仕掛けていたそうで
お礼は要らないそうです。

ボウケンジャーの為に爆発させたのは
前に進んだブルーへの餞別だそうです。

男性はブルーを助けたのが自己満足だとし、
ほとぼりが冷めるまで身を隠すそうです。
確かに猫系の人達も男性を雇った国も多分カンカンです。

ブルーと分かれてすぐ女性から電話が掛かってきますが
明日にはもう日本に居ないと話す男性。
どうやら高飛びするみたいですが、ベラベラ喋っているあたり
女性に対しては疑い深さが足りないのかも知れません。

基地に戻ったブルー。
ブルー不在の間に、ボウケンジャー達はアイスクリームコーンから
プレシャス保管庫が偽物だったと伝えられていたらしく、
イエロー達はその事に不満を持っているようです。

シルバーまで「俺様達は互いに協力する仲じゃなかったのかよ。」と文句を言い
レッドが「お?お前がそういう事言うとは。」シルバーの発言を茶化しています。

ブルーに至っては突然ギターを弾き始め、「食えない所はスパイ並だね。」と発言。

ブルー主役と見せかけて
シルバー成長の巻だったあたりも
ブルー的には食えないと思います。


ブルーがあっち側行きかけて話がウヤムヤになりそうな感じで一件落着でした。