第12話


 催し物でドイツ展があったらしく、そこから「ハーメルンの笛」を盗み出している女忍者。
近くのビルの屋上に移動し、笛を吹いてみたりしています。
どうやら笛はプレシャスらしいです。
そこにボウケンジャー登場、笛を返すようにと女忍者に迫ります。

ボウケンジャー、現場への到着が早いです。
ずっと笛を見張っていたのでしょうか。

そして女忍者の背後に回りこんでいたブルーとブラックが女忍者に攻撃を仕掛けますが、
同じくどこかに潜んでいたツクモガミが肩のスピーカーみたいな器官から衝撃派とやらを出して彼らを撃墜。

ブルーとブラックは変身解除状態で屋上から落ちてしまいます。
慌てて彼らを助けようとするレッドとイエローですが、ツクモガミが進行方向上に立ちふさがり邪魔をします。
一方女忍者が手放してしまった笛はピンクが回収。
ピンクが女忍者にサバイバスターを向けたところで、忍者達に首領から撤収命令が下った為
戦闘は中断、女忍者達は不承不承帰っていきます。

煙球で離脱できるのでしたら、ボウケンジャーに絡まれた時点で帰るのが吉だと思います。

敵が変なタイミングで帰ってしまったので呆然とするレッドとイエロー。
そして落ちたブルーとブラックを思い出して屋上から下を覗くと、建物の壁面に張り付いている2人が見えます。
色々引っ掛けて落下は免れたようですが、自力で上がるのはきついようで手助けを求めています。
今までこの位落ちた事が何度かあったような気がしますが、
変身しなおす時間が無いのでしょう。
小さいパラシュートは家出中です。
しかし特にブルー、空飛ぶのが売りだったような気がするのですが、こんなんで大丈夫でしょうか。


 ピンクは笛の回収をレッドに報告し、所有者にサージェスでの保管を勧めるよう言います。
もっと早い段階で勧めても良かったような気がしますが、実際に盗まれてからの方が
説得しやすいとかの事情があるのでしょう。

盗まれた事にして、奪い返した笛をガメた方が確実だと思います。

キビキビと仕事をこなしているピンクを見て、落ちたブルーやブラックが気にならないのかと不思議がるイエロー。
レッドはピンクが2人が自力で助かると信じているからだと説明。
ピンクは自衛隊の特殊部隊に所属していたそうで
判断の素早さはレッドも敵わないそうです。

前回レッドの腹を殴ったのも特殊部隊仕込みのパンチだった訳です。


 基地に戻っているボウケンジャー。
ピンクも笛を収めた箱を持って戻り、所有者から預けてもらえた事を報告。
そしてアイスクリームコーンを交え、ハーメルンで子供が連れ去られた事件を
童話でなく事実であると確認しています。

話が一段落済んで、笛を保管場所に運ぼうとするピンク。
イエローはピンクを呼び止め、落ちたブルーとブラックを信用していた件に感心した旨を伝えています。

ピンクは特に2人を信用していたのではなく、既に落ちたなら出来る事は無いので
プレシャス回収を優先したと言います。

そのやり取りを聞いてめげているブルーとブラック。
しかしプレシャス回収も大事かもしれませんが、ビルの屋上から物が落ちる訳ですから
下に通行人とかいたら巻き添えになる危険もありますので
落ちたなあと思ったのなら、尚更回収の必要があるのではないでしょうか。

落下途中で自爆させるのも手だと思います。


 女忍者は自分達の基地に戻って、笛があることに驚いています。
別の場所にもう一本笛があったそうです。
笛が2本セットという事で、何故か鼻の穴で笛を吹く図を想像してしまいました。

首領に促されて、笛に書かれている文字を読む男忍者。
笛を吹いて子供の命を集めると巨大な力を呼び出す事ができるそうです。

ところで、笛に書かれているの何語か分かりませんが
辞書も引かずに読む男忍者、
語学力凄いかも知れません。

そして笛を使った作戦の実行を志願する女忍者。
首領から戦闘員も使うと良いということで、その辺から白い戦闘員達が出現します。
今まで隠れていたようです。
確かにそんな広くなさげな屋敷ですのでウロウロされると目障りです。


 メカニックの人に笛の分析の進捗を聞いているレッドとピンク。
仕組みはまだ分からないそうですが、文字のような物が書かれているのが分かったそうです。
ところで今までこの笛を保管してたり展示してたりしていた人達は
文字の解読とかしなかったのでしょうか。

一方チャーハンとか食べながら、ピンクの冷静さについて語っているブルー、ブラック、イエロー。
ちなみにブラックはチャーハンのグリーンピースを避ける作業で時間を食っているようです。
それにしても随分豆入っています。今年は豆が豊作なのでしょうか。

イエローはブラックの作業を手伝い始めながら、ピンクを尊敬するものの
自分の目指す冒険者とは違うかもと言い出します。
ブラックがなろうと思ってもピンクみたいにはなれやしないだろうとイエローをからかうと、
怒ったイエローは豆を元に戻してしまいます。
慌てるブラックですが、別に豆がチャーハンに埋め込まれた訳じゃないですので
再度取り除くのはそれ程難しくは無いと思います。

そんな中、アイスクリームコーンがモニタに映し出され、
笛がもう一本有った事を知らせてきます。
元の所有者が2つ持っていたのか、最初から別の場所に存在していたのか不明ですが
後者であれば両方日本にあったのがジャパンマネーの恐ろしさです。


 ランドセルとか背負っている小学生を笛で操って連れて歩いているツクモガミ。
女忍者もツクモガミと一緒に小学生を誘導していますが、笛の効き目があるのなら
多分やってもやらなくても同じです。
どっちかって言うと、笛を吹くのに集中できるようにツクモガミを先導した方がいいでしょう。

物陰からその様子を見ているボウケンジャー。
イエローが子供達を助けに入ろうとしますが、
笛の対処法の解析が終わるまで待つようにと指示を受けてしまいます。
しかし1ダースぐらいいた子供達が突然光りだし、
透明ゴルフボールみたいな物になってしまうのを見た一同。

今出て行っても無駄だと言うピンクですが、イエローは見ているだけは無理と言って
敵に向かっていってしまいます。
それに同調したブラックとブルーも戦闘に参加。
色々理由は言っていますが、見殺しにされかけた反発もありそうです。

笛で操れるのは子供だけではないと、イエロー以下3名に向けて笛を吹くツクモガミ。
動きの止まった3人を見て焦るレッド、そこに基地から連絡が来て
マスクのジャミングレベルを3にセットすれば笛の音波領域をカットできると知らされます。

今の段階では特に動きの止まっていないレッドとピンク、
笛の射程距離が短いようです。
単純に遠くから狙撃とかでも用が足りるかも知れません。

しかしアドバイス通りに変身しマスクの機能を調節するレッドとピンク。
そして敵に攻撃をしかけますが、イエロー以下3名は敵から指示を受けてレッド達を攻撃。
イエローの方はピンクが取り押さえてマスクのボタンを押し、音波をカットして正気に戻させますが
ブルーとブラックが2人がかりでレッドを攻撃している為、こちらは再度見殺しという事で
退却の指示を出すレッド。

しかし離脱する途中で、ブルーとブラックにアクセルラーを狙撃され
レッド達は変身解除して倒れてしまいます。

ここでボウケンジャーの弱点が判明するのですが
女忍者とかちゃんとそれ覚えて後で役に立てるか微妙です。

そしてツクモガミがレッド達に向けてトドメとしてビームを放ってきます。
3人を中心に爆発が起こり、敵は帰ってしまいます。
ピンクとイエローは無事のようで、レッドが2人を庇って背中に攻撃を食らっていました。

しかしレッド、爆発でジャケットに穴が開いているのですが
頭がパーマになっていないのが惜しいです。


 自分が飛び出した所為で皆に迷惑をかけたと泣いているイエロー。
メカニックに拠ればレッドの怪我は大した事は無いそうです。
手当てを受けているから大丈夫とイエローを励ますメカニックですが
背中にダメージを食らっているのに仰向けで寝かされているレッドが
本当に大丈夫なのか気になるところです。

そして敵の居所は笛の音波をたどる事で分かっているそうですが
アクセルラーがまだ壊れているので、直るまでは待機です。
とりあえず、近隣の子供に外出禁止令とか耳栓の配布とかした方がいいと思います。


 檻の中で正気に戻っているブルーとブラック。
アクセルラーは女忍者が取り上げて見せびらかしているようです。
そこに透明ゴルフボールを持って戻ってくるツクモガミ。
これで全部揃ったと喜んでいます。

ブルーとブラックをゴルフボールを集めているのと
同じ部屋に置いておく必要とかあまり感じられないですが
他に適当な場所が無かったのでしょうか。
ワンルームですか。(檻は一部屋に数えないとして)

何をする気なのか女忍者に聞くブルー。
女忍者は子供達を生贄に凄い力を呼び出すと話します。
答える必要とか無いと思うのですが、律儀です。
しかし何が出てくるのかはお楽しみだそうで、本人達も分かっていないかも知れません。


 山道を歩いているイエロー。
自分の責任は自分で、とか思っているようで
どうやら敵の潜伏ポイントに向かっているようですが
指示とか無視して一人で行くと言う最初の失敗の踏襲をしているような気もします。

そして白い戦闘員が出現しイエローに襲い掛かっております。
前半はブルーとブラックが戦闘員代わりに戦ってしまったので
やっと出番です。
戦闘員2体に転がされて武器で攻撃されそうになっているイエローですが、
そこにピンクが登場、ライフルで戦闘員を撃ち抜いて行きます。

昔のツテで用意できるだけの物は持ってきたというピンク。
ライフル数丁の他にパイナップルとかもくっ付いています。

ヘルメットとかも欲しい気がしますが、そちらにはツテが無いのでしょう。
イエローにライフルを差し出し、一緒に行くか聞くピンク。
ていうか、一丁ぐらい持って頂かないと、流石に重たいと思われます。
よく知りませんが一丁5キロとか普通にあるのではないでしょうか。


 ゴルフボールを笑いながら見守っている女忍者とツクモガミ。
煙のような物が立ち込めており、何だかたこ焼きを焼いているような雰囲気です。
ブルーとブラックは檻の中から止めろと叫んだりして
ツクモガミにうるさいとドツかれたりしていますが
同じ部屋にボウケンジャーを監禁した方が悪いような気もします。

ピンクとイエローは戦闘員の集団に出くわしたりしていますが
端から撃つ感じで蹴散らしていっています。
イエローも時々ピンクを助けるように敵を撃ったりしていますが、
銃口がピンクの方を向いていてもあんまり気にしないようで
あまり扱いに慣れていない感じがしています。
ていうかピンク的にはかなり怖い状況だと思います。

手榴弾の爆発音が敵のアジトからも聞きとれ、警戒した女忍者はツクモガミを偵察に出します。
ツクモガミと入れ替わるように女忍者達の居る部屋でも小爆発が起こり、
煙がっている女忍者の手からイエローによってアクセルラーが奪い返されます。

女忍者を撃ったりしないのが何か配慮です。

イエローからアクセルラーを受け取ったブルーとブラックは変身し檻を破壊、女忍者に斬りかかって行きます。
一方ゴルフボールを見ながらどうしようと焦っているイエロー。
ピンクはその横で持参してきた笛を取り出し吹き始めます。
するとボールが光りだして子供達に戻ります。
ところでピンク、笛の演奏とか普通にこなしていますが
練習とかしてきたのでしょうか。


 何時の間にか外に出て戦っている女忍者達。
その横で、解放された子供達が無駄にワーとか言いながら走って帰っています。
普通に呼吸しないとスタミナ切れそうです。
頭を抱えてどうなっているのと半泣きな女忍者。
ピンクが持ってきたのは子供を解放する為の笛なのだそうです。

女忍者は悔しがりながら、ツクモガミにボウケンジャーを笛で操るよう指示を出しますが
何処かから攻撃が入り、手に持っていた笛を弾き飛ばされてしまいます。
飛んでいった笛はレッドがキャッチ。
レッドは修理が終わったアクセルラーも持参しており、
ピンクとイエローに投げ渡します。

レッド、復帰早いです。
生身パンチでこの人を倒しかけたピンクがどれだけ強いんだって感じです。

変身したボウケンジャー達に衝撃波とか出してみるツクモガミですが、
男性陣がそれをブロックし、その背後からイエローが飛び出し
ツクモガミの前に飛び降りながらバケットスクーパーで殴りつけます。

その間にピンクがアクセルテクターを装着しデュアルクラッシャーを構えます。
女忍者は上方に飛び退いて難を逃れますが、ツクモガミは普通にビームに当たってしまいます。
そして恒例の巨大化。

ちなみに男忍者の方が女忍者の失敗を苦々しく思っているようですが
そう思ったら次から付いて助けてやるのが筋だと思います。


 ゴーゴービークルを呼び出し合体させるボウケンジャー。
ところで巨大メカが並んで走ってくるのですが、
この道をさっきの小学生が走っていたら、
全員撥ねられそうです。

そして今回の敵はそんな強そうではないのですがスーパーダイボウケン合体完了。
敵の攻撃は全然効かず、スーパーダイボウケンがドリルで普通に突き飛ばしただけで
怪人は転がったりしています。
そしてタンマのポーズで慌てているツクモガミに
ダブルアームクラッシュと、もう容赦無し。

ツクモガミは爆発する為に巨大化したようなものでした。


 2本の笛を回収しているピンクに頭を下げているブルー、ブラック。
イエローはライフルを一丁持たされているので下手に動けず、言葉だけで謝っているようです。
ピンクは彼らにも一理あると考えているらしく、特に怒っていないようです。

ピンクが無茶をして助けに来た事に感動したと言うブルーに、
ピンクは80%の安全は確保した上での行動だと主張しています。

20%の危険はあったと言う事で、ピンクはクールなだけではないと考えるイエロー。
イエローの目指すボウケンジャーが一人増えたそうです。

残り20%の危険がイエローの誤射と法律的な危険な気がしますが
メデタシメデタシです。