第7話


 小説を執筆している男性。
途中で手が止まると、何やら古い横文字の本を開いて参考にしているようです。
爬虫類が同士討ちで死んでたり、生き残った奴の姿が変わったりとかの内容を書いているようで
どんな読者が付いているんだって感じです。

ところで、原稿用紙に万年筆で書いていますが、ワープロとかパソコンとかの便利な道具は使いません。
後で打ち込み直す手間とかも考えてください。

場面は変わり、雑誌に掲載されているその小説を読んでいる所を
ブラックとイエローに見つかるレッド。
イエロー、寝っ転がっている奴の傍にミニスカートで立たないでください、見えます。
ちなみにブラックとイエローはレッドが漫画を読んでいる物と勘違いしたようです。
内容的にはどう考えても漫画ですが、そこまでチェックしてません。

とっくに引退していたと思われた作家の久し振りの新作が載っていると
雑誌について嬉しそうに語るレッド。
何でもレッドはその作家のファンらしいです。
読者はレッドみたいな人のようです。

そしてレッドのアクセルラーに着信がある事を指摘するブラック。
レッドは素で気付いていないようでした。
基地に戻るとアイスクリームコーンがご立腹。
すぐに電話に出ないぐらいでどうこう言われる職場なようです。
おちおちトイレにも行けなさそうです。

アイスクリームコーンに頭を下げまくるレッドを切り上げさせて、本題の指令を聞こうとするピンク。
何でも赤い人達がまた出てきたようですが、プレシャスは出現していないそうです。
ところで赤い人達、いつも大勢死んでるんですがなかなか絶滅しません。
野郎ばっかに見えるのですが、繁殖とかどうなっているのでしょうか。


 岩場でゴロゴロ死んでいる戦闘員達。
「死んでいます、一匹残らず。」とブルーはレッドに報告。
全員調べたのですかブルー。
4〜50体ぐらい転がっているのですが。
手伝ってあげてください皆さん。

他の組織との抗争かと考えるボウケンジャーですが、
イエローがその辺の崖の上で戦っている赤い人達を発見。
仲間割れらしい状況を見て、雑誌の小説の一文を思い出しているレッド。
寄って見ようとするボウケンジャーですが、
赤いののリーダーっぽい人が近寄るなと言って登場。

何でも神聖な儀式なのだそうです。
それはいいのですが、死体とか後で片付けてくれるのでしょうか。

リーダーっぽい人がビームを放ってきたので変身するボウケンジャー。
両者で戦闘になるかと思いきや、リーダーっぽい人の方が
戦闘員の仲間割れが終了したのを見て、そちらに行ってしまいます。
目の前のボウケンジャーは割と無視です。

生き残った戦闘員の前に立つリーダーっぽい人。
これで戦闘員がリーダーっぽい人もついでに倒してしまうと
時間がかなり余りますので、特に戦う様子は見せません。

リーダーっぽい人は褒美だと言って、戦闘員に剣を刺し、力の一部を与えています。
結構ぶっすり刺さっていますが、戦闘員は悲鳴はあげているものの死んでません。
彼らが死ぬ条件とか気になります。
放置されているボウケンジャー達は、刺された方の戦闘員を一斉射撃。
刺されたり撃たれたりな戦闘員ですが、今回も死なないどころかキャストオフとかして
トゲが増えた姿になっています。

トゲトゲ戦闘員はおもむろに口から火の玉を吐き出し、ボウケンジャー達を攻撃。
狙いが微妙に逸れたのか、ボウケンジャー達の後ろ3mぐらいの所に着弾しますが
それでも爆風で吹っ飛ぶボウケンジャー達。

リーダーっぽいのはトゲトゲ戦闘員を連れて立ち去ってしまいます。
2〜3歩前に進んだだけで逃がしたかと言っているボウケンジャー、
最初から追いかける気があったのか微妙なぐらい諦めるの早いです。

レッドは戦闘員がトゲ化したのも小説の記述に符合する為
気にしているようです。
虫や動物を戦わせるのは古代中国の呪いにもあると
多分遠まわしに単なる偶然である可能性を指摘するピンク。
確か蠱毒とか言う奴です。
レッド以外は小説と敵の行動の関連性は薄いと考えている模様。
ですがレッドは小説家の所に直接話を聞きに行ってしまいます。
出版社は通しません。

財団の名前を持ち出したようで、普通に応対してもらっているレッドですが
話の内容がネタ提供でなかったため、単なるファンとして扱われる事に。
後で財団にクレームが行きそうです。

レッドは小説家に、昔は冒険や英雄への憧れが有ったのに作風が変わったとして
着想をどこから得たのか聞いてみます。

小説家は自分の想像で書いたと回答し、
雑誌の最新号にサインをしてやって
レッドを帰そうとします。

書斎に戻り本を探す小説家ですが、
何故か仕舞ってある古い本を開いたりしています。
それ絶対最新号じゃないです。


 基地の訓練室でデュアルクラッシャーと言う新しい武器を試し撃ちしているイエロー。
ちなみにイエローは変身していますが、後ろで見物しているブラックは生身です。
イエローが的に向けてデュアルクラッシャーを撃つと、反動でイエローは後ろに吹っ飛んでしまい、
出た弾というかビームも明後日の方向に。

反動を吸収するアクセルテクターが必要であると結論付ける
メカニックですが、最後の材料が届かないとかでまだ使えないようです。
そこにレッドが帰ってきて、最後の材料が「サラマンダーの鱗」だと聞いてビックリして
材料の表示されたモニターに駆け寄ったりしています。
レッドのいきなりな反応に周囲はもっとビックリ。

小説の最新号にサラマンダーの鱗を使ってドラゴンを誕生させると言う話があるのだそうです。
そのプレシャスの場所などをメカニックに聞くレッド。

ちょうど船からトラックに積み替えられている所だったっぽいサラマンダーの鱗。
何トンか詰めそうなトラックに、ケースと台コミコミで50×50×120センチの荷物を搬入する運送の人。
他の物をもっと積むか、普通の乗用車で運ぶかどちらかに変えてください。
ガソリン代も高速代も無駄にかかってしまいます。

そこに赤いののリーダーっぽい人がトラックの前に出現、
運転手が車を止めて降りてきたところで、トゲ戦闘員が積荷のサラマンダーの鱗を持ち出し、
リーダーっぽいのに渡しています。

ちなみにトラックに乗っていた人は1人は逃走、1人はリーダーっぽい人に殴られてダウン。
生身で怪人の範疇に入る人に殴られて大丈夫か心配ですが、
画面に映っているサラマンダーの鱗が長径20センチぐらいの平たい楕円なので
むしろこんなの運ぶのにトラック+人員2名かける財団の金銭感覚のほうが心配です。


 そこにボウケンジャー登場。
リーダーっぽいのの指示でトゲ戦闘員がボウケンジャー達に殴りかかってきます。
ブルーあたりが殴られて倒れ、ブラックがラジアルハンマーで戦闘員を殴りますが
ぶつかる甲高い音が聞こえるだけで戦闘員はびくともしていません。
戦闘員に片手でハンマーを止められて、もう片方の手のパンチを貰ってしまうブラック。
次にイエローが戦闘員に飛び掛ってシャベルで殴りつけますが、
やはり堅いようで攻撃は効かず、イエローは戦闘員に投げ返されてしまいます。

レッドは何か思いついたようで、戦闘員に斬りかかりながら、
仲間のボウケンジャー達に背中を向けるように上手く押さえつけて
背中を撃つように指示を出します。

言われた通り撃ってみた所、効果があり驚く一同。
やはり小説通りだと言って、ダメージを受けた戦闘員と再び戦い始めるレッド。

ちなみにサラマンダーの鱗を持ったリーダーっぽいのはその辺に居るのですが、
みんな無視です。
多分冒頭で無視された仕返しです。

レッドが小説がどうのと言っていたのを気にするリーダーっぽいの。
リーダーっぽいのはレッドと戦闘員の間に割って入り、
レッドを攻撃して戦闘員から引き剥がし、
ボウケンジャー達にも攻撃をして足止めをさせて
戦闘員と共にそこから離脱していきます。

変態したばかりの獣は露出した背骨が弱点である、と小説の内容を口にするレッド。
レッド、小説の文章を丸暗記ですか。
どれだけ読んだのでしょうか。

冒頭でアイスクリームコーンに呼び出しに応じない事で文句を言われていましたが
もしかしたらあれは最初ではなかったのかもしれません。


 小説家の家に行っているレッドと何故かブラック。
ブラックは小説通りに事件が起きているとして、やけにヒートアップしながら小説を問い詰めようとします。
ブラック、最初全然小説と事件の符号を気にしていなかったのに、いまやノリノリです。
頭の切り替えが早いです。

レッドはブラックを落ち着かせ、小説家に何故今この小説を発表しているのか聞きます。
小説家は、今迄英雄を書いてきたが、世の中英雄がおらず、
くじけてたり自己中心な人ばかりだと前置きし、
昔からドラゴンを想像していた人類は
全てを破壊するドラゴンに憧れているとして
英雄も冒険も無い時代など滅ぼしてしまう作品を書くのだそうです。

世の中英雄だらけだったら英雄の小説を書くのでしょうか。

レッドが小説家に反論しようとすると、他の部屋から物音が聞こえます。
小説家が書斎に行くと、最初から散らかっているので荒らされているか何だか
イマイチ分からないですが、侵入者を見かけてしまいます。

手記は返してもらう、と古い本を手にしているリーダーっぽいの。
私の妄想が形になったのかと言って、リーダーっぽいのを触ろうとする小説家ですが
殴られてダウンしてしまいます。

非戦闘員に対し随分大げさな反応ですが、触っちゃマズイ事でもあるのでしょうか。
例えば鬘が取れてしまうとか。

あとリーダーっぽいの、レッドが小説の話をしたのを聞いて行動したのだと思いますが
1.該当する小説を探す
2.小説家所在調査
3.小説家宅侵入
という手順でしょうか、何だか大変そうです。

外に逃げたリーダーっぽいのを追いかけるブラックと、小説家を助け起こすレッド。
レッドは持ち去られた物が何か小説家に聞きます。
何でも、100年前にドラゴンを生み出したいと思った男の手記だそうです。
ヨーロッパの古書店で見つけたそうで、
それに共感してドラゴンを生み出したいと思って
小説に反映させたそうです。
100年前ですから著作権も切れてて、存分にパクれるでしょう。

その本も中国の呪いみたいなのが載っているあたり、
更に元ネタがありそうです。

そして手記の話の先を聞くレッド。
小説家に拠れば、手記の内容が当たれば町が一つ消えてしまうそうです。
敵を見失ったといって戻ってきたブラックに、見失ったポイントを聞くレッド。
レッドは基地に居る仲間に、そのポイント近辺で高熱を発している場所を探すように指示を出します。

ところでブラック、わざわざレッドの元に戻って見失った事を報告していますが、
それ通信で良いですのでもっと早く知らせてください。

レッドの指示で端末をチェックするブルー。
すぐに熱源を見つけ出します。
このシステム、消防署にも導入しませんか。
火事とかすぐ見つけられると思います。


 倉庫のような建物内で、もうすぐだとか言っているリーダーっぽいの。
温度が2000度に達すると爆破が起き、太陽に等しい熱量が発生するそうです。
「熱量」だったら町どころか月とかも消える気がしますので「熱」の言い間違いだと思いたいです。

レッドに拠れば熱で溶けたサラマンダーの鱗が生き残った戦闘員にくっ付くと
戦闘員が巨大なドラゴンになるそうです。

良く此処が分かったな、とボウケンジャーに話し掛けるリーダーっぽいの。
小説家の家を探し当てた人に誉められてしまいました。

ボウケンジャーは変身し、リーダーっぽいのと戦闘。
そしてレッドはリーダーの相手に残り、残りは建物の中に入っていきます。

ボウケンジャーが部屋に入ると、スーツの耐熱限界も超えているそうでかなり熱くなっている模様。
金属なんかでもボチボチ溶けている温度です。
建物の耐熱限界も気になる所です。


 リーダーっぽいのと戦いながら、手記の正体について聞いてみるレッド。
本日のレッドは質問魔です。
しかし人に物を聞く態度じゃなかった為か、敵は答えてくれずに何処か行ってしまいます。

レッドは皆に戻るように指示を出し、ダイボウケンで食い止めると行っています。
サクっとロボに乗っている一同。
ブルーは押しつぶしちゃいましょうとか言っていますが、
爆発が逆に早まるとピンクに指摘されてしまいます。
引き伸ばしたら駄目ですか。

一方、「私が望んだから、世界は滅びる。」と困った様子で建物の近くを歩いている小説家。
良く此処が分かったなって言って貰えていないですが、
所持ツールを考えてもボウケンジャー達よりも難易度高かったと思います。


 爆発を止める手段が思い浮かばずに焦るボウケンジャー達ですが
レッドは被害を封じ込める方法があると言って落ち着いている様子。
レッドはミキサー車を呼び出すと、シャベルでその辺の土をすくって
地道にミキサーの中に入れていきます。
そしてミキサー車を左手に取り付け、ダイボウケンミキサーに。
爆発寸前で火が出始めた建物に生コンクリートをシュートし
モリっと埋めてしまいます。

すぐにコンクリは破裂してしまいますが、
中から出てきたのはトゲ戦闘員で、巨大なドラゴンでは有りません。
予想と違う展開に焦るリーダーっぽいの。
ボウケンジャー達は既にサラマンダーの鱗を回収していたと
種明かしをしてあげます。

どうやら3人で壁を作って、その陰からピンクがスコープショットで鱗を釣り上げていたようです。
気付かれなかったのはトゲ戦闘員が多分のぼせていたからでしょう。

「プレシャスの保護が、私達の任務ですから。」とすまして鱗をレッドに手渡すピンク。
建物の保護は任務で無いので問題無いようです。

そして名乗をあげているボウケンジャー。
ちなみに近くに来ている小説家は変身シーンとか見学しています。
さっき近くでコンクリが爆発していましたが、ノーダメージだったようです。

火の玉を吐き出すトゲ戦闘員に、1人突進するレッド。
先ほど背骨が弱点とか言われていましたが、正面から攻撃していきます。
しかしトゲ戦闘員も熱で軟くなっているのか、普通のキックとかで後ろに吹っ飛んだりしています。
そしてアクセルテクターを自分の手元に転送させたレッドは、
サラマンダーの鱗を裏側にはめ込み、テクターを装着。
そのままくっ付いています鱗。特に加工とかしないです。

デュアルクラッシャーをトゲ戦闘員に撃ちこむレッド。
ビームみたいなのに当たった戦闘員は灰色になって動きが止まってしまいます。
そしてデュアルクラッシャーのモードを変え、今度は全員でバズーカ方式の必殺技で敵を撃破。
トゲ戦闘員は爆発しますが、2000度で平気なトゲ戦闘員を爆発まで持ち込むには
何度必要なのか気になります。

時折無視された挙句、フンとか言って去っていくリーダーっぽいの。
悔しがるぐらいなら、もう少し積極的に戦闘員を助けやっても良かったのではないでしょうか。


 化け物達を生み出したのは自分ではなかった、小説など現実には何も生み出さないのだなと
安心したような、どこかガッカリしているような感じの小説家。
何故か家に呼ばれていたレッドは、人類がドラゴンを想像すると同時にそれを倒す英雄を想像したと指摘。
小説で英雄を目指した沢山の子供は「現実」であると言って小説家をフォローしています。

「英雄、あるいは冒険者か。」とレッドに話し掛ける小説家。
ボウケンジャーの正体が割と順調に他人に知られていきます。
そして元ネタの古い本が持ち去られた小説家、ボウケンジャーをネタにするかも知れません。


 帰りながら、手記の正体について話し合っているボウケンジャー達。
先程の小説家の家にはレッドしか行っていないように見えましたが、
全員ついてきていたようです。

リーダーっぽいのが手記に従ったのか、とレッドが言った所
書いたのがリーダーっぽい人だったのかとイエローが言うと、
何か嫌な感じになって、とりあえず冗談という事にされてしまいます。
ていうか、もしイエローの想像が当たっていたら
リーダーっぽい人は少なくともバイリンガルです。

そのリーダーっぽいのは本を焚き火に投げ入れていました。
口から火とか吐けそうな人ですが、普通に焚き火を使っています。
本の中に彼らの攻略のヒントでもあったのでしょうか。
コピーとか取ってなかったのか気になります。

あと、本の間にヘソクリが挟まっていない事を祈りつつ
次回に続きます。