第48話


「人間を襲う大きな生き物」が現れたとの通報を受けて現場に向かう警察官。
どうやら都会らしく、地元の猟友会とかの応援はいないようです。
現場の廃ビルみたいな所を見ても特に何も見つからず、帰ろうとする警察官達ですが
天井からスニーカーが落ちてきたのに気付きます。
実は天井に1匹見たら30匹な感じの怪人がびっちり張り付いていました。

見ただけでショック死できます。

天井から飛び降りて警察官を取り囲む1匹見たら30匹な感じの怪人。
そこに剣崎君登場、ブレイドに変身し1匹見たら30匹な感じの怪人達を蹴散らして行きます。
ブレイドに倒された1匹見たら30匹な感じの怪人は
アルコールに火をつけたときみたいな炎になって消滅。
骨が見えたりする映画の白いのとはちょっと消え方が違います。
それにしても燃えた時のニオイとか想像したくありません。

あらかた倒したように見えてもすぐに第2陣に取り囲まれる状態で、警察官達を逃がすブレイド。
敵を殲滅するものの、疲れで倒れ変身も解除。
しかもすぐ次の出現の知らせが入ってしまいます。
ブレイドは接近戦主体なので相手が多いと負担がかかりそうです。
ギャレンだったらかなり活躍できたかも知れない状況ですが、
こういう時に消滅しているタイミングの良さが一種神がかりです。


 海岸に設置されている封印の石。
満潮の時とか慌てて移動したりしそうです。
封印の石からワラワラと飛び出してくる1匹見たら30匹な感じの怪人。
陸地に向かって行くあたり、海の生物はまだ安全そうです。
というか人間以外の生き物は襲っているのでしょうか。

虎太郎の家に連れて来られている虎太郎の姉と姪。
虎太郎は珍しく窓を施錠して、 此処なら大丈夫だから外は出ないようにと言って屋根裏から降りていきます。
確かに広瀬さんがいるので安心です。
あとこちらを貸し出したとなると、剣崎君は多分居間とかで寝るのでしょう。
剣崎君は知っているのでしょうか。隠す物とか大丈夫でしょうか。


 自転車を走らせている睦月の彼女とすれ違う女子高生の一団。
部活動の練習っぽいです。
すると案の定樹の上から飛び降りて部活動中の女子高校生を襲う1匹見たら30匹な感じの怪人。
女子高生を狙うあたりで、これらの怪人が始さんジョーカーの意思からかけ離れた存在である事が明白です。
そこにレンゲル登場、レンゲルは一匹見たら30匹な怪人を素早く倒し、女子高生達は無事でした。

状況的にナンパの一つもしたいところですが
居合わせた彼女が駆け寄ってきて怪人について質問とかしてきます。
戦いが終わると聞いていたのに大量の怪人が出てきていたのが気になるようです。
睦月は彼女に家に帰り学校にも行かないよう指示。
仲良く留年しろとでも言うのでしょうか。
睦月留年は確定ではないですが。

広瀬さんから連絡が入り、剣崎君のヘルプを頼まれる睦月。
敵が次々に湧いてくる状況に苛つきながらも現場に向かおうとする睦月ですが、
彼女が思わず睦月を止めようとします。
「必ず帰ってくる。」と言って出動する睦月。

ちなみに睦月が出動したのは夕方頃ですが
かなり周囲が暗い時間に戦っているブレイド。
睦月寄り道していませんか。

消耗が激しく変身の解けた剣崎君ですが、生身の状態で1匹見たら30匹な感じの怪人の包囲網を突破。
しかし前方にも出現する1匹見たら30匹な感じの怪人。
そんな中ようやくレンゲルが到着しヘルプに入り、前方にいた1匹見たら30匹な感じの怪人を倒します。
恐らく剣崎君の後ろに居ると思われる1匹見たら30匹な感じの怪人は割と無視です。


 虎太郎の家に戻りぐったりしている剣崎君と睦月。
睦月は1匹見たら30匹な感じの怪人が多いので
過労死する前に手を打たないといけないと考えているようです。
対症療法的な行動しか提案してこない剣崎君に対し、
睦月は「剣崎さんも分かっている筈だ。」とアレの発生原因がジョーカーにあると言います。
その発言で部屋が凍りつく中、虎太郎はPCに向かってルポの制作をしています。
かなり大きい文字で題とか入れているのですが、フォントいじりとかはまだしなくていいと思います。

ルポによればギャレンが消滅し、始さんが行方不明になってから大量のアレが出現したそうですが
映像とか見ると百匹とか千匹とかかなり大量に居たりするので
アンデッドサーチャーがフリーズしないか心配です。


 次の日姿を消している虎太郎の姪。
目を覚ました時に居なかったそうで、母親は店に戻ったのではないかと心配しています。
屋根裏なので降りる時にかなりガタガタいいそうですが、
あいにく昨晩雨が降っていたために音が消えてしまったのでしょう。
あと始さんジョーカーもハカランダ近辺に来ているようなので良いですが、
虎太郎の姪は始さんサーチャー搭載なので、店に戻っているとは限りません。

ハカランダへは剣崎君と睦月と虎太郎の三人が向かう事に。
広瀬さんは虎太郎の姉が外に出ないようにドアを閉めてしまいます。
ていうか虎太郎が剣崎君達と出ても有事の際はいかんともしがたい気がします。
しかも虎太郎、車を出すならともかく剣崎君のバイクのケツに乗っています。
虎太郎の姪を睦月のバイクのケツに乗せて回収するのでしょうか。
ちょっと危なっかしいです。


 始さんの部屋にいる虎太郎の姪。始さんが何処に居るのかと心配しているようです。
部屋で自分を映した写真を見つけ、笑みを零し写真を手にとろうとする虎太郎の姪。
その時上から物音がし、始さんが帰ったのかと階段を上ると、窓の外に「あけて」って感じで
アレが沢山張り付いていました。
アレがガラス窓を破ろうとしないのは多分隙間から侵入する方が性に合っているからでしょう。

しばらくしてスゴスゴとスロープを降りていくアレ達。
人数が多いのでこけると将棋倒しになるため、割とゆっくりめに降りてっています。

アレ達はハカランダのすぐ近くにいた始さんジョーカーを取り囲み、懐いています。
窓の外を見ながら始さんジョーカーと以前会った事を思い出す虎太郎の姪。
大変申し上げにくい事ですが、よく見分けが付きます。
色とかかなり近いので遠目だと何が何だかに見えそうですが、
もしかしたら始さんサーチャーの能力の一端で見分けているのかも知れません。

始さんジョーカーは河原みたいなところにアレ達を連いてこさせます。
「あの家には近付くな。」と始さんジョーカーに言われ、
なんで?って感じで首をかしげているアレ達。
「俺はお前らの親でも何でもない。お前らを生み出したのは俺の意思じゃない!」
と手近な所に居るアレを裏拳で殴る始さんジョーカー。

そして始さんジョーカーはカリスに変身してアレ達を攻撃。
始さんはこうやってアレの教育的指導をしているのでしょうか。
しかしこちらも数が多くて追いつかないというところでしょう。

「あの家にだけは誰も近づけない!」と叫びつつも、変身が解けてジョーカーの姿に戻ってしまいます。
「やはり駄目なのか。」と思い余って手の鎌で切腹してみる始さんジョーカー。

一方ハカランダに突入する剣崎君たち。
剣崎君が先頭で入ってきたと言う事は施錠していなかった可能性が高いです。
アレ達にドアを開ける知恵が無くて良かったです。

虎太郎の姪は無事でしたが虎太郎に怒られています。
素直に謝罪する虎太郎の姪が異常に思えたのか「何かあったの?」と尋ねる
虎太郎の姪から今迄色々な報復を受けて来た睦月。

黒い奴らが現れたが別の怪物に連れて行かれた、という虎太郎の姪の言葉に
緊急出動する剣崎君と睦月。
虎太郎と姪は徒歩帰宅決定です。


 剣崎君と睦月は座り込んでいる始さんジョーカーを発見。
「アンデッドが死ねるもんか。」と1人反省会しています。
始さんジョーカーが立ち上がって2人の方を向くと、影からまたアレが生まれ出てしまいます。
始さんを思いやる態度をとる剣崎君に気遣ってか、自分がジョーカーを倒すと言う睦月。
しかし始さんジョーカーはアレの呼称を普通に言っていたり
自分が勝ち残ったらアレが生まれる事を話したりして色々知っていたようで
先に教えておいて欲しかったです。

レンゲルに変身しアレ達を倒している睦月に
「まだ手はある!リモートだ!」と声をかける剣崎君。
キングのカードを取り出しリモートをしようとするレンゲルですが、
封印は解除できずカードは地に落ちてしまいます。

始さんジョーカーに拠れば52体封印するとバトルファイトは決するので
彼らを解放できないのだそうで、早く言ってくれよって感じです。
ていうか始さん、もしかして何か起こった後から知っている振りをして喋っているだけで
実は状況にビックリしてたりしませんか。

始さんジョーカーにどうすればアレ達を止められるか聞く剣崎君。
「答えは一つです!ジョーカーを封印する!」とアレ達を倒しながら口を挟むレンゲル。
その発言に剣崎君はブレイドに変身しレンゲルを退けさせ、
「俺がやる、俺の責任だ!」と始さんジョーカーにラウザーを突きつけます。
レンゲルを倒したのに何もリモートせず徳利メガネを封印してしまった橘さんの責任も
ちょっとあるような気がしますが、橘さんは橘さんである事がある意味免罪符になっています。

しかし今回も攻撃は寸前で止まってしまい、変身を解いてしまいます。
ていうか通常フォームで行くあたり最初からそれほどやる気じゃない感じです。
始さんジョーカーは剣崎君にビンタをかまして去ってしまいました。
剣崎君は頬の傷の血をぬぐった自分の手を見て何か思いついたようです。


 虎太郎の家では虎太郎と姪が戻っておりました。
外は危ないと言いながら高確率で徒歩での帰宅です。
広瀬さんに報告をしている虎太郎。
広瀬さんの見立てでは、虎太郎の姪は始さんを心配して出て行ったのだそうです。
その発言で、剣崎君と睦月が始さんジョーカーを追って出て行ったのだと今気付く虎太郎。

アレ達とジョーカー以外に何か怪物がいると考えていたのでしょうか虎太郎。
かなり悲観的です。

その話を聞いてサーチャーを確認する広瀬さん。
ジョーカーを補足したそうで、アラームが出なかったのは
最近アレが増えすぎて処理速度が落ちているのでしょう。


 始さんのところに追いついたレンゲル。
カリスには短時間しか変身していられないようですが、ヒューマンだと結構いけるみたいです。
レンゲルは始さんを封印するつもりで来ています。
エースアンデッドに乗っ取られている状態だったらともかく、リモートが使えない今はかなり不安です。

始さんは戦いを始めると意思と関係なく動くと警告を発しますが、レンゲルは始さんを攻撃。
始さんはジョーカーの姿になり反撃、しかも足元からまたアレ達が出現してしまいます。
「こいつらは全ての人類を滅ぼす。あんたが守ろうとしていたあの親子も。それでもいいのか!」とレンゲル。
そこで少し我に返る始さんジョーカー。

守ろうとしている中に親が入っているのか見ている方からは確信が持てないですが、
レンゲルの言葉がかなり効いたようです。

しかし「俺には止められない!」とレンゲルを攻撃しだす始さんジョーカー。
レンゲルはカード3枚コンボを試みますが、始さんジョーカーの反撃を受けて変身解除。
波打ち際に倒れて気絶してしまいます。
これもまた満ち潮が怖いです。


 広瀬さんの連絡を受けてからかもしれませんが倒れている睦月に駆け寄ってくる剣崎君。
それまでは放置だったのでしょうか。
睦月は剣崎君にジョーカーを倒せるのはあなたしかいないと言って再気絶。
確かに最強の人は残念ながら相手を封印する能力がありません。

相変わらず海岸に設置されている封印の石。
そこからもアレ達が出てきます。
そして石の裏から姿を見せる始さんジョーカー。
始さんジョーカーはヒューマンの姿になり、
「来い剣崎。俺を封印するのはお前だ。」と1人で言っています。

そこで喋っていても剣崎君には聞こえないと思います。
電話を持っているのですから電話で呼び出した方が良いです。
もしかして圏外ですか。

あと、始さんジョーカーと封印の石が別の場所にあるとアレ達の出現ポイントが2箇所になって面倒くさいので
同じ場所に居るのは良い事だと思います。

ところで何処もかしこもアレ達が出現して世間一般外出もままならない状態になったら
ピザ屋とか注文が殺到しそうです。
多分気合で営業する店が続出します。