第42話


 偉そうなお方に封印の石を見せられショックを受けているお姉さん。
自分が戦っている時に何故石が現れなかったのかと悔しそうに石を叩いたりしています。

現在の戦いが自分のものだからだと説明する偉そうなお方。
「不幸な事故」によって発生した今回のバトルに
神の意思は介在していないそうです。
大抵の宗教より守備範囲が狭い神です。

アンデッドを封印出来ないため、自分が勝者になれないという事を思い知らされるお姉さんですが、
偉そうなお方にライダーを倒す力を与えようと持ちかけられても
操られるのを良しとせず拒否。
そしてライダーとアンデッドの両方を消そうとする目的を問い詰めようとしますが、
偉そうなお方の持っているカードに気付き怯えるお姉さん。
カードの図柄が不明ですが、既に残りの3枚は割れているので
それ以外のものになります。
映画のか予備カードの線が濃厚ですが、
リバースやスキップやドローツーではいけないという法律も無いです。

部屋に入ってこようとする研究員を突き飛ばして出て行ってしまうお姉さん。
偉そうなお方は特にお姉さんを追ったりはしないようです。
そう言えば偉そうなお方は、お姉さんには改造(?)の希望を取ったりしていたわけですが、
前回出て行ったニコイチ怪人も了解を取っての改造でしょうか。
だとしたら意外と紳士です。


 自宅で偉そうなお方の事を調べている虎太郎。
食事をとりながらの調べ物で、皆に心配されています。
調べると消されると噂の偉そうなお方ですが、家で簡単に調べられるのですか。
あまり厳しく口止めするとかえって話が外に漏れやすくなるのでしょう。
現に出版界では偉そうな方を知らぬ者は居ないぐらいの勢いでした。
そのうちベストジーニスト賞とか取りそうです。


 その時アンデッドサーチャーのアラームが鳴ります。
虎太郎を突き飛ばし(手加減しているので50000AP)モニタの前に陣取る広瀬さん。
映し出されたアンデッドはカテゴリーが特定出来ません。
しかしブレイドとカリスは全部封印し終わっているので、ギャレンかレンゲルの持ち分なのは間違いないです。

ちなみに虎太郎の安否は今のところ不明です。


 前回のニコイチ怪人と戦っているレンゲル。
そこに剣崎君がブルースペイダーで駆けつけて来ます。
最近ギャレンやカリスが付き合い悪いです。
加勢を拒否するレンゲルですが、剣崎君は全然聞く耳持たずに変身して参戦。

ブレイドに手柄を取られまいとしているのか、レンゲルはムキになってニコイチ怪人に攻撃、
それにより転がったニコイチ怪人ですが、追い討ちをかけようとするレンゲルに針の付いた器官を伸ばして毒を注入。

これが中が剣崎君だったらライダースーツには穴が開いても
中身には針が刺さらないのですが、
睦月は苦しんでいるのでちゃんと毒が入っているようです。

レンゲルは変身が解け苦しみながら倒れてしまいます。
ニコイチ怪人は姿を消して逃走。
ブレイドは睦月に駆け寄り名前を呼びかけますが、苦しんでいるばかりで治りそうな気配はありません。

虎太郎の家で睦月を介抱する事に。
何故か来ている橘さんに事の顛末を話す剣崎君。
橘さんはお姉さんとも徳利メガネとも違うアンデッドの話を聞いて、
「後は頼む。」と出て行ってしまいます。
橘さん、特に今まで何かしている様子はないのですが、とりあえず頼まれました。


 その辺を歩いていて徳利メガネに取引を持ちかけられる始さん。
徳利メガネが始さんを呼び出したのか単に待ち伏せしていたのか
少々分かりにくいですが、どちらにしても何となくメガネが気に入らないのか
始さんはカリスに変身、徳利メガネに攻撃を仕掛けます。


 睦月のアジトに来る彼女。
お弁当持参で前回レンゲルに驚いた事を謝りに来たようです。
しかし睦月は不在、代わりにお姉さんが居ました。
「何故だ、何故お前達だけが繁栄を謳歌している。
我が種族は世界の片隅で生きていかなければならないのに。」
と八つ当たり気味なお姉さん。

片隅どころかレッドデータアニマルです。
三葉虫よりはマシレベルです。

そして睦月の彼女を追い払おうと変身して食い殺すと脅すお姉さんですが、
彼女はレンゲルで慣れたのか怖くないと主張。

そこに飛び込んできた橘さん、
慌ててお姉さんを突き飛ばして睦月の彼女から引き離します。

生身の橘さんの突き飛ばしなど、お姉さんなら本来はびくともしないと思うのですが
言う事を聞かない睦月の彼女にちょっとどうしようか考えていた所っぽかったので
もしかしたら彼女を連れて帰ってくれるかもしれない橘さんの登場は都合が良かったのでしょう。

「睦月が剣崎達の所に居る。病気なんだ、君に付いていて欲しい。」
と睦月の彼女に告げる橘さん。
睦月の両親には一言も無しです。
あと、そもそもあれ虎太郎の家です。

睦月の彼女が出て行ったので落ち着いたお姉さん。
橘さんあたりと戦うつもりも無いらしく人間態になり、
睦月の彼女が落としていったおにぎりを拾って
「これ、美味しかった。」と呟いたりしています。
橘さんもお姉さんの様子が普通のアンデッドと違う事に気付きます。
決して興味がアンデッドからおにぎりに移行したわけではありません。


 目を覚ましたものの、看病していた虎太郎に攻撃しだしたりして暴れている睦月。
スパイダーの意思に乗っ取られているのですが、何故か広瀬さんだけには攻撃しません。
睦月の意識が何処かに残っているのか、スパイダーすらも広瀬さんを敵に回す事を避けているのかは謎です。


 徳利メガネと戦っているカリス。
どうも力負けしている風なカリスに対し、
「俺と戦うのは無意味だ。お前達は互いに殺し合い滅ぶ事になる。」
と言いながら余裕で攻撃してくる徳利メガネ。
カリスはワイルドカリスにチェンジし応戦。
徳利メガネはワイルドサイクロンにかなり抵抗しますが
押し返すには至りません。
しかしワイルドカリスが徳利メガネを封印しているという様子は映されませんでした。

ところで始さん、徳利メガネの取引を凄い勢いで断っていましたが、
他の先物取引の勧誘でうんざりしていた所だったのでしょうか。


 何時の間にか外に出ている睦月と、それを追いかけて捕まえようとしている剣崎君。
睦月はときどきスパイダーアンデッドの姿になりながら剣崎君に攻撃したりしています。
あと何故か付いてきている虎太郎とイザって時の為の広瀬さん。

そして自転車で虎太郎の家を目指していた睦月の彼女が睦月に遭遇。
睦月を見て嬉しそうな表情になる彼女ですが、
病気と言う前情報に加えてこの時期に袖無しで外に出ている事を心配してください。

彼女をラリアット気味に自転車から叩き落す睦月。
剣崎君が追いついて睦月を彼女から引き剥がしますが、睦月はまたもスパイダーの姿になったりしてます。
しかし彼女はスパイダー姿の睦月に抱きつき、どんな姿になっても逃げないと言います。
前回と姿が違うのですが、予備知識無しにちょっと見たぐらいだったら
もしかしたら気付かないかも知れません。

スパイダーの姿から元に戻る睦月ですが、邪魔をするなと彼女を突き飛ばします。
自分から彼女に絡んだのは忘れています。

そして走り去る睦月を呼び止めようとする彼女。
剣崎君は彼女や睦月の様子をみて辛そうな表情をしていますが
彼女の横でボケッとなっていないで追いかけて欲しいです。


 そして睦月は今度はお姉さんにエンカウント。
「やっと見つけたぞ。」と睦月、お姉さんを探していたのでしょうか。

「アンデッドポイズンの効果か。」
睦月の中でアンデッド達が覚醒して戦う事しか考えられなくなり、
他のライダーに倒されるという筋書きをお姉さんから教わった睦月は
驚いている様子です。

「その前に私が倒す。」と変身して攻撃を仕掛けるお姉さん。
手加減してくれないとの宣言付です。
睦月はレンゲルに変身しラウザーを振り回しますが、
お姉さんは敵いません。

偽りのファイトに踊らされていた自分も戦う理由が無かったとして
自分と睦月が同じただの獣だと言うお姉さん。
レンゲルのブリザードクラッシュも真正面から受け、逆に足を掴んで放り投げます。
アンデッドの力を借りるだけでは私には勝てない、と微妙に指導しているお姉さん。
根本的に世話好きです。
レンゲルとお姉さんは殴り合いになりますが、ラウザーも落としてレンゲルが劣勢。
殴られすぎて転がるレンゲルにジャンプして飛び掛るお姉さん。
レンゲルは近くに落ちていたラウザーを拾ってそれを突き出すと、
お姉さんはそれに当たってしまいます。

苦しみながら尚レンゲルに手を伸ばすお姉さん。
レンゲルは警戒してラウザーをお姉さんの喉元に構えますが、
お姉さんはレンゲルのカードホルダーからプロパーブランクのカードを抜き取り、
「良く、やった。」と、自分から封印されます。
そしてレンゲルの手元にクラブのQのカードと何故かアブゾーバーが残されます。
アブゾーバーが防水仕様でなければアウトな感じですが大丈夫でしょうか。


 睦月を探す彼女と広瀬さんと虎太郎。
そこに始さんが合流。何があったのか聞いてきます。
おそらく先程の戦いで相手から何らかの情報を得てこのメンバーに接触をしているのでしょう。

店近くで大声で人を呼んで回っているのが居ると
ハカランダの客足がますます減りそうなので
苦情を言いに来たとかでは無さそうです。


 単独で睦月を探している剣崎君を呼び止める橘さん。
橘さんは剣崎君に睦月がもうすぐカテゴリーQを封印し、より強くなって現れると教えます。

剣崎君と橘さんが向かった先には睦月が待ち構えていました。
お互い何処に誰がいるか良く連絡が取れています。
「剣崎、橘。くたばれ。」と睦月はまたレンゲルに変身。
剣崎君達が到着するまで変身解いてくつろいでいたのでしょうか睦月。

「橘さん。俺やります。このままじゃ。」と剣崎君はレンゲルと戦う事にします。
剣崎君と橘さんは変身、襲い掛かるレンゲルの相手をしながら
「睦月、駄目だったのか。」とギャレン。
それより2対1も本当言うと駄目な気がします。


 その戦闘の場に広瀬さんチームも合流。
「(ライダーが滅ぼしあう、あいつが言っていたのはこの事か。)」と始さん。
しかし今回は見学席です。

そんな心配を他所に剣崎君はノリノリでキングフォームにチェンジ。
「ブレイド、俺のキングフォームを見ろ。」
とアブゾーバーを取り出しQとKのカードをラウズするレンゲル。
虎太郎は何故レンゲルがギャレンのアブゾーバーを持っているのか不思議そうです。
しかし他は割とノーリアクション。

レンゲルはキングフォームになる代わりに苦しみ出し、
いつもの変身の時に出る光とそれに似た黄色い光をくぐり、
睦月の姿に戻る一方でスパイダーアンデッドが睦月から分離して出現します。

どうやらカテゴリーKとQである雑貨屋男とお姉さんがカテゴリーエースの封印に力を貸してくれたようです。
「光と闇に操られるな。自分の中に両方抱えて戦い抜け。自分との戦いに終わりは無い。」
と睦月のイメージの中で助言してくるお姉さん。
でも睦月、お姉さんには頷くだけで何も言わず、雑貨屋のほうだけ声を掛けていて
その辺に彼女が居る事に気付いているとしか思えない慎重さです。


 変身していない姿のままスパイダーの攻撃を受ける睦月。
ギャレンは睦月を心配しているようですが、ギャレンがスパイダーを封印しても
元の木阿弥なので手を出せません。

しかし睦月は今度は時々タランチュラの姿になりスパイダーに掛かって行きます。
「あれは嶋さん!」と気付く広瀬さん。
どうやらイメージ映像ではなさそうです。

睦月の彼女はレンゲルとスパイダーとタランチュラを見分けられるか心配です。
「貴様を封印する!」という睦月の台詞に反応を見せるブレイド。
睦月が正気なのに気付いたようです。
睦月にキングラウザーを投げて寄越すブレイド。
人に向かって刃物投げないで下さい本当危ないです。
睦月は向かってくるスパイダーをキングラウザーで一閃。
睦月のすぐ後ろでアンデッドには珍しいレベルの大爆発が起きます。

多分袖なしで寒かった睦月もちょっと温まったと思います。
バックルの開いたスパイダーを改めて封印する睦月。
カードの柄の今まで紫だったあたりが金色に変色しました。

今まで橘さんが封印してきた多くのカードは大丈夫なのか
帰ったら見直しておいたほうが良さそうです。

睦月に寄って来てねぎらいの言葉をかける剣崎君たち。
睦月の彼女も睦月を労わっています。
それにしても彼女、本当に逃げませんでした。半分感覚が麻痺してきていると思います。

「橘さん、あの人はわざと俺に封印されるつもりで?」と睦月。
橘さんはお姉さんに言われてアブゾーバーを貸し出したそうです。
「私を信じてくれ。」というお姉さんを本当に信じてくれた橘さん。
騙され癖がここに来て役に立つとは思いませんでした。

「不思議なアンデッドだったな。」と自分を棚に上げて橘さん。
「俺がもっと強ければ」と涙を流す睦月。
彼女が睦月を慰めるように抱きついてやってますが、
それはちょっと心が広すぎるキライがあります。

あと睦月にアジトにされた飲食店(マンガ肉が名物)の人達も
多分残念がっていると思います。

ていうか睦月、リモートを有効に利用してください。